22 共犯者
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[ トニーに視線を合わせてしゃがみこんだまま ヴェスパタインの様子を仰ぎうかがう ]
……「いかなければならない」か。 どういう事情かまでは詮索しないが…
[ 少し逡巡して ]
いや、よそう。 十分気をつけてくれよ。 …俺からはもう、それしか言えん。
(312) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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漂白工 ピッパは、樹の上で寛ぎ中 時間は良いのかなーとか想いながら
2010/08/03(Tue) 23時頃
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― 墓場 ―
[見たくない。 ヘクターの返事>>307にほっとしたのか表情が和らぐ]
怒っているのかな。 ――…ん、見つけて語りかければ、 はじめは話を聞いてもらえないかもしれない。 けど、諦めずに何度でも、語りかければ いつか、きっと、通じると思うの。
[わからないと紡ぐ彼にまっすぐな眼差しを向けて]
ヘクター、一緒に、変わっていこう。 ゆっくりでいいから、変えていこう。
[彼の協力があれば叶うかもしれない。 絡めていた腕をそろと離して、ね、と小首を傾げてみせた]
(313) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>311
死なないでくださいね。 あなたも――
[そう言いつつ、今晩も供物は捧げられてしまうのだろうか。 どうすればいい、どうすれば終わる。ミツカイサマは何処に居る、ミツカイサマは、誰だ? 分からない。分からないから焦る。無意識に指を噛んだ]
そろそろ、森に入ろうと思います。 時間も、近いですし。
[浮かぶ月を見上げて、言った]
(314) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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―夕方から夜へ:広場―
[ミッシェルの誘いに乗り、トニーを連れて教会から広場へと出る。老司祭はトニーのことを随分と心配そうな表情で見送っていたが、トニーはそれに気づいていただろうか。
広場に着くと、またあの巡礼の列を成す「生贄」達が集まっていた。ヴェスパタインに対して、何やら言う人々を、イアンは見つめて居る。]
……ああ。ものすごい熱気だ。
[巡礼者を見送る人々の視線が、彼らに期待の念を寄せている。]
すみませんが、今日も同行させていただきます。 自分の言葉でこの祭の意味を知るには、私も皆さんに同行することの他に思いつかないんです。
できれば自分の身は自分で守りますが……万が一、私の身に何かあっても気にしないでください。愚かな新聞記者が危険な森に入って死んだだけ、と……そう思ってくだされば十分ですから。
(315) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[ トニーの言葉に複雑な表情を見せたがそれも一瞬で ]
そうか、ソフィアとノックスも見てたのか… 聞こえない時と聞こえる時があるのかと少し驚いたよ。 俺の勘違いだな。ははは。
ミツカイサマやら神様に、聞いてみたいことって何だ?
[ あくまで笑顔で ]
(316) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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広場に設置された鐘の音が鳴る。
「巡礼者」達を森の中へと送る鐘の音が。
ひとつ、森の御使いの為に。
ふたつ、村の大地の為に。
みっつ、巡礼を見送る月の為に。
よっつ、森の御使いに捧げられた命の為に。
いつつ、巡礼の旅に出る者達の為に。
(#4) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>216 あん? 俺には食べられてもいいだって? そうか…なら……。
[そう言って悪戯ぽく笑ったかと思うと、 次の瞬間、マーゴの紅い唇に自分の唇を重ねる。]
(317) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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そして祈りの鐘の余韻が消えた頃、
ひとりの長老が今日も「巡礼者」達に号令を出す。
「『エデンの園』に集いし『生贄』達よ。
我らの罪を『浄化』するための旅に出よ。
そして『巡礼』の試練の輪をくぐり、
我らが再び森に生きる赦しを得るのだ。』
(#5) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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──多分、パピヨンも普通の人なんだろうなあ。何にもお話しようとしなかったみたいだから。
[ふっと、両親がいっぺんに亡くなった時の事を思い出す。 初めて死んだ人を見たのが、その時の両親だったのだ。
訳も分からず、悲しさと怖さとでしで泣き叫んでいた自分は、「しっかりしなさい」とパピヨンに叱られたのだった。]
『……あ、そうか。だからおいらパピヨンのそばだと何だか落ち着かなかったんだなあ、しっかりしなきゃ、って。』
[もう少し大きくなっていたら、少しはしっかりしたところをパピヨンに見せることができたのだろうか、と。]
(318) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>280 本当に…?
[不安げにオスカーを見つめる。 そして、す…と頭を撫でられると、完全にではないものの、徐々に安心したように笑みを浮かべた]
…うん…私、オスカーのこと手伝うよ。 …だから、私を置いていかないでね。
[そう言って彼の手を握り、珍しく普段とは逆にオスカーに手をひかれて広場へとむかった]
(319) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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あ、そうですね、そろそろ──
[ つられるように濃紺の夜空を見上げると、そこには半円の縁を少し膨らませたような明るい月が浮かんでいた。 月の美しさとは裏腹に、憂鬱そうな溜息が洩れた。]
(320) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>315 イアンさんはわたしが護ってあげてるから、大丈夫ですよ。
[ヴェスパタインへ渡そうかとも思ったけれど、今更返してくれとも言いにくい。 それに散々嫌っていた彼に護ってあげるなどと言うのも変だろう。]
だから取材の方に集中してください。 「祭」に関して知らないことが、村の人でも少なすぎます。 あえて隠している人が多いのはわかりますけど… 死ぬかもしれないモノに参加するなら真実を知っておきたいと思うし知る権利はあると思うから。
[全てを教えてもらえるなら死んでもいいかなと思わなくもない。 ミツカイサマに会うことがあるなら聞いてみよう。]
(321) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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―夜の広場―
[ミッシェルの言葉にただため息だけを返したところで。
巡礼の鐘が鳴る]
また……か……
[出発する時間だと、告げる音に僅かに眉を寄せて。 空を、月を見上げる。
満月まではそう日はないと告げるようなその姿に小さくこぶしを握り締めて。 守りたいと思う皆の姿を、見る]
(322) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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―広場―
こんばんは…。
[いつもと違う服装で、いつもよりも幾分くらい表情で広場にはいる。 かわってからのホリーの記憶が主ならば、その表情を珍しいと感じたかも知れない。 面々の中にイアンを見つけたなら、彼に声をかけ]
イアンさん、昼間の件だけど…。 家に了承は取ったから、今夜から来てくれていいよ。 私たちが帰ってしまった場合でも、お祭が終わったあとまででも、逗留してくれて構わないって。
(323) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>313 [やさしく見つめる彼女に礼を言う。]
マーゴ…ありがとな。
変えて行く……か。 でも、今は……儀式をやるしか…。
[そう言って、今頃恥ずかしくなったのか、彼女から離れる。]
あーあ、ちくしょう。死にたくねえな!
[今夜もまた「巡礼」は始まる。 俺は、守りたい人を、守っていけるのだろうか?]
(324) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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うーん……。
[祭に関してのブルーノの屈託や、ソフィアに始まる死者たちの事、 しかし、どうまとめて聞いたらよいものか、実はあまり深く考えてはいなかったりした。]
なんかモヤモヤって思ってる事はあるんだけどさあ。
きちんと考えておかないと駄目だね。
[問いかけるニールにそう答えた。]
(325) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>321 ありがとうございます……ミッシェルさん。 でも何だか女性にそう言われてしまうと、少し自分がみっともなくもあります。
[鐘の余韻が耳の縁で滑る。]
できる限り自力でなんとかしますけれど、いざとなったらお力をお貸しくださいね。
(326) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>314 [オスカーが出発を口にすれば、こくりと頷いて傍によりそう。 昨日、「そんなに危なくはないから大丈夫」、などと言う台詞をいった当人とは思えない行動かも知れない]
…オスカー…手、握ってていい?
[言いながら、おずおずと手を差し出した]
(327) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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……そうか。 夫人とそんなことがあったんだなァ。 知らなかったよ。
[ トニーの話に目を細め、先日同様優しく頭を撫でて ]
[ 愛し子を見るように、自らは言葉を挟まず話に聞き入った ]
[ もし話の途中で鐘の音が聞こえてもトニーの話を優先させる ]
(328) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>323 すみません、ホリーさん。 それではよろしくお願いいたします。
[噛みしめるように、ホリーの言葉を呟く。]
……「私達が還ってしまっても」……ですか。
(329) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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― 墓場 ―
[くちびるに触れる温度。 間近に迫るヘクターの相貌>>317 口接けられているのだと分かれば 恥じらうように目を伏せた。 はじめての事なのか羞恥に頬を紅く染めて]
――…ばか。
[ヴァンルナール家の墓前だから 何だかご先祖さまに見られているような気がして 余計に恥ずかしいのだけれど。 同じように、此方から触れるだけの口接けをして 照れ隠しなのか悪戯っぽく笑ってみせた]
(330) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[ヘクター>>324の礼にゆるゆると首を振るう]
疲れているのに…… 引き止めてごめんね。 でも、ヘクターと話せて、良かった。
[まだ日の高い墓所で娘はヘクターに笑みを向ける]
巡礼の時間まで少しでも休んで。 ……また、あとでね。
[死にたくない、と言う彼に同意するかのように頷き 小さく手を振り次の約束をして娘は墓場を辞す]
(331) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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双生児 ホリーは、何処か落ちつかない様子だ。
2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>326 これが、わたしの役目だから。 「ミツカイサマ」なんてわけわからないモノに対抗するには、性別なんて関係ないよ。 こっちも変なモノに頼るしかないんです。
[せめて誰か1人くらいは助けたいものだけど… と口の中で呟く。]
遠慮なく頼ってくれていいですよ。 泣く人は1人でも少ない方がいいに決まってるんだから…。
(332) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>329 うん、私たちが還ってしまっても…。 母さんたちは儀式には参加してないし、誰もいなくなることはないから大丈夫だよ。
[心配しないで、とイアンに微笑みかけるも、その笑顔は何処か不安定にも見えたかも知れない]
(333) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>327
うん。 いいよ。 はぐれないで……足元には気をつけてね。
[頷いて、手を差し出す。 にっこりとほほ笑んで、暗い森の奥へと足を進めた]
大丈夫。何かあっても、僕が何とかする。
[落ち着かない様子のホリーに、そう声をかける。 思うのはミツカイサマの事。森の何処かに、間違いなく居る筈だ。そして供物の事]
(334) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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― 薄闇に包まれた広場 ―
[広場の大樹に身を委ね無防備に休む娘の姿がある。 ゆらゆらと舟を漕ぐ。 カクンと大きく揺れて、はっと目を開いた]
――…ん。
[ぼんやりと広場に灯る松明を眺め幾度か瞬きする。 既に巡礼者は集まりつつある。 自分も行かなくてはと思い大樹を支えに立ち上がる。 遅れて鐘の音>>#4が響いた]
もっと早くに起きるはずだったのに…… やっぱり疲れてたのかしら。
[ことりと首を傾げ遅れて森の方へと駆けてゆく]
(335) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[ 鐘の音が夜の大気に解けてゆく。 ただ月を見上げているだけと取れる横顔は、あくまで白く、憂いを含む。 背に垂れた長い髪が、そよと夜風にそよいで、彼はゆっくりと森に向かって歩き出す。
そして、一度だけ振り返り、生贄たちの姿をその顔を、順繰りに眺めやるのだ。]
(336) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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>>334 ありがとう…。
[オスカーの許可が出れば、彼の手を強く握った。 彼とつないだ手を、決して離さないように。 そうして、森の中へと進んで行く]
…大丈夫…大丈夫…。
[何が大丈夫? このざらついた感覚は何…? この気持ちは…。 そんな事を考えながら、ぶつぶつと呟く]
(337) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[どうやら、最初に森に入ったのは双子のようだ 仲の良い事で、羨ましい限りだが・・・]
まぁ、あいつらは大丈夫か
[こっそり待ち伏せ・・・なんつー事をしたら 村長として、この先危うかろうから]
(338) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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ありがとね、ニール。 道々、いろいろ考えてみる。
[ずっと話を聞いてくれたスキンヘッドの男に、えへへ、と笑って見せた。]
──鐘が鳴ったね。
[また、「巡礼」が始まるのだ。]
(339) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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