258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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/* えっと、お疲れ様でした?
(-2) きたきつね 2016/11/22(Tue) 00時半頃
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/* ランヤーはランナーって言葉を知らないからと普通に読んでた。
安価ミスは変なツボに入ってかなり笑ったけど。
(-8) きたきつね 2016/11/22(Tue) 01時頃
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/* >>-6 あんもびうむさんにはどの村でも追い掛けられてばかりな気が・・・・・・
(-18) きたきつね 2016/11/22(Tue) 01時半頃
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みんな帰ってきた。一人も欠ける事なく、帰ってきた。 呪われた伝説に終止符が打たれたんだ。
[あれから、明之進君を消防団の人達と協力して大病院まで運んだり、地元の新聞社から取材を受けたりてんやわんや。 あたし達にとっちゃ大きな出来事だったけれども、どうせ半年もすりゃ世間からはすっかり忘れられて。きっとあたし達の体験も、いつかは信憑性の無い都市伝説の1つになってしまうのだろうな。]
さて、あたしも過去とすっぱりオサラバできた事だし、大団円といったところかな?
(13) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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──────本当に?
(*2) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[本能が警戒心を生み出すその声に、ぞわりとなって振り返る。 そこには何も無い。せいぜい後ろにいた人が首を傾げるだけ。]
本当に、決まっているさ。そうでなきゃ、困るんだ。
[鬼の声、あたしの声。その声に耳を傾けてはならない。これ以上振り向いてはいけない。]
(15) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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そうさ、うちに帰ればみんな同じ。どんだけ怖い目に遭ったって、後になってみれば良い思い出でしかないんだ。
[拳をぐっと突き出してみる。
大変なのはこれからだ。環境を変えるってのは、それだけ労力がかさむ。 いい年してんだから、やる事はいくらでも。]
よーし、頑張るぞー!
(22) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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なーんてね。
(*12) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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忘れ物、してないかい? どいつも、こいつもさ。 あの時間はぜーんぶ本物だってのに。
[見えなくなったって、消えた訳じゃないのさ。 あんたの隣に居るそいつはどうだい? 何か心に一物持っていないかい?]
(*13) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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あたしはとうに振り返ってしまったのさ。あんまり楽しすぎたもんだから。
[人として築き上げてきたものが多すぎる。それが彼女が彼女でいられる唯一の理由。 それがもし無くなったら? それは美夜子本人ですら想像がつかない。]
大人ってのは辛いものだよ。あたしがあと30年若かったらねえ。
また
(23) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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地獄の果てまで、追い掛けてやったってのにさ。
(*14) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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おかしかったな。今でも思い出し笑いしそうだよ。
おもんの姉さんの焦り顔、あの外国人のパニックっぷり、キリヤマの息を切らした様子だなんてほんと腹痛い。
[追ってくる男子共をあざ笑っていたあの日の"みょんこ"がそこにはいた。]
(*15) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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[あのガキンチョの時は失敗したってもんだよ。 いい策だと思ったんだけどねー、あの子が苦しむのと引き替えに鬼を困らしちまえって思ったのだけれど。所詮あの結果たい。
やっぱり最初の作戦通り、同じ方向へ逃げて撒き餌にしてやれば良かったんだ。]
うん、次はそうしよう。決めたっと。
[次が誰かは知らないけどね。くすりと笑う。
あの日の自分には勝てなかった。全勝の女帝みょんこ。なんて手強いのだろうか。]
ちゃんとけじめつけたかったんだけどね。ふふふ・・・・・・
[だから、面白い。いつだってみょんこは最速でなきゃいけない。 妙ちくりんな世間体に捕らわれたあたしが簡単に勝てちゃつまらないんだ。]
(*16) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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それにしても、あの鬼も不憫なもんだよね。
[他人事、といった風にぽつりと呟く。それは独り言であったか、それとも誰かが耳にしたか。]
幽霊って事は何か未練でもあっただろうにさ。それについちゃなーんにも解決していないんだよね。 鬼は交代でやっていたなら、最初の鬼は一体全体誰なんだい?
だって、誰も鬼になっていた時の事覚えちゃいないんだろう?
[口元が小さく緩んだ。]
(24) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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まっ、さすがにもう1回鬼になるのはごめんだけどね。 あたし達にも人生があるんだ。
幽霊の事なんて、知ったこっちゃないんだよ。
[冗談めかして美夜子は笑う。]
(*17) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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あたしは子供の頃から卑怯な事は十八番なのさ。
[あの時と同じ、底抜けするような笑顔で。]
(25) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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ふふふ・・・・・・
(*18) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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ふふふ・・・・・・
(26) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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どうしてあたしに誰も興味を示さない? どうして誰もあたしに振り向いてくれない?
[あの時と同じ言葉を呟く。]
だから、好き勝手できちまうのさ。 終わればあたしの負け。あたしは、勝つまで負けないよ。
(*19) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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曼珠沙華、来年はちゃんと季節通りに咲いてくれるかな。
[美夜子は遠い目をして空を見上げる。
桜を折ったって、夜に足を濡らしたって、土用に土仕事したって、三隣亡に家を建てたって何も起こらなかっただなんて、誰が証明できる?**]
(27) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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/* 美夜子、鬼に憑かれた時も素の人格だった。
(-71) きたきつね 2016/11/23(Wed) 02時頃
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>>-84 姉御感が凄すぎて・・・
(-88) きたきつね 2016/11/23(Wed) 14時半頃
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[一陣の風が身を切っていく。意味するものは嵐の前触れか、それとも。]
今年もさっぱりだったなー、曼珠沙華。
[年々曼珠沙華の姿を見る事は少なくなっていった。水が汚れたのかは知らないが、シーズンでもなかなかお目に掛かることはできない。
何か忘れ物がある。けれど、それが何だったのかはもう思い出せない。もどかしい。]
(78) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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おいでよ。
(*29) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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・・・・・・・・・・・・? 空耳か。
[小さな声は、大きな風にかき消された。
頂上からあたしを呼ぶ娘を追って、ゆっくりと石段を登っていく。]
(79) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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[───ついに、彼女が帰る事はなかった。**]
(80) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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/* 何となくいくつか解釈しようがある感じで〆
(-148) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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/* はいはい、わたあもわたあも。 たまーにRPP村のほうにも流れてくるきーちゃんでした。
こういう系統の村は割と好きなんで、またどこかで同村機会があればよろしく。
(-150) きたきつね 2016/11/24(Thu) 00時頃
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