人狼議事


194 花籠遊里

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[まるで、櫻の前では見得を張りたいと言わんばかりの文句
彼の素直さに主張の激しい喉仏が緩やかに上下した。

花前でも微笑を取り繕っているばかりだった数日前に比べれば、
随分彼には色が増えた。やはり、彼には才能があるのだろう。

人を惑わす天性の才能が。]


【人】 看板娘 櫻子

 ……?

[見上げたベルさまのお顔は、なにやら耐えておられるようで>>47
 僕は何か変なことでも謂ってしまったのでしょうか。
 判らずに見上げることしか出来ません。]

 はい、牛乳をたっぷりといれたものが。

[勿論入れずとも飲めはします。
 外見のおかげで、まさか苦すぎるだなんて心配されているとは露知りません。
 二七の歳月を、どこかで止めてしまったような僕の顔は
 次々取り出されるくっきーの包みに
 それこそ幼子のように微笑みました。

 くるりと辺りを見回したのなら
 こちらを見ていた『花』を
 見つけられることは出来たでしょうか?>>41

(50) 2014/09/21(Sun) 22時頃

["丁"という花の名を借りたのは、己の全てを掌握するあの男が好ましく思えなかったからだ。

花籠の主。
誰よりも高みから眺めるあの男に、己は居場所を決められたのだから。

もう二度と聞きたくも無い名前でしょう?
其の意味を込めて、嫌がらせに、己は"丁助"に成った。]


[白に含ませる沈丁花の香も、以前の"丁"を真似た。

赤い蕾をつける花だから。
理由は後から追いかける。]


[花として生きる花たちを、自らと同じ立場だとい言うのに、何処か遠くに感じることがある。

馴染んで居るのか、居ないのか。

花らしく微笑みながら、世界は薄い膜の中。]


【人】 看板娘 櫻子

[ふと、耳が言葉を掬い上げました。
 水鉢の中に泳ぐ魚を白く細い指先が掬い上げるように
 それは静かに、僕の心の裡へと
 ひとつの違和感となって残ったのです。

 僕の、毒の言の葉は
 お茶会の席をひとつ、奪ってしまいました。
 断る声には、まるで興が削げたとばかり>>49

 ……───。

[秋の深まりを知らせるコートが、はたりと揺らめいて
 四角く切り取られた窓辺から離れて行かれます。
 此処は籠の『中』、そしてあちらは籠の『外』。

 謎掛けにこの時はまだ、小首を軽く傾げましたが
 僕の表情は、寂しげなものであったでしょう。]

(51) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……お気を、悪くされてしまったようです。

[櫻に毒など在りはしないのに。

 物騒な発言をしたのは僕自身です。
 櫻にも毒が在ればいいと、どこかで思ってしまったのです。
 『 』という毒があれば、いいと。]

 お茶、したかったんですけれど。
 僕はあの方に、嫌われているみたいです。

[彼の『蝶』の姿が見えなくなってしまってから
 言葉とは裏腹に落ちるのは微笑みでした。
 眉尻を下げ、しゅんとした表情でありました。]

(53) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[視線に捉えた焔の色も、どこかへ消えてしまわれました>>52
 射干玉を一つ二つ、伏せ。
 ベルさまへと向き直るのでございます。]

 行きましょうか。

[広間に行けば、お茶をお出しすることも出来るでしょう。
 ベルさまをお誘いしては
 呪詛に、種にと、植えた中庭を後にするのです。]

(54) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 22時半頃


ちょう。

[男の声は“丁”の名を綴る。
在るのは普段変わらぬ一階の奥。
揺り籠に揺れる宵闇の色。]

丁。

[花が何かに心奪われ。
根腐れ起こすなどよくあるお話。
“丁”も変わらず、その一人。]


 
 
[“丁”は替わらず、ただ独り。]
 
 


[男は思い出していた。
あれはいつの頃だっただろう。

雨の日か、
或いは雪の日か、
或いは曇り、
或いは月夜、

覚えてなどいないが
蕾の色と同じ色をした
ぬるつく“紅”に濡れていた。

沈丁花の香など掻き消えて。
淀んだ空気が満ちていた。]


丁、飛べぬ花。
飛ばぬ花。

[数多、花を刈り取る命下しても。]


飛ぶことなど、赦しはしない。


[男が直に刈り取ったのは“丁”一人。]


[同じ名を持つ焔花。
それが蒲公英であるというのなら。

男は、
綿毛のひとつ、
籠から飛ぶを、

赦さない。]


【人】 看板娘 櫻子

── 広間 ──

[広間まで、繋ごうと手を差し出されました>>57
 断る理由は何一つなく、喩えそれが誑かしているのだとしても>>48>>55
 僕はベルさまの指に指を添わせ
 広間へとやってきておりました。

 朧さんほどお茶をご用意するのも上手くはありませんし
 幾日と前に此処でもてなした『花』とは
 また違ったものを用意するでしょう。]

 くろわっさん!
 でも、びちゃびちゃになってしまいませんか?

[話を続けていれば>>56、笑みも元に戻りましょう。
 気になる言の葉からは、一時眸を背けておりました。]

(58) 2014/09/21(Sun) 23時頃

[それはまだ、雨が止んだ頃であったか。
珍しく一階奥の部屋にて、蝶以外の来客が通された。
一輪の花の迎えに、醜い肉塊が現れた

金は払った!
何処へ隠した!

そんな風な叫び声が部屋中に響く刹那。]


知らないねえ。

花は、人でも犬でもなんでもない。
首輪もなければ自由に咲き、自由に枯れる。

あれは元々、根を張る花とは違ったのさ。
水面に揺れる、蓮の如く。

波間に浚われてしまったんだろうよ。


しかしだ。
そんなことはどうでもいい。
金は払ったというが、どうも勘定があわなくてねえ。

お客人、利子というものをご存知かな?

他から金を借りるということは、そういうことなのだよ。

払わずして消えた花の数年の利子、
払えるのなら全て揃えて頂こうか。

無くとも、払って頂こう。
言うだろう?


―――“人間外見じゃなく、中身だ”と。


[その後、その肉塊がどうなったか。
嗚呼さっぱりと覚えてなど居ない。
蛇から逃げ遂せたかもしれないし。
そうでないかも知れぬ。

今は揺り椅子に揺られ揺られて。
男は籠の中の
花の名を口にする。]


藤は今頃、どうしているのかねえ?

[罅割れた鏡花。
朧月を泣かす藤。

下町の空きを、しっかりと埋めていることだろう。
下方の孔も、しっかりと埋められていることだろう。
花籠がどれ程幸福な場所であったか、知らしめられていることだろう。

下卑た冗句。
きいきいと揺り籠は揺れる。]


……しかし、花も幾分と減ったものだ。

[ゆうら、ゆうら。
揺れる宵闇は *何想う*]


[彼の部屋か、あるいは館のどこかでか。

朧の姿を見つけると、己は彼に問いかける。
普段より落ち着きが無いと、心配させるかもしれないが。]

 ……朧は、此の花籠で長いよな?

 なあ、此処から、逃げ出すことは、可能だよな?
 金を貯めて、自分を買えば、叶うよな?

[困らせる問いだっただろうか。
それでも、問う。

借金を背負い、繋がれた楔から逃れる術を。

唯一己が縋った未来は、之までに叶えた事の在る花など居たのだろうか。
在り得ない幻だったのだろうか。]


【人】 看板娘 櫻子

 そう、なのですか…?

[びちゃびちゃとするのがいいらしい>>60
 ベルさまは不思議な御方だと思うけれど
 随分と味覚の方も個性的でいらっしゃるのかもしれません。

 取り出した甘味と、とうもろこしの香るお茶。
 緑茶でないのは、少しでもくっきーに併せてのことでした。
 もしかしてですが、これにクッキーを浸したりもされるのでしょうか。
 おずおずと、先程まで繋いでいた手を見詰めました。]

 美味しいなら、よかったです。

[ね、毒なんて入っていないでしょう?
 余計なことを謂わなければ、彼の『蝶』が座っていたかもしれない椅子。
 それに一度、視線を向けたのでございます。]

(61) 2014/09/22(Mon) 00時頃

[音も経てずに、ただ静かに霧雨は降る。

明日には『日常(いつも)』の朧に戻るため。
『普段』の花籠で揺れる花に戻るため。

もう二度と見れぬあの色に告げる。
左様なら、さようなら、と。

櫻の微かな香りと温もりを傍に、月は眠る。*] 


[焔色に違和感を抱きながらも、己の部屋を訪れたならば茶の一つくらいは出しただろう。

焔が月に問うは、『花籠』から出るための問い。
僅かに眉間に皺を寄せながら煙を燻らせれば、暫しの間が。
吸い殻を丁寧に落としながら、ゆっくりと口を開く。]


 前者はともかく後者は然り、だな。
 


[迷ったままの視線は焔と合う事は無かったのだろう。
己に投げられた言葉には微かに光が宿っているように思えた。
しかし。
それを叶えた花など、少なくとも朧が見た中では居なかったのだろう。
……自分が花になる前なら、あったのかもしれないが。
花主がそれをただ黙ったまま見送るのかどうか。

故に朧は、そうとしか答えることはできなかった。]


【人】 看板娘 櫻子

 とうもろこしのお茶です。
 炒った実を使って、お茶にするのですよ。

[かふぇいんが入っておらず、芳ばしい香が特徴です。
 素朴な味がして好きなのだと
 他愛もない会話の中に紡いだりもしたでしょう。

 僕の視線を集めていた指先には
 ちょこれーとくっきーではなく、筆胼胝がありました。
 小首を傾げながら話してくださる姿に
 僕は純粋な尊敬の表情を浮かべました。]

 お話をお書きになられるのですか!
 本を読むのも好きなんです。
 ベルさまのお話も、読ませていただけたりしますか?

[次のお土産には、甘い『夢物語』がいい。
 僕はそんな風におねだりをしたのでございます。]

(65) 2014/09/22(Mon) 00時半頃

 ――そうか。

[出された茶にも手をつけず、座して朧の紡ぐ言葉を待っていた。

抱いていた期待は、筋の通る話である筈だ。
大金の代わりにと繋がれた鎖なら、金で断ち切れると。

花籠に長くして、彼は己よりも多くの花を知っている。
其の彼の言葉なら、信じられる。]

 だよな。
 良かった。

[彼の懐に渦巻く疑問に気付かずに、焔はふわりと、微笑んだ。]


 お……
 おぼろ、僕は、何時か自分を買って、外に出たいんだ。

[之までに誰にも告げたことの無かった夢を、教えてくれた彼に打ち明ける。

其の為に今は耐えていると、言葉の裏は彼に伝わるかは判らないけれど。]

 答えてくれて、ありがとう。


【人】 看板娘 櫻子

 ……僕は、嫌ってなどないのですよ?

[優しく語られる未来が>>62
 僕の唇を少しだけ軽くさせました。
 ベルさまは「ヘクターさんは櫻子さんに愛着があるって言ってた」>>56
 そう、謂っておられました。

 それはあまりにも信じられるものではありませんでした。
 きっとこの優しい太陽が、僕に聞かせてくれる『夢物語』なのでしょう。

 僕だって嫌いなわけではないのです。
 ただ、ずっと苦手に思うだけで。]

 出来るでしょうか…。

[どうしたってそんな未来、想像など出来もしませんが。]

 ……出来れば、いいなって思います。

[隣に座り、甘味と飲み物とを並べて。]

(66) 2014/09/22(Mon) 01時頃

[ただ、ただ、苦手なのです。

 近付いてはいけないと、何かが警鐘を鳴らします。
 関わってはならないと、何処かが制止をかけるのです。]


 …───『嫌い』になれたら、


[どんなに、楽であったことでしょう。
 それもこれも、僕は花であるからだと。
 何方を好いても、何方を嫌ってもいけないのだと。
 その教えに生きているのだと、ずっと言い聞かせておりました。]


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