139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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[赤黒い音が、唆す。]
……驕るものなど、この地に不要……。
[それは確かに望んでいたことだ。だが]
アラハバキ……?
[何かを思い出しそうになる。]
『そうだ。名だ。貴様の名だ。』
[それは最早、本能だった。
痺れて揺れて絡め取り、罵り嘲り痛めつけ、
そうして”音”は血肉を得たのだろうか]
誰も皆、綺麗なんかじゃない
綺麗じゃなきゃ、いけないはずなんてない
呼んだというなら全ての神が
音を拾ったわたしはせめて、あなたと共に
[揺蕩うような意識の中で、手を伸ばす。
憎々しげな言霊たちが、音となって苦痛を運ぶというのなら。
慰めにもならない言葉をどうか、彼の神の下へ*]
名……。
いや、いやだ、違う……。
[この音は一体何なのか。]
誰か……。
[この音は、己にしか聞こえないのか。
まさか、まさか、障られたのか。
この音の中にいるのは、己だけなのか。]
[喘ぎながらのばした左手が、柔らかくて小さな誰かの手にふれた*]
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[兄の悲鳴>>263は果たして耳に届いたろうか。 友の来訪>>257も、心配>>271さえも、終ぞ知らぬまま。
音にもならない譫言を、何度も何度も呟いて]
[もがき抱きしめるように伸ばした手 確かに誰かへ触れたのが]
[――夢か現か、*知りもせず*]
(274) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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