204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―3F個室>>373― …… 努力は、 するよ。
[安心したような笑みに、つきりと胸が痛む。 困らせているだろう――と、フランシスは思う。 もう一歩、あと一歩の向こう側。踏み込み切れない。 癖触れるのを赦してもらえるから、こうして体温を感じて―――]
……っ、 ―― な、 …
[指先に感じる唇の感触だけでも息がとまるのに 濡れた舌が触れ、一瞬思考が停止した。 ぞくりと痺れ、頬が熱い。
ドナルドは何事もなかったような顔をして白く煙る外を見ている。 フランシスは指先に視線を落とし、大切なもののように握り込み苦しげに、切なげに眉を寄せる。
“――ずるい”
唇が、音をたてず小さく動いた。]
(384) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[返事が出来たのは、落ち着いた後。 >>368 フィリップに、]
……ついてるよ。 大切な……同行者だから。
[家族のような、兄弟のような――そんな、定義しきれない思いを其処に込める。]
……それは、嫌がると思うよ ラルフは君のことが――大切なんだ。
昨日は……止めても聞かずに 君のところに走って行ったんだよ。 ……困った子だろう?
[少し、困ったように笑んで見せる。 其処にあるのが友愛か、それを超えたものかは、 フランシスには測りかねて――でも、苦しそうに呻くラルフが>>372>>371 表情を変えたから、駆け寄りそうになった足を止めて、それが答えなのだろうか、と、思う]
(385) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……傍に、居られればいいのにな
[>>370フィリップに対する>>377 ドナルドの述懐を聞きながら、ぽつ、と祈りを呟いた。 この血を飼いならさない限りそれは叶わないこと。]
雪が、弱まったとして……君は、本当に 雪山を、越えられるのかい? 遭難なんてしたら、目も当てられない……探しにも行けない
[心配症は、此処でも顔を出す――雪山の恐ろしさを知っているなら、真っ当な意見である。]
……ラルフの説得は、試みてみる。 危険なのは、本当の事だから。
[ドナルドの謂うことも分かる。意見は尊重したい。
けれど、大切に思いあいながら喰いあうなんてことになったら、本当に、目も当てられない。遠いのに、鮮やかに思い出せる過去を、瞼の裏に思い浮かべる]
(386) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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『いいこじゃないトレイルのなかに つまってるものはなに?』
[瞬きしたトレイルの唇を、なぞる。 その中、聞こえない声に詰まったキラキラしたもの。 臓物に詰まったそれを吐き出させようとするみたいに、形を指先で確かめて]
『ぜんぶだしたら いまよりずっとたのしいとおもうよ』
[その楽しさは一瞬のことだとは。 トレイルは、僕やノックスを見て分かっているだろうけども。
僕はトレイルにも悪い子になってほしくて、そう文字を書いた。 食べられたい、なんて思ってることは、知らないけども]
(387) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……でも、危ないのは、ラルフも同じだから。
[止める、と謂うドナルドに、 少し心配そうな表情を向け>>379 それから、一拍、間をおいた。]
(388) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[キタナイ、モノだよ ニコラ。
幼いトレイルは、自らの口から出た汚い悲鳴を 記憶の底に封じ込めてきた。 ニコラの指先が、触れるから トレイルは薄く微笑みながら、首を振る。
汚いものは、嫌いだ ズレた音、出鱈目なコード 正確で美しい音を紡いでいたいのに 昨日も今日も、その声は出ない
文字を感じながら、トレイルは透明な音を紡ぐ]
(389) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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ドナルドには、まだ伝えてないことが、あってね。 寝てた時、話したことで…… …… 先祖返り って 話したこと、あったっけ……?
[ドナルドが眠っている時ラルフと話したこと。 足りない部分を埋めるようにフランシスは続けた。透明な声は歌を紡ぐようであるが、今、重く憂いを帯びている。]
……フィリップ君、それから……ラルフも“そう”なんだ。
[耳に、手を添える。耳を澄ます仕草。]
そういう人たちはね、――「遠吠え」って、おれは教わったんだけど 内緒話みたいなことができるんだ。
……ラルフは、昔からそれが聞こえていたみたい。 保護者なのに……気付かなかった。
[フランシスは、苦笑する。ラルフが「俺が教えなかったから」と謂ったとはいえ、気にしてしまうのがこの保護者の気質であった。]
(390) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[手伝ってくれる? 僕はとても、不器用だから
ラルフを食べたいとは思えない。 ただ、奪われる前に食べる そういう方法をニコラから学んだから。 大事なものを食べたら、後悔する ノックスが言っていた なら、大事でないものなら ――――きっと、楽しいままでいられる]
(391) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[今度は失敗しないように
――――喰らってしまおう**]
(392) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……本能が強いしるし、で、困ったものだけど。
いいことも、ある。 おかしなことがあったら、 すぐ知らせられる、とか。
……あのときのも、そうだったん、だよね?
[階段から突然駆けだしたフィリップ、 あの時は気づかなかったがきっと「声」を聞いたのだ。**]
(393) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[ドナルドの、フランシスの話し声がする。
ゆらゆらと意識が戻りかけて。
目覚めるのは――三人の話が、終わりかけるころ**]
(394) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[息詰まるような音色がフランシスのくちびるから漏れ聞こえる。 透明な声音を好ましく思えばこそ ピアノをこの指で奏でるように フランシスに触れてうたわせるはきっと心地よいだろう。 ひとかけものか分からぬ部分でそんな事を考える。
音たてぬ言葉>>384は白眺めるドナルドに届かない。 けれどそれは当人も自覚する本質のひとつ。
舌先には触れた肌の味が仄かに残る。 唾液を交え転がしてコクと咽喉が上下して。 もっと味わいたいと欲が擡げる。
欲紛らわせる術も理解している。 口で、とフランシスが言ったように 肉欲で昇華させるならば相手は誰でも問題ない。 むしろ、絆されすぎぬ相手の方がそれには都合よくも思える。]
(395) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[フランシスがフィリップに言葉向けるに耳を傾ける。 彼には彼の考えがある。 無茶はしてほしくはないけれど無闇に口は挟まずに。]
――……ン?
[ラルフも同じ、とフランシスが言えば>>388 きょとと不思議そうに瞬いた。 傷を負ったラルフを危険と認識できてはいない。 身内ゆえの欲目もあったかもしれないが 彼を傷つけた者を危険視する意識のほうが強く いまいちピンとこないように首を捻る。]
(396) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[続けられる話>>390を聞いていたドナルドの表情が次第に翳り]
フィリップとラルフが、先祖返り? 遠吠え、……ああ、だから、 悲鳴聞こえる前に、動けた、か。
[その情報に納得できる場面が過ぎり、なるほど、と頷く。]
気付かなかったのは俺も、だし。 何もなければ気付かれたくもなかっただろ。
[ぽつ、と零してラルフを見遣る。]
(397) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[少しの空白のあと。 また、彼の声が聞こえる。
聞こえた声に、僕はいつもトレイルがするみたいにニッコリして。 いいよって、言葉のないまんま答える。
僕はトレイルが僕よりもいい子だったら、できる子だったら。 きっとトレイルのこと嫌いになっちゃうから。 だから、トレイルの言葉はとってもうれしかった。
膝の上の卵が、ころりと動いて。 落ちないように慌てて抱えて、ぎゅっと握った]
(398) 2014/11/20(Thu) 16時頃
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[――“先祖返り” きっかけあれば同じものになる可能性をもちながらそれには気付かず、 この腹の奥底にある澱みを血族が抱えるものと同じと思っている。 昔の事があるから箍が外れやすい、それだけを認識して。
再び、窓の外へと目を向ける。 他の色を白が飲み込み染めつくす。
己の中の醜い澱みも雪ならば染めてくれるだろうか。 そんな詰まらぬことを考えて、自嘲の笑みを口許に湛えた。**]
(399) 2014/11/20(Thu) 16時半頃
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―3F個室― [>>395 もう片方の手で隠した指先に、 フランシスはひそやかに口づけ、 ちろりと舐める、それだけで 息が苦しく、――ずるい、ともう一度胸中で呟く。 欲はもっと触れられたいと誘い 獣は甘美な餌だと囁くようだ。 或いはあのまま、指先に歯を立ててくれても―――]
(ダメだ、いけない。でも、耐えきれなくて いつか、――手を伸ばしてしまったら)
[白に映える赤い髪、大人びた横顔。こちらを向いて欲しいと過るは、我儘だろうか。もう一度額を寄せてついた溜息は、震えて上ずる声が混ざっていた。]
(400) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[ひと通り説明をし、フランシスは補足を付け加える。]
―――……そういう、こと。 ……うん、だから、 ラルフが隠してたのは、 仕方がないこと、って伝えてある。
……ドナルドにも、 知らせておかないといけないと、思って。 何が在るか、わからないのだから
……吹雪も、まだ、弱まる気配がないし。
[さっきのことだって、想定外だ。 ともすれば自分が食われることもあるかもしれない。そんな不安にさせる可能性は、口にしないが――守るためならそれも方法の一つだと、思っている>>397]
(401) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[>>394 話はやがて、収束に向かい 吹雪が窓を叩く音が大きくなったころ]
……おはよう、ラルフ?
[目覚めにかけるのは、 やわらかな挨拶ひとつ**]
(402) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 17時半頃
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[階段の壁に背を持たせ掛け、今をじっと眺めている。
幼馴染とその一行が賑やかなのが、こんな時でなければ微笑ましく映るだろうに。 昨夜の一件以来、ノックスの連れが不気味な物体にしか見えない。
人の心と獣の性質。 その二つを持ち合わせているが故の後悔も、苦しみも、幼い笑顔には見られない。 少なくとも、忘れるには短すぎる時間であるはずだ。]
(403) 2014/11/20(Thu) 18時頃
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[だから続いたラルフの悲鳴と、それをもたらしたノックスの連れの行動に、驚くよりも先に納得してしまった。]
どういう躾してんだ、あの馬鹿…っ。
[舌打ちするも、己が駆け寄るよりも先に悲鳴を聞きつけた保護者が駆け寄ってくる。 犬がまろうぶような勢いで走って、周囲など見えていない。>>289]
(404) 2014/11/20(Thu) 18時頃
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バーナバスは、ベネットの謝る声に肩を竦めた。
2014/11/20(Thu) 18時頃
ベネットは、ドナルドの口元の笑みに、心が*騒ぐ*
2014/11/20(Thu) 18時半頃
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―アッシュローズ/1階中央湯殿寄り―
[プリシラの差し出す指輪に片眉をあげた。風呂で拾ったものといえば1つしかない。ノックスが棄てたものだ。>>343 『可哀想』という言葉に、家具職人としてのノックスが口元を緩ませる。
彼のささやかな声は聴こえなかったが。作られた指輪自体に罪はない。けれど想いが残る。そう、いつまでも。]
……プリシラ。
[立ち去ろうとする背に、名を呼びかけた。]
(405) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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……プリシラ。プリ、シラ。
[音を確かめるように繰り返す。 目の前の少年に似合わない、女の名を。]
ねぇ、プリシラ。例えばだよ。
君に『プリシラ』という姉が居るとしよう。美人で聡明で、とびきり歌の上手な両親自慢の姉。 けれど事故で死んでしまった。
両親は嘆き悲しみ、良く似た君を『プリシラ』と呼ぶようになる。愛しい娘に指輪を贈る。
それでも君は、姉として微笑んで、指輪を嵌め続けるかい?
君を君として見ていない両親の為に? それとも、死んでしまった姉の為に?
[姉の、妻の――…代わり、なのに?*]
(406) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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−2階居間−
…ったくよぉ、焦げてるじゃねぇか。
[ポトフの入った鍋を暖炉でかき回しながら、時折薪をくべる。周囲の騒ぎは剣呑な話になってきているようだが、寝袋を横に置いたまま、定位置に座っている姿は自然にある]
……結局、殺しちまってから気づくしかねぇだろうが。 一人か、二人か…… 結局は……
[暖炉の火がゆらゆらと熱をもって盛っている]
(407) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[内緒話の後。 卵を転がしながら、少しの無言。
卵をがじと齧る。 中に入った綺麗な宝石。 それを手に入れたことについて、後悔はない。
そりゃ、少しはがっかりした。 すごく悲しい、寂しい。 僕を僕だけを肯定してくれる大事な僕のディーン。僕だけが味方の可哀そうなディーン。 彼に二度と会えないんだって。理解したら、とても虚しかった。 いま手の中にある宝石だって、いつかは濁って、壊れてしまう。
それはとっても悲しくって、泣きたいのに。
僕は彼の時計を止められたことが。 彼が永遠に僕を裏切らないことが、嬉しくって仕方ない。
愛しいディーン。 彼は僕のことだけを考えて、あちらへ行ったんだ。 きっと]
(408) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[だけど、僕は悪い子になっちゃったから。 トレイルも悪い子になってくれないと、ダメだ。 だからラルフをトレイルが嫌いなら、僕もそれを手伝ってあげたい。 ああ、だけどきっと、ベネットもドナルドも、ノックスも。 ラルフがいないと悲しんでしまうのかな。 ベネットやドナルドが悲しむのは、この小屋を出たらわからなくなるからいいけども。 ノックスが悲しい顔をずっとしているのは、嫌だ。
だから、体を捻って。 ノックスの頬に触れて、ねえ、と声をかける]
ノックスは、ラルフが好きなの?
[小首を傾ぐ。それから]
僕らと、どっちが好き?
[続けて訊いてみた]
好きってね、ビョードーだとザンコクなんだよ。
(409) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[ラルフを連れて慌ただしく三階へと駆け昇っていくフランシスたち。 階下へと姿を消す幼馴染たち。 その中にいない人間を見咎めて、今降りたばかりの階段を上る。
声が聞こえる部屋はフランシスたちの使う部屋。 招き入れられたノックスたちの部屋。 自分たちの部屋。
残る一つに手を伸ばす。
がらんとした部屋に落ちる静寂と素っ気なさに、この部屋を使う人間のないことを知る。 姿が見えないのは――。*]
(410) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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ニコラスは、自分のことしか考えてない自分に気が付いて、瞬き
2014/11/20(Thu) 20時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
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― 三階/個室 ―
[眠っている間のことは、知らないまま。 ゆるりと目覚めかける意識。
フランシス>>402の声、ドナルドの気配。 そして、握ったままの、服のすそ]
……おは、よ……
[熱を持ち、かすれた声。 張り付いた喉に咳き込みながら、ゆるゆると、部屋の中にいる人を確認した]
(411) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
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[獣であることを嘆くうちはまだいい。 人であることに息苦しさを思えているうちはまだいい。
そのどちらでもなくなった時には。
それは人なのか、獣なのか。]
(412) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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