人狼議事


251 【誰歓RP】鬼渡し

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辰次! 今日がお前の命日だ!


【人】 看板娘 櫻子

[明日香が消えた後、何故か鬼面は辰次の顔にあった。>>2:109
何故かなんて考えなくてもわかるはずなのに、櫻子にはすぐには理解出来ない。]

 辰っちゃん。

[名を呼ぶと辰次は返事をしてくれた。>>1
それなのに、鬼面をずらして見せてくれた顔は、見たことがないような表情を浮かべていた。]

 辰っちゃん、何を言ってるの?

[誰かと会話しているような辰次>>2を恐ろしいものを見る目で見つめてしまう。
辰次を見つめる目から零れるのは何だろう。
わからない。わかりたくもない。]

(12) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そうしていると、晶の声が聞こえてくる。
何故か視界がぼやけて辰次の姿が良く見えなくなってきたから、櫻子は促されるまま晶についていく。
今は、あの恐ろしい辰次の姿を見て居たくない。

晶が慶一にも声をかけていた。
まさか、カタツムリの同定をもちゃっかり行おうとしているとは知らず。
しかしきっと慶一ならば逃げ果せるだろうと今は晶と社務所に向かい、
そうして会うだろう。
社務所を出たばかりの実代子と。]

 みょんちゃん!

[その姿を見つけると櫻子は実代子に飛び付いた。
そうして、しばらくその胸で泣くのだ。
怖い、見たことがないような辰次の姿を思い出して。]**

(13) 2016/07/20(Wed) 01時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 01時頃


寂しい気持ちが増えた気がする。

寂しくて寂しくて。

誰かを抱きしめずにはいられない。

同時にそれは嬉しいことでもある。

もう我慢しなくてもいいんだ。

誰かに甘えてもいいんだ。

なぁ、早く。

捕まってくれよ。




そして。


俺を愛してくれ。

.




いい子いい子して欲しい。
頑張ったね、って。

そんな陳腐な言葉でいいんだ。

それが欲しくて、欲しくて。

.



[鬼の正体はウツワとなっても測りかねるが、少なくとも辰次の場合。
胸のうちに抱えていた病んだ心を助長させた。

寂しい、甘えたい。そういう不安定な精神に鬼は巣食った。
さて、それは次に手招きをされた櫻子の場合、いかであるか。]
.


【人】 看板娘 櫻子

[後で数を数える声が聞こえる。>>16
晶と繋いだ手を力が籠る。
辰次から逃げていた時は力強く引いてくれていた手。>>20
しかし、従姉である実代子にあった時に漏れた声で、晶が気を張っていたことを知った。
それに、実代子の横から智花も声をかけてくれ>>15
それで少し落ち着いて実代子の胸から顔を上げた。]

 辰っちゃんは……。

[櫻子は智花の問いには答えられなかった。
代わりに晶が答えてくれて、そして間もなく声が聞こえてきた。]

(23) 2016/07/20(Wed) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

――社務所――

[実代子の胸で泣いていたその時、辰次が現れた。>>18
皆気付いたのだろう、辰次に視線が集まる。
櫻子の視線も同じように辰次に引き寄せられて。]

目が合った。
その時、辰次が穏やかに微笑んだように見えた。>>24]

 辰っちゃん!!

[思わずそう声をかけるも、時すでに遅し。
鎮守の森の方へと向かう晶と智花、そしてそれを追いかけるように辰次が走り去っていく。]

(27) 2016/07/20(Wed) 18時頃

【人】 看板娘 櫻子

[辰次が走り去った後に残る数々。>>19
実代子もそれを見たのだろう。
実代子に手を握られれば頷く。
視線で拝殿の方に戻るのだと伝わる。
今はここにいることは得策ではない。]

 みょんちゃん、行こう…!

[辰次は、晶たちはどこに向かったのだろうか。
晶ならば、きっと逃げ果せてくれる。
だから今は自分たちも逃げなければ。

拝殿方向に実代子と逃げる直前、櫻子は辰次の落としたそれらを見た。]

(後で拾いに来るから…!)

[今は、辰次はオニになってるだけ。
きっとすぐに戻る。
その時に、返してあげなくちゃ…。
その思いを視線に込めて。]

(29) 2016/07/20(Wed) 19時頃


 まぁいいか。
 止まらない、寂しいのが止まらないから。
 早く誰か捕まえないと。
 


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 20時半頃


【人】 看板娘 櫻子

――拝殿――

[櫻子も実代子と走った。
走って走って、そうして徐々に辰次から離れていく。
逃げていく。
あの恐ろしい笑みを浮かべたオニから。

そうして、無事に逃げ果せたと思ったのに。
目の前の実代子はそれを許してはくれない。>>34]

 辰っちゃんは…。

[言葉に詰まる。
あの時、オニを目の前にして自分が声をあげなければ。
自分の足で逃げていれば。
オニを引き付けるために向かった辰次を引き留めていれば。

オニに捕まる前に辰次も思った もし が櫻子の脳裏を過る。]

(35) 2016/07/20(Wed) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[櫻子の脳裏を過る もし はすべて、櫻子が何かを成していれば防げたはずだ。
実代子には責めるつもりはないのだろう。
けれど、目の前でオニに捕まった辰次を、歪な笑みを浮かべる辰次を、見てしまった櫻子には、その視線は糾弾のように感じられた。]

 実代子ちゃんには、わからない――!

[櫻子の口から悲鳴が漏れる。
この世界に来てから何度叫んだだろう。
それでも、声は枯れる事なく異世界に響き渡る。]

(36) 2016/07/20(Wed) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

 みょんちゃんは、自分で進路を決めて、自分で仕事を決めて、都会に出て行った。
 みょんちゃんは、自分のやりたい事をちゃんと持って、自分でその道を切り開いた!

[実代子を見て叫ぶ。
憧れのお姉さんで、高校卒業と共に憧れの都会に行ったお姉さん。
一人でだって生きていける強い人。]

 私知ってるもの。
 おじ様もおば様も、みょんちゃんには辛く当たるけど、本当はすごく心配してる。
 辰っちゃんも晶も、村のみんな、みょんちゃんを心配してる。
 そしてそれ以上にみょんちゃんに期待してる!

[村から都会に向かう姿は目立ち、色々と言われた事もあっただろう。
それでもこのご時世、女の身一つで働いている実代子をみんなが見守っていることを知っている。
過去があるから皆口に出来ないだけで。]

(39) 2016/07/20(Wed) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

 私にはそんな事出来ない!

[辰次は頼れと言った>>2:75。甘えろと言った>>2:82
頑張ると言ったけれど、期待に応えようと言う事を聞いて育った櫻子にはまだ、実代子に甘える事が出来なかった。]

 私がオニになれば良かった…。
 だったら辰っちゃんはきっとオニにならずに、皆が助かる方法を探してくれたのに…。

[時間稼ぎだろうが何だろうが。
それでも、その方が何倍も助かる確率は高かっただろう。
それに。]

 実代子ちゃんは、村に戻らないと。
 おじ様もおば様も、それに晶くんも智花ちゃんもみんな、みょんちゃんの事待ってるよ。

[冷静ではないのだろう。
今、辰次から逃げたとしても村に帰る方法は何一つ見つかっていないのに、ここで実代子を逃がせば何とかなると櫻子は思った。]

(40) 2016/07/20(Wed) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

 それに、辰っちゃんに恩返ししないと。

[助けてくれた辰っちゃんを置いて逃げているから、実代子の視線がこんなに突き刺さるのだ。]

 私、辰っちゃんを呼んでくる。

[脳裏には辰次の恐ろしい笑みが浮かんでいるが、このままではいられない。
皆が逃げるにしても、囮は必要だ。
今度は、櫻子が囮になる番だ。]

(何か目立つもの…)

[思い出したのは辰次が落とした物ら。>>19
曇天でうす暗いこの世界に、きっと辰次の方から火を灯せばすぐに見つけてくれるだろう。
櫻子はじりじりと実代子から距離を取る。
そうして実代子と別れようと。
せっかく晶が二手に分かれようと提案してくれたのに。>>21]*

(41) 2016/07/20(Wed) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

[実代子は引き留めてくれただろうか。
もしかしたら、その言葉を待っているのかもしれない。
けれど、もし引き留めてくれなかったとしても、
櫻子は走り出す。
社務所前、辰次が残した物を取りに。]

 ライター、あった…!

[煙草と、車の鍵と渡し賃。
車の鍵はここに車がないし、渡し賃なんて縁起の悪いものは手にしたくない。
だから、ライターと煙草を手に取る。

そして、左手に煙草、右手にライターを持って、カチカチと火を付けようとライターを弄る。]

(51) 2016/07/20(Wed) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[最近のライターは子供が簡単に使えないように重くなっているらしい。
焦りと不慣れな手つきでライターに火を灯そうとする。
そうして、煙草にも火を灯せば、辺りには煙草の煙が漂うだろう。
辰次が好んだ銘柄だ。
例えオニとなっても、その身が好んだ匂いは忘れえぬはずだ。]

 辰っちゃん、どこにいるの!

[煙草を吸わぬ櫻子に、煙草の火がどの程度持つのかわからない。
それに、それを辰次に向けるつもりはないのだ。
辰次を傷付けるつもりはないのだから。]

(52) 2016/07/20(Wed) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ――オニさんこちら!

[そうして思い出した。
あの時もこうして辰次はオニを呼んでいた。>>1:64]

 手の鳴る方へ!

[大きな声を出せば、煙草など必要なかったのかもしれない。
それでも、ただのオニではなく、このオニが辰次である証明をしたかったのかもしれなかった。]*

(53) 2016/07/20(Wed) 22時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 22時頃


櫻子は、辰次の煙草を見て顔を顰めた。

2016/07/20(Wed) 22時頃


【人】 看板娘 櫻子

――社務所――

[この世界の時の流れはどうなっているのだろうか。
オニを呼んだものの、辰次を目の前にして冷静を保っていられる自信はない。
明日香ちゃんがオニだった時とは違う。
相手は成人をとっくに過ぎた男がオニとなっているのだ。
ライターの火にフィルターを炙るも火が付かない。
ただ焦げていくだけ。
焦燥に駆られていたその時、声は背後から聞こえた。>>60]

(61) 2016/07/20(Wed) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[手の中の煙草が抜き取られる。
ぽかんとそれを目で追って。
再び戻ってきた煙草に、辰次の顔と煙草を交互に見る。]

 ――辰っちゃん!

[思わず目が潤む。]

 だって煙草なんて吸った事ないんだもの。

[目の前の辰次は、煙草の火一つ付けられない櫻子を見かねて出てきてくれたのだ。
近くで見たその顔は櫻子が良く知る辰次のもので。]

(62) 2016/07/20(Wed) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子


 良かった辰っちゃん。
 元に戻ったのね。

[あんな怖い笑みを浮かべていたのはきっと自分の気のせいだったのだ。]

 辰っちゃんにあげようと思ったの。
 煙草好きでしょう?
 鬼渡しはもう終わりにして――みんなで、帰ろう?

[それは懇願。
しかし、それでも辰次に触れられないのは、どこかで知っていたからだろう。
辰次がオニであることを。]*

(63) 2016/07/20(Wed) 22時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/07/20(Wed) 22時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[辰次の顔はすぐに鬼面に隠されてしまった。
けれど続いた台詞は、ひどく人間らしく、辰次らしくて、泣き笑いみたいな顔になった。]

 そうよ。
 皆体に悪いからやめなさいって言ってたのに、ようやくやめるのね。
 亡くなられた七尾のおじい様も安心されるわ。

[死ぬ間際まで心配していた。
なのに、葬儀の間も辰次は忙しなく働いていて。]

 情けなくない。
 きっと辰っちゃん、ちょっと疲れたのよ。
 ずっと忙しかったもの。

[泣いたのだろうか。
櫻子はその姿を見ていないけれど、誰かが辰次を泣かせてあげていたのだろうか。]

(68) 2016/07/20(Wed) 23時頃

【人】 看板娘 櫻子


 我慢しなくていいよ。
 ちょっとだけ、そう、ちょっとだけ休憩しよう?

[煙草を吸うために少しだけずらされた鬼面の下から、静かな微笑みが見えた。>>69]

 辰っちゃん――?

[辰次の滅多にない弱音。
それが辰次の本心であれば、抱き締めてあげるべきなのだ。]

 ――…うん。

[頷く。
恩返しをすると言った。
これだけ辰次が苦しんでいるのに、それなのにどうして手の震えが止まらないのだろう。
辰次の方になかなか伸ばせぬ手を、理性で抑えつけて答えようとするも。

慶一の存在にはまだ気付かない。>>73]*

(74) 2016/07/20(Wed) 23時頃

【人】 看板娘 櫻子

――少し前の拝殿――

[櫻子が投げた言葉に返ってきた実代子の言葉。>>72
でもそれは櫻子の言葉でもある。]

 なら話して!
 言ってよ…みょんちゃんの気持ちを聞かせて…。

[辰次は実代子が落ち込んでいると言っていた。>>0:71
小娘でしかない櫻子は、言ってくれないとわからないのだ。]

 辰っちゃんも心配してた。
 ね、早く優しい辰っちゃんに戻って貰わないと…。

[どうやって戻せばいいのかわからない。
明日香の時と同じく、鬼面を前にしたら怯えてしまうだろう。
それでも、辰次を必要としている人がここにもいるのだから。

そして、櫻子は社務所の方へと走り出す。
辰次に会うために。]*

(76) 2016/07/20(Wed) 23時半頃



 あったけぇな…。

 ありがとう。

 


【人】 看板娘 櫻子

[捕まった。

まだ躊躇していた手ごと。
震えた手は、しかし裏腹に煙草だけはしっかりと掴んでいた。
辰次はもういらないと言っていたけれど、

オニは、火を、怖がると思っていたから。]

(79) 2016/07/20(Wed) 23時半頃

[一つ、境内の外へは出ぬ事
一つ、他者に大怪我を相手に負わせぬ事
 ただし、転んだ時の擦り傷、掠り傷はその限りではない
一つ、捕まえる際に物は使わぬ事

以上が鬼渡しの禁忌よ
それ以外は何をしても許されよう]

[実代子は拝殿前。
晶と智花は鎮守の森。
おさかなくんは行方不明。]

[それが鬼がこのウツワで得たこと。
そして辰次の一連の言動はこのウツワに鬼がもたらしたこと。]


【人】 看板娘 櫻子

[そんな櫻子の僅かな知識など何の役にも立たなかったのだ。
抱き留められ、胸が早鐘の様に鳴る。
それは情ではなく、恐怖から。

ほら、耳元で囁きが聞こえた。>>78

ああ、オニが移ってしまう。]

(80) 2016/07/20(Wed) 23時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/07/21(Thu) 00時頃


【人】 看板娘 櫻子


 辰っちゃん――…。

[恐怖から名を呼んだのに。

次の刹那、辰次の腕の感触が消えた。
視界も失われる。

まるで、辰次が消え失せたように。
まるで、何かに覆われたように。]

(83) 2016/07/21(Thu) 00時頃

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