25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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あの唄は、ボクの聴いたことの無い歌だった。 ……新しい鳥篭に移るんだろう?
[同時刻 大広間で、己の変わりに謝罪している花のこと こうして追いかけてくる花のこと 彼らの好意に甘えつつ内心では彼らの才を憎んでいる 知られてはいけない 独り置いていかれる 一人で居ることを口に出して望む少年の抱えた矛盾]
濡れている? 気のせいだよ――
[顔は上げない。 秋の枯れ草色をした髪は、櫛に絡むほど長くは無い]
(225) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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呉服問屋 藤之助は、ランタン職人 ヴェスパタインの声を拾ったか、ふとそちらを、見て。
2010/08/03(Tue) 12時頃
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―大広間―
[己が手に触れるまで、今触れている手が握り締められていたことは知らない。 けれど、今、離される手が小刻みに震えていることは判る。 その理由を問いたげな苔色。しかし、唇は問う言葉を紡がない。
撫でる桜色。相手がそれに叩かれる錯覚を覚えているとは、これも知ることはできない。 人の心の裡を読める才は、華月にはない。]
逆に、形残るからこそ好む主もいてはるやろ。
[向けられる笑みに、返すは苦笑。]
ほんま、叶わんな。 判った、そこまで云うんやったら、謝罪うけとっとくわ。
[月瀬の仮面の下の想いは判らずとも、本当に仲が良いのは彼らの方ではないかと、鵠に言葉なく問いかける。されど、視線そらされたままなら届かぬか。胸前に握られた手に緩く首を傾げて此方も視線を外す。]
(226) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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[>>217琵琶の花主の言葉は聴こえたか聞こえていないか。 聴こえていたなら、その裡を知ったなら、唯微笑みを向けるだろう。
華月は、花主に囲われたことのある花だ。 その期間、友と別れることの感慨など、薄れて久しい。 弟分の虎鉄と長く連絡をとらずにいたように。
月瀬が酌に回った後、鵠はどうしたか。 華月は、まだその場を辞さず、花祭の中に*溶け込む*]
(227) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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[かた、と音がしたのはロビンと迦陵の話す最中か。 構わぬと、表情を変えずに承諾した鳥の子の後を 歩いて追っていた高嶺が二つの花まで辿り着いた音。 黒檀の髪には手妻の花が仕掛けた悪戯が気付かれず揺れていた。]
(228) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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まぁ、絵なんて考えて描くもんじゃねぇよ。 笛とかは違ぇの?
[瞬かれた事に瞬く 鵠の言葉は厭味としてでなく 学がなさすぎる...には やはり堅く難しいものに念えて]
見るのも聞くのも出来ねーなら そりゃ触れないだろ。
ソイツをちゃんと見て 声をちゃんと聞いて 初めて触れるんじゃね?
見ても聞いてもいねーのに触ったって… そりゃ触ったとは謂わねーよ。
[桜はそう笑う 手に持つ酒壜が小刻みに揺れるを隠しながら]
(229) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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うん。初めて歌った歌だからね。 新しい鳥籠? どうだろう。
[緩く首を傾げる。 この身は花として在れど、未だ幼い雛鳥は、 誰かに手折られる事など考えた事もなくて]
濡れているよ。
[声が震えているもの―― 呟き、秋を撫ぜる指を埋めた顔へと滑らせた]
(230) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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小僧 カルヴィンは、執事見習い ロビンの頬を、そのまま一つ、撫ぜて。
2010/08/03(Tue) 12時頃
執事見習い ロビンは、カタリと届いた音に、びくっと可笑しな程身を強張らせた。
2010/08/03(Tue) 12時頃
懐刀 朧は、小さな花達が話をしているのなら区切りまで邪魔はしない。震えた花を見る。
2010/08/03(Tue) 12時頃
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キミのあんな歌は 聞きたくなかった ――早くボクの前から、消えてしまえばいい [何も出来ぬ子供がただ拗ねているだけ 一つ壁を置いて少年を見れば愚かさは一目瞭然 小さな鳥が拭う頬には、矢張りぬるい雫が伝っていた]
っ
[身を強張らせたのは、触れた指の感触と 同じくして届いた別方向からの音に対して。 反射的に視線を向けるも、ぼやけた上に滲んだ視界では人影すら定まらない]
(231) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 12時頃
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[撫でられるに安堵した桜 疑問の苔色と合うヘーゼル 少し不安定に揺らいでいた 問われたならば理由を口に紡いだか 判らぬ]
ん、ありがと。
[ただ少し表情は綻んでいたやもしれず 震える指先はまだ止まらねど]
[それから酌を始めるか 求める声あらば無作法に*]
(232) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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厭だよ。鳥は君の事、好きなのだもの。
[他意はなく。自然と唇が紡ぐ言葉。 冬色を濡らすその雫を、寄せた唇で拭うか]
君の心は冬の様に孤高で。 なのに秋の憂いを含んでる。
鳥はそんな秋と冬が、
[好きだよ、と続けた]
(233) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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―大広間―
[卓に着き、舞台の上で広げられるカンバス]
ほう、絵を描くのか。 楽や舞が主流だと思っていたが、これは珍しい。
[少なくとも、直接視線へと訴えるそれは珍しく映った。 描かれていく様も、途中から混じる笛の音も、その空間に色を添えていく]
――…。
[卓の下、添えられる指。 絡めてくるその動きに視線を向ける。
浮かべた笑みは艶を持って映った]
(234) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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―大広間―
枯れれば最早用済みか。
[鵠は花主に幻想を抱けるほど幼くもなく、未だに囲われたことなければ割りきれるほどには未だ至らない。 ――中途半端だ。]
…笛はすでにある曲を 修練することも多いからな。 先程の舞台は、即興だが。
[苔色が問いかける。 無言で視線を返し月瀬らの“仲良し”を肯定する。ゆるり拳をほどき、下ろした。]
(235) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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[父とは違う。それは花には溺れぬという自負。 花は愛でるもの、掌の上で。
絡めた指先を遊ばせる。 しな垂れてかかる髪に、片方の手を寄せた。
舞台の上、蝶が舞う。 花の芸に目を奪われる。
舞台の上が静まると、自然笑みを浮かべた]
これは、すばらしい。 一つではまだ足りぬ。それを補い合うのも花。 一つで事足りれば、それが一番なのかもしれませんが、重なればより美しく感じるもの。
(236) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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奏者 セシルは、冬色と鳥の戯れを見ていれば、歪んだ好意は何を念うか
2010/08/03(Tue) 12時半頃
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迦陵頻伽は常春の庭で囀るもの 浄土に秋冬など、来はしないんだよ
[声が近づけば、両手で彼を遮る。 唇は触れること無く]
キミは物好きだ
[孤高と呼べるほど俗世から離れているわけでもない 憂いと呼ぶにはあまりにも重く醜いこころ それを好きだと謂う、あまりに邪気の無い相手が いまこの時はたまらなく少年を惨めにさせた]
――ありがとうなぐさめられた。それではもう戻るといい、迦陵。キミの歌を待つ花主たちが手薬煉引いて待ち構えていることだろうから。
[一息で拒絶し、湿った頬を白いシャツの袖口で拭う]
(237) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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[して、笛と蝶の二人が名乗りを上げる。 その様子に少し目を細めた。
笑う霞の声に、こくりと頷いて]
普段の花祭を知りませんが、花同士仲がよいのは普通ではないと。 ともに手に出来ればよいのでしょうが。 そうは行かぬか。
[この花主が手に入らぬように]
舞台も掃けた。行きませぬか。
[こそりと、霞の耳元に囁く]
(238) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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この手を離れて行くならば
たれかの元へたどり着く前に
そう、いっそその翼を手折り――縊り殺してしまえばいい
[少年の自覚は無きままに
浮かぶほの暗い朱]
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冬ながら 空より浄土を 囀るは 雲のあなたの 春にならんと
[拒む手に、微かに寂しそうな顔をして鳥は身を離す。 ただ、一節だけ。彼のためだけに、その唇は歌を紡いだ]
また、来るよ。 僕は鳥だけど、物好きな鳥らしいから。
秋冬へと迷う事もあるよ。 幸福な王子へと侍り続けた燕のように、ね。
(239) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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[しゃらりと、羽音の代わりに金環の音を鳴らして。 鳥は部屋を飛び立つだろう。
戸口で待つ、雲間の月と同じ顔の佳人を見やって]
…………。
[少しだけ悲しげに、紅石榴を揺らした]
(240) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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[頷きを待って席を立つ。握った手を緩く絡めて残る顔えへと頭を下げる]
積もる話もありますから、これにて失礼いたしましょう。
[大広間を後に、誘うのは自身の部屋。 供の坊主は帰らせたので今は一人。
さてどのように啼かせてみよう。そう思い、霞の髪へと指を*滑らせた*]
(241) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 13時頃
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[二つの花の話をちゃんと聞いていたわけでもない。 腕を組んでその話が区切られるまでを待っていると、 話し終えたのか紅石榴を揺らす雛鳥の姿。]
―――…、
[高嶺もまた、自ら人に触れようとはあまりしない。 しかし部屋を出て行く雛鳥の頭には手を伸ばし、 慣れぬ手つきで一度だけ撫でて離した。]
(242) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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さすらい人 ヤニクは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/08/03(Tue) 13時頃
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――雲厚くして 届かぬ春を待つ 囀りと紛うは 木枯らしの音
[眉を寄せて、首を振る。 少年は紡がれた歌に硬質な音を向けた]
渡る時期を逃したツバメがどうなったのか 知らないわけじゃないだろう もう、来ちゃ駄目だよ。 そんな燕になりたいなら別だけどね。
(243) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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……翔けて追った友まで突き放すか、
[そう言葉にしたのは雛鳥が去ってからだ。 口調は常と同じもので黒檀はロビンを見る。 見える紅にはきつく眉を寄せた。]
………そうやって、何処まで逃げる。
[問いかけるのは花にではない。 目の前の、子供に向けるもの。]
――…何が、そこまで頑なにする…?
[花主は、謝りに来たわけでも迎えに来たわけでもない。]
(244) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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それでも。 あの燕は、世界で一番幸福な燕だったんだよ。
[部屋を出る前に投げられた言葉に、秋と冬を纏う友人へとそう笑んだ。
佳人の指先が、金の髪を撫ぜれば。 驚いた様に一寸見上げ。
ぺこりと、言葉なく礼を一つ捧げて、 何処かへと翔けていく]
(245) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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[書庫を去る鳥にそれ以上かける言葉は無い 突き放す一言は少年なりの忠告。 自身に構って良い事など、彼には無いだろう 最後の一言を添えたのは、無意識下のことで カタリと鳴った音の先を、すっかり忘れていた。 漸くひとりになれたとばかり、肩の力を抜く]
――!
[直後降り注いだ声 その主を知っている]
子供が居ていい場所まで、ですよ。
[此処に在っていいものは。 大広間で向けられた言葉を覚えている。 幾つもの感情がない混ぜになって、目前が一色に染まった そのあとどうやってあの場を切り抜けたのか、記憶が定かで無い]
態々追いかけて、未だ何か言い足りぬ事でもありましたか。
(246) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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ええ、みなさまもごゆるりと。 [琵琶は部屋へと片付けさせても、弾き手の向かうは違う部屋。 寄り添いてゆく傍らのお方は、己を良い音で奏でてくれようか?]
(247) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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―大広間― [>>229笑う桜色に緩く瞬く。]
――そう思うのなら な。
[触れる概念の話。 手を伸ばしてものばしきれず何かを恐れるように退くことも多々。 打ち込むは芸事、それは決して裏切らない。 極めるには後ろ盾が必要だ。]
…、――
[短く息を吐く。髪には紫の蝶、 鈴の音に震えて羽根を揺らす。]
…手妻は、うつくしいものだな。 お前と合わせるのは、佳い。
[いい置いて、酒宴へ。歩き始めれば、りんと鈴の音伴った。]
(248) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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[子供、と自ら口にする姿には黒檀を細める。 一度紅を見てから、それを気にするように 視線は其処にばかり向かってしまい、 ロビンの表情はわからない。]
―――…そうだな、色々言い足りぬ。
[途端に纏うは硬い甲羅、 言いに来たのは最後の忠告なのかもしれず]
……何がそんなに、気に入らぬ。
[まずは思ったことを、そのまま訊ねた。]
(249) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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― 庭園 ―
[足が赴くままに、辿り着いたのは…… 先程までなよたけの君と共に在った月下の庭。
朱塗りの欄干の上で羽根を休めて、 真円になり切れぬ月を見上げる]
秋の夜の 月の光はきよけれど 人の心の 隈は照らさず
[囀る歌は誰へと向けたものか。 鳥自身にも判らぬまま、紡ぐ歌]
(250) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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[だけど―――]
――――……っ。
[僧衣の花主と、なよたけの君が寄り添うように歩むのを、 その紅石榴が捉えれば。 ぽろぽろと、その双眸から落ちる雨]
(251) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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呉服問屋 藤之助は、懐刀 朧によく似た霞月夜が僧と連れ立ち去るのを見、足を止め。
2010/08/03(Tue) 13時半頃
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[怪我の所為か、大広間での醜態の所為か 普段の半分も、舌が上手くまわらない。 跳ね付ける言葉を捜しながら]
――じゃあ全て吐ききれば良いでしょう その代わり、二度とボクに近づかないでくれるならね。
[結局痛みが引き起こす熱が、思考を拒絶する]
気にいらないのは 人間
[ぽつり。 話せば二度と近づくまい。 醜態を一度さらすも二度さらすも、もう関係無い]
(252) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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小僧 カルヴィンは、説法師 法泉の隣に寄り添うなよたけの君をじっと見て。
2010/08/03(Tue) 13時半頃
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ボクじゃないボクを見て、誉めそやす 巷のひとも……
主なくして生きていけぬ花も 戯れに花を摘む花主も
なにもかも、気にいらない
[そして何より気に入らないのは 噂に押し潰され、虚勢を繕い続ける自身]
(253) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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