162 絶望と後悔と懺悔と
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自由になったとして。 自由になった家族を殺すのだろう?
そして自由にならずとも殺すのだろう?
それが守護部隊の役割だろう。 吸血鬼の殲滅。 全てを敵に回すと言う事になるな。
[自由になると言う事。 選ぼうとする道が何より困難で愚かな話]
背負えるかどうか、己の目で確かめると良い。
連れて行け。
[憎悪の視線は一秒たりとも逸らされる事は無いだろう。 閉じていた紅を開くと、その憎悪の焔と視線を合わせて 下がらせるように命じれば、もう出陣の時となる]
(84) 2014/02/14(Fri) 23時頃
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[そして残る眷属達に投げかける]
周を襲撃の地に連れて行く。 私の贄として嘗ての仲間の前で首を落すか。 新たな家族として迎え入れるか。
零瑠、お前がその場で決めろ。
[どちらも愉しみではあるが、そこに秘めたのは。 零瑠の迷いの見極め。 眷属達の中では最も忠実に、父と慕う。 血の絆に逆らえない事は承知の上だからこそ。 呪縛では無い彼の心の底を見ようとした。 本心から鬼と成り果てたのか。 それとも嘆き、隙を許すのか。 どちらを選ぶにせよ、躊躇い無く選べるかどうか]
(*59) 2014/02/14(Fri) 23時半頃
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[躊躇い無く零瑠が動くのなら、 しくじって違う方向に転がったとしても一度は目を瞑る気でいた。
その傲慢さは例え身の破滅が訪れようとも気付く事は無いだろう。
今も破滅など、思考の端に欠片も浮かんでいないのだから。
今はまだ……]
(*61) 2014/02/14(Fri) 23時半頃
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− 襲撃へ −
[周は襲撃先に連れて行くと宣言すると、 初陣の時と同様にサーベルを抜き、彼の地へと向けた]
さぁ、今度こそ家畜の希望と呼ばれる者達を潰してやろう。
[城が開けば吸血鬼達が我先にと飛び出していく。 使い捨ての吸血鬼達だが、命に逆らう事は出来ない。 それ以上に自分達が負ける筈は無いと驕っているのだ]
(86) 2014/02/14(Fri) 23時半頃
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− 補給基地 −
[夕闇から抜け出る様に現れた吸血鬼達が姿を見せると たちまち戦場は紅く染まる。
爆発、炎、銃声、人間と、そして吸血鬼の血。 様々な赤で戦場を染めているが、守護部隊の隊員達は 斃す吸血鬼達にそれ程手応えが無い事に違和感を感じるだろうか。 そして吸血鬼の数もそれなりに減った頃に、金の鬼と 眷属達、そして周が姿を見せた]
(87) 2014/02/14(Fri) 23時半頃
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周。確かに貴様が在籍している部隊は優秀だ。 貴様達の願い通り、こんなに善戦しているのだから。
[周の処遇はこの場で零瑠に決めさせるつもりだった。 傷を負っても、何も持たなくても戦意を失わない目は 未だこちらに憎しみをぶつけていただろうか。 それを気にする事無く、素直に守護部隊の動きには 称賛を贈る]
ジャニスだったか。 彼女も私の熱烈なファンのようだ。 焦がれて身を焼いてしまわないか心配だよ。
(89) 2014/02/15(Sat) 00時頃
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− 回想 −
[直円の件でホリーの謝罪を受けた後。 1人合点がいったという様に尋ねる]
ホリー、直円と言う人間の精神は強かったと言う事になるな。
[鬼が人間の基礎まで奪い取っていれば、少なくとも 死を齎すほどの傷までは負わなかった様に思えた。 だとすれば人間と言う者が彼の中で勝ったと言う事だ。 そこに思い至ると僅かに眉を下げた]
基本は鬼でならねばならぬ。 咄嗟に躊躇い無く命を奪い、その後で人間の心で嘆き苦しむ。 そうでなければ、無駄に死ぬだけだ。
確かに教育とは難しいものだ。
[珍しく眉を顰めたが、それもまた珍しい感情。 退屈が凌げたと言えば凌げたのだが*]
(*69) 2014/02/15(Sat) 00時頃
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おや? 貴様は血だらけになる事で私を愉しませてくれるのではないのか?
[歯噛みする獣>>93>>94の視線に驚いた様に目を丸くする]
数え鬼の時も、城に来た時も、私の前に引き立てられた時も。 傷を負っていたのは私の覚え違いか?
[彼の傷を嗤う。 傷の理由や意味を想像はするが真実に辿り着く事は無い。 ただ彼らを嗤う為だけに思うからだ]
(101) 2014/02/15(Sat) 00時半頃
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行け。殺せ。
[控えていた眷属やホリー、幹部達に短く命を下す。 周を押さえている零瑠は傍にいるだろうが。 いつどうするかも含めて、零瑠の判断を、彼の心の底を 覗ける瞬間があるか否か横目で見ていた]
(102) 2014/02/15(Sat) 00時半頃
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/* サミュエルはメモで仲裁ありがとうございます。 結局口に出来なかった……。
(-63) 2014/02/15(Sat) 01時頃
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/* イアンも色々心砕いてくれてありがとうございます。
(-70) 2014/02/15(Sat) 02時頃
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ほう。
[縛る縄の様に増える周の紅の線。 やはり紅は最も美しい色だと闇が降りたとしても判る色と。 決断>>*81に漸く牙を見せた]
(*82) 2014/02/15(Sat) 02時半頃
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[零瑠の手によって周の傷は増えていく。 縛る縄の様に、紅の線が周を飾る。
血の匂いが満ち過ぎて、守護部隊には判らないかも知れないが 零瑠が先にあげた声と共に、見せしめとしては充分だろう]
そこまで抗い戦いを挑む闘争心。 見事だ。 なぁ零瑠。
[まだ抵抗を続け、逃れようとする彼>>145の傍へと、 一歩一歩ゆっくり歩み寄る。 まるで死刑を宣告する刑守のように]
(156) 2014/02/15(Sat) 02時半頃
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/* 夜中に天声とか落してすまない。 なんかあちこちにフラグが立って、24時間コミットでも 間延びしそうな気がしてきたのです。
(-79) 2014/02/15(Sat) 03時頃
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[武器を取り返し、覇気を増した獣>>169 その獣を扱おうとする零瑠>>170>>178 両方を視界に収めたまま名乗り>>175が響けば 満足そうに頷いた]
その意気や好し。
[向けた笑みに牙が光る。 細めた眼は紅では無く、夜を照らす月より冷たい金]
(181) 2014/02/15(Sat) 03時頃
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面白い。来い。
[折れぬ牙を持つ獣に悠然とした笑みは変わらぬまま。 憎悪で育てたその牙を見せて見ろと、サーベルでは無く 素手で向かえた**]
(187) 2014/02/15(Sat) 03時頃
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− 回想・出陣前 −
[ホリーが戯れから戻って来た際、血の匂いを嗅ぎ取れば 珍しいと彼女を視線だけを向ける。 だがこの場に来たと言う事は参戦すると言う意志。 彼女は傷を上回る働きを見せてくれるのだろうと 何も言わなかった]
マユミ。 褒美はまだ良いのか?
[視線はホリーからマユミに。 褒美の内容からすればまだ手に入れていないのは明白だが。 のんびりとしている様にも機を狙っている様にも見え、 まだ手に入れようとする意志があるかを確認するだけの問い]
(*89) 2014/02/15(Sat) 21時頃
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お前への褒美が、お前の役に立つ事を祈っておこう。
[いつか祈りと言うものを知っているかと尋ねられた時の事を 思い出して『祈り』と言う言葉を口にする。
祈りとは願望を飾り立てたもの。
それ以上に違いがあるとは思いもしないからこそ。 出陣の前に、ふと訊いた*]
マユミ、お前が今祈るのは何だ?
(*90) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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− 回想 −
[血の匂いをさせる吸血鬼はもう1人いた。眷属の理依。 唯一抗える言葉を駆使する吸血鬼。 全てを拒否している様で、全てを大切に想っているのだろう。
数え鬼の時から変わっていないと思っているその気質は、 彼が反抗的な言葉を吐けば吐く程、 その裏を思えて笑いが漏れた。
止まらぬ血は、理依の心が流す血でもあろう。
押し込めた嗚咽>>*88は耳に届かずとも。 その心が吐く血反吐は、血の絆からか、 訳も無く父の胸を躍らせていた]
理依。お前の活躍も楽しみにしているぞ。
[理依を見れば無性に愉しく口元に笑みが浮かぶ。 その心のまま、掛ける言葉は残酷な戦いへの期待*]
(*92) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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/* 村建て発言間違えて墓下パルックのメモで発言してた///
はずかちいいいいいいいいい><
(-105) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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/* 恥かしさのあまり発言が中身すぎた。 申し訳ないです。
(-106) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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− 補給基地 −
[周の名乗りに、守護部隊や他の雑魚達の士気が幾らか 上がった様だった>>248 やはり片手では拍手も贈れない。 不便だと吐息の様に声を漏らす]
人望も期待も厚いと言う事か。 雛の時はただそこらを這い回るだけしか能が無いと思ったが。
[士気の上がる周囲に視線を投げる事は無い。 低く唸る獣は鳥では無く、まさに四足の獣。 未熟だとしても戦士として認めた以上、 彼から目を離す事はしない]
(253) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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− 回想・マユミと −
[正攻法でホリーを斃せる等露程思っていない。 だから機を待つと言う答え>>*93は予想していたもの。 では正攻法以外でどんな方法を取ろうとするのか。 そちらの方が興味が合ったが、種明かしばかりでは 面白くないと、それは尋ねる事は無かった]
寄り添って何になる? 寒さをしのぐと言う意味なら理解は出来るな。 そう言う物理的な温もりを求めているなら判るが。 慰め等………何になる?
[今生きる命や心にも想いを馳せる事が無いのだ。 消え去った魂に何故思う事があるのか。 不可解極まると首を傾げたが]
(*95) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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そんな時は永遠に訪れぬ。
[祈りを奉げると言ったマユミ>>*94を一笑する。 それは己の死を夢にも思わぬ傲慢さを体現した笑みだった*]
(*96) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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/* 皆切ないなぁ………やはり2IDで混ざれば…いや無理。
(-111) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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[四足の獣を思わせる動き>>215>>216>>217 金の眷属の零瑠に向かうに足る足の運びと刃の回しは 獣がどれ程鍛えて来たかを知らしめる]
良い動きだ。 人間は最期の時を迎えると限界を超えた動きをすると言うが。
[鬼気迫る獣の姿に素直に称賛を贈り、緩く垂らしていた 右手に力を入れた]
(270) 2014/02/15(Sat) 23時頃
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[己の存在を示す様に、戦意を更に滾らせる様に 獣が咆哮する>>268 その疾さは罠に潰れた吸血鬼達では遠吠えと共に 喉を食い千切られていただろう]
その傷で良く駆けた。
[傷が増えていたとしても牙を剥き、走る事を獣は止めなかった。 少しだけ、無傷で戦ってみるのも悪くないと 浮かんだ時には手の刃が煌いていた]
貴様が無傷なら。 もっと疾く、もっと鋭く、もっと力強かったか?
[それとも限界を越えようとする今こそが、戦い時なのだろうか。 振り下ろされる切っ先が服に触れる直前、刃を持つ手首を 掴み、そのまま地へと投げ付けた]
(277) 2014/02/15(Sat) 23時頃
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そうだな。戦士はそうでなければ。
[血で唇を染めながらも、その瞳は金に輝く吸血の瞳に 劣らぬ程輝いていた>>284 諦め、淀んだ色しかない家畜とは違うその輝きに血が滾る。
全力を尽くすとの宣言通り、それを見せて貰おうと]
もっと年月を重ねれば、貴様らの隊長位にはなれるだろうに。
[多数の犠牲を払ったとは言え、左腕を奪った戦士を 思い出すと、残念だと短く口にする。 吐息のように戦士への感想を吐き出した直後に地を蹴った。 狙うのはやはり刃を持つ手首。 握ると同時に爪を立て、その腱を切り、 ジャニスの足首同様手首を砕こうと]
(291) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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[爪を弾く音がする>>299 並みの武器なら刃の方が零れているだろうに、さすがと 三日月の笑みを崩さず、弾かれた爪も止めるつもりはない。
ぷつり
返した刃の煌きに数本の金の糸が舞う。 髪を犠牲に腰を落すと、刃を振った腕の下、 脇を裂こうと爪を振った]
(305) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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/* ホリーに襲撃か投票セットしようとしたけど アヤやイアンやマユミにはちゃんと戦わせてあげたい。 いや、皆ちゃんと戦わせてあげたいんだけど。
(-124) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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