204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―2F居間― [ドナルドの動揺知らず ラルフに――否、動けないだろうから、 フィリップに渡すのは苦い丸薬だ]
……痛み止め。 これ、飲ませてあげ て
(308) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷を焼く痛み。
体が勝手に震えるほどの激痛に、気を失いたくても、失えない。 ただ、抱きしめる力の強さに、支えられて]
……ふぃり、っぷ……
[焼かれた傷が引きつる感覚。 優しい手の、動きと、声に。
かすれた声で、名前を呼び。 ほっと、安堵の笑みを見せる]
……あ、りが、と……
[いまは肌の感覚がおかしくて。 濡れた布の冷たさもわからないまま。 ドナルドやフランシスにも、視線を向けて、だいじょうぶ、とささやく]
(309) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ……
ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。
耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
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ーーーうん
[フランシスからは痛み止めを渡される 焼いて塞いだ傷口に そっと濡れた布かけて 受け取った]
ラルフーーーーー
[かすれた声に視線を戻す 笑顔がそこにあって 彼も 嬉しそうに笑う]
ラルフががんばったから …………薬 飲める?
[フランシスやドナルドにも 気を配る その姿に目を細めつつ尋ねる]
(310) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ドナルドの動揺にも、フランシスの心配にも気づかず。
フィリップに縋った手は、強張ったままで。
嬉しそうなフィリップに、ようやく終わったと、力が抜けて。
薬を差し出されて頷くものの、強張った手は動かない]
……飲める、けど……
[左は、焼かれた傷が痛くてうごかせない。 右手は、強張ったまま。 しばらく、飲めそうにないと、困ったように眉をよせた]
(311) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[扉を開け、そこにいる人物たちに首を傾げる。 居間の方が暖かいのに、どうしてこんなところにいるのだろうと。
傍に寄ってきたノックス>>306に、なんだかまた胸がざわついて、顔が見れずに目を逸らす。]
……一人だけど。
[だって、ノックスがバーナバスを呼び出していたから。 そんなことは言えずに、顔を見ないまま頷いた。]
(312) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―1F 藁の上― [ニコラと二人で待つ藁の上。 笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと 片手でさする。
扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。 居間から逃げ出したあの時以来見ていない。
彼が持つものは、まだ気付かない。 少し微笑んで、瞳を細める。 プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。
ひら、と手を振ってみた。 気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]
(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―― 居間 ――
[空の手をぎゅっと握る。]
――…大丈夫、って。 こういう時は痛いって言っていい。 我慢、とか、しなくていいから。
[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]
薬飲んだら、部屋まで運ぶ。 看病するにしても 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。
(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから
…………痛かったよね……ごめんね
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―2F居間― フィリップくん、……ありが とう……
[詰めていた息を、吐いて。]
……よくがんばった。 ……えらいよ、ラルフ。
[ラルフの頭を一度撫でてから、邪魔にならないよう離す。 ドナルドの泣きそうな顔を見て、>>314 ずきりと胸が痛い。]
……3階、扉を閉めれば大丈夫だと、思うから。 フィリップくんは……大丈夫…?
(315) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[目を逸らされた。その理由が分からないから苦笑する。>>312]
そう、バーニィは居ないのか。なら、もう少しここでゆっくりした方が良いかもね。2階も3階も血の匂いがするから……。
[生成りの布の1枚は毛布を剥いだニコルの体に巻き付け、1枚は自分に羽織り、1枚はナイフを使って引き裂いて、包帯を作る。]
ほら……二人とも、火傷した方の手を出して。 トレイルは昨日のも、取り換えた方が良いかな……。
(316) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドの提案に頷く 体力の消耗も激しいはず 血もだいぶ失われた いまは安静にすべき
だけど すぐには飲む動作が できそうもないラルフ]
んー…………
[転がっている器と ドナルドが持ってきた 桶が目に入った ラルフを抱えたまま 片手で一口分 ポトフの器に水をすくえば まず 彼は渡された丸薬口に含んで 水も含む]
ーーーーん
[そのまま ラルフの唇を塞いだ 舌で丸薬を ラルフの口内へ押し込み ラルフの喉が 動くまで口付ける]
(317) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。
それは今日味わった。
けれど、目の前でではなかった。]
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―1Fわらのうえ― [手を振りつかれて、ゆっくりおろす。 火傷をしたその手は、風を感じても少し痛い。 でもきっと、蓋を止めたニコラの方がもっと痛い。
二人並んで、ノックスの手当を受けた。 少し楽しい。 不謹慎。 楽しそうに笑う]
(318) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、ぱちん、と眼を瞬かせた。さっきとは違う理由で眼を逸らす。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフを褒めて頭を撫でるフランシスに 目を細めたのはつい先ほど
いまはフランシスの問いに 口の端し 零れた水を指で拭いつつ こくりと頷く
目眩はかなり強いが 昨日発散したばかりだからか 明確に衝動が形になることもなく]
ーーーーこの薬 苦い
[かなり眉を下げてそうのたまった]
(319) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[痛みは、ひどいけれど。
それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。
でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。
同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
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[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが 彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。 警戒するように、気がたつ獣のように、 ぴり、とした空気を時折他に向ける。
憤りを感じていた。 我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。 そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]
(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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……に、…苦い分よく、効くから。
[フィリップに、そろりと視線を戻して。]
……ラルフ、……いける? 上、行こうか。
(321) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドとフランシスに、笑みを返していたら]
――ん、ぅ……っ
[フィリップが口移しで飲ませてくる。 入り込んでくる舌が苦い薬を押し込んで。 苦しげな吐息をこぼして、こくり、と喉をならし。 飲み終わり、意識を失った**]
(322) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、謂ってから、意識を失っていることに、気づいて。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
[唇が触れる。
薬を飲まされているのはわかっているけれど。
その行為に胸が騒ぐ。
こくりと薬を飲みこみ]
…………な、んか、はずかしい……
[治療行為だとわかっているし。
嫌なわけじゃないけれど。
なぜか、恥ずかしいと思い。
それを深く考える前に、
失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]
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[目を逸らした先、手を振られた>>313。 手の中で指輪が転がる。 微笑みに瞬いて、軽く頭を下げた。]
……え?血の匂いって何? なんかあったの?
[バーニィと呼ぶその言い方にまた胸がざわつくが、言われた内容が気になって聞き返す。 火傷、という単語も聞こえた。
一人になるなと言われていて、ここには他に三人がいる。 大人も一緒にいるから、バーナバスの言いつけを守るのなら、ここにいたほうが良いのかもしれない。 迷いながらも、手当ての様子を眺めている。]
(323) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。 交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]
――…暫く借りるぞ。
[付き添うフィリップに声を掛けてから ラルフの方へと両手を伸ばし]
(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]
…………ううん ラルフ…………
[強張って動かない手を撫でつつ
こうやって
ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?
手放さなければいけないのに
そのことを フランシスに相談するつもりなのに
叶わないことは お互いわかっているのに
離れ難い]
ーーーラルフ…………
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[ラルフを傷口に障らぬように気遣いながら抱き上げて]
三階、あの部屋でいいンだよな。
[寝泊まりするその部屋を示して フランシスとフィリップに確認して 振動伝えぬように気にしながら ラルフを三階の個室に運び込み 彼が使っていた寝台にそっと寝かせる。]
(325) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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効くなら
[フランシスの言葉に そっかと 納得一つ返しながら 腕の中 気を失ってしまったラルフ その口の端しそっと指で拭う しばらく その姿 じっと見つめていた]
[ドナルドの声に我に返る こくりと頷く 自分は大柄な身体ではないから 安定して傷に触りなくはこぶには ドナルドにたくすべきと 頭では理解してる けど]
ーーーーうん
[しばらくの躊躇の後 伸ばされた腕に ラルフを預ける 空っぽになった腕が寒かった]
(326) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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フィリップは、ラルフの血で濡れた服 着替えは残っていない気がしたが
2014/11/20(Thu) 02時半頃
フィリップは、今は そのままの姿でラルフを運ぶ*ドナルドについて行く*
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[プリシラは、まだ何も知らないのかもしれない。 ディーンのこと シメオンのこと
転がる鍋蓋をとめたこと 醜い感情をぶちまけたこと
ふと、彼が握った形の手が気になって 包帯を巻いてもらいながら、ぱくぱくと口を開く。 視線の先を見れば、意図に気付いてもらえるかもしれないと思いながら]
(327) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[フィリップの応え>>326に「いいこだ」なんて声を返して ラルフを寝台に無事寝かせシーツと毛布を掛けてから フィリップへと場所を譲る。
ふら、と窓辺に足を向けて 遠目にラルフの寝顔を見遣り息を吐いた。]
(328) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―3Fの個室へ―
……そう、あの部屋に、おねがい。
[>>325 ドナルドに願って、行く前。 フィリップの方に向き直り、頭を下げる。]
……ほんとに、ありがとうな。
[そうして、向かった3Fの部屋。ラルフの寝息が乱れていないのを確かめる。持って来た濡れた布を、額においた]
(329) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[何があったのか、気にするのは当然だろう。 血の匂いの原因は愛し子達。だから答えは簡潔に。]
うちのトレイルがラルフに怪我を負わせてしまってね。 それで、どたばたさせてる。
火傷は――…鍋のせいだね。 元はと言えば、あぁ……全部、僕のせい、か。
[困り顔。フィリップの視線の険、正しすぎて可笑しくなる。]
(330) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―3Fの個室―
[ラルフの髪をひと撫でして、 フィリップがラルフの傍につきたそうだと見て 窓辺に佇むドナルドの方、歩み寄って]
……ドナルドも、……がんばったね ありがとう
[そ、と髪を撫でようとした]
(331) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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