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[なんとか吸血鬼の腕から抜け出せば必死に包帯を抑えるもどんどんあられもないことになってきて]
な、な、なに!これ、なんなの……
[包帯とはまた違う白がその下から見え隠れし、訳も分からず人前で脱がされてる状況にそれは赤く染まっていく
叫べば注目されるから声を抑えるも根本的解決に至らず]
や、だ……
[あまりの羞恥に涙が滲んだ]
[見えない手がチェリーの体をこっちょこちょ]
ここがええのんかええのんか?
[完全に煩悩の獣となった俺は、魔法をフルパワーで発動させて、
包帯くるくる全裸パーティじゃああああいいい!!]
うわぁっ
っ、ひゃっ、や、やめ……あっ、やだぁ……っ、ん
[飛ばされた赤に引く暇も無く襲い来る見えない手に触れられ慣れてない身体をくすぐられ声をあげてしまう
その場に崩れ落ちるように座り込んでせめて他より厚く巻かれた下半身の包帯は死守しようと必死になりながら悶えて]
[マントの下に伸ばした手が、晒された脇腹をゆっくりとなぞる]
ほっそ。つーか、もっと血飲め。
[背中に手を滑らせて、背骨を数えるように動く手は、宥めるためと他の意味の中間のような辿々しさ。
耳に唇を寄せて、機嫌悪そうに囁いた]
いい加減泣き止まねーと泣かせるぞ。
[若干矛盾したことを言いながら、その白い耳に舌を伸ばす。
不味そうだし単なるおもちゃ扱いしかしてないが
乱暴なマーキングを兼ねた慰め方で、さらに泣かせて
さっきなにがあったかなんて上書きされて忘れてしまえと、独占欲なんだか斜め上の気遣いなんだか分からない思考回路で、耳のふちから内側まで、濡れた音を響かせる]
[
はぁ、幸せ....
[もふもふもふもふと。ぎゅっとにぎったり柔くにぎったりしながら頬擦りもして]
いいな、僕の翼もこのくらい柔らかかったら....
エキセントリック?トレイルが?
[
先ほどの話を思い出した。
シーシャの事を言ってるのだと。
まあ宴の席に包帯塗れで出席するのも
他人目にはどうかとは思うが、
あれがミイラ男としての正装だから致し方なし]
あの吸血鬼の坊ンはそれなりに良い階級持ってるからな
ああ見えて
[だから無礼講が許されるのだと説明しておく。]
俺達死神の食事なんて綺麗なもんさ
なにせ狼や狐みたいにガツガツ食い荒らす事はせんからな
[しかしまあ、彼らも拾う骨は残してくれるだろうが]
酒が入れば多少は羽目も外す。
嫌なら透けて逃げるなりしろ
[
身体こそ震えては居るが、魂を食らわれた相手を前に
こうもへらへら笑っていられるのは
この小僧、存外肝が座っていると感想を抱く。]
俺?楽しいよ
でなけりゃ、膨らんだ胸のついてる女でも漁りに行くさ
残念ながら、招待客は男だけだがなぁ
[確かルシフェルはバルックを伴侶としてるのだっけか
男色家だから男しか呼ばないのだろうか
それはそれでどうなんだ?と首も傾げたくなるが]
あ…?もうか?
[
確かに膝越しに感じる昂ぶりは、確かに随分育っているが
達するほどに弄んだかといえばそうでもない。
厭厭と駄々を捏ねるように首を振られ、一度舌を離し
どうやら感度は良好のようで、愉しげに口端をあげる。]
……どうして ?
[かぷり。耳を喰んだ。
何がどう厭なのかを言え、とそのまま耳元で告げて]
…小僧、…顔は逸らすなよ
誰に酸素を奪われているのかよく見ておけ
[
再び唇を合わせ、口からの呼吸も許さないと
上唇と下唇両方を閉じさせるように甘く噛んだ。
と同時、シャツから手を引き抜いて、
苦しげにジーンズの中心を圧迫しているチャックを下げ、
膨らみをありありと示す下着の内側にある性器を、
再び膝で押上げ、下方から揺らすように擦り上げ]
……ハ、
[視線の先には、今しがた達した箇所。低く嗤う。
タキシードのスラックス、膝にじわりと濡れた感触。
青年の下着はすっかり湿っていた。此処だけ生暖かい]
ふ、む……
[ちゃくちゃく、濡れた音を遠慮なく響かせながら
既に達している膝で尚も刺激して
飢えた雛のように舌を覗かせる青年の腔内を蹂躙する。]
…は、っ。
[顔の角度を変えると、唇の合間から悦と欲を孕んだ息が溢れた
どちらのものともつかないほど、互いに吐息を弾ませ
瞳を開けておくのも億劫で、視界を閉ざす。
そろりと舌を退かせかけた所で襟を掴む手に力が篭められた]
ん、……、ぅ
[まだ足りないと強請る雛に、仕方ないと眉を下げて。
首から手を離す代わりに、頬を、後頭部を撫でながら
搦め取られた舌をいいようにさせ、唾液を交配し合う。
―――二つの場所から、響く水音。*]
ぷは。
マセガキ、そんなにキスが好きなのか?
[
手の甲でぐい、とそれを拭った末に青年の熔けた顔を見つめ。
内股の辺りを摩る冷えた手に、ふるりと肩が揺れた]
ほう。
しかし手よりもこっちで堪能させて欲しいね
[てらりと濡れたままのサミュエルの唇を指先で辿り。
二本の指を差し入れ、自分の熱が残っている腔内まで伸ばして
親指と人差し指で舌を擽り、軽く摘みながら、「こっち」と]
ひっ?
[きつく握られれば痛みもあるのだが、
心得ているのか尻尾をもふる手の力は絶妙で痛みは無い。
痛みは無いが、くすぐったさと痛みの間。
酒のせいで我慢が利かずにぶわりと尻尾は膨らんで
ドリベルを包みこむ。
目の輝きを見ると、これは我慢しないとと思うのだが]
っ…うう。
[変な声が出そうになるのを堪えて、気を紛らわせようと
ドリベルの黒い羽根に手を伸ばす]
ドリベルの羽根もカッコいいぜ?
[鏡の前での騎士のように脇腹をなぞる手、驚き瞬いたと共に涙が頬を流れ落ち]
え、あ……う、うん。
ルーカス様も、血飲んで生きてる時みたいになった俺は、興味深いって……
[戸惑いながら頷いて、背中を這う手に反応しないよう心掛けながら意図を探るように吸血鬼の瞳を見つめる]
……え、えっと
[耳元に寄せられた唇、不機嫌そうな囁きの内容に固まった
いつもと違うものを吸血鬼に感じて、それの対処法をミイラ男は知らず。]
ぁ、……っ
しぃ、しゃ……な、なにして
[伸ばされる舌、耳元から響く濡れた音からは逃れようもなく
弱々しく吸血鬼の胸の辺りを押すものの、鼻にかかったような甘い吐息が零れる
悲しいことに、普段包帯の下の触れられることのない身体は感度が高い]
上手にできたら、
……もっともっと良いご褒美をやるよ。
[傲慢な態度は崩すことなく、丸椅子を手繰り寄せる。
その上に腰を下ろし、スラックスの前を寛げた。
薄布の上からも形が解る程度には男の怒張は上向いている
ペットでも呼ぶかのように手招いて]
こっち座れ。生憎と座布団の準備は無いが…
[自分の前を指し示し、床に座れと命じる。
タイル張りの床、冷えた感触はあれど青年の身も同じ事。
思い出したかのように外套を脱ぎ、ポケットから煙草を出す。
死神とはいえど酒も飲むし、煙草も好む。
嗜好品は人間と大差ないというのも珍妙だが]
……それとも野郎のブツをしゃぶるのは厭か?
ママのおっぱいが良いと言われた所で叶えてやれんが
[いいつけ通りにこちらへ屈んでくれば、
猫のように柔らかな頭髪を撫でることくらいはするつもり。
ジッポライターで煙草に点火。苦味しか無い煙を吸い込んだ
髑髏のパッケージの印字された煙草の箱を指で弄びながら
腔内に余った紫煙をふぅ、上へ向けて吐き出せば、空気は淀む。
背もたれの無い代わりにキッチンカウンターに背を預けた]
わぁ!
[ぼふん、と膨らんだ尻尾にビックリしながら三本のそれに包まれて上機嫌に]
え、そう....かな?
[動いていた翼はふわっと前に出てドナルドの元に擦りよる。ドナルドからも触られればくすぐったそうに体を震わせて]
――升じゃァ足りねンだよ。
[舌なめずり。
そのまま口を開いて、囲ったままのルーカスの指先を含もうかと。
ちらり見える舌の形は、人が持つそれと同様の。]
───あぁ、足りなかったかな。
それは失礼した。
[舐められる指を避けることはしない。]
それならば、もう一献……
[ちらりと覗き見えた赤い舌に、すぅっと目を細め]
……それとも、酒よりも……もっと別なものに酔いしれてみるかい?
まだ地面走るだけだから、空飛ぶの見ると羨ましいんだぁ。
[擦り寄る様に傍にある黒い翼。
艶やかな羽根を毛繕いの要領で舌で舐めてみた]
ひぁ。
舌痺れる…これもドリベルの魔力か?
[酒とは違うビリリとした痺れ。
上流階級の悪魔の魔力と言うモノだろうか]
なんか面白れぇ。
[酒とは違う舌の痺れが楽しくて、ざりざりと羽根を
丁寧に舐めていく。
尻尾はドリベルにもふられるままだが、心地良くなって
きたのかふわりふわりゆっくりと揺れる]
なにって、上書き。
[問いに答えながら、寄せた唇は耳から首もとへと滑り。
乱れた包帯ごし、犬歯が触れる]
いや、俺様だってこんなことしたくねーんだけどさあ。
他人におもちゃ触られたら嫌じゃん。上書きしたいじゃん。つーことでお前のせいな。
[にい、とやっといつもの笑みを向けて、彼の顔を見る。
怒るか、泣くか、困惑するのかと確かめるように]
咬んだら泣く?泣けよ。んで、さっきのは忘れろ。
[鎖骨の辺りに舌を這わせて、小さな裂傷を作り
滲む血を、舌で拭う]
まっず。
[けたり、笑って彼の髪をみだしてやろうと手を伸ばした]
え...やっ.....ドナルド
[擽られるようなもぞもぞとした感覚に体を震わせて尻尾に顔を埋める。]
....っ、くすぐ...
[ぞくぞくして首をふれば自然と尻尾に顔を押し付ける形になる。ついつい強めに握ってしまえばごめんと慌てて尻尾をさすって]
あ、悪ぃ。
[尻尾に顔を埋められて羽根から顔を離すが、
やりすぎたのか尻尾を強く握られて、ぶわと毛が逆立った]
俺こそ悪い。
くすぐったかった?
[俺もそうだぞ、とニヤと笑いながら今度は
尻尾に埋まった顔をぺろり]
ん…ゥ
[
細めた瞼の奥、瞳孔は相手を捕らえたまま。
甘い声で提案されれば、口から指を解放してにぃ、と嗤う。]
生意ィ気…
歩き回る必要もなーァ、なァなったら、
その首ずゥ…っと持っとけるんだけどねぇ
[酒瓶を呷る。
足りない。升に注がれた酒は少なかったが、酔いとは別の奥深い部分を刺激された。
きっと本当に"御里"に近いところの地酒だったのだろう。
含んだままの酒が唾液と混ざる。しれっとした唇に噛み付いた。
口端から酒を零しながら、いいよ、と呟く。]
そ、そういうことじゃなく、て……っ
[耳から首もとへ滑る唇、それにすら過剰に反応してしまう
包帯ごし犬歯が触れた、吸血鬼の捕食の対象では無い筈なのに何故
そうして漸く理由を理解するのだ。]
や、やめて
俺、玩具、違う……
[いつもの笑みに怒りたいのだけれど、戸惑いと怯えが入り交じった顔で力無い声
これから何をされるか分かってても止められず]
い゙っ……!
[鋭い痛みにぎゅっと目を瞑った]
うう……
[ここで泣いたらこの吸血鬼の思い通りで、それではやはり玩具なのだ。
もう既にこの部屋で弄ばれている姿はそうなのだけど、髪を乱されながらぐっと堪える]
[指が解放されるのと同時、ふ……と小さな吐息が零れた。]
そうだな。
外れた首をキミに抱えられるのは、大層心地よかった。
あの感覚をまた味わえるというのは……魅力的だ……。
[升を持つ指、酒を呷る唇に、熱を孕んだ視線を向ける。
唇が近付いてくれば、一度だけ、ぱちりと目を瞬かせたが]
……ん。
[口内に、唾液の混ざった酒が流れ込んでくる。
それを、こくりと喉を鳴らし、呑み込んだ。]
んん...ははっ、ごめんね
[顔を舐められればくすぐったそうに肩をすくませる。そうすればちいちが置いた水が目に入り]
お水きたよ!
[はい、とコップを渡そうともふもふした尻尾から顔を上げて]
[痛みの後じんわりとくるこの甘い痺れは彼が吸血鬼だからなのか、それとも]
しぃしゃ、のばか……
[こんなことをされるとは思いもしなかった、からかわれたとしてもいつも冗談で終わっていたのに
「さっきのは忘れろ」慰めのつもりもあるのだろうか、しかしこちらは再び恥ずかしい思いをさせられたわけで]
うー……
早く巻け……
[自分だけ変に反応してしまって馬鹿みたいだ、ちっとも紅潮が引いてくれない顔で睨む。
意識して低く発したのは普段なら絶対に彼に使わないような命令口調]
[強い酒の様に舌に残るドリベルの味がもう少し欲しくて
唇は追いかけるが。
そう言えば水を用意してくれてたんだと、ちいちを見る。
礼を言おうと思ったが、何だか取り込み中の様子に
口を噤んで代わりに]
ドリベルが飲ませてくれ。
[もうちょっとドリベルを味わってみたかった。
耳位なら齧っても良いかなと浮かんだ誘惑を押さえつつ、
期待の目をドリベルに]
え...
[意外な言葉に顔を真っ赤にしながらも、触らせてもらったのだからとその水を口に含み]
んっ....
[期待の籠った瞳に耐えきれず目を閉じてそっとドナルドの口に自らのそれをつける。
だが、口を開けば溢れそうだしどうしたらいいのかわからず困惑して未だ唇は閉じたまま]
んん
[うっすらと瞳を開けてどうすればいいのかとドナルドの方を見る。翼はしんなりと二人を包むように地面についていた]
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