109 Soul River
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[手当を受けた後で死んだのか、それなら、手当が無駄になったのか。 やっぱり死んだときの記憶なんてなかった。]
その図体で打ち所が悪くて死ぬってドンだけだよ。 告白とかする奴とかいねぇし。大体思いっきり死亡フラグじゃんそれ。
……やめたらさ。 やっぱ何か弾いていたかったんだよな。ピアノじゃなくてもオルガンとかさ。 ああ、それとは別に、上官を食事に誘いたかったってのは、あるかも。
(159) 2013/01/07(Mon) 00時半頃
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怪我する予定って変な予定だな。
[物言いに何か不穏なものを感じたけれど、深くは追求しない。]
ピアノを弾くのはな。ピアノそのものには、これと言った気持ちはない、と思うんだけどさ。
……は? や、惚れてないって。 同期の連中間での憧れの君でさ。恋愛ってより、尊敬だな。日頃のお詫び的な? ピアノを教えてくれてた先生がさ。先生ッツーか、音大の学生だったんだけど。 色々教えてくれたお陰で、あんまりそういうの駄目なんだよな。
(163) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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/* 音大の先生は女性か男性か迷うところです
(-17) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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/* そしてテッドが戻ってきた。
(-18) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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/* 思春期に開発されたヒューさん(15歳)
開発だと相手男性じゃないのか
(-19) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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想定外でここにいるってのも辛くないか。 いや、想定外以外でここにいるのも限られてくるだろうけど。
最初に言っただろ。弾くことは楽しかったって。 楽器が大事じゃないってこたねぇけど、弾ければなんでも良い。音が出るならな。
……何その良くわかってねぇって顔。 10も年上だし恋人だっていたんだし惚れねぇって。
[ヘクターの方をずい、と向いて言い足りなくはあったが、その前にテッドが戻ってきたらしい。 扉の方を見て手を挙げた。]
よ。ヘクターの奴スティック忘れて戻ってきたぞ。
(168) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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/* テッドにブンブンしてる尻尾が見える
(-21) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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無駄足っつーかそこまで探して言いたいことでもあったのかよ。
[うつらうつらしているバーナバスの手から空になったカップをそっと取る。]
落として割れても片付けンの大変だしな。
……何の話でもねーよ。 あえて言うなら生前のハナシ?
(170) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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生前って開き直って口にすんのも、ちょっとやだけどな。
[自分の用のカップから紅茶を口に運ぶ。]
しかし、そーなるとバーナバスはそれこそ肺病かなんか? 咳、してただろ。
(185) 2013/01/07(Mon) 02時頃
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多少まし、ってのも、妙な言い方だな。 ……ここが、天国ならさ。
[空を見上げ、眩しそうに眼を細めた。 ここからいなくなるときは、どっちなんだろう、*と*]
(187) 2013/01/07(Mon) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/07(Mon) 02時半頃
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音楽への未練、ねぇ。 ……対象が音楽でなくても、いきなり死んだんじゃ未練の大盤振る舞いだとは思うが、ここに集う奴なら、そうだな。
[オーボエの音。 思い出す懐かしさと――――気持ち悪さ。
重ねられた手と、誘う手と、笑う灰色の眼。色づいた唇。
俺はただ弾いていたかったのに。]
(195) 2013/01/07(Mon) 18時頃
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[俺が死んでいると言うことは、同期の連中はどうなったのだろうとふっと思った。 怪我をしたのは俺だけじゃなかったから。]
……あんまり根掘り葉掘り聞いてやンなよ?
[テッドに言うと、椅子から降りてカップを片付ける。 それから、]
ちょっと、ピアノ弾いてくるわ。
[そう言って部屋を出た。]
(196) 2013/01/07(Mon) 18時半頃
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/* テッドがヘクターに一直線なので俺はどうすれば良い
そんなん知らん、ヘクターに一直線だ!って言うほどでもないのでさりげなく他に絡みにと思うんだけどもベネ−セシも出来てそうな感じが
バナバスもっと顔出そうぜ!
(-24) 2013/01/07(Mon) 18時半頃
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景気の良いのってなんだよ。
[右手を挙げて、それから扉を閉めた。降りてきた階段を目指し、上へ昇っていく。 最初に出てきた扉は閉まっている。 開くと、白いピアノは鎮座していた。]
弾くっつっても、この腕じゃな。
[嵌められたギプスを外す手段がない。 手首の少し先まであるそれは、指先は動いても手首が動いてくれない。
椅子に座ると、左腕を吊っている三角巾を外した。]
――――。
[右手を乗せる。左手を乗せると、意外と行けそうな気がした。]
(200) 2013/01/07(Mon) 19時半頃
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何、弾いてたっけな。
[一音、二音、音を乗せて、旋律を乗せる。 最後に練習していた曲だ。
今の状況には丁度良さそうだ、と思う。 最初に聞いたとき、悲しいメロディだと思った。 二度目に聞いたときは怖さを感じた。
「別れの曲」はその途中で左手の音を失うと、右手も又その少し先で止まった。]
景気の良い曲なんてなんかあったっけなぁ……。
[椅子に座ったまま、背もたれに首を乗せる。天井を見上げて、それから目を伏せた。]
(201) 2013/01/07(Mon) 19時半頃
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[練習した曲は、そう言えば暗い曲ばかりだったなと思い出す。]
つーか、進行速い曲とかこの腕じゃきびしーし。 ……右腕、解いたらどーなんだろ。
[巻かれた包帯を、左手と口で解き始める。 赤く染まった包帯が徐々に現れて、傷跡に沿って縫い目が見えた。
――ぼとり。
目の前に腕はついているのに、落ちる音が耳の奥に響く。 千切れてしまった腕を、無理に言って繋いだ痕。]
動くはずなんてねぇのになぁ。
[なのに、今は動く。残った傷だけが、俺に「死」を感じさせている。]
(205) 2013/01/07(Mon) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/07(Mon) 21時半頃
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[右手だけで、今度はいつか誰かにかしてもらったロックを奏で始める。 覚えているメロディラインを、間違えながら叩く指はこんなにも軽やかに動く。 タイトルは知らないけれど、男性4人のロックバンド。]
……?
[不意に、廊下からリズムの崩れた足音が聞こえて振り向いた。]
(210) 2013/01/07(Mon) 21時半頃
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……ああ、なんだっけ、オーボエの。
[見えた黒髪に弾いていた右手を挙げる。]
どした? 音にでも惹かれてきたとか? 併せられるようなのは、弾けるか怪しいけどな。
[手首が動かなくてさ、と左手のギプスを見た。]
(211) 2013/01/07(Mon) 21時半頃
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……? ここは、あの洋館、だろ? なんか別のもん見えてる?
[何かを避けて歩く様子に首を傾げた。 当然、弾いていた音は止まる。]
ここが、ダンスをしてたようなホールなら、ワルツとかのがいいのかもな。 俺にピアノを教えてくれたせんせは、そういうのは嫌がったけどさ。 教本には載ってンのに、教えてくれねぇの。
[譜面を見て弾けば、気付けば違うメロディが出来ていた。]
(217) 2013/01/07(Mon) 22時頃
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取りたいんだが、ノコギリいるんじゃねぇ? あるもんで作った奴だし、普通のギプスより硬いぜ。
[添え木だけで良いと言ったのに、よっぽど信用がなかったらしい。 右手でコツンとギプスを小突いてみせた。]
見えるから楽しい、ならもっと音を出せば色んなもんがアンタには見えるって事か。
(218) 2013/01/07(Mon) 22時頃
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弾きたいと思う曲か……。 覚えてる曲は大体練習用の曲が多いしなぁ。
俺が弾きたいのとは、多分違うんだ。
[では何を弾きたいんだろう? 勝手に、自分の好きなように。
……まるで人生みたいだ。]
(224) 2013/01/07(Mon) 22時頃
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ああ、悪い。
少し喋りすぎだな、俺。
[オーボエのに謝って、それからもう一つ姿が増えているのに気付いた。]
(225) 2013/01/07(Mon) 22時半頃
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弾けるさ。左はこれだが、ゆっくりした曲なら、何とか?
[セシルの方へと声をかけて、それからあまりの呼び名に思わず口が出た。]
怪我人ていうなよ。 ……そいや名前言ってなかったっけ。
ヒューだよ。ヒューバート。
怪我人って言われたら、いつまでも怪我してるみたいだろ。
(229) 2013/01/07(Mon) 22時半頃
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邪魔じゃ、ねぇよ。 一人で弾いてっと、やーな事まで思い出しちまうから。
誰かいた方が、良い。
[セシルの言葉に首を振った。 それから右手を鍵盤に乗せて、「プロムナード」の出だしをゆっくりと弾いていく。 左手の乗らない音は軽く。]
……似てる? ハープに? あんまり意識したことなかったけど。
[早い曲も――。ここでなら、弾けるんだろう。 このギプスが取れれば。この右腕が、落ちなければ。]
(232) 2013/01/07(Mon) 22時半頃
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枝切り用だと、俺の腕まで切れンじゃねぇ? それか、刃が立たないか。
切るより、割った方が良いかもな。
……右腕のこれは、さあ。大丈夫なんじゃね? 動くし。
[落ちる所なんてもうみたくない。利き腕をなくしたくなかった。 くっつけても、同じだって、言われたけど。
認めるとその瞬間腐って落ちそうで、やっぱり認めることは出来ない。]
(235) 2013/01/07(Mon) 23時頃
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ン……いいや。 両手で弾くと同時にいやなもんも思い出すしさ。
右手が弾ける状態なのに、左手がこれで弾けないのは、俺の心がまだ弾きたがってないんだろ。
[へら、と笑ってピアノの蓋を閉める。]
指慣しに弾いてただけだしさ。
(239) 2013/01/07(Mon) 23時頃
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……石ぶつけてその拍子に腕まで到達したら災難だよな。
ん。 弾きたいのに、何処かで踏みとどまってんだろうな。 もう少し、時間くれってカンジ?
[オーボエのにもそう言って、椅子から立ちあがる。]
そう言うアンタは、それ吹かねぇの? 音が出ないってわけじゃ……ああ、そいや1回聞こえたっけな。
[オーボエを指差し尋ねた。]
(243) 2013/01/07(Mon) 23時頃
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ああ、自分で吹いたら、見えないもんな。 あー、わかった、ひかねぇよ。
[そう言うと、ピアノの横に聴く体勢で立つ。
オーボエが響き出すと、目を伏せた。]
(257) 2013/01/07(Mon) 23時半頃
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[短い曲が、終わる。音の余韻に、耳を傾ける。 他人の音は、こんなにも綺麗で。]
きれーな音なのになぁ。
[もっと吹けば良いのに。 その前に感じた郷愁は、今はなかった。 音を聞くことに、集中していたからか。別の理由が、あるのか。]
……セシルのも、見つかれば良いな。 ハープがメロディラインを弾いてさ。俺が伴奏なら薄い音も厚くなる。右手だけでもな。
[ピアノに似た音、なら。思い出してしまうかも知れないけど、そこに指はないからきっと大丈夫。]
(269) 2013/01/08(Tue) 00時頃
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っていねぇし。 どこ行ったんだよ。
[辺りを見回す。]
そうだなぁ。それにはセシルの楽器があればいんだろうけど。 セシルがメロデイラインなら、伴奏くらいなら元知らなくっても何とかなるし?
[きっと、即興で弾く方が俺には楽なんだと、思う。]
(276) 2013/01/08(Tue) 00時半頃
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