25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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― 南端の鳥籠 ―
[差し込む陽光に眸を擦る。 夜が明けた事を知れば、隣にいる主を見て微笑み、 起こさないように褥を静かに鳥は抜け出る]
え……? 高嶺、さまが…?
[摘んだ双花の片割れを弑した事を家人に聴き、 微かに顔を曇らせて]
そう……。教えて下さって、ありがとうございます。 主には、僕から。……ええ。
あなた方はなよたけの君が何時お目ざめになっても善い様に、 朝餉と手水の準備を。お願いします。
[そう手配すると、暫し何かを考える様に。 窓の外へと紅石榴を向けた]
(7) 2010/08/08(Sun) 09時頃
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対に在るものを、等しく同じに……。 それはあの方自身も、そうなのかしら。
[紅石榴が主へとその先を移す]
でも駄目。この方は……渡さない。
[お傍へ寄り、眠る主の長い髪を、細い指が一房櫛梳いて。 霞む月への執着を表す様に、その髪先へと口接けを捧げた]
(8) 2010/08/08(Sun) 09時半頃
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…霞。
[彼は目覚めているだろうか。
解らないが、声にしてみる]
/*
ひどいたいみんぐで おちて ごめんな さい (正座。
昨夜本当に申し訳なかったです!
酷いタイミングで寝落ちるとかあり得ない…orz
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[たおやかな指先が伸びてくる。 柔らかく撫でる指をそのままにして、鳥もまた。 稚く微笑んで]
……おはようございます、なよたけの君。 もうお昼ですよ。
あんなに、陽が高い……。
[簾から差し込む陽光に、きらりと。 金の髪が光をかえした]
(17) 2010/08/08(Sun) 13時頃
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…本郷?
夜光は手筈通り、天満月の傍から話して喰らったが…
[そちらは行けなかったと知るか。]
…すまない。
[其れが総ての答えとなる。
捕えることすら叶わなかった]
私は、無能だな。
[狼として。
人としてなのかもしれないが]
弱い。
[溜息と共に]
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[未だ夢から還らぬ主へと、 用意させていた手水の盆を寝台の脇へ。
水に浸した手拭きを絞り、それを差し出しながら]
……昨日は帰るのが遅くなって、ごめんなさい。 手鏡、見つからなくて――…。
[それだけで遅くなった訳ではないけれど、 謂われた言いつけを守れずに、鳥は金の髪を揺らして俯いた]
(24) 2010/08/08(Sun) 13時頃
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後でもう一度探してみます。 探せと仰るからには、大事なものだったのでしょう?
[笑う主に、そう答えて]
琵琶……? はい。少々お待ち下さい。
[先だって切れた弦を張り替えて貰ったばかりの琵琶を、 主へとお持ちする]
(27) 2010/08/08(Sun) 13時半頃
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[琵琶を渡す際、 ぬばたまの髪に隠れた耳元に、耳打ちを一つ。
主の対たる朧月が、双花の残り一輪を弑した事を告げて]
……僕はあの方の気持ちが少し判る様な気がします。
[霞月と朧月。 対の二つが並ぶさまを想い、眸を閉じる。 それはとても美しく、鳥の翼では届かない天上の都。
彼の人が琵琶を爪弾くなら脇に控えて、 涼しげな笑みを浮かべ、その調べに耳を傾けるだろう。
胸を焦がす執着は、一切表に出さずに]
(31) 2010/08/08(Sun) 14時頃
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小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインが奏でる調べに、ただじっと耳を傾ける。いつかの舞を瞼の裏に思い描いて。
2010/08/08(Sun) 14時半頃
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対のものを、等しく同じに……。 散った花の二人も、きっと本望だろうと……思います。
[あまり話をする事はなかったけれど、 白鳥と赤い蝶の組み合わせは目を引いていたから。
彼岸の川の縁で。 二人一つに在れば良いと、心から思う]
(36) 2010/08/08(Sun) 14時半頃
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[琵琶の調べが終われば、眸を開き]
あの時の様に、真剣を交わすかのような調べ。 月に焦がれる者は多いから。
なよたけの君は、ほんにお忙しい……。
[自分もその一人とは言え、否、だからこそ。 彼の人の心の裡に自分のほかに誰かがいるは、耐えがたく。
ぎゅっと。膝の上に置いた手が服の裾を掴む]
(38) 2010/08/08(Sun) 14時半頃
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[主の胸元へと身を寄せ、ぎゅっと背中へと回す]
いいえ……いいえ。 浅ましいのはむしろ僕の方です。
僕にも……ともが。
[……いますから。 ……いましたから。
どちらを口にするか迷って、結局言葉を濁してしまう]
こんな、なんて仰らないで。 何もかもを掴もうとなさるあなただから……。 僕はあなたが欲しい…。
(41) 2010/08/08(Sun) 14時半頃
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…彼は、人目のあるところで、派手に発作を起こして倒れたらしい。
それでは流石に、仕損じても仕方なかろう。
[わずかため息が、それに交じるか。]
喰い残しで多少満たせるならば、勝手口横の空の桶の中へ少し…
…そうか。
つまりは運があれに味方したと。
[ぽつりと枇杷の音を聞きながら呟く。
何処かへと届けようとしているような音。
己が最期を約束したものへと届けられるかのように聞こえた]
余り気が多くては、小鳥に喰われても何も弁護してやれん。
大切ならば、きちんと手間をかけて育ててやるが良いよ。
[少しだけ声はわらう。
花主であることを辞めようとしている己が何を言うのかと
そう思えばこそ零れたかすかな自嘲]
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もっと名前を呼んで下さい。 なよたけの君……。
[胸の中眸を閉じて。 絹ごしに齎される温もりが心地よく、愛しい。
香の馨りにまぎれて微かに届く鉄錆のそれも。 鳥には伽羅のそれと同じか、それ以上]
(44) 2010/08/08(Sun) 15時頃
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気をつけるが…こればかりはわたしの本質故仕方ない。
あちこちに分けて散らさなければ、一人に重ねれば壊してしまう。
雛鳥は…鷹にでも鶴にでもしてみたい。
だから、その前に喰らうわけにはいかぬでね。
随分と重量級の愛をお持ちだことよ。
まあ、私の関わることではないがね。
[小さく吐き出す息が少し震えた。
悲しみでも喜びでもなく。
まるで薬が切れたことに耐える兆候の如く]
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嬉しい……。
[主の想いも知らぬ鳥の子は、そのまま月の虜となって。 出会った時と変わらぬ稚さで微笑んだ]
(48) 2010/08/08(Sun) 15時頃
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小僧 カルヴィンは、本邸の方から聞こえた悲鳴のような声に、顔を上げる。なよたけの君…と、声を掛けて、背に回す腕を解く。
2010/08/08(Sun) 15時半頃
…喰らいたい、か?
[今見つかればどうなるかなど、分かりきってはいても。
餓えは耐え切れぬと己も知っている。]
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あちらで何かあったのでしょうか。 何やら不穏な声が……。
このような陽の高い時間から……なぜ。
[思い至るのは、刀舞を得手とする狂花の姿。 いつぞやの鍔競り合うかのような、琵琶と剣舞を思い出し、 警戒するように本邸の方へ、紅石榴を走らせて]
……行ってしまわれますか?
[本邸から戻る紅石榴は、縋る色を滲ませると主を見上げた]
(53) 2010/08/08(Sun) 15時半頃
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…。
センター飼いの花が。
[とんでもないことをしてくれた。
獣ではない、人による人殺し]
喰らう前に、気が狂いそうだ。
…もう、送ってやるよりほか…ないのだろうか。
[旧く、共に競った友故に…。
言葉に滲むものは伝わってしまうか。]
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ありがとうございます……。
[本音を謂えば、怖かったから。 その言葉に、大きく息を吐く。
かたかたと小さく震える指が、主の着物を掴んで。 今暫くはその腕の中、小鳥の様に*震えるばかり*]
(57) 2010/08/08(Sun) 16時頃
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…どうしてもそれ以外に、手立てがないのなら。
[声は、震える。
何故かはわからないけれど、泣きたい気持ちでいっぱいだった。
できるなら、己の命を代償にしてでも、
こちら側へと呼びもどしてやりたいと男は願うけれど]
[そんな声を、そんな思いを、彼から感じたは久方ぶりか。
彼の…蓮の浄土の舞手を枯らせてから、彼の心も枯れてしまっていたようにみえていたから。]
貴方をこちら側へ呼び戻したは、彼故に…?
…そうかも、知れん。
[一度枯れてしまったのは己の中の蓮の花。
種を蒔けど芽吹かぬのは心の硬いから。
鑢をかけて泥の中で芽吹き。
そしてまた花をと。
今思えば、そういうことだとわかるのだけれど、
結局男が聲にしたのは微かなわらいごえだけ]
[獣ではない。なら人なのだろうか?]
[獣たれ、獣たれ、獣たれ。獣より、獣たれ]
[そうやって、己の人間性を殺し
舞い続けた青年は果たして人なのか?]
[心に不安が過ぎる。
ただ、殺せばよいと彼は習ったのか?
一人でなく二人な理由。
それは、片方が狼に落ちてしまった場合、
その処置もできるか?]
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