308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[ テレビの向こうで何が起きているのか、 わたしにはさっぱり理解ができなかったのね。]
(36) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ あの子とふたりで朝食をとっていた。 いつも通りの朝だったわ。 今日も天気がよさそうねって、 窓越しに犬たちの様子を見ていた。 6匹の犬たちが、 水を飲んだり、大きく伸びをしたり。 思い思いに過ごしているのね。 それもいつも通りのこと。 おじいさんは大型犬が好きだったわ。 今よりももっとたくさんの犬を飼っていてね、 天気の悪い日や寒い季節は家の中に入れてやるけど、 基本的には庭に放して好きに過ごさせていたの。 今もそのやり方は変えないでいる。]
(37) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ そんなふうにのんびり庭を見ていたら、 あの子がスマートフォンを取り出したのね。 まだ朝食の最中だったわ。 以前にも何度か注意していたから、 わたしは少し眉をひそめて指摘したの。] ジャーディン、 食事中はよしてって言ったでしょう。 [ そうしたら、あの子ったら珍しく反論するのね。 言われたとおりテレビに目を向けたら、 そこには理解しがたい光景が映っていた。]
(38) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ 暴動が起きているとニュースは言った。 何かのデモが暴動に発展したのかと思ったけれど、 画面の向こうの叫びは何一つ聞き取れなかった。 まだ娘もおじいさんも生きていたころ、 4人でニューイヤーのカウントダウンに行った街。 まるで別物のように見えて仕方なかった。 ジャーディンは言った。 SNSの方が情報がはやいんですってね。 ほら見て、動画が上がってる そう差し出された画面には、 虚ろな目をした人が走ってくるのが映っていた。 あんまりな光景に、わたし何も言えなかったの。]
(39) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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……気味が悪いわ。 おかしな病気じゃないといいけれど。 [ 画面の中に見た人たちは、 どうしたって正気には見えなかった。 晴れやかだった気分は、 うっすら曇りがかってしまったけれど、 それでも生きている限り、 わたしはわたしの日常を過ごすしかないのね。 ジャーディンは今日もハイスクールに行くし、 今日は花の手入れをしようと思っていた。 気を付けていってらっしゃい、の言葉だけが、 いつもよりも念を押すような口調になっただけ。]
(40) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ あの子を見送って家の中に戻ろうとしたら、 ちょうどお隣の奥さんが車で通りがかったわ。 いつも会釈をする程度の仲なのだけれど、 今日は車を止めて窓を開けて声をかけてきたの。 ねえ、ニュースをご覧になった? 少し興奮したような様子でそう聞かれたわ。 ええ。とわたしが頷いたら、 奥さんはNYにいる息子さんから、 どうにも様子がおかしいと聞いたと言うの。]
(41) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ お隣の息子さん、 確かジャーディンの3つか4つ上だったかしら。 普段はあまり連絡も寄こさない息子さんから、 あれはただのデモや暴動の類じゃあないって、 焦った様子で電話がかかってきたと言うのね。 それで、奥さんは心配になって、 すぐこちらに帰ってくるよう言ったそうよ。 午後は空港まで迎えに行くんですって。 都会って何があるかわからないから怖いわね。 それに比べてこのあたりは、 お屋敷ばかりで車がないと少し不便だけれど、 住んでいる人はちゃんとしてる≠オ、 生活をするにはこういう土地がいいわねって、 奥さんとそんな話をして別れたわ。]
(42) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ 部屋に戻って、テーブルの上を片して、 わたしはひとりで少しだけ、 スマートフォンを覗いてみたの。 いつかジャーディンが準備してくれたアプリを、 指先でそうっと押してみたわ。 いつもそんなに強くタップしなくても、 ボタンじゃないからちゃんと動くって叱られるから。 家の中にいながら遠くの誰かの生活を覗き見る。 なんだかとっても不思議な感じよね。 今日も顔も知らない誰かさんたちが、 都会の異変について好き勝手囁いているわ。]
(43) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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Nana -------------------------- きれいに咲きました。 ワンちゃんたちもうれしそう? [ 生垣に咲いた花と、 それに鼻を寄せる大型犬の写真。]
(*13) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ 投稿を遡って見てみても、 季節が移りかわるごとにぽつぽつと、 庭の写真が添付された投稿ばかりが残されている。**]
(*14) 2020/10/21(Wed) 14時半頃
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[ Biancaって。 素直に名乗ればいいと言われたんだけどね。]
(69) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ SNSのアカウントのつくり方は、 あの子が順を追って説明してくれたわ。 もう1年は前のことになるかしら。
あの子はわたしのアカウントを知ろうとしなかった。 わざと目線を外して入力が済むのを待っていたのね。
ハンドルネームってどう決めればいいのかしら。 尋ねたわたしに、名前でいいってあの子は言ったから、 Jardinって調べれば、あの子にたどり着けるのかも。
でも、わたしもそれはしなかった。 実はね、大昔に娘の日記帳を盗み見て、 大喧嘩になったことがあったの。 わたしが悪いっておじいさんにも叱られてね。
……ほら、SNSって日記みたいなものなんでしょう。 だから、そこはわたしたちの不可侵領域。お互いにね。]
(70) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ 最近の技術ってすごいのね。
わたしの投稿にGOODがついたという通知に、 その人のアカウントを見に行ったの。
そこには異国の言葉が連なっていたけれど、 ボタン一つであら不思議。見慣れた言語に早変わり。 あらあら、学校がお休みになったのね。 Universityとあるから、お隣の息子さんくらいかしら。 ジャーディンとも変わらない年だわ。
そのひとのアカウントを少し遡っては、 翻訳ボタンをぽつぽつと押していたのね。
そんなときだったわ。気になる投稿を見つけたのは。]
(71) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ 噛まれた。犬かしらって思ったのね。 犬だったとしてもおおごとだわ。
でもそのあとに続く文章を見るに、 それは人間のことを指していた。
翻訳ミスかしら。 いぶかしく思っていたときのことよ。
玄関のチャイムが鳴ったわ。 二度、三度と立て続けにね。
こんなせっかちなお客さんに覚えはないわ。 誰かしらって、えっちらおっちら玄関に行けば、 そこにいたのは、細腕にゾーイを抱きかかえて、 もう片方の手でウィレムの手を引くノーリーンだった。]
(72) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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入れていただけませんか。 同じアパートの方の様子がおかしいんです。 主人はちょうど出張に発ってしまって……
(73) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ 彼女はいつになく焦った様子だったわ。]
もちろんよ! 中に入って。 一体どうしちゃったの、まずは落ち着いて。 おチビちゃんたち、ミルクはいかが? それともレモネードのほうがお好みかしら。
[ ミルク!′ウ気に叫んだゾーイとは裏腹に、 ウィレムはなんだか浮かない顔をしていた。
彼女たちを座らせて飲み物を出してあげたの。 子どもたちがコップに手を付けるのを見届けたころ、 ノーリーンがようやく重い口を開いたわ。]
(74) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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子どもたちを迎えに行った帰りに、 部屋の前でお隣さんと立ち話をしていたんです。 そうしたら、急にはす向かいの扉が開いて──、 人影がこちらに向かってきたかと思うと、 いきなりお隣さんの腕を掴んで、がぶりと
(75) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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噛んだの?
[ 思わす、叫ぶようにそう言ったわ。 ノーリーンは神妙な顔をしてうなずいた。
ウィレムはその場面を見てしまったらしいわ。 あまりに衝撃的で、気が滅入ってしまったみたい。
話はNYの騒ぎについても及んだ。 何が起きっているのかしら。 不思議に思いながらもわたしの頭の中は、 さっきSNSで見た投稿でいっぱいだったのね。]
(76) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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Nana -------------------------- 人に噛まれたという投稿を見たわ。 これは言葉を見るに日本の話?
知人も急に噛み付く人を見たと。 偶然なのかしら。おそろしいわ。>>*15
[ こみるり≠フ投稿を引用するように、 英語で書かれた文字のみの投稿がアップされる。]
(*23) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ ひとまずノーリーンに、 今晩はうちで過ごすよう伝えたわ。 旦那さんが帰ってくるまで、 うちで過ごしてもらって構わないってことも。
この家はふたりで暮らすには持て余すし、 7匹の犬たちを含んだってまだまだ余裕はあるわ。
そのころになってようやく帰宅したジャーディンに、 ことの経緯と、ノーリーンたちが泊まる旨を伝えたの。
あの子は言ったわ。 世界のあちこちでそういうことが起こっていると。 一体何が起きているのかはわからないけれど、 念のため警戒はしたほうがいいだろうって、
あの子は武器になりそうなものを家中からかき集めて、 庭に放していた犬たちをみんな家の中に入れてやった。]
(77) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ 気づかないうちにこんなにたくましく、 頼もしく育っていてくれたのね。 わたしの目にはずうっと、 小さな男の子に見えていたのに。**]
(78) 2020/10/21(Wed) 21時頃
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ビアンカは、クシャミの投稿をさらにもう少し遡って眺めた。
2020/10/21(Wed) 21時頃
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[ 何か大きな出来事が起こってしまう前。 戦争や疫病、歴史のテキストに載る出来事の前日譚は、 日常と非日常が奇妙に折り重なりあって、 人々はどうにも曖昧な心地だったに違いないわ。 ちょうどわたしたちがいる今、こんなふうに。]
(113) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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[ 不思議な心地だったの。
どうにも落ち着かないような、 平然と日常を過ごせてしまうような、
ただ漠然とした何かを胸の内に携えて、 わたしは小さなお客さんに微笑んだわ。]
そうだわ、夕食の支度をしなくちゃ。 何か食べたいものがある人は?
[ 勢いよくゾーイが手を挙げて、 シチュー!≠チて叫んだわ。]
(114) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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あら、良いアイデアね。 作るのにまだすこぅしかかるけど、 お利口に待っていられるかしら?
[ ゾーイが大きくうなずいた。 ウィレムも小さくだけれどうなずいていた。]
それじゃあしばらく遊んでいてちょうだい。
ワンちゃんを撫でてもいいけれど、 後ろから急に触ったりしちゃあだめよ。 前からそうっと手を出すのよ。 嫌がるようだったら無理に追いかけちゃダメ。
[ はあい。と幼い声がふたつ重なった。 念のため、ジャーディンに様子を見るよう頼んで、 わたしとノーリーンはキッチンへと向かったわ。]
(115) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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[ シチューというのは実際、 とっても良いアイデアだったと思うわ。
ほら、色んな具材を煮込むでしょ。 なんせ普段は二人暮らしだから、 なんでもかんでも5人分つくれるほど、 たくさんの食材は家に置いていなくってね。
ノーリーンとふたりで、 ジャガイモやニンジン、キャベツに玉ねぎ、 ブロッコリーとセロリでしょ、鶏肉に、 小さい子が好きそうだからってソーセージまで。
とにかく問題のなさそうな食材を、 かたっぱしから切ってはお鍋に放り込んだの。]
(116) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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[ すこぅし不安だったけれど、 どうやらお味のほうは大成功だったみたいね。
元気のなかったウィレムも、 ぺろりときれいに平らげてくれたんだから。
ジャーディンなんておかわりがないか、 そうっとお鍋を覗きにいっててね、
これは明日には買い出しに行かなくっちゃって、 ノーリーンと顔を見合わせて笑ったわ。]
(117) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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[ 最近の技術ってすごいのね。 SNSを覗けば遠い世界のことが、 まるでお隣で起きているようにさえ思える。
けれど、一度閉じてしまえばほら、 わたしの視界に広がっているのは、 昨日までと地続きの今日でしかないの。
先ほどまでの予感めいた不安も薄れてしまって、 わたしはただ、賑やかな食卓で微笑んでいた。**]
(118) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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