フランシスカ！ 今日がお前の命日だ！

[彼女を届けた病室を一度離れて、
　もしかしたら、先を越されている、
　そんな可能性があることも、知らない。

　蝦江のクローンは送った先を見ていただろうか？
　あるいは彼はその場所を見つけられるだろうか？]

[当直室を出て。
まず向かうのはB2F。
なぜなら、少し前にB1を見回った後だったから]

[故に、またB1に戻ってくるのは少し遅く。
その時まだそこに、そのままいるのなら……――]