64 色取月の神隠し
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―里への道― [周囲の空気が変わり、しん、と静寂に包まれれば目を開く。真っ先に目に飛び込んだのは、一面の紅。咲き乱れる彼岸花の妖艶さに圧倒されて、感嘆のため息を漏らした]
ふああ、すごいです…。こんな、光景初めて見ました…。 ここが、あやかしの世界…?
[辰次に手を引かれるまま、きょろきょろと周囲を見回しながら歩く。狐火の群れが導くように里へと舞うのに感じるのは、恐怖よりも美しさ。 何処からか祭囃子が聞こえてくるのに気づいて耳を澄ませば、その中に筝の音を聴く。辰次が笛を取り出して吹き始め>>+2]
綺麗な、音…
[筝と笛の弾むような音色に目を細めて聴き入った。]
(+23) 2011/09/19(Mon) 22時半頃
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…辰次様? どうされたのですか?
[辰次がふと顔を上げて呟くのを不思議に思って問いかける。何でもないと首を振られ、手を取られれば素直に従って歩き出す。やがて楼閣が見えてくれば、それを見上げて、ふたたび目を丸くする]
ここが、あやかしの里なのですね…。
(+24) 2011/09/19(Mon) 22時半頃
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―あやかしの里―
[そこかしこで狐火の提灯が明るく照らし、太鼓や祭囃子の音が聞こえてくるのに心が浮き立ち]
こちらのお祭もとっても賑やかなのですね。 辰次様、早く参りましょう。
[笑いながら、辰次の手を引いて駆け出そうとすれば何かが脇を掠めるように飛んでいって>>+7]
っ、きゃ、
[一瞬よろけるが、辰次の手に縋って何とか転ぶことは回避する]
びっくりしました…。 あれは、いったい…?
[しばらく呆然と、炎の飛んでいった方角を見つめていたが、炎を追いかけるように空を駆けていく志乃と、彼女に掴まる沙耶の姿を見つけ>>+20]
志乃様、 え、それにあれは…、沙耶…様!? [驚いて声を掛けるが、届くかどうか]
(+26) 2011/09/19(Mon) 22時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/19(Mon) 22時半頃
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[>>+29 志乃の合図を見れば、自分達を呼んでいることが分かった。沙耶がこの世界に来ていることを知らなかった巫女は、沙耶のことも気がかりで]
辰次様、追いかけましょう!
[辰次の手を握りなおすと、志乃達が飛んでいく方向へ駆け出した]
(+30) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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はぁ、はぁっ…、
[辰次と駆け出すものの人の足ではとても追いつけない。息を切らせていると辰次に抱え上げられ>>+47]
きゃっ!?
[みるみる流れてゆく背景に、振り落とされぬよう、ぎゅ、と辰次の首に腕を回す]
[そうしてその場にたどりつけば、真っ先に目に入ったのは火傷を負った手を押さえる沙耶の姿>>+51]
沙耶様っ…!! やはり、沙耶様、だったのですね…!
[辰次の背から下ろされ、風呂敷託されれば受け取って、煌煌と燃え上がる炎を驚きの表情で見つめる]
(+57) 2011/09/20(Tue) 04時頃
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あ、あれが、明之進様、なのですか…?
[鏡の力であやかしだと知ってはいたものの、記憶の中の明之進とはまったく違う姿に驚き、何故、と疑問を浮かべる。沙耶達の只ならぬ雰囲気に、良くないことが明之進の身に起こっているのだと察して、抱えた風呂敷をぎゅ、と抱きしめた。
>>+54 辰次が燃え盛る火に近づくのを息を呑んで見守る。辰次の手が火に焼かれるのを見れば思わず声を上げて]
辰次様っ……!!
っ、きゃっ!
[頭突きを食らわせるのを見ればぎゅ、と目を瞑った>>+55]
ああ…、雷門様、どうか辰次様を…、明之進様を、お救い下さい…!
[泣きそうな顔で、その場を見守るしか出来ない自身に、唇を噛みながら祈った**]
(+58) 2011/09/20(Tue) 04時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/20(Tue) 04時頃
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