168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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ミルフィに1人が投票した。
サミュエルに4人が投票した。
サミュエルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ミルフィが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ススム、アイリス、カミジャーの3名。
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―Gの部屋―
[託された約束を抱えたまま、『G』と書かれた部屋へと向かう。]
―――カミサマさん、いる?
[ノックをする。決まり事だから。>>1:23 思い出せば、以前訪ねた時は(>>1:495)、喉を掻きむしりたくなるような不愉快な感覚に襲われていて。]
(もしかしたら、それも、気付かなかっただけで……)
[『怒り』という感情だったのかもしれないと。真墨はチラリと考える。 気付けば、なんてことはない。感情が死んでいた分、気付けなかっただけで。
そこまで考えて、カミサマの部屋へと這入る。]
[部屋の主は、どうやって真墨を迎え入れただろうか。 どんな姿をしていても驚かなかっただろう。 真墨が驚くとしたら余程突飛な行動をとっていた時のみなのだから。]
(0) 2014/03/27(Thu) 01時頃
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カミサマ…さん、頼みが、あるんだ。
[おそらく、本田と真墨の会話を聞いていたのなら準備よくその景色をテレビに映しただろう。 年頃の少女の部屋を覗くなど趣味の悪いことこの上ないが、それは少女の部屋というよりも病室を思わせた。 部屋の空気が淀んでいる。 部屋の主は、少女は。まるで、朽ち果てた亡骸のようなありさまで。 もしかしたら、赤獣はテレビのリモコンのような機器を持ちだして早送りボタンでも押してみせたかもしれない。 そうすればどんどん未来の姿が映し出されるだろう。やせ細っていき、ある日を境にぱったり横に倒れたまま動かなくなる少女の姿が。]
………やめて。
[ポツリと呟いた小さな声は、目の前の小さな生き物に届いただろうか。]
やめてよ…!
[喉が震える。動悸が激しくなる。 それが、『悲しさ』であることの証のように。 左目から、小さく滴が零れる。]
(1) 2014/03/27(Thu) 01時頃
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[映像を見ている間、真墨の心に去来したのは、元の世界で後輩と交わした会話の一部始終で。 中学時代の帰り道に一緒に食事をしたこと。 初めて告白されたときに相談したこと。 無感動に過ごした日々が、今更ながら心の中へ色鮮やかに蘇り。]
……どうしてなんだろう。 わけが……わからないよ。
[冷静な部分だけが、現状を把握できずに混乱している。 左腕の袖で得体のしれない感情の発露を拭い去り、神様を名乗る獣へと向き直る。]
……ありがとう。 質問があるんだ。
[それは、今となっては半分ほど意味を成さない質問だけれど。]
……誰かと最後の二人になったら、タイムリミットとかってあるのかな。
[誰か、という瞬間に、どんな顔を思い描いたというのか。]
(2) 2014/03/27(Thu) 01時半頃
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[タイムリミットが過ぎるまで、一緒に過ごしたいのに。 生き返りも、消滅も、全て関係が無いこの世界で消えるまで過ごしたいのに。]
……そっかぁ。 それは……残念だなぁ。
[返ってきた答えは、数時間だろうと数日だろうと数ヶ月だろうと。 魅力的とは―――程遠い。 あの人の色んな面を飽くなきまでに探すには、その時間だけでは短すぎる。]
そうそう。あともう一個必要なものがあってね。 カミサマさんにお願いしに来たんだ。 安心してよ、ルール違反にはならないはずだから。
(3) 2014/03/27(Thu) 02時頃
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[深呼吸をひとつ。耳を澄ませば、ゴクリと唾を飲み込む音も聞こえそうで。]
―――ボクに、人の心を…ください。
[ブリキの人形は、魔法使いへと、願い事を口にした。]
(4) 2014/03/27(Thu) 02時頃
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[本当は真墨も気付いている。
強調するように『差が無いこと』を口にしていたこと。>>4:22 部屋を真似た空室に不快感を抱いていたこと。>>1:495 他人の想いを踏みにじることを恐れていたこと。>>1:599 自分の異常な面を見せても一緒にいてくれると約束してくれた相手に、喜びを感じていたこと。>>5:15
それらは全て―――]
……ありがとう、カミサマ。
[死の間際に抱いた願いは、『まともな人間として、誰かを愛してみたかった』。まともな人間、という理想が心の中にあるということは。 裏を返せば、『まとも』な感性を知っているということで。]
[万能なる神に希う間でも無く、初めから真墨の中にあったものだったのに。]
(5) 2014/03/27(Thu) 02時頃
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ちょ、ちょっといきなり何を……
[本田>>5:46に急に頭を下げられ、困惑したような返事しか返せない。 よろしくお願いしますと言われても何を頼まれたやら。先輩と言う事は同じ高校だったりするのだろうか。 そう思ってしまうぐらいに頭が回っていなかった]
……。……え?
[変な人、という言葉の後に続けられた言葉に再び声を失う。 『一緒に過ごしたい、話したい、いろんな表情が見たい』―― 突然言われた言葉に、しばらく固まってしまう。そのうちに彼女は踵を返して扉の前に行ってしまった]
え、ちょ、待って、ちゃんと説明してええ!?
[違和感ごと丸投げされてしまい、情けない声を上げてしまう。 しかし既に閉じられた扉の向こうに消えてしまった本田から、回答があるわけがなかった]
(6) 2014/03/27(Thu) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 22時頃
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― 回想/須藤の部屋 ―
確認したいことー? [登場の仕方にケチをつけられるも>>5:28わしゃわしゃと撫でられれば機嫌良さそうに目を細めた。そして、須藤の返事を聞けば考えるように首を傾けて、彼女を見上げる。]
どこからどこまでがずるなのか。 それを教えちゃうとね、 じゃあこれは言われてないからセーフだー! なぁんて思われたら、困るでしょ? だからミー、言わないことにしてたの。
[尻尾を振り、部屋の中をゆっくりと歩きながら、答える。]
(7) 2014/03/27(Thu) 22時頃
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打算がどこまで含まれるか、だけど。 ユーたちにミーは騙せない。 それと同じように、ユーたちも、 自分自身を騙すことはできないの♪
いくら考えたって、 好きじゃないのに好きだとかー 好きなのに好きじゃないだとかー そういう風に、自分をごまかすことはできない。 なぜならそれが……
[一度、そこで息を吸うとくるっと須藤の方へターンをして、]
恋ってものだから♫
[ばちんとウインクひとつ。その瞑った片目の隣に、手先で器用にピースを作った。]
(8) 2014/03/27(Thu) 22時頃
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二つ目ね。 選定の基準はね、ユーたちみーんな同じ日に死んだからだよ! ……、あれ、納得いかない? そうだねぇ、なんだと思う?
[須藤からの問に、答えたのち。(>>5:29) 納得しそうにない表情の須藤に、意味深に告げ、笑う。]
ユー、どうしてそんな質問するの? ……何か、自分自身で気づいたこと、あるんじゃない?
[首を傾けて、逆に問いかけた。]
(9) 2014/03/27(Thu) 22時頃
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― 回想・自分の部屋 ―
……。
[手先で器用にピースを作るその姿>>8がなんとなく癪に障って、ぺちぺちごろごろといじくりまわす。 もちろん力を込めたりはしないので、犬をいじくって遊ぶようなものだった]
最初に見た時はそういうものかと思ってたのよ。あの荒れ具合は。
[>>9気づいた事があるのかと問われれば、ぽつぽつと語りだす。 最初に例えに出したのは扉に当たった早川の姿]
最初は自分の死に戸惑い、状況に憤怒してあんな事をしたんだと思ってたわ。 でも――違った。彼は大切な人の為に帰ろうとしていた。
(10) 2014/03/27(Thu) 22時半頃
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白石さんだって影木さんだって、大元が何にしろ―― 『何かの為に』。そんな気がしたの。
[一人二人なら、偶然で片付けられるかもしれない。 だが3人――いや、自分を含めて4人も居るのならばそれは偶然と片付けられない]
――何かしらの未練みたいなものがあるって、そう思ったのよ。 ここに居た人達全て、ね。
(11) 2014/03/27(Thu) 22時半頃
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― 現在 ―
[ぽつんと一人取り残されて、扉に伸ばした行き場のない手がだらりと力を失う。 下がりそうになる手で自分の顔を押さえ、再びソファに座りこんだ]
突然そんな事言われたって――
[どうしたらいいのか、わからない。 年上が勲章のように自分を求められることは慣れていた。 だが今の彼のように――下から直接純粋な想いをぶつけられたことはなかったのだ]
(後で問いただしてやるわ……)
[自分の中で自問自答する。3つしか扉のないリビングで一人、どうしようもなく唸った]
(12) 2014/03/27(Thu) 23時頃
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―現在・リビング―
[神様の部屋を出て、リビングへと戻る。 リビングに須藤は居ただろうか。 部屋の数がさらに減っていたかもしれない。それに、真墨は気付けるほど余裕があっただろうか。]
[リビングに須藤が居たなら挨拶の一つでもしたであろう。 それは、須藤の部屋から出た時>>4:88よりはやや落ち着いた面持ちで。]
[真墨にとって、生き返ることよりも―――この胸の高揚感こそ、大事だった。]
(13) 2014/03/27(Thu) 23時半頃
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ふぇっ!?
[思考の檻に捕らわれかけていた所に突然声がかかった>>13せいで、思わず変な声が出てしまった。 その事も恥ずかしくなって口許を手で覆い隠す]
な、何かしら……?
[本田に告げられた言葉を思い出さないように――そんな事を思いながら彼の顔を見て――]
(あれ……?)
[心の中で疑問符を浮かべた。彼の様子が変わっている。 つい先ほど、自分の部屋で高笑いじみた笑みを浮かべた時とは違うように思えた]
(14) 2014/03/28(Fri) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/03/28(Fri) 00時頃
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須藤さん。
[トクリ、トクリと小さく心臓が鼓動を鳴らすのを感じた。 死後の世界なのに驚くことに鼓動はあった。 それは死者が夢見る生の幻覚なのかもしれないが。]
ボクは…その…
[何故だろう。言いたい言葉がいっぱいあるのに、それを形作る思考の足場が存在しない。 クルクルと脳内を風車が回る。]
ボクは、生き返るとか、このまま消えるとか…… 須藤さんを生き返らせるとか。一緒に消えるとか。 生き返った後で誰かを救わなきゃいけないとか…
そういうの、全部どうでもよくて。
[間を、会話の間をつなぐような言葉しか出てこない。 気がつけば、言いたい言葉からはどんどん遠ざかっていく。]
(15) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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[脈拍が早くなるのは何故だろうか。 目を直視できないのはどうしてだろうか。 女性に愛の言葉を紡ぐなんて、息をするようにできたはずなのに。]
扉とか、ゲームとか。打算とか。 生か死か、愛か悲哀か。 そんなのも関係ない。
ボクは……須藤さんがボクのことを受け入れてくれて、 誰もが生を望むこの場所で、死を望むボクのことを…
本当に、嬉しかったんだ。
[それは、隠し立ても偽りも無い、真墨の本心だった。 一番言いたかったことからは逸れていたが、深呼吸して、須藤の顔を見る。]
[言いたかったことを言い切った真墨は、真っ直ぐと須藤の目を見つめる。*]
(16) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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― 回想/須藤の部屋 ― [脇腹やらしっぽの裏やらをもふごろといじくりまわされて(>>10)、きゃっきゃと愉しそうな声をあげる。 くすぐったい。 そうしながらも、ぽつりぽつりと思い当たることを話し出す須藤。 彼女が全て言い終われば(>>11)、転がっていたのをやめて、ぴたっと彼女に前足を向ける。]
ユー、正解! そうだね、ユーたちみーんな、同じ日に死んで、 みーんなそれぞれ、未練があった。
[そういうと、小さな自分の分身のようなぬいぐるみをずずいと須藤の方へ差し出した。 まっすぐ立つ姿はシーサーそのものであるが、その立ち姿はさながら、スーパーひ○しくんである。]
それがどうして、大事なの?
[そういっていたから。(>>5:29)今度はこっちの番、とでも言いたげに問うた。]
(17) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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……。
[必死に言葉を紡ぐ彼>>15を、そっと見守るように見つめる。 こういう彼の状態に覚えがあった。学生時代に大人に初めて恋をした時の事―― 気持ちだけが先走って、言葉にならなかったあの時だ]
(頑張れ、ほら、頑張って)
[心の中で応援しながら、彼が告げるのは初めてであろう言葉の続きを待つ。 余計な介入はしたくなかった。見守っていようと思った事もあったし、 何よりも――彼自身の言葉が欲しかったから]
(18) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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― 回想/リビング ― [進村に問いかければ(>>5:20)、彼はなんとも素っ頓狂な声をあげた。 己のことだというのに、どうやら自覚がないらしい。 疑問符をしばらく浮かべていたかと思えば――唐突に。笑い出した。(>>5:21) なんだかとっても……死ぬ前よりも、生き生きとしている。]
ふうん? ユーも、味が変わるんだねぇ。
[コーヒーの。 こぼした独り言は、部屋へと戻っていく彼の背中に届いただろうか。 その背中を眺めていたけれど、ぱたりと扉が閉まる頃には、生き物の姿はソファーの上から消えていた。]
(19) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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[目を見つめているだけで、見つめられていると認識するだけで。 この人に認識されていると感じるだけで、嬉しくなれる。 そのくせ、逃げ出したくもなるし、自分という存在が恥ずかしい。
真墨にとって、自分にとって。 須藤 愛莉という存在は、どんな存在なのか。]
(……そうか。これが……)
[今なら、砂利を食べても白米と錯覚できそうなこの感覚は。 否、そんな皮肉な比喩で取り繕うまでもなく。 素のままの言葉を、伝えるだけでいい。]
(20) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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―――ボクは、あなたが…好きです。
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(21) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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― 回想・自分の部屋 ―
[どこが大事なのか>>17と問われれば、何故そんな事を聞くのかと言わんばかりに目を見開いた]
大事な事よ。 未練があると言う事はつまり―― 『本心から死を望む人間はここにはいない』って事なんだから。
[自分の推測は間違っていなかったのだ。そう確信する。 彼もまた――生きたいのだ、人として。 それが判るかどうか、それが大事だったのだ]
……スーパー○としくんなら、外れたら没収かしらね。
[地面に吸い込まれる自称神様を想像して、思わず笑みが浮かんでしまった]
(22) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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[口から出た言葉が、心の中をグワングワンとかき乱す。 ここから逃げたい。 カミサマでも天使さいとうでもいい、誰かこの場に来いと、望んでもいないことを願ってしまう。]
[恥ずかしさの頂点に達した思考が、目線を泳がせて目を伏せさせる。 受け入れられなかったらどうしようとか、そんなことを言葉を放ったあとで考えてしまう。 果たして、須藤はどんな面持ちで真墨のことを眺めていただろうか。*]
(23) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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カミジャーは、もちろん、現在の二人の邪魔をするはずがない。
2014/03/28(Fri) 01時頃
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はい、良く言えました。
[ようやっと全ての想いを吐き出してくれた彼の身体を、そっと自分の方に抱き寄せる。 自分より背の低い彼の事だ、きっと肩辺りに彼の顔があるだろう。 それは勇気を振り絞った彼をねぎらう意味もあったが――]
私さ、こう見えて、本当に人から愛された事なかったの。 誰もが私の外面だけ見て、レッテル貼って、理解した気になって。 私は、理想を投影される人形でしかなかったのよ。
でも――どうしてかしらね。 貴方に言われた言葉は、そんな風に感じなかった。
[理由は判らなかった。理屈ではないのかもしれない、そんな風に思う]
(24) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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――ありがとう。
[こんな状態では、彼の顔をまともに見る事も出来ないのだ。 今までとは違う意味の涙までこぼれそうで、こんな表情を見せられなかった]**
(25) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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