3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[強く強く抱きしめて、 涙を零しながら、オスカーの言葉に何度も頷いている。
周りの異変にはまったく気付かないままー。]
(0) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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長老の孫 マーゴは、見てるだけしかできなかったことにチクリと痛みを感じていた。(10)
2010/03/06(Sat) 01時頃
……どうしよう、どうしよう
もうわたし せんせい でいられない……
――…、
……、
…せんせい……
[どうしたら。]
…… センセ。
無理、しないで、いいよ。
『俺』が皆殺すから。
[送る とは もう言わない。
もはや 闇 と 同化した 声。]
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−畑−
[軋む][軋む][心が?][恐らく体の内側がー]
[痛い]
[けれど、目の前の彼に繋がる絆があれば。] [まだ自分の意思で歩けるはず。]
うん、一緒に行く。 見つけよう。そして、帰ろう。
[本当の陽の光の下へ。]
(8) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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[護る、とは言わない。言えない。
彼のようにはなれないし。
どうせ 傷つけるしか出来ないのだから。]**
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−畑→北棟−
うん、用具室だね。
[自然と手は、オスカーの手へ伸びて。]
話しておかなきゃならない事? なぁに? [オスカーの顔を見つめて、話を待った。]
(13) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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みんな ころして くれるの ?
白銀 も 紅玉 も 濃紺 も……
ちかいちかい まだちかくにいるよ
濃紺がちかくにいる
鬼ごっこしないの か な
逃げないの か な
はやく逃げなくていいの か な ?
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−北棟1階−
オスカー君達がケイトと…。
[幽霊の少女と遊んだ思い出。 普段なら作り話か夢でみた出来事ではないかと、 疑ってしまいそうだけど、 既に起こっているアレやコレ、 何よりオスカーの真剣な口調が信じるのに十分で。
あの木って、伝説の木のこと? […私達がはじめて“約束”をした場所。 また遊ぼうねって他愛のない約束を重ねてきたのだろうか?]
なんだか羨ましいな…。[と小さく呟いて、]
じゃあ、用具室見つけて、誰かに伝えたら、 調べてみよう、あの木のこと。
(18) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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(みんな)
(ころすから)
(あそびましょ)
(おにごっこ)
[半端な鬼は 狂いきれずに 其処に]
(おにさんこちら)
(こちら)
(殺すなら)
(ころすなら)
(いっそ)
(いっしょに。)
[――ぱきり、 と 裡が
澄んだ鉱石質の音で、 啼いた]
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−北棟1階・東階段付近−
オスカー君…。
[オスカーの吐き捨てるような言葉に どう声をかけていいかわからなくて、惑うばかりで。 こんな時に、気の利いたことが言えない自分が情けなくて。 そんな私にでも、微笑んでくれるのがただ嬉しくて。 …胸が痛い。]
(59) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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[オスカー君がしてしまったこと。]
バーナバスさんのことは…、 あのままだったら、ミッシェルさんが危なかったし、 他の皆も…、
だからオスカー君のせいじゃない。 オスカー君だけのせいじゃないから。
できて、なく、ないよ。 オスカー君がいてくれて、良かった。 オスカー君いなかったら、私だって…。
[憑いていたモノに引きずられて、 我を見失って、誰かを傷つけて、 帰れなくなっていたかもしれなくて。]
(60) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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「物凄くきついけど……今、やれる事、やらなきゃ。」
[オスカーの辛そうな、顔。 でも、出た言葉は強い決意がこめられていて。]
うん。頑張ろう、私たち。
みんなで、帰ろうね。 [具体的な名前はあえてあげずに。]
[腕組みをして、考えるオスカーに寄り添っていた。]
(61) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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−北棟1階 東階段−
…!
[ここに来てから、ケイト>>@10の姿を見るのは初めてだったから、 一瞬身構えてしまったけれど、柔らかい薄紫の目に、 小さく息をついた。]
お手伝い…?
あ、先生。お疲れ様です。 [チャールズ>>#8には、反射的にお辞儀をしてしまったり。]
(64) 2010/03/06(Sat) 16時頃
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−北棟1階 東階段−
は、はい。私もお手伝いします!
[大きな声でそう言って、オスカーの後から チャールズ達についていった。]
(66) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
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[ケイトのはしゃぐ横顔を見上げて、胸が痛くなる。 私達がついていくことで止められるのかな。 何かかわるのかな…。できるなら。
自然と手は、オスカーの腕に伸びた。]
(70) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
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うん、すごいね。 私も、全然知らなかった。
[ケイトの応えようと、笑みを浮かべようとしたけれど、 胸の底から沸き上がる不安に押しつぶされそうで、 どうしても険しい表情になってしまう。
でも、ほんの一瞬重なった手に、勇気づけられて、 もう1度笑みを浮かべようと。]
(72) 2010/03/06(Sat) 17時頃
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静かだなあ…
もうなんにもいらなかったのに、
どうしてこんなときに、こんなところで、
手放したくないもの、見つけちゃうんだろ…
[どうして。]
[どうして。]
――――――どうしてだろう
[いたい。]
[こんなに痛い、のは]
…、―――
………、わからない。
[痛いのは。]
[こんなにいたいのに]
ただの 冗談
少し、罰が当たったのかも ね
昔、いろんなものを捨てたがったから
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−用具室−
[小柄な自分でも手が届きそうな低い天井。 四方を囲むコンクリートがやけに冷たくみえ、 体が震えた。奥の方に積まれた座布団の束。]
(ここで…。) [眩暈がして少しふらついたが、辛うじて持ちこたえる。]
…なんだか空気が悪い、ですね。 早く作業を終えて、早く出ましょうよ。 ね、ケイト、さん。
(74) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
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