147 書架の鳥籠
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シメオン君は、その人形と一緒ならば
寂しくはないのかい?
行くあてがないのならば、
…私の助手の席はいつでもあけておこう。
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見れば分かるって、酷いだよ。
[むぅ、と口を尖らせて今度は腹を隠そうとするも、徒労に終わった。]
(142) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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[背に向けられた言葉は、私にしか届かない、聞こえない声で。]
…、無論だ。
最初からそのつもりで、――
[は、と一度そこで息を吐いてから]
サイモン君を人形にするつもりで
私は探しに行くのだよ。
最期に言葉くらいは、交わしたいものだ。
人形じゃないよ、ゲルト。
[むすっ、幼子のように感情豊かに声音が変化する
そう、これは人形じゃない、ただの人形じゃない]
ゲルトと一緒にいて寂しいわけないじゃん
[そう、だから僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない
僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない
僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない]
……オズがどうしてもって言うなら、なってあげてもいいよ
[暫く間を空けて、そんな風に返した]
最期?
[変なの、サイモンが死ぬみたいだ。またくすくすと笑う]
行ってらっしゃい。
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人形、だか?
[ホリーの質問>>128に、思案顔。 記憶を探って首を横に振った。]
いんや、ねえな。 おら、ここに来てから殆ど移動してねえし。
(145) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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失礼。ゲルト君であったな。
[距離がいくらはなれていようとも、
この聲だけは、届くのもまた魔女の力なのか。]
寂しくないのなら、
もう少し楽しくするといい。
[間をあけて返る言葉に、口元を緩ませて、ふ、と笑う気配。]
ここから出れば私は名探偵なのだよ。
助手は私に必要不可欠な存在となるであろう。
ゲルトは優しいから怒ってないよ。
[弟の名前が呼ばれれば嬉しそうにそう言う、ポケットの上から人形を撫でた。]
うん。
サイが終わったら次は僕の番かな?誰にしようか選んでおくね
[明日の服を選ぶような調子でそう言って見送った]
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願いを叶えて貰ったら、死んでしまうってことだべか……?
[「すんで」と発音した推測が、ぽつりと零れた。 彼女は積極的に動かない。 「探す」人がいるのなら、ここで「待つ」心算でいる。**]
(152) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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カトリーナは、ホリーは人形を見たことがあるのだろうか……と思った。
2013/10/06(Sun) 00時頃
サイモン君、
…私は悲しいよ。
君との別れが、このような形になるとはね。
ああ、本当に。
実に ――― 。
ティーシャが人形になったら
きっと可愛いんだろうなあ。
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