194 花籠遊里
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヴェスパタインが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ヴェスパタイン、藤之助、トレイル、ニコラス、亀吉、朧、丁助、ヘクター、シーシャ、櫻子の10名。
また次の宵が訪れた。
宵闇色の髪を風に揺らして、男は今日も淀んだ空気を纏っている。
変わらない常套句を、壊れたラヂヲのよに聞かせては
今日も今日とて蝶集めに勤しんで。
数が揃えば重厚な扉は、鈍い悲鳴を上げて閉ざされる。
(#0) 2014/09/17(Wed) 02時頃
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シーシャ殿。 今宵の藤の花は、美しく咲くかもしれませんよ。
(0) 2014/09/17(Wed) 02時頃
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[集めた蝶の一匹にだけ 気まぐれな助言を、こそりと耳打ちした。]
(1) 2014/09/17(Wed) 02時頃
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[ひらひらと、ひらひらと。
朝にひらめく蝶の行方は誰も知らない。
お互いに干渉せぬが蝶の了解。
されど、されど。
虫の知らせが鳴いたなら、最後の花夜として。
運命は女衒の御心を、掬い上げてくれるやもしれない。**]
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/17(Wed) 02時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/17(Wed) 02時半頃
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[おうや、おうや。
鬱屈そうな背格好の花主を視野に入れれば頭の中に流れる常套句。ヒラリと手を振るのみで、特に思う所もないまま館の中を散策しようと––––––した 時。
耳打ちをされたのは、きっと初めて。]
ん、ぉ…おう、花のお勧めなんかをしてくれるサービスでも始めたのかよ?
[冷風を思わせる囁きにやんわりと耳を庇う。 その後、花主はどこ吹く風。 仄暗い灯火にさえも照らされぬ後ろ姿をじとりと見つめて。
胸中を掻き回す底知れない悪寒にだろうか、左頬を照らす明かりに対してだろうか、男は目を細めた。*]
(2) 2014/09/17(Wed) 02時半頃
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── 東雲の頃 ──
[ベルさまとの閨、その『蝶』が飛び去ってしまわれて
後片付けをと動き出せるようになるまで
丸窓を見上げていた頃にございます。
花主さまのお気配は、淀んだ空気にてすぐにわかるのでございました。
宵闇色をした長いお髪が少し何かで焼けておられるようでした。
僕は着物を纏い直して、花主さまへと正座し
彼の歪んだお言葉を、今日も耳にするのです。]
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[また、宵闇がやってくる
蝶が舞い蜜を啜るこの時間。されど昨日までの穏やかな雰囲気からかけ離れた憂鬱な気を纏い、部屋で小さく溜息を吐いていた 思い出すのは昨日のこと。友に見られたというだけで狼狽し、砕けてしまった鏡面
割れたものを拾い上げて繋げても、はて戻るものなのだろうかこれは――……そんな折、人づてに告げられた言葉にああやはりとほろ苦く笑った]
咲いた花はいつか散る。道理ですね [穏やかな表情、造りそう言付けた者に微笑めば、当てもなく廊下をゆらりと歩み始めた]
(3) 2014/09/17(Wed) 02時半頃
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[慈しみに満ちた、歪な言の葉
僕はこれをもう幾歳聴いてきたことでしょう。
愛でるだなどと、しもしない癖に。
愛しいだなんて、思いもしない癖に。
本当のところなど、どうかは判りませんが
僕はいつも、そう思っておりました。
花吹雪のように舞い散るは
今宵の僕につけられた値でしょう。
幾らのものであったのかなんて、知ろうとも思いませんでした。
ただ、見下す花主さまの足元。
落ちた花弁を数枚手に取り、恭しく頭を下げたのでございます。]
花主さま。
櫻にこの対価で、花の苗を与えては下さらないでしょうか。
庭に、秋を迎えたいのです。
[花の苗を与えて頂くには数枚で事足りるでしょう。
それ以外はいりませんと、僕は足元に跪きます。
膝を揃え、内股を『蝶』の残り香に染めたまま。
頭を地につけ指をつけ、願い請いました。
其の姿はきっと他の『花』たちも
この地下牢で幾度か目にする、東雲の光景だったでしょう*]
[暁にもならない頃、蝶は翅に弁の一欠、されど弁より重い何かを引っ提げて、まずは巣へと這いずり帰る。
その時は、他の蝶に出会っても口を効く気にならなかっただろう。
虫の知らせが鳴いたのは子が夢から醒める刻を回った頃。時間さえも稚拙だと、朝日に背を向けて鼻で一笑。
運命に沿うよう、脚を進める。*]
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── 中庭 ──
[宵に染まる空の下、硝子に阻まれた箱庭の中。 射干玉の眸と同じ髪と、櫻色のリボンを揺らして 僕は中庭におりました。 手には一回り大きな軍手を。 錆びて欠けたスコップに、差し口の曲がった如雨露。 そして花の苗と共に、あちらこちらを行ったり来たり。 額には少し汗をかくほど、ちょこまかと 動き回っているのでございます。]
苗、頂けてよかった。
[自然と頬が綻びます。 贅沢などそれほど沢山とは出来ぬ身です。 こうして苗を買い与えてくださる事には とても感謝しているのです。]
(4) 2014/09/17(Wed) 03時頃
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[暁が宵闇切り裂く頃、花主が白の紙吹雪を花に降り注がせた後――東雲の空から昇った太陽が中天の陽になった頃、ようやく割れた鏡は目を覚ます
虚空を見つめ瞼を下ろした友、其の身を清め別れた後、逢いに行く事が中々できずにいた
見ないでほしいと願った。自分が狂い咲き乱れる姿など。それは友も同じだったかどうか、それはわからない
暫し無心に琴の音奏でていれば、花主の使いだろうか禿の背格好の花見習いが花主の言葉を伝える。曰く――]
鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ
[……と]
[然様でございますか。そう返す言葉はか細く途切れ途切れだったろうか
ほろ苦く笑いながらもその前に、一目友にあいたかった
当てもなくふらりふらり宵闇迫る冷たい廊下を歩く
友の部屋へ行くまではできたもののその襖を開けるのはどうしても躊躇われ、一輪の勿忘草の押し花の栞をそこに挟んで踵を返した
逢いたいのに逢いたくない
忘れられたくないのか、否、忘れてほしいのか
嗚呼今宵も夜が来る。また花は乱れ咲き狂うのだろう
明日には下町の娼館に払い下げられる身、こんな身で面と向かって逢う勇気が、持てなかった]
[鳥の囀りも届かぬ薄暗い籠の中。
気怠い身体を沈めつつ、鼻先埋めるは背を預けた白い空。
すん、と鳴らしたその先で蝶の残した鱗粉にぐしゃりと顔を歪めさせて。
もう温もりの無い手のひらを何度も握り締めては、幾ばくか大きな翅を思い出そうと吐息を漏らす。
昨晩の宴の気配を感じさせる匂いはすれど、乱れる淫靡な囁きは成りを潜めたその場所で]
──……。
[ぎゅぅ、と。手のひらを握り締めては、暫し残り香に顔を寄せては目蓋を閉じる。
ほんの少しだけ、夢の続きを見ようと。
人の顔が刷られた花吹雪には目も暮れず]
………貴方なんか、大嫌いです。
[囁いては、揺蕩う意識の中、されどもしかと耳にした言の葉とはにかみ笑みを浮かべたその人を掻き消して。胸に咲いた花を*手折った。*]
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[僕はきっと、昼頃から中庭に居たでしょう。 あっちにはアイビーゼラニウムを。 こっちにはサンタビリアを。 奥にはカーネーションを。 白、ピンク、オレンジと秋に似つかわしい色合いを添えていきます。 ある『花』に告げられた事も知らず>>3]
……貴重なものは、さすがに無理ですよね。
[困り眉で、手前には代わりのコスモスを植えていきます。 中庭で草花に囲まれて、小さな僕がしゃがんでいると 宵に紛れても見えるのは、櫻色のリボンだけでしょう**]
(5) 2014/09/17(Wed) 03時半頃
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[この世には、ちょこれいとの匂いのする花があるのだそうです。
その色を、その香を、知りたかったのですが
どうやら手に入らなかったらしく
置いてあったのは、似た色の
オレンジ色をした秋桜でした。]
…────。
[細く、少し長い息を吐き。
僕は中庭で、秋をお迎えする準備をしていたのでございます**]
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/17(Wed) 03時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/17(Wed) 08時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/17(Wed) 10時半頃
庭に、秋を?
そうかい、ソウカイ。
花が花を愛でるとは、いくぶん滑稽だねえ。
ならばアレを植えておくれよ。
秋と言えばアレだろう。
“死人花”。
[頭を擦り付けて乞う様に喉を鳴らした。
花が花をとは、また滑稽で退屈しない。
この櫻の梢は他に媚びるよで、媚びぬ花。
それがこうして頭を下げる。
草花ひとつのためだけに。
狂気に染まった笑みで嘲笑する。
花植のリクエストを呟きながら。]
なんだい、なんだい。
こんなにも対価を貰ったというのに
お前の価値には見向きもしないかい?
嗚呼。
余り私を落胆させないでおくれ。
[櫻の梢も、拾うのは数枚であった。
淡き藤も、紙幣の吹雪に目もくれない。
つまらない。
心底、といったように男は重い溜め息を吐いた。
人のプライドなど屑折れた姿で、大枚をかき集める花が見たいのに。
それでも男は笑っていた。
なに、楽しみはまだまだある。]
法泉、おいで。
お前が一番慕う花は誰だったかねぇ?
私には興味もないが。
その花に伝えておいで。
“鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ”
安心おしよ。
丁度、下町のひとつに穴があって困っているそうな。
其処で丁重に扱ってもらうさ。
丁重に、ね?
[男が言伝てたのは早朝。
法泉という花見習いが、伝えに向かったのは昼頃。
その間、花見習いも心を割く思いにあっただろう。
何時の頃からか、花は花が教え育てることが増えた。
“丁”という花もそうだったか。
法泉もまた、藤の花に尊敬の念を抱いていたのだろう。
知っていてこそ、男はその花見習いに伝えさせたのである。]
さあて、愛しい吾が子達。
今宵も狂い咲いてお見せ。
蝶を惑わせ、夢をみせ
たんまりと搾り取っておしまいよ。
愛も金も善も悪も。
毒花のよに。
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