人狼議事


236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】

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【人】 墓荒らし ヘクター

[苦痛と息苦しさは、暫し男から思考も抵抗も奪った。
漸く、喘ぐまでに僅か回復すれば。
視界に、傷を負った男の様に歪んだ笑みを浮かべる。]

 ── ……Apre sa, ale nan lanfè <地獄に堕ちろ>

[呻くように口にした言葉は、効力こそないものの呪いの言葉。
左腕を留められた態勢になれば、漏れそうになる呻きを奥歯に噛み締め。
するすると気配を殺す蛇が地面を滑るのを視界に掴む。]

(128) 2015/08/26(Wed) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[投げ捨てられた杖の残像のみ視界の端に知り。
僧衣が、素早く身を翻すのを眼に捉える。
だが、この男相手に真っ当には抗えまい──
──それを悟れば。]

 ── Touye <殺せ>

[喰いしばる奥歯から、その呪文を発した。
命じると共に、黒い影が僧衣目掛けて跳ぶ。
苦痛にかすれた視点、その的はおそらく定め甘く。
蛇を放つことに賭ければ、男の当て身をかわす算段はなく。
まともにそれを受けて地面に転がり倒れる。]

(135) 2015/08/26(Wed) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[身を転がす地面。
相手が、痛覚を訴える短い声を上げ首筋を払う素振りを眼にすれば。
見上げる態勢のまま、低く声を漏らし笑う。]

 こっちの台詞だ。……蛇くれぇじゃ生温かったな。

[未だ途切れ途切れの呼吸。
踏み潰される蛇が、やがて擦り切れた千切れた黒い革の切れ端に戻るのを見詰め。
拾い上げられる件の切っ先から、男の顔へと視線を上げる。]

 ……あぁ。あんたらにはな。
 俺も、あんたらの教えとやらは、理解に苦しむけどよ?

[歩み寄る僧衣を見上げ。
その爪先が前にする地面に唾を吐く。]

(139) 2015/08/26(Wed) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[竜、という言葉を聞けば、厩で目にした銀の髪が過る。
その傍らにあった、静かに従う巨躯。
だが、その後に続く言葉を聞けば、僅かに眼を見開き。
鼻を鳴らし忌々しげに笑い捨てる。]

 ……大した聖職者もあったもんだ。
 教会の暮らし、ねぇ。溝さらいっつったか。
 あんたが居る其所こそ、臭ぇドブだろう。

[突き付けられた剣先の向こうにある、冷ややかな眼を睨む。
脅しの言葉を耳にすれば、暗く淀む笑みを浮かべて。]

 奴は──……、誰にも気付かれずそこに居やがる。
 俺が知ってるっていやぁ。
 
 ──……どうせ、あんたもいずれ死ぬだろうって事くれぇだよ。

[── Twò ta <手には負えない>
そう、呪いをかけるように囁いた]

(149) 2015/08/27(Thu) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[語られる言葉を、苦しい息を吐きながら聞く。
その僧衣を纏う男が、今までに何を目にしてきたのか。
それは、一瞬頭の中を掠めるように。
だが、並べられる飾られた言葉を鼻で笑う。]

 ……お説教は、仕事じゃねぇんじゃなかったのか?

[──異端の咎。
善悪など、関係はない──昔に、同じように聞いた言葉。
それを耳にした後、男は語らず。
逃げることも叶わないと既に悟っていれば、身動きも止めた。]

(155) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[耳にした、粗野な言葉に。
眼を細めて男の姿を確かめるようにしただけで。

剣先が身を貫けば、それきり。
横たわる男は、路地の砂利の上。
動かなくなった。
近付く他の気配は、知ることなく。]*

(159) 2015/08/27(Thu) 01時頃

― 深夜のこと ―

[宿に戻るまではオーレリアと共にいただろう。
 宿の部屋に戻って眠りついた後。

 悪魔がメルヤの体を操り、行動を開始した。
 メルヤの意識は眠ったまま]


[厩で眠るオーレリアの元へと足を運ぶ。
 人が人ではない気配をまとって近づいたことに、ラスタバンは警戒の唸り声を発した。
 その声でオーレリアが起きたとしてもとき遅く。

 メルヤの金の瞳が夜の中で光った]



 オーレリア。

[呼びかける声はメルヤの声に、なにかノイズが混ざったようなもの。
 悪魔が寄り代を変えるときに、前の寄り代が死ぬのは、命がすべて奪われるからだ。
 取り付かれてしまえは、死からは逃れられない。
 ただ、悪魔がずっと憑いたままなら、生き延びられるだろうけれど。

 悪魔が憑いていることを知らないメルヤに、乗り換えようとする悪魔を阻止することなどできるはずもなく]



[オーレリアがなにかしら抵抗したとしても。

 悪魔は、古い体を捨てて新しい体へと、移動した]



[悪魔が抜けたメルヤの体がぐらりと傾ぐ。
 厩に倒れた体に、もう息はなかった。

 怪我をしていた傷口が開いたかのように血が包帯を赤く染めていく。
 
 メルヤの意識は眠ったまま。
 死すら眠りのうちにもたらされた**]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2015/08/27(Thu) 01時頃


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