167 あの、春の日
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―寮・裏庭―
[寮の裏庭には、巨木があった。 ハルカはその木にもたれて座り、今日も数学書を読んでいる。 その木の種類を、ハルカは知らない。桜でないということだけはかろうじてわかるが。 春とはいえ、まだ肌寒い。けれどそんなことおかまいなし。 ハルカは今日もマイペースで、数学嫌いから見れば謎の呪文書にしか見えないような数式を、熱心に目で追っていた]
(10) 2014/03/03(Mon) 00時半頃
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……それは、旅立つ人目線の歌だもの。
[小さく、誰かが呟く。]
[ぺたり。
無意識に、数学書を支える手とは逆の手が、木肌に触れる]
……ああ、そうだったな。
[ぺらりとページをめくりながら、低い声で呟いた]
僕には、やりたいことがあったのだった。
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む?
[己の名を呼ぶ声>>16に、数学書から顔を上げた。 しばらく視線をさまよわせ、マユミの姿を認める]
ああ、マユミ。 おはよう。いい朝だな。
(19) 2014/03/03(Mon) 00時半頃
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[木肌に触れていた手は、一度するりと撫でて。
ごく自然な仕草で、その手を持ち上げてひらりとマユミに向かって振った]
――……風邪引かないように気をつけてくださいね。
それだけ、言えばいいのに。
申し訳ありません、ハルカ先輩。
[木肌に触れた手をこちらに向けてくれたハルカへ、申し訳なさそうに紡いだ。
この声はきっと、届かない。そう思ったから。
どうして?]
世の中は 夢かうつつか うつつとも
夢とも知らず ありてなければ
[26歳の自分と、16歳の自分。
唇から零れたそれは、詠み人知らずの和歌**]
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ああ、大丈夫だ。 風邪で死ぬ前に、空腹で死んでしまう。 僕はとても空腹なんだ。 そろそろ食堂へ行くことにしよう。
[マユミが窓を閉じる様子を見守って、それから数学書を閉じて、立ち上がる]
(28) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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別に謝ることはない。
言いたいことを、言いたい口調で。
そこに謝る理由など存在しない。
[かくいうハルカも、上級生にすら口調はぶれず、一人称は「僕」である。
偉そうだとか敬意が足りないとか言われるハルカより、よほどいいんじゃないだろうか]
[届かないはずの声が届いたことに、最初違和感は覚えなかった。
それくらい、自然で、当たり前のことのように感じたのだ。
おかしい、という理解は遅れてやってきた]
む?
[数学書を抱えなおし、わずかに首を傾ぐ]
君も、なにか後悔しているのか?
……僕のように。
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[すたすたと、迷いない足取りで食堂へ向かって歩き出す。 何かをしながら歩いている時以外は、ハルカの歩調は速い]
頭脳労働は、糖分を消費するからな。 僕がこれほど空腹なのは、致し方ないことだ。
[何かに言い訳をしながら歩いていく。 エンゲル係数が高いことは自覚していた。 昨日の夜も、寮を抜け出して雪見大福を買いにコンビニに行っていたりする]
おは……
[よう、と。 食堂に足を踏み入れながら言いかけて。 挨拶の言葉は途切れ、代わりに右手が振りかぶられた]
本当に、学習しない。
[まっすぐに数学書が飛んでいくのは、もちろんシーシャの左手>>29]
(31) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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その数学書は大切なものなのだよ。 早急に返却してくれたまえ。
[果たして数学書はヒットしたかどうか。 投げつけておいて、理不尽なことを言い放つ]
おはよう。
[それから改めて朝の挨拶を食堂の面々へと向けて。 いつもなら寮費に食事代も含まれているのだが、春休みとなるとそうもいかない]
親子丼にしよう。
[朝からがっつりいくことに躊躇いはない]
(33) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[投げつけた物品が唾液塗れで返却される>>35のはいつものことなので慣れっこだ。 大事な数学書。中のページが湿ってよれよれになってしまったなら怒っただろうが、表紙が濡れたくらいで動じない。 平然と数学書を受け取った]
僕は朝から頭を使って疲れているのだよ。 脳が栄養を欲しているのだ。 ……メイク?
[豪快と評されたことに釈明しつつ、およそ今までの人生で縁のなかったことに誘われて、怪訝そうに眉を寄せた]
別にしてみたいなら、構わないが。 だがしかし、口紅というのはどうなんだ。 僕は今から親子丼を食べるが、口紅まで食べてしまうことにはならないのか。
[食事程度ではとれないのだろうか。そういうことにはさっぱり疎い。 首を傾いだが、ジリヤの名前が挙がると、はは〜ん……という顔になった]
色気づいたか。
[色気のないコメント]
(37) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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美味しい!? 口紅は美味しいものなのか!? だから女性は化粧をするのか!?
[激しく誤解して食いついた。レモン味が唇に載るなんて、なにそれ美味しそう、というものである]
そういうことなら、僕は喜んで協力するが。
[容姿に関心はない。それが他人であっても己であっても。 心置きなく化け物メイクをされても、多分平然としているだろう]
しかし、僕よりジリヤがいいなら、潔く身を引くぞ。 話しかけられないとか言っても、すでに会話は筒抜けだと思うが。
[何しろ、食堂には余り人気がない。声はよく届く。 ひょい、とジリヤに顔を向けて、首を傾いだ]
聞こえてるだろう?
(39) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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ハルカは、シーシャとジリヤの顔を交互に見て、それからジェレミーの方を見た。**
2014/03/03(Mon) 02時頃
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[ハルカとしては、ジリヤに盗み聞きをされていた、という認識はない。 こちらがでかい声で話していただけだと思っている。 聞こえてしまったものは仕方ない。たとえ盗み聞きだったとしても、聞かれて困るようなことでもない。 向けられる、微かに赤みの差したジリヤの顔>>40をじっと見つめ、確かに化粧栄えしそうな整った顔か、と感想を抱く。 腐れ縁が色気づいても仕方ない、なんて思ったが、問題はそんなところではなかった]
なん……だと……!?
[口紅はレモン味じゃない。>>41 その指摘に、多大なるショックを受けた。 ガーン]
(50) 2014/03/03(Mon) 10時半頃
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[ショックを受けるハルカとは裏腹に、気のないそぶりを見せつつも、わりとジリヤはメイクに乗り気のよう。>>44 そういうことなら、レモンの味のしない口紅からは潔く身を引くことにしよう]
それなら、僕は親子丼を食べながら、見学させてもらおうか。
[何度となく口元に持っていかれそうになり、我慢するように下ろされるシーシャの左手>>42をガン見しながらそう言って、出来上がった親子丼を受け取りに一度カウンターへ。 湯気を立てる親子丼の載ったトレイを手に戻ってくると、近くの席を陣取った**]
(51) 2014/03/03(Mon) 10時半頃
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えっ、……――――?
[食堂へ行くと、ハルカは確かに口にした。それを聞き届けて窓を閉めたというのに、また彼女の声がする。
振り返れど、眼前にあるのは外界と隔たるガラス窓。
続けて、彼女は問うた。
「僕のように。」
そうだ、ハルカは女性であるけれど、一人称は「僕」であった。
けれどどうだ、自らの中には、「私」と言葉にする彼女の姿も存在している。
数度、黒眼を瞬く。大きく、息を吐く。]
……はい。
とても、……とても大きな、後悔を。
[言葉に滲んだ苦味を、溶かしていくかのようにゆっくりと紡いだ。]
―裏庭―
そうか。
[マユミとの会話が成立する。
冷静に考えれば、どう考えてもおかしいのに、やはりそれは、ごく自然な、当たり前のことのような気がした。
そうだ、今のこの状況に比べれば、これくらいの不思議はどうということはない。
当たり前のように、10年前の春にいる、この状況そのものの方がよほど不思議だ]
そうか。僕と同じなのだな。
後悔を抱えて、なぜか10年前のここにいる。
これは、夢なのだろうか。
[夢だとしたら、誰の?
己の見ている夢か。それともマユミの?
それとも……皆の見ている夢なのだろうか?
考えても、答えは出ない]
後悔を抱えているなら、やり直してみてはどうだろう。
人生に「もしも」はないというが、今僕たちは「もしも」の世界にいる。
後悔しなかったバージョンを体験してみるというのも、悪くないかもしれない。
[10年前の自分には、踏み出す勇気が足りなかった。けれどその結果を知っている。嫌というほど味わった、苦い苦い後悔の味を知っている]
うまくいっても、いかなくても。
どうせ、夢なのだから。
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―食堂―
いただきます。
[ぱきりと割り箸を折って、親子丼に取り掛かる。 熱いほうじ茶はセルフサービスだ]
ほう、うまいものだな。
[もぐもぐと親子丼を平らげながら、ジリヤに化粧を施していくシーシャの手つきに、感心したような声を漏らす。 器用なのだから、もっと堂々としたらいいのに、シーシャはとてもおどおどとしている。>>59 赤く頬を染める様子に、うむ、やはり色気づいているという確信を深めた]
(62) 2014/03/03(Mon) 21時半頃
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ふむ。
[親子丼をごっくんと飲み込みながら、ジェレミーの言葉>>70に頷いた]
これだな、これだ。 シーシャもこういうことがさらっと言えるようにならんと。
[「先輩が綺麗だ」発言のことである]
あまり軟派なシーシャというのも想像できないが。 今の君は腰が低いを通り越して挙動が不審人物の域に達しているぞ。
[もともと遠慮のない性格だが、相手が腐れ縁となると一切の容赦がなかった]
(73) 2014/03/03(Mon) 22時半頃
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[女は恋をすると綺麗になるらしいと聞く。 この法則は男にも当てはまるのだろうか。 少なくとも、化粧をしていると勘違いされる程度には。 シーシャとジリヤのやり取りに、そんな感想を抱いたが、生憎親子丼を口いっぱいに頬張っているタイミングだったので、口に出すことはしなかった]
……ふー。 ごちそうさまだな。
[ぺろりと親子丼を平らげて、ほうじ茶をすする]
(81) 2014/03/03(Mon) 22時半頃
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モブのガヤに耐えられないのは修行が足りん証拠だ。
[どこ吹く風でほうじ茶をすすっていたが、化粧が完了すると、トレイの上に湯飲みを戻した]
ほほう。
[立ち上がって、ジリアの至近距離へ。まじまじと見つめる]
うん、とても綺麗だ。 そうだ、せっかくなのだから、写真に残しておいたらどうだろう。 ルーカスに頼めば、撮ってくれると思うがな。
(85) 2014/03/03(Mon) 23時頃
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夢 ――――……なのでしょうね。
[ルーカスとぶつかる少し前。
考え事をしていたのは、帰ってきたハルカの言葉を考えていたからだ。
こんなことが、現実に起きるはずがない。
目の前には、ルーカスが居る。10年前のまだ、幼い面影を残したクラスメイト。
26歳の自分自身が、それを懐かしいと見つめている。]
やり直し、そうですね。
できることなら、……
[口にしかけたそれは、未だ飲み込むように沈黙に流し
けれどハルカもまた、同じように苦く思うところがあったのかと、ほっと綻んだ口元は彼女にはつたわらないけれど]
ええ、やってみましょうか。
素敵な夢にできるよう、頑張りましょう。
私にできることがありましたら、仰ってください。
今の私なら、昔の私より頑張れそうです。
[その声は、弾むような音色をしている。]
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よし売った。
[別にマネージャーでもなんでもないわけで、写真がほしいというジェレミー>>90にそう返したのは単なるノリである]
いや、僕はいいのだよ。 僕がびっくりな変貌を遂げて、美人になってしまったら、シーシャが困るだろう?
[冗談とも本気ともつかない口調で、ジリヤの視線>>87にはそう返した。 女性恐怖症を疑う勢いで、女性相手に挙動不審になるシーシャが、ハルカには一応の正気を保っていられるのは、女というカテゴリに分類されていないからだろうと思っている]
(95) 2014/03/03(Mon) 23時頃
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僕か? 僕は、そうだな。 とりあえず……。
[どうするのかというシーシャ>>92に、ゆったりとジリヤから離れて]
学習しない君をどうしたものかと考えている。
[口の中に入っている左手めがけて、親子丼を食べるのに使った割り箸を投げつけた。 感謝してもらいたい。割れたら困るので、丼や湯飲みは投げなかった]
(96) 2014/03/03(Mon) 23時頃
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ああ、夢の中でまで後悔を繰り返すのも、詰まらないからな。
[弾むような声で、やってみようというマユミに、こくりと頷く。
その様子までは、見えなかっただろうが]
せっかくこうして会話もできるのだからな。
僕にできることがあれば、いつでも言ってくれたまえ。
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ふむ、値段まで考えていなかった。 ジリヤ、取り分は6:4でいいだろうか。
[ジェレミーの問い>>97に、割と本気で考え始めた。 カメラマンのルーカスの取り分はないらしい。 けれど、「もとがいい」という言葉に、驚いたようにわずかに目を瞠る]
さすがだな。 呼吸をするように女をほめる。 爪の垢を煎じてシーシャに飲ませてやってくれないか。
[感心したようにそんなことを言った。ほめているつもりらしい]
(105) 2014/03/03(Mon) 23時半頃
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だから、噛む方がよほど痛いといつも言っている。 投げられたくなければ、学習したまえ。
[おしぼりで手を拭くシーシャ>>103に、腕組みをしてそう言い放つ]
ああ、その箸はもう使わないから、捨てておいてくれ。
[返却されても困るので、腕組みしたまま指でゴミ箱を示した]
数学? 別に構わないが。 ……ふふ、めくるめく美しい数式の世界に、共に耽溺しようではないか。
[くくく……と喉を鳴らし、心なしかうっとりした表情になる。 数学の世界に思いを馳せる姿は、少なめに見積もっても危ない人だった]
(109) 2014/03/03(Mon) 23時半頃
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