204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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ーーーラルフ 衝動が 止められなくなったら 呼んで
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[視線を合わせないようにとしているのに、覗き込まれる>>4:40。 逃げても、逃げているのに追われる。 こんなこと、初めてだ。 逃げたのに追い込まれ、覗き込まれてしまった。 捕まってしまった。]
やだ……嫌だ……。
[揺れる瞳で見つめ返す。 唇が震え、声は言葉にならない。]
(15) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[これは恋愛感情ではない。
衝動が起こりにくい相手であるからこそ、一緒に旅を許されている。 だからこれは恋愛感情ではない。
だって、もしそうだったら、一緒にいられなくなってしまうかもしれない。 それは、嫌だから。 だからこれは、恋愛感情ではないのだ。]
(16) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[肌の上を滑る唇と歯>>4。 拒めるわけがないのだ。
常の戯れと違う慈しむような接触。
恋愛感情ではないと言い聞かせて、なのにどうして嬉しいと思ってしまうのだろう。 浅ましいと思われそうで、唇を噛みしめる。 開いたら、声が漏れそうだ。
涙を堪えた目で、その顔を見る。]
(17) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 22時半頃
[ーーそうでないと 食べたくない君を食べたくなるから]
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[耐える為に噛んでいた唇が重なる。 それだけでも驚いたのに、舌が割り入ってきた時点で混乱した。 身を引こうとしたのに許されずに、舌を吸い上げられる>>20。]
ん……あ……なん、で。
[唇が離れ上手く呼吸が出来ないでいた為、呼吸が荒くなったまま。
気を紛らわせるとはどういうことなのだろうか。 自分の気を紛らそうとしてくれているのか、それともバーナバスなのか。 酸素の足りない頭では、考えられない。
絡められた指に、握り返すように力が入った。]
(39) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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[爪で引っ掻かれたそこが熱く感じる>>24。
触りたい、とはどこをだろう。 バーナバスが与えるものを、拒否することも拒絶することはない。 常のように。]
(40) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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[絡む指と深くなる口付けに、堪えていた涙が零れた。 それはまるで、堪えようとしていた感情のように。
逃げる舌も絡め取られ応じる術も知らない為、翻弄されるだけ。]
待、て……なあ、なんで……。
[先程自分で慰めていたそこを露にされ>>46、戸惑いと共に声をかけるが、直ぐに追い立てられてしまう。
そもそも、人に触れられたのは初めてと言っても良い。 縋るようにその肩に頭を押し付けた。]
(53) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[バーナバスのものと重ねられ、視覚的にも煽られる>>48。 強張った顔のまますぐ近くのバーナバスの顔を見れば、苦い笑みを浮かべていて。
なかったはずの牙が疼く。]
あ……んっ……んん……。
[声を殺す為に衝動を堪える為に、親指の付け根を噛む。
それを咎めるように、肩を噛むようにと言われてその皮膚に歯を立てた>>51。 人の肌に幼い牙を立てるのも初めてで、力加減など分かるはずもなく。 言葉なく力の使い方を教わる。
バーナバスの声と呼吸と、水音だけが聞こえる。]
(59) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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ラルフ!ねぇラルフ!!!
返事して…………どうしたの!
[呼びかける 心で
一瞬の激痛の後ーーーーー聞こえない
何も聞こえない]
[聞こえない 眠っているかのような
空白の まるで独り のような ]
ーーーーーーーラルフ!ラルフってば!
[悲鳴に近い思考 痛みに気を失っているだけ?
そうであって欲しい そうであって欲しい
けれど どこか違う何か予感がある]
[夢に見るのは恋した少女の姿ばかり。
彼女の血の味を忘れられずにいる獣が静かに目覚める。]
――――…あァ?
[ラルフ、と聞こえる。
けれど反応示すはラルフでない獣。]
ーーーーーー………………ラル…………
っ
[硬直する思考 ラルフの声がしない
けど なにかの…………]
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[バーナバスが熱を吐き出す前、追い立てられるままに熱を吐き出す。 吐き出されたそれを舐める舌が見え>>54、眉を下げる。]
何で、やめろよ……なんで。
[止める間もなく舐め取られてしまう。 酒を飲むバーナバス>>60を見つめる。]
…………謝んなよ。 謝られたら、悪いことされたみたいじゃん。
[嫌だったら、拒絶した。 戸惑いと困惑と不安と、それ以上に嬉しかったと。
それは、言えないけれど。]
(71) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[怒っても良いと言われても、首を振って否定する>>62。 髪を撫でる手に、バーナバスの服を掴んだ。]
大事だから、さっきみたいなことしたのかよ。 ……じゃあさ。
[目線を合わせ告げられたことに、なんで今までしなかったのか、どうして今したのか聞きたいことはたくさんあったけれど。
髪や頬を撫でる手を掴み、顔を寄せる。]
(106) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[初めて、自らバーナバスの唇に口付けた。 触れるだけで直ぐに離れたが、泣きそうなくらい胸が痛い。]
……寝る。
[手を掴んだまま、寝台に移動する。 先程のことを考えると少し躊躇うけれど、嫌いになったわけでも、嫌だったわけでもないのだ。]
(107) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[眠る前、深い口付けを目を閉じて強請る。
少しだけ怖いと思ったのは、他人の手によって熱を吐き出されたことではなく、彼の気持ちだったと気付いたのは、眠りに落ちる前。
叶うことなら。 この人の衝動が。欲しいと思った。]
(108) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 03時頃
いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!!
どうして こんなことに?
[離れる覚悟はしていた
でもそれは ラルフが幸せになることを思って
離れ難くても どれだけそうでも]
ラルフーーーーラルフってば……
ねぇ……ラルフーーーー!!
ーーーーーーーーー…………!!!!
[人の言葉に 変換出来ない 慟哭
保護者の手で 人の境界から 離れぬよう繋ぎとめられ
ラルフとの触れ合いで 人に戻りかけていた心が]
[衝動を抑え 人であろうとする その理由はあるのだろうか?]
[フランシスの慟哭。
壊れた楽器みたいだ――…と、思った。
いや。あれは自分の姿だ。
愛し子達を失くせば、きっと同じ。
見棄てられた今は、どうだろう。]
[より 獣として 覚醒したばかりの
ドナルドにどこまで伝わるか
芳醇な 血の 旨味
若い肉の 弾力 肉の持つ 甘さ
軟骨の 程よいかみごたえ……………]
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