60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[短い夢。不思議な声に誘われたか、不思議な夢をみた。
庭園の薔薇の蕾が、嵐に吹き飛ばされそうになっている。
その周りを、奇妙な生き物…羽の生えた小人?みたいなのが舞っていて。
薔薇の甘い甘い蜜。毒を含んだ甘い蜜。
嵐に飛ばされる前に、咲かせてあげなきゃ…]
んにゃんにゃ。
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……見間違い、なんだ……。
[優しい手で撫でられて、少しずつ落ち着いてくれば、また羞恥が先に立った。]
ごめんなさい……。
[謝ったのは、セシルにと、ヴェスパタインにと。]
……う、
[ヘクターにからかわれて、顔を真っ赤にしてうつむいた。もぞもぞと、居心地悪そうに手を離そうとする。]
(13) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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…薔薇の呪いで、結ばれるだなんて……。
[信じない。だってあの時も…そんな事は起こらなかったのだし。]
[甘い毒を孕んだ薔薇の木は、毒を満たす器を探している。
あの子はどうだろう、
あの子なんていいかもしれない。
その蔦の、絡まる先は。]
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眠り姫みたいに……? そんなのやだ……!!
[ヘクターの話を聞けば、震え上がりぶんぶんと首を振って、それはもういじめっ子の思い通りだろう反応を返す。]
ご、ごめんなさい、僕、戻りますっ!!
[セシルの優しい手を振り払い、お礼も言わずに、同室者の居ない自室へと走り去った。]
(24) 2011/08/03(Wed) 01時頃
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[闇に慣れた目は、歩き慣れた廊下程度なら走るのに支障なく見渡せる。今は少しでもあの場を離れたくて、走って、走って。]
!! ごめんなさいっ!!!
[怒鳴り声に驚きべしゃりと転んで、拍子に眼鏡を落とした。けれど自室までは目と鼻の先、拾うよりも逃げる思考が先に立つ。]
(36) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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か、返してくださいっ!
[少年の視力はとても悪いから。眼鏡がないと日常生活もおぼつかなくて、必死で手を伸ばす。そんな反応がおもしろがられる要因だとは彼は気づいていないけれど。]
(43) 2011/08/03(Wed) 01時半頃
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なに、ですか……。
[ザックとよくつるんでいるから、この先輩のことは知っている。けれど、怖い。そんなイメージしかない。]
返して……
[手を伸ばし、跳ねるけれど、それは届かない位置へと逃げられるのだろう。]
(48) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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っ、やだっ!!
[何を求められているのか察して、反射的に身をよじる。]
僕はザック先輩のだ!
[そこだけ、いつも気弱な少年にしては、力強く宣言した。 ザックが望むから許しているけれど、あの行為は嫌いだ。痛くて、気持ち悪くて、嬉しいのは最中に囁かれる、愛しているという言葉だけ。]
(56) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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嘘だっ、ザック先輩からそんなこと言われてないっ!!
[触れられた肩からぞわりと鳥肌が立つような気がして、振り払い逃げ出す。声をかけてくれた人──先ほどお化けと間違えた人だとはすぐには気づけなかったけれど──の後ろに隠れた。]
(66) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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あっ……!!
[眼鏡を持ったまま踵を返されてしまって、とっさに手を伸ばすけれど、どうせ自分では届くはずもないという思考が、触れるのを逡巡させた。]
(67) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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フィリパ先輩、いいです、明日ちゃんと頼みますから。
[サイモンの言葉にぞっとする物を感じて、フィリパの服の裾を掴み首を振る。 ……巻き込むのは、怖いから。]
(73) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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先輩、だめっ、
[きゅっと裾を引く手はますます強く。彼の言う黒ミサの意味、知っているのだから。]
(82) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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あ……
[眼鏡を投げられ、サイモンとピッパを交互に、おどおどと見る。]
……ごめんなさい。
[泣きそうな顔で、そう言った。]
(90) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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[夢で、薔薇の伸ばす蔦に絡めとられた少年が一人。
薔薇の棘の呪いを*受けた*]
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[こくりと頷いて、ピッパに引かれ自室まで戻っていく。]
おやすみなさい。 ……ごめんなさい。
[謝る声は、もう一度。**]
(92) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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──自室──
……っ。
[ドアには後ろ手で鍵をかけた。ため息をつき、ドアにもたれかかるように座り込む。]
なんで僕、いつもこうなのかな……。
[奇跡的に割れていないマグをぎゅっと抱え、どうして、どうして、と頭の中で繰り返す。雷は怖くても我慢するべきだったし、怪談なんかに怯えるべきじゃなかった、先輩にはきちんとお礼を言ってから帰るべきだった、眼鏡のあれだって……あそこでああすれば良かったと、今になって思うことばかり。自分の身代わりになったピッパを思えば、気は重い。]
……寝ちゃわないと……。
[もう時間も時間だし、眠ってしまおうと思うけれど、その前にやらなければならない日課を思い出せば気が重くなった。のろのろとマグを机の上に置いて、引き出しに手を伸ばし──取り出すのは、ザックに渡された軟膏。]
(93) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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っ、……ぅ、あ……
[ベッドに横たわり、少年は軟膏まみれの指を、自らの後孔に伸ばしていく。固く閉ざされたそこは、指先を埋めようとするだけで痛みを訴えた。 気持ちよくなんてない、けれど。毎回泣きわめかないように夏休みの間に慣らしておけと、そうしないと嫌いになるとザックが言うから、縋る物の無い少年は忠実にそれに従っている。
やがて、指一本がどうにか埋まったところで、少年は指を引き抜きティッシュで軟膏を拭う。そして、汚れた手を洗うためにそっと外に出た。]
気持ち、悪い……。
[胸の内にあるのは嫌悪感。こんな汚らわしい行為に対するものと、ザックの期待に応えられない自分に対するものと、二つ。]
(94) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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──廊下──
[ざあざあと水を流して手を洗い、部屋に戻るため来た道を引き返す。いつの間にか雷鳴は遠ざかり、雨の勢いは一時ほどではなくなっていた。]
……? あれ、なに……?
[窓から見える中庭の一角が、ほんのりと光っている気がして、目を瞬かせる。同時にヘクターに聞かされた怪談を思い出して、背筋がぞっとした。]
……確かめるんだ、怖くなんてない……。
[びくびくと怯えながらも、掃き出し窓から中庭に足を踏み出してしまったのは何故だろう。 怯え続け、からかわれ続けて傷ついたプライドを、どこかで取り戻したかったのかもしれない。そのときすでに、薔薇の精霊に魅入られていたのかもしれない。 そこで見たのは、ランディそっくりの、けれど半透明に透けた人影。]
(96) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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『君を見てたよ』 『君に決めたよ』
『契約しようよ』
[一人で喋っているのか、大勢で喋っているのか、わからない声で"彼"は言う。]
……!!!
[悲鳴が声にならなくて、喉を押さえるばかりのジョージに、目線を合わせて"彼"は微笑んだ。]
(97) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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『ぼくなら、君に見えないものが見えるよ』 『ぼくなら、君にわからないことがわかるよ』
『知りたいんだろう? だったら』
『ぼくの感覚を貸してあげる、代わりに、君を半分ぼくに貸して?』
[──その言葉は、それ自体が甘い毒。こくりと頷いてしまった少年の内に、嬉しそうに笑った"彼"は溶け込んだ。]
(98) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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……ああ、そっか。綺麗に咲かないと。
[少年は呟く。とても素敵な気分で。]
無粋な嵐。もっともっと貰わないと、咲けなくなっちゃうや。
[伸びる伸びる、呪いの蔦。哀れな犠牲者に絡みつく棘。 甘美な毒の香りを身に纏って、少年はくすくすと笑った。**]
(99) 2011/08/03(Wed) 03時半頃
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[体の下で喘ぐ姿はあまりに艶かしく、
見上げる瞳は、吸い込まれそうなほどに妖しくきらめいていた。]
…ランディ……?
[濡れたその唇が、微かに囁く。
これでもう、逃げられないね…と。]
[それは、その下級生の言葉だったのか、それとも彼に取り付いた薔薇の精の言葉だったのか、今となってはわからない。
ただ、彼と自分の精気が薔薇の精に力を与え、哀れな小動物を絡めとってしまったのはその直後の事かもしれない。]
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――早朝・自室――
……ゆめ?
[小さな身長のせいで大きく見えるベッドで、ぼんやりと少年は目を覚ます。昨夜庭に出てから、どうやって戻ってきたのだろう。あまり覚えていない。]
『夢じゃないよ』 わっ!!
[頭の中に響いた声。少年は怯え、辺りをきょろきょろと見回す。]
『そんなに怖がらないでよ。ぼくは悪い妖精じゃない……嵐に耐えるのに、精気を少しわけてもらいたいだけ』
『ランディも協力してくれたよ』
『でも思いを遂げたからもういいんだって』 『もう一人、手伝ってもらおうよ、誰がいい?』
(148) 2011/08/03(Wed) 17時半頃
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『君が決めてよ』
[響く声、ことりと首を傾げて、少年は恐る恐る一人の名を口にする。]
じゃあ……
[ふと浮かんだ、昨日挨拶した先輩の名前を告げる。]
『きーめた』
[楽しそうなくすくす言う声。そのまま眠り込んでしまった少年は、彼のみに起こったことを知らぬまま……。]
(150) 2011/08/03(Wed) 17時半頃
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…わけがわからないよ〜。
何なんだよ〜。
[左手の、棘に刺された小指の傷は、もう痛まなかったが。
ツタ模様が広がっていることに、本人はまだ気づかない。それを通じて、薔薇の声が聞こえるようになっている事も**]
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──朝・自室──
わっ!
[小柄な身体がころんとベッドからおっこちる。きょとんとした瞳はぱちぱちと数度瞬いて、未だ小さな手がわたわたと眼鏡を掴んだ。]
ゆめ?
『ちがうよ』
[また、くすくすと聞こえる声。少年の顔はぱぁっと明るくなる。]
すごいすごい!! 僕妖精と話してるんだ!!
[昨日の怯えた様子が嘘のように、はしゃぐ少年はパジャマのまま外に出る。目指すのは中庭。妖精の依り代となっている薔薇の木を一目見てみたくて。
自分が濃厚な薔薇の香りを漂わせていることに気づかないまま走ってゆく。]
(185) 2011/08/03(Wed) 20時半頃
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[くすくすと笑う声。"彼"の声。]
『僕を咲かせて』
『恋をちょうだい』
『想いをちょうだい』
『君の命の欠片をちょうだい』
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