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トリに5人が投票した。
余四朗に1人が投票した。
トリは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
トリは村人のようだ。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
【人】 ひとづかい トリ
(0) tukineko 2015/02/15(Sun) 21時半頃 |
【人】 武家の娘 沙耶
(2) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃 |
【人】 武家の娘 沙耶[気がついた時から、沙耶はずっと独りだった。 (3) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃 |
【人】 武家の娘 沙耶[沙耶を恐れながら、それでも沙耶の居場所を認めてくれた人間を失ったことに気付きたくなかった。 (4) nadia 2015/02/15(Sun) 22時半頃 |
【人】 武家の娘 沙耶[沙耶とは違う、けれどこの村と同じ匂いがしていた彼女。 (5) nadia 2015/02/15(Sun) 23時頃 |
【人】 武家の娘 沙耶
(6) nadia 2015/02/15(Sun) 23時頃 |
[
薬草の残量を確認しつつ、後で彼にも治療を施そうと考える。
ともかくより重症そうな兄弟子の元へと赴いて。
頭を下げた後、
えぇ。
[してくれましたよ、と。
とぼける様子には一つだけ頷いて笑ってみせた。]
…でも、
[
兄弟子の胸中に気付く糸口はないが、やはり無様な姿を見て呆れられてしまったのだろうかと。
同じ師匠の下で学んだとはいえ、初対面。
それ以上言葉を募る事を許される程の絆はまだない。
やがて小鬼が何か言った後、息をついた後に了解を得られれば]
――はいッ。
[男は破顔して首肯し、傷の手当てを始める。
小鬼が手伝ってくれるようなら彼に指示を出しながら進めていった。]
[内心の変遷の仔細までは掴めぬものの。
こちらの了承に破顔する様子
小鬼は手伝うのが当然、といわんばかりにちょこまかと。
いつ間にやらひょこり、と顔を出した暁鼠色の狐と紫黒の猫が心配そうにその様子を見つめていた]
……手ぇ、取らせて悪いなあ。
やれやれ……これはこれで、格好つかんわぁ。
[手当てを受ける当の青年は、ぼやくように言いながら、視線はどこかを彷徨うよう。
その仕種が、左の肩から右の脇腹に至るまで伸びる歪な爪痕と胸元の引き攣れた噛み痕、二つの傷痕を避けているのには気づかれるか。*]
【人】 薬売り 芙蓉 退魔師と妖がやりあえば。 (8) suzukake 2015/02/15(Sun) 23時半頃 |
【人】 薬売り 芙蓉[――それに気付いたのは、全くの偶然だっただろう。 (9) suzukake 2015/02/16(Mon) 00時頃 |
そっちは端を結んで。そうそう。
[>*2小鬼がちょこまかと動くのに思わず笑みを浮かべ。
主の様子を窺う狐と猫には心配ないというように頷いてみせる。
見習いとして彼方此方を回る中、怪我の手当の作法はきっちりと仕込まれていた。
練習台となるのは主に己で、今回のような深手に治療を施す経験はなかなか訪れず。]
…そういう事は言いっこなしですよォ。
俺のが、格好悪いとこ見せたじゃないですか。
[ぼやく言葉には苦笑浮かべてそう返し。
治療をする為に肌蹴られた着物。
兄弟子の彷徨う視線がそこから除く古傷と思われる二つの傷跡を避ける様子には首を傾げ]
――…それも、退魔で?
[薬草をすり潰しながら、ぽつりと問い掛けた。]
[頷きかけられた狐と猫は顔見合わせた後、それぞれ尻尾を揺らす。
ちょこまかと動く小鬼の動きはどこか慣れた風。
元々、指示を受けての手当ては小鬼的にはよくある事だった]
いや、そういう問題やないて。
兄貴分としてはこう……もうちょい、な。
手本になれる、とまでは行かなくても……てぇのが、なぁ。
[苦笑と共に返された言葉
ぽつり、と落とされた問いかけ
……いや、これは、退魔の傷やない。
どこで誰にやられたのかもはっきり覚えとらん、ふるーい傷や。
[ぽつり、と零れる声は特に潜めていなかったから、場にいれば聞き取るのも容易いか]
……俺が御師さんに拾われた時にあったんは、この傷と紫苑……楽琵琶だけやった。
あとはなーんにも……自分が誰なんか、どこで何しとったのか、の覚えもなかった。
[口調は軽いものの、伏した目には微かな翳り]
まあ、ひとつ言えるんは、星を本気で喰おうとした妖にやられた、ってぇ事で。
……やる気のヤツはここまでやる、ってぇ見本とも言うな。
[
小鬼の仕草から、手当に慣れているのだろうと察する。
これなら問題なく進むだろう。
気まずそうに頬を掻く様子に首を捻り]
…そういうものですかねぇ。
兄さんの戦いっぷりは会った時のしかよく見れなかったですけど、
ちゃんとお手本見せて貰いましたよ?
[彼が奮戦したからこそ、鳩羽を預けてくれたからこそ。
己は無事でいられたのだと思う。
妖と命のやり取りをするのは、星をその身に宿し退魔師として生きていく者の宿命。
今回の一件でそれが身に染みてよく分かった。]
[
その内容に男は息を呑んだ。]
――ッ…。
[兄弟子の語り口調は変わらないが、伏せられた目には翳が生じる。
記憶が確かなら、兄弟子が師匠に拾われたのは、己よりもずっと年少の頃ではなかったか。
そうした年頃の子供は何もなければ親兄弟と一緒に暮らしているものだ。
――幼い頃に実の親を亡くした男には、それは知識でしかないけれど。
引き取る者がなかったのであれば、その時にはいなかったのだろう。
妖に食われたのか、それとも病で死んだのかはそこからは即断出来ないが――状況的に前者だろうと思う。]
…肝に銘じておきます。
[男は表情を引き締めて首肯する。
彼がその身をもって味わった事を決して忘れまいと思った。]
……んー、そうかぁ?
それなら、ええんやけど。
[どうやら、手本にはなれていたらしい、と。
首を捻りながらの言葉
弟妹分と見なした相手に格好つけたがるのは、性分で。
そんな気質故のあれこれは、どうやら杞憂であったらしい]
[他には余り漏らさぬ過去話。
それが弟弟子に何を思わせるているか、までは知れぬ、けれど]
……ん。
俺らの宿す星は、妖の食いもんやないし、他の星を食い荒らすもんでもない。
[対する星を喰らわんとするのは、本能的な在り方とわかってはいるが]
そこを、忘れん限りは……何があっても、『人』でいられるし、『人』に戻って来れるからなぁ。
[返る返事
ふ、と空を見上げれば、横切る紅い翼
……あー。
呪、解ける、か……。
[それと共に周囲に巡らされていた力が薄れていくのを感じて、ぽつり、と呟いた]
大丈夫ですよォ。
[
戦う姿のみが手本ではない。
混乱の淵から戻ってくるのは己の力だけでは無理だった。
己よりも先を行く先達達のくれたものは己の裡で芽吹いて、やがて実を結ぶ。
否、実を結ぶように努力を尽くさねばならない。
そう心の裡で強く念じる。
兄弟子が弟分に対して格好つけたいという事を知ったならば、十分に格好いいと答えるだろうが。]
[
それを聞かせてくれたのは未熟な己の糧にと思ってだろうか。
もしも兄弟子と同じ目に同い年の己が遭ったなら――兄弟子のようになれていただろうか。
一時、そんな考えに囚われたが、]
はい。
[己達星を宿す者は、喰われる側でも、喰らう側でもないのだと。
星の宿る器ではなく人なのだと。
兄弟子によって紡がれる言葉を己の胸に刻む。
今後、また闇星の本性に呑まれそうになったとしても、今度はちゃんと一人で戻って来れる気がした。]
[兄弟子に釣られ、仰いだ空。
視界の先で翼を動かし、空を横断する一羽の鳥の姿は目に入り]
…あ…。
[呪が解ける。
その言葉の後に頭領の放った結界が弱まっていくのを感じたが]
…こうしちゃァいられませんね。
[重傷を負った者もいる。
男は薬草をすり潰す手を動かし、小鬼と共に兄弟子の手当てを再開する。
終わったなら今度は雷の使い手の元へ赴いて怪我の手当てを施そうか。**]
[気を張り詰めていると、闇星の青年
血止めは終わっとるき、大丈夫じゃあ。
そん薬ぁ、旦那と亀きっつぁんがまた必要んなった時にとっとき。
[採取してきた薬とて有限。
余四朗よりも傷の深い二人のために使うべきだと青年に言い、手当てを辞退しようとする。
相手が余四朗を説き伏せる態に入るなら、好きなようにさせるが*]
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