162 絶望と後悔と懺悔と
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 00時頃
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―ベッドのある部屋―
[火事があったら逃げないといけない。知っている。 それは、吸血鬼から逃げろと言われるよりもずっと、 自分の頭で、分かることだった。
リカルダの後を追うような形になったものの、 非難を促すつもりで寝室に着いた矢先、弱い声を聞いた。>>5]
……、……
(10) 2014/02/08(Sat) 00時頃
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涼平君……絢矢。リッキィ――
[腕に抱えた小さな子を床に降ろせないまま、傍へ。>>15>>16]
みんな、外だよ。……ここは危ない、から。 きっと、待ってる。
行こう?
(29) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[涼平に頷き、絢矢と逆側でリカルダの斜め後ろについた。>>28 それが良かったのか悪かったのか――
孤児院の外に逃げる途中で、ごうと燃える天井や梁に、 黒々とした煙が満ちていく。視界はひどく悪かった。 そんな中で気付いたのだ。
無力さを思い知らせるためかも知れない、 守られて逃げる幼い方から順にいたぶってしまおうと、 舌なめずりをする鬼の存在。]
[言葉は間に合わなかった。だから体を使った。]
[振り上げられる爪と、リカルダや絢矢との間に割り込んで]
(39) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[声のような、息の塊のような音を吐いて、 腕の中の幼子と諸共に、どざりと倒れた。
涼平に背中を押されて先に出たリッキィと絢矢。>>49>>45 先に自分達をも逃がそうとしてくれた涼平自身。>>40
やっと出口で。逃げられると思った瞬間だった。]
――ぇう、……
[衝撃で視界が白黒に染まる。]
(54) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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は……い、っ、あ
[苦痛に滲んだ目は役立たずだったが、間近に悲鳴があった。 そんな風に感じた。>>53
皆だけでも逃げて――と、>>56 言えれば良かったかも知れなかったのに、 それを頭に浮かべることすら叶わなかった。]
(58) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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涼→(出口)明 リ絢→ ↑ 吸血鬼 /* こういうことだよな。涼平すまねえすれ違った */
(-15) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 01時頃
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/* ホリーに真弓を渡すなんて(葵さんの)ご褒美じゃないですか。 1〜2名だけ始祖の下につくらしいけど、 誰選ばれんだろうなーってちょっと思ってる */
(-20) 2014/02/08(Sat) 01時半頃
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[血を流して倒れて動かない少年は、 大人の目には、もう助からないように見えたろう。
絢矢は、涼平は。逃げられただろうか。 腕の中に、巻き込んでしまった幼子の咽び泣く声。
絢矢の姿を探すリカルダの背に迫る女の影――>>70]
――ッだ、め !
(72) 2014/02/08(Sat) 01時半頃
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[逃げ遅れた少女に、声が届いたかは分からなかった。
いつしか、炎と煙を背にした吸血鬼が、 少年が懸命に腕に庇おうとした幼子を奪い取る。 襟首掴んで高々と掲げられた子の泣き叫ぶ様。]
……、……
[地を這うまま、首を振る。]
(82) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[すると吸血鬼が尋ねた。 この幼子と、少年自身。
――どちらを助けて欲しいかと。
苦痛に歪められていた顔から表情が落ちた。 それはある種、平素の表情に近付いていた。 ただ、指はがりりと地に爪を立てる。]
(86) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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…………その子を、放し、て。
[絞り出した声に、吸血鬼はたいそう満足げに微笑んで、
(87) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[掲げた幼子を無惨に引き裂き血を浴び啜ったのだ。]
あ
[そして血で潤した唇で言う。 泣き声が煩くて血の量も全然足りない方を 残しておいてもしょうがないのだと言う。
答えを聞く前から結果は決まっていたと言う。]
――ぁ
う……!!
[土を握り締めて、そうして、 そこから先はよく覚えていない。*]
(88) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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/* セルフ絶望作業に勤しむ僕でした。 よし零瑠兄さんへの返しを書こう */
(-33) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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―7年前―
[孤児院に来て間もない頃だった。>>74 雨が降って、雨宿りをしたら随分止まなくて、 優しい手が迎えに来るまで動けなくなっていた。]
……おかあさん
[片手は零瑠の手を握り、もう片方の手は 色柄のきれいな、小さな縮緬の巾着をじっと握り締めている。
行先を問う声に。]
おかあさん。
[浮かべる顔は笑みと呼べるが、底に感情がないような、 使途不明と表せる淡いものだ。]
(95) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[やがて孤児院の門が見えてくる。>>75 隣の、年上の少年が立ち止まるところに並んで止まり、 雨と赤、自分よりももっと酷くずぶ濡れの幼子を見た。
じっと見ていた。隣で人が倒れるという異変が起きるまで]
……、……!
[零瑠を見た。幼子を見て、もう一度零瑠を見た、その結論は、 零瑠の頭を撫でて幼子に傘を差し掛け、 孤児院に駆け込んで助けを求める事で。
その幼子が養母に助けられ、ベッドで目を覚ますまで、 訳もわからず枕元に突っ立っていた*]
(96) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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/* 実は孤児院歴5年くらいを想定してたけど、 零瑠からの振りがあったから2年延ばした(おまえ)
話がオイシくなるなら未開示設定の一つや二つ! つーかまじその振りご馳走様です零瑠兄さん */
(-37) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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―始祖の城―
[息苦しく、頭がぼんやりしていた。 熱を出した時のようだと少年は感じていた。
寝込んでいる時は、誰かが頭を撫でてくれていた。 それは真弓であったり、年下だけどリカルダであったり、 つらいとも心細いとも言わない子供に、 代わる代わる、誰かが必ず優しかった。]
――、……
[熱を持ったのは怪我のせいだ。]
(*8) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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/* 直円兄さんが愉快すぎてだな */
(-38) 2014/02/08(Sat) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 09時頃
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[丁重に扱えという命のため、寝かされた寝台で>>*3 馴染みの声に重たい瞼を上げた。>>*13 返事をしたつもりだったが漏れたのは少し呻き声]
……理依、くん ?
[身に馴染まないふかふかの感触や見慣れない景色より 家族の声の出所を探している。]
(*14) 2014/02/08(Sat) 09時半頃
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うん……
[頷いたのは惰性で、自分の状態を把握した訳でなく。 間があいて、場違いといえば場違いな挨拶が続いた]
おはよう。
(*16) 2014/02/08(Sat) 10時頃
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[柊は冬の木と書くと零瑠に教わった事がある。 それを理依に話した時、少しだけ楽しそうな顔を していたような記憶があった。
どこだろう、と言われて、良く解らない顔をする。 今、理依の後ろに見える室内は確かに孤児院の寝室じゃない]
……吸血――鬼?
[そう、理由も良く解っていなかった。 やはり沈黙が挟まった。]
サミュエル、帰って来た……あ
[目覚める前、自分はどうしていたか? 最後に見たのは赤い]
――あ、う……
[もぞもぞと首を横に振る。]
(*18) 2014/02/08(Sat) 10時半頃
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[優しく置かれる手で鈍い痛みを覚えたものの、 幸いそれはあまり顔に出なかった。
ゆっくりして、といったことが聞こえたが、 頭の中は恐ろしい混迷でいっぱいになっている。 硬い無表情の中、視線だけは日常のあった印を、 つまりは理依を、珍しく頼るように追った。]
(*20) 2014/02/08(Sat) 11時頃
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大丈夫……
[自分の事はそう答えるが、 部屋の外に出るという声には少し難色を示した。]
…………理依君、大丈、夫?
――お願い。大丈夫?
[出て行って、それきり帰って来なくなったりしないか。]
(*22) 2014/02/08(Sat) 11時半頃
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……うん。 行ってらっしゃい。
[皆を見ててあげる事。役割を与えられればそれに頷く。 かける声だけはいつも通りだ。 部屋の外に出ようとする理依を見送るように、 のろのろとベッドの上で半身を起こした]
(*24) 2014/02/08(Sat) 11時半頃
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/* 昨夜のログを振り返りつつ、 もっと危機管理できない子の方がそれらしかったな、 って思い始める中身。 */
(-40) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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[掛けられた声で、直円と真弓がいると解り、そちらを見た。
気絶して運ばれた少年には、理依と真弓が理解している事、 ここが吸血鬼の根城だとは認識できていないものの、 ここは一人ではない。全員には程遠いけれど。
やがて彷徨った視線は、理依が出て行くという扉へ]
……涼平君。絢矢。 ――リッキィ。――――
……帰る?
[一緒に逃げようとしていた子供たちの名を呟いて、 理依の言葉を茫洋と繰り返す。>>*25
背中の怪我は手当がされている。 痛みにベッドの上で膝を抱えて俯いた。]
(*29) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[真弓の話をおとなしく聞いている。>>*31 直円や他の皆はそれを知ってどう思っただろう。
少年は緩慢な動作で寝台を抜け出ると、傍に寄った。 袖をまくった手を見て、そこに自分の手を乗せて、 熱の出た顔で曖昧に微笑む。
「ごめんね」と彼女が謝ったからだ。>>*30]
(*32) 2014/02/08(Sat) 16時頃
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[直円の声に、視線を返してしばし後。>>*33 ゆっくりと首を傾げた。 彼が話す事は時折少年には難しすぎるのだが、 今はそれが理由でなく、泳ぐ視線に。
感情の表れない顔には、しばしば行動の意図も表れず お互いがお互いに不思議がるという事もままあった]
……うん。
[感謝の言葉に頷いて、再び真弓の手に視線を戻す。>>*36]
(*43) 2014/02/08(Sat) 18時頃
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/* >>*39 おいなんか怖い事言い出したぞ……(戦慄) */
(-58) 2014/02/08(Sat) 18時頃
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[すると、額に手が触れる。>>*38 少しひんやりして温かく、素直に瞼を下ろした。
水を貰って来ると言い、真弓がするりと離れてから、 少年が返事を発したのは少し遅れての事だ]
……真弓ちゃん。今日は、もう――
[今日、とは、いつの事だろう。>>0:318]
[結局、みなまで告げず、笑みだけが残る。 熱に浮かされて普段より朧なようだった]
(*46) 2014/02/08(Sat) 18時頃
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[思考の時間の後、やはり緩慢に元の寝台へ戻る。 だが、眠ることはせずに懐を探して、 そこにいつも通りの物がある事に安堵した。
掌の上に引っ張り出して、動きを止めた。 きれいな色柄の小さな巾着には血が染みて、 半分くらいはごわついた赤茶色に変わっている。]
――、……
[薄く震えた呼吸を零して、口紐を解く。 指先の動揺で、ひどく手間取りはしたが。 中から円い手鏡を取り出すと、傷や壊れはないか、 汚れが染みついていないか、熱心に目を眇めた]
(*48) 2014/02/08(Sat) 18時頃
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[懸念した事が起きていないのを確かめると、 巾着に戻そうとして――その汚れに躊躇して、やめた。 左右の手に鏡と巾着が残り、直円の独白を聞く。>>*47
ぼんやりとした視線がじいと見守っていた。]
(*52) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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[そして、項垂れて空笑いをする段になると、>>*51 再び首を傾げるのだった。 今度は、彼の言う事の方が解らなかった。
相変わらず、現象と反応の間に独特の間隙が挟まる。
おもむろに立ち上がると、背中がずきりとする。 直円の傍にも近付き、真弓にしたと同じように 手に手を添えて、色なく静かに笑んだ。
その宥め方は、今ここにいない少女のために覚えたものだ。]
(*53) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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―回想・春雨の降る日―
[養母さんに寝室へと運ばれた幼子が目を覚ました時、 黒檀のような眼が、僅かばかり細まった。
潤んだ菫色の瞳に穏やかではない色が過ぎったから。
それは何かに例えようのない――]
……だあれ?
[問う声。 弱弱しい唇から繊細な二音が浮かぶ。>>110 少年は口許をもぞりと不慣れそうに動かしてから]
『あや』。
[初めて、幼子を呼び表した。]
(172) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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[熱にうなされる額を、自分が病の時のように撫でる。 すると、幼子は微かに表情を緩める引き換えに、 切々としたものを浮かべるように思われた。>>111
やがて熱が下がり、雪に後戻りしたかのような すっかり真っ新になった笑顔に、手を握り返して―― 霧のように微笑み返して、そっと首を傾げた*]
(173) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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[手が強く握り返される。>>*57
彼の中で曖昧なままにしておけなくなった問いに、 いくつか瞬きをして、眼鏡の目を見上げた。]
……ううん。
[直円の掌は、広くてしっかりとしている。]
(*60) 2014/02/08(Sat) 19時頃
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―回想・直円について―
[直円が穏和で、明之進もそうであったから、 活発に庭を駆けまわる子供達とは別に、 彼に遊んでもらう事も、他より多かった。
初めて昔話を読み聞かせてもらった時は、 冒頭から結末までぴっとりと傍にくっついて離れず、 微笑んでその声に聴き入っていたものだ。
ただし、『おしまい、おしまい。』と告げる声がして、 やや時間が経過してから、そのままの表情で 深く首を傾げたのだが。
――直円が初めて選んでくれたそれは、 聡明でない少年には難し過ぎたのだ。
以降、彼はもっとやさしい物語を選んでくれるようになった。 読書会に行くようになるまでは*]
(183) 2014/02/08(Sat) 19時頃
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/* >>*64 wwwwwwww使用前→使用後 振りにガチノリしてくれる直円いいひと */
(-68) 2014/02/08(Sat) 19時頃
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[瞳の様子が緩んだのを見て取ると、 頭を撫でられるのをおとなしく受け入れる。>>*64
続く話に一度は首を傾げたものの、 言い直された二度目に、こくりと頷いた。]
うん……
[再び、そっと寝台に座る。 熱い手で巾着と手鏡を包み持って目を閉じた。 これで休んでいるつもりなのだ。 横になると背中が痛む気がしていた]
(*66) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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―回想・キャロライナについて―
[初めて二人でお使いに行く事になった。>>118]
[言動がとろとろしている所為で、壁に穴が開くような やんちゃな遊びにはなかなか追いつけない。 そのせいか、ほんの一時期、男児たちの遊びを ぼんやりとみているだけだった事がある。丁度その頃]
……キャロ君。
[四つ角で急に立ち止まって、先を行く少年を呼び止めた。 明之進の顔はキャロライナが進む方とは明後日を向いている。
視線の先を、茶色い猫がのんびり歩いていた。
早く来ないと置いてくぞ、と一蹴された。
自分より重い方の買い物袋を抱えたにんじん色が遠ざかり、 少し速くした足取りで彼に追い着く。]
(195) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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――キャロ君……帰、ろう?
[当たり前だろ、と言った風に返されたような記憶がある。
後ろを振り返った。やっぱり、早く来いと呼びかけられた。 しばらくうろうろと視線を彷徨わせたが、 最後までキャロライナは明之進を置いて行かなかったし、 日がとっぷりと暮れてから二人でただいまを言った。
因みに養母さんからお小言をもらうのも二人一緒だった。]
……ごめんなさい。
[明之進がぼーっとしてたからだ、と言われ。 ひとのせいにするんじゃありません、と言われ。 キャロライナと養母さんが言葉を飛び交わさせる中間で、 ぺこん、と頭を下げた。
次の日、彼が飴玉をひとつくれて、 それから男児たちの遊びも見ているだけじゃなくなった。*]
(196) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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[任せたまえ、と告げる声は頼もしく思えた。>>*67 それを信じて、じっとして体を休める。]
[次に目を覚ましたのはリカルダだった。 珍しく(自分なりに)ぱっと顔を上げてそちらを見る。 彼女について、最後に見たのは背後に迫る危機だったから]
リッキィ……大丈夫?
[急いだつもりで、彼女のベッドに行こうとした]
(*71) 2014/02/08(Sat) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 20時頃
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/* 今気付いたが真弓安吾停電だと…… まさか雪のせいか(震え声) */
(-71) 2014/02/08(Sat) 20時頃
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――リッキィ。
[枕元につくと、己を呼ぶ声がした。>>*76 長く吐く息が零れた。 閉じた瞼の奥で、瞳が微かに揺らぐのをつぶさに見入る]
……僕たち、「生きている」って。
[直円の言葉を繰り返して伝える。]
リッキィ、大丈夫? 痛い、ところはある……?
(*78) 2014/02/08(Sat) 20時半頃
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―回想・サミュエルについて―
[自分と同じ歳の子が来た、と養母さんから聞いて、 実はちょっと期待していた。 仲良くしてあげて、とも言われていたものの、 明之進が試みた行動が功を奏していたかは今でも不明だ。]
……これは、なに?
[指差した緑色の苗。 野菜を丹精する手つきを見ているのが興味深かったのを 今でも覚えている。>>194 身の上話も、そこで聞いた]
(200) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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お母さん、が……病気で。
[死というものをきちんと理解したのは、もっと後からで]
お父さん――? は、いない。
[父というものの存在を知ったのも、孤児院に来てからだ。]
お母さんは、きれいで、優しい……かった。
[母のことを、少しずつ過去形に出来るようにもなった。]
……、……
[そこで懐に手を置き、少し考える。 父というものの存在を知って、思い出したのは この形見の手鏡を見つめて、母が誰かを呼んでいたこと*]
(201) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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明之進は、アヤワスカ達のことが脳裏をよぎった。
2014/02/08(Sat) 21時頃
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[リッキィは痛そうな顔をする。>>*83 動いている指に、そっと手を添えて握った。 こちらの手はまだ熱いままだが、彼女はどうだろう。
泣き出してくちゃくちゃになってしまうから、 少し迷って、着物の袖で拭ってみるものの、 続いた問いには答えられない。]
――――あ……絢矢、は
[解らない、と、唇が戦慄いた。]
……ごめん、なさい。
(*85) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 21時半頃
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/* >>*203 おそろしいじじつwwwwwwwwww 可愛いじゃねえかミナカタさんよ
ちびっこに交じって読み書き習えばいい!! ほほえましい!!! */
(-74) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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|
[その沈黙を破ったのは、理依が駆け戻ったこと。>>*82 何事かと視線を向けると、出て行った時とは真逆の 凍りついた蒼白の顔になって見える。]
理依君……
[そちらへ体が傾きかけて、リカルダを振り返る。 しばし二人の間で視線を彷徨わせて、 少女の指を、きゅっと握った。]
(*86) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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/* 零瑠兄さんがうるわしすぎて震える。 ……ご、呉服関係? */
(-76) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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/* >>208 うるっと来るな…… 次の展開が100パー解っているだけに倍率ドン */
(-78) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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/* トル:ぱんだ ホリ:葵 サミュ:ぶるべり 理依:みそちゃ 円:りとるくらうん 零瑠:かるら リカ:あかつき
こう、かな……(敬称略)
いつもながらめーじさんの位置わかんねえ、 ミナカタでない事は確かだ
僕のゴーストは絢矢せんじゅ説を囁いているんですが、 正直ここは自信ない。 おこめはどこかなーキャロあたりかなー */
(-83) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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|
[理依が戻って来た直後。 急にぶるっと震えて、扉に視線を固定した。
そうすると、ひとりでに扉が開く。 否、向こうから開かれて、白面金糸の男が姿を現す。 続いて控え立つ黒髪の少女もか。
それは過日の――]
――――……
(*90) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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/* 理依の始祖さんへのラブコールっぷりにちょっと噴く。 */
(-87) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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|
[皆を睥睨する視線。
手を繋ぐリカルダは、きっと怪我をしている事に思い至る。 声にならない悲鳴があった。
もう一度、指を握り返して、そっと位置をずれ、 自分の体で少女を隠すことを試みた。
表情はやはり、感情のない霧ではあったが、 ずきずきと――薬でも切れたのか、痛みは増している。]
(*98) 2014/02/08(Sat) 22時頃
|
|
―回想・円について―
[何かある毎、少年が取り出す縮緬の巾着に 小さな女の子が興味を示したのは、 染付の色柄がきれいだったから、なのだと思う。]
だめだよ。大事、だから……
[下から伸びる手が届かないように腕を高く上げると、 ちょっとだけ、ちょっとだけ、とねだる声が響いた。]
……ちょっと、だけだよ。
[締めた口紐は自分の指に絡めたまま、触らせてあげた。 その絹地の上等さを少年が知っている訳もないが、 こんなに手触りの優しいものは、他にめったにないと思う。 もし取り上げられたら正直泣いてしまう。]
(226) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
|
|
[巾着の中身が何なのか、外で口にしてはいけない、 決して誰かに見られてはいけないと、 母にかたく言い遺されていた。 だから、巾着の事を知っている子はけっこういたが、 孤児院に来てから、中身を取り出した事はなかった]
でも、
[ふくふくと笑う円の顔を見ながら思った。 もう、ここが家で、皆が家族なのだろうかと。]
みんなには、見せても、いいのかな……
[ぽつりと呟いて、窓の外に向けて首を傾ける。 その答えをくれる人がここに来る事はないけれど、 いつか、それも許されると思えるようになるだろうか。*]
(227) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 22時半頃
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/* ミナカタ飴ありがとう(もぐもぐ) でもそろそろ補充来るし僕赤だし大丈夫よ!
しかし赤窓を使い切るのは俺には無理だったようだ…… */
(-96) 2014/02/08(Sat) 23時頃
|
|
……――永遠。
[端麗な発音から最も耳に残る言葉を自然と零す。>>*102
自分達が置かれていた室内は決して暗くはなかったが、 トルドヴィンを名乗る者が現れ、その容顔を見れば まるで内側に月影を含んでいるように思えるのは、 彼が支配する者だからだろうか。]
(*107) 2014/02/08(Sat) 23時頃
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明之進は、ミナカタはまた怪我をしていないだろうかと考える。
2014/02/08(Sat) 23時頃
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/* >>230 陰謀説噴いた。 この村は良レシーブが多いですね、ほんとにね…… */
(-97) 2014/02/08(Sat) 23時頃
|
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[重たく瞬きをした次の瞬間には、月影はそこにない。>>*109 だが、首を傾げる必要もなく、くるりと首を巡らせた。 零瑠のすぐ前に居る。
――ここに来て、初めに見せつけたものは牙]
……や、
[少年が声を上げた時には、吸血鬼にとっては 欠伸が出るほどの間を経ていることだろうが、 片手にリカルダの指、もう片手に巾着と鏡を確と握り。]
めて――
(*112) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
|
|
[目の前で引き裂かれた幼子。炎が渦を巻いた死の赤。 急激に脳裏に蘇って、表情が使途不明の微笑で凍る。
視界を染め変えて思ったのは、同じように 零瑠が殺されてしまう、という事だった。
リカルダの寝台の傍から膝を立ち上がらせようとして、 上手く行かずにほたりと絨毯に手をついた。
ビリッと肩から背に痛みが走っても、 まだ頭がぼうっとして、ゆらゆらと霞が揺れている。]
(*120) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
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―回想・零瑠について―
――ひいらぎは、どんな冬?
[冬の木と書く、と教わった直後に返した言葉がそれだ。 正確には柊は木である。冬ではない。 刺があるから鬼が嫌って寄り付かないのだと言う。]
とげとげ……
[まだ幼い両の掌を見た。そして零瑠を見上げた。]
…………鬼じゃなか、ったら、大丈夫?
[感情のない黒檀と小さな声だった。*]
(243) 2014/02/09(Sun) 00時頃
|
|
零、瑠君――……っ
[立て、なかった。 手と膝で這って彼の傍に向かい出すのも牙が離れてからだ。
あえかに開いた口から熱に弱った息を吐いて、 零瑠に取り縋ってその顔を見ようとした。]
(*125) 2014/02/09(Sun) 00時頃
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……零、……――
[「生きている」、と零瑠は答えた。>>*129 だが、直円に言われた時のそれとは違い、 とろりとした声は明之進の表情を緩ませない。
――だって、目の色が違う。>>*127
下から顔を覗き込むと、口の中が見えた。]
(*135) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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[熱を持った背中が痛む。多分、無理に動いて傷に響いた。 自分では見えぬ傷口が開いて、血が滲む図を想像する。
水を干しても潤わないと言う零瑠。>>*138 諦観してこちらを振り返る直円。>>*137
柊は鬼を刺す木だという――]
……零瑠君、
痛く、ない?
[年長の零瑠には何度も看病されていた。 頭を撫でる手も、安心させる笑顔も知っている。 微かに首を傾げて尋ねた。>>*140]
(*144) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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/* 何も考えずに響きでつけた苗字でしたが、 そういう意味では響きが好きだからと言った 理依君はGJ過ぎて愛をささげたい程ですが、
良く考えたら柊が吸血鬼になっちゃうっていう、 あれでそれ */
(-117) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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/* これさあ これで2dからハートフル→ハートフルボッコの 急転直下なんだろ……?
やだあああつらああああ って思い始める中身。 キャロライナ殺して絢矢に殺されるとか 絶望展開しすぎていて超ご褒美じゃないですか!!?!? */
(-118) 2014/02/09(Sun) 01時頃
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[横合いから、真弓に呼ばれる声がした。>>*142 だがそちらを振り向けなかった。
零瑠が零瑠のままでいる、しるしを何処かに探している。
鬼でなければ痛くない。 革色の瞳も、あかく刺してしまわないで済む。
もし、彼が痛むそぶりを見せたなら、 自分はすぐに彼から離れないといけない。 そうしたら二度と触ってはいけない。
けれど、鬼じゃなかったら。 血を怖がる家族が自分にしてくれたように、 頭を撫でたって、大丈夫だと手を繋いであげたって]
(*148) 2014/02/09(Sun) 01時頃
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[――平気だよ、と、優しい声が欲しかった。>>207
部屋に降る雨はそこに有りて無き希望の]
――ッう!
[僅かだが、唇を噛み刺された。>>*152 傷という単純な刺激には、単純に生物としての苦痛を示す。
駄目だ。もう――駄目なんだ。
ようやく、手に拒むための力を、未練がましい弱さを込めた。 背に回った指が傷に圧を掛ける。]
(*153) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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/* なぜちゅーされたのだろう…… 耽美さのためですか(まがお) */
(-121) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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―回想・周について―
[周の声を聞いて、使途不明の微笑とともに頷く。>>241 ここに来たばかりの頃、周は怖そうな子だったが、 つい最近、外の子供が円たちに悪さをするのを 追い払ってくれたのだと、人づてに聞いていた。
ただ、手はこっそり巾着を包み隠そうとしていたりする。 続きの言葉に、動きを止めて彼を見つめた]
……袋。
[手の中の巾着を見下ろす。 多分、訂正された。この場合はお母さんの事である。 くるりと向こうへ行く背中に、きゅっと裾を掴む。]
(263) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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周君は、お母さんが、いない……の?
[父は知らなかったが、母はとても優しかったから、 ――少年の記憶ではそうだったから、 周が母を知らない事はとても寂しいと思った。
そうした内面の思いはいつも表れない顔であった。 外の子供には気味が悪いと陰口される無色の笑み。
周も外から来たばかりだから、同じように感じるだろうか。 しかし、同じ孤児院の家族には好かれたいとも思った。]
お母、さんはね、優しくて、頭を撫でてくれる、よ。 ここに、住んでいる皆と……同じ、温かいんだよ。
[結果、周の頭を撫でようと試みた。 身長差で可哀想な事になったのは否めない。*]
(264) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 02時頃
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[離れた零瑠が始祖の吸血鬼に取り縋り、>>*158 あれほど忌避した血を貪る様を見ているしか出来ず、 直円とリカルダの心が折れる音も聞いた。>>*155>>*161]
真弓ちゃ……
[始祖が少女達の元に向かう。>>*166 振り返って、もう動くだけの気力がなかった。
傍らの家族は手を離さない。>>*164]
……零瑠君。 とげだから、駄目だよ。
[自分で告げて、使途不明の笑みに涙が滲んだ。 絵本で見た、笠や蓑に吹き付ける雪を払うように、 小さく体を揺すった]
(*169) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* 落とす順番を間違えたでござる…… */
(-129) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* 二人目真弓ちゃんいったー! 葵さんへのご褒美展開はお預けのようです!
支配するなら男女各1がいいですよね、わかります。 */
(-131) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* >>285 傾城→わたしのこときらい? てんさいだろ */
(-133) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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[ぐずぐずと手の甲で涙を拭く。 零瑠はやはり血を見た所為か倒れてしまった。>>*167 手を伸ばしかけ、踏み止まる。触れてはいけない。]
……、……
[家族に手が届かないことが、 この短い日にちで何度あっただろうか――]
(*172) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* >>*170 実際そこまで縁故があるかと言うと ちょっと首を傾げる感じだけどな。 寧ろ後半が本音の予感。始祖様のドS! */
(-136) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* あっ、違う違う、酷い誤読をしている事に気が付いた。 きっかけの雛鳥って食事の件だけじゃねーよ 理依君の事じゃねーか
解った、俺眠いんだな。 */
(-139) 2014/02/09(Sun) 03時頃
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―回想・零瑠について―
[帝都は雪が少ない方だから、吹雪の絵に震え上がった。>>260 けれど、この一面の雪も、春になったらすっかり解けて 水になって花が咲くのだという。
零瑠が見せてくれた細い棒に、これは何かと尋ねたら これが春に咲く桜だと教えてくれた。 母と暮らしていた頃、出かけた時に遠目にした 薄紅色のもくもくしたものとは違う気がしたが、 彼が言うなら、そうなのだろう。 大事にしていると聞いて、近しい気持ちが湧いた。]
……大丈夫。
[ほっと息をついたら、髪をくしゃくしゃと撫でられた。 それから、擽られたら珍しく悲鳴を上げてのたうった。 子供特有のしなやかな体は妙な方向に反ったり捩ったり、 顔も、笑みがひきつれて妙な事になっていた。*]
(298) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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―回想・リカルダと零瑠について―
…………あめ。
[部屋の中に降っていた。>>207>>282 幾度も書いて散らされた『希望』の二文字。 右手と左手に一枚ずつ拾った。どちらが書いたか解る。]
僕、これ、……好きだな。
[感情ない顔で呟いて、両方の紙を大事に重ねた。 丁寧に畳んでしまっておくつもりだった。 駄目だと言われたら――諦めるけど
きっとそれも炎の渦に消えた。*]
(300) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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/* >>299 一人称 リカルダと同じに した!!! なにこれ胸熱 */
(-144) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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…………家族に
[悠然と投げかけられた声に、遅く反応した。>>*179 傷ついた口の中に、気持ち悪い味がしている。
永遠という言葉を聞いた時、 ――斃れるまで敷かれた道をゆくだけの景色は 脳裏に結ばれていたのだから]
家族にさわれないのは、――いやです。
[そして、頭を垂れた。 従属の証とは少し違う。体力の限界を超えたのだった。]
(*183) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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/* ホリーさんの吸血待ちなんですがこれは寝るべきか */
(-148) 2014/02/09(Sun) 04時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 04時半頃
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/* ぱんださんマジドS */
(-164) 2014/02/09(Sun) 13時半頃
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/* ぱんださんマジドS(二度目) */
(-167) 2014/02/09(Sun) 14時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 15時頃
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―回想・サミュエルについて―
[黙って首を横に振ると、食堂に微妙な空気が流れた。 これまで好き嫌いをした事がなかった子供が、 初めて何かを食べる事を拒絶した。
サミュエルが作った野菜が初めて食卓に載った日の事である]
……、……
[態度の変化に、好き嫌いを窘める声よりも なんで? と疑問視する声が多く上がった。 だから言った。]
かわいそう
[小さな畑を手入れして育てた事を知っていた。 知ったから、今まで食べて来たその他の全部が そうやって、誰かが大事にしてきたもののように思えた*]
(346) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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[――だから]
[これは違うと知っている>>*188>>*189]
[生きるために食べるという行いとあの一夜 決定的に何かが違うと解っている。]
[髪を引っ張られる痛みに顔を顰めた。 刺され、と願った。 願うだけでは何かが足りなかった。]
[――だから、少年が首を縦に振るとすれば、 家族の誰かから説得があった後だった*]
(*197) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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/* あれ、ちゃんと下僕るルートの筈が、 うっかりな苗字を付けたせいで妙な方向に、と言うか 中身の平常運転な方向に向かっている */
(-172) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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[首筋を穿たれて、短い悲鳴を上げる。>>*198 口の中の自分の血を微かに甘く感じた瞬間、 小さな傷は塞がり、その味は途絶えた。
血の儀式により、人ならざる速度で回復する体となり 心臓に巣食った血統が、従属のために頭を垂れる事を教えた]
(*202) 2014/02/09(Sun) 16時頃
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―後日―
[命日(と、密かに心の中で呼んだ)から少し経ち、 絶賛絶食中の零瑠に尋ねられて、>>*182
独特の間よりも長い、時間があった。 ――勿論、答えるかどうかを悩んだのだ]
『柊』は、鬼を刺す……ん、でしょう?
[元の色が黒檀だった故か、直後の血の真紅から、 少し暗い色に落ち着いた瞳を伏せて俯いた。
けれど、結局彼らは眉ひとつ動かさなかった。 髪を掴んだ金の月影も、少年を従僕に仕立てた黒百合も]
(*204) 2014/02/09(Sun) 16時頃
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―それからの年月―
[一晩で熱も傷も癒えた。
その足で即、城を出た。 どこかでまだ生きているかも知れない家族のために。
その結果が、無表情のまま指を震えさせる現状であった。
城の外にいた人々に石を投げられたのだ。>>177 既に眷属となっている少年を、監視も誰も助けない。 石つぶてで死ぬ筈もなければ不要なまで。
無様に身を縮めて城の中に駆け戻った事で、 脆弱な雛は『家畜以下に怯んで逃げる』という記録を立てた]
(*212) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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[時間が来る度、傍仕えが血を流す事を首を振って諌めたが、 給仕は命じられた行動をやめる事はなかった。]
……ごめんな、さい。
[受け入れる代わりに、掌を合わせる事をした。 家族の様子を訪ねて回っても真弓には会えない。>>*206
与えられる全部が見た事のないもの。>>*195 孤児院の暮らしではゆっくりと温かく育まれていた知と情が、 ひどく冷たく急速に注ぎ込まれていった。]
(*213) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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[ある日、久しく会えなかった家族の悲鳴を聞いた。>>*208 いつの間にか、耳は遠く微かな音まで捉えるように、 脚は一息で飛ぶように速くなっていた。 気付かぬ内に、男児の遊びを遠くで見ているだけの のろまな子供は姿を消している。]
――真、弓ちゃん。真弓ちゃん……?
[扉を叩く。ドアノブを掴んだが鍵が開くかどうか。 微かに漏れ伝う紅の香が、寒気を際立てていた。]
(*214) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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/* >>362 円の頭蓋骨丈夫そうだよな…… */
(-174) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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[くずおれる真弓に駆け寄る。>>*215 毛足の長い絨毯がびしゃりと音を立てた。
全身真っ赤の体を支えようと手を伸ばして、 どうしたら良いのか、と戸口を振り返った]
……真弓ちゃん……っ
(*216) 2014/02/09(Sun) 17時頃
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[緋色の双眸は艶やかな翳りを含んで、泣いて見えた。>>*217 自分が与えられる血に後ろめたさを覚えながら けれど、甘んじている間も、一人で耐えたのだろう。]
……僕は、真弓ちゃん、にも、生きてほしい。>>*205
だから、ねえ。
つらかったら、頼って――いいよ。 家族なんだよ……?
(*218) 2014/02/09(Sun) 17時頃
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/* ……ああこれ俺、囁の家族散々愛でて先に死ぬパターン? */
(-175) 2014/02/09(Sun) 17時頃
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―回想・周について―
[伸ばした手は、額に当たる。>>286 苦笑したような周の言葉に、一度は唇を結ぶ]
……で、でも。いつか。
[膝を曲げて貰わなくても手が届くようになるから、 という意味の、文脈上残念な回答をしつつ。 少し緩んだ口元を目敏く見つけて、嬉しかった*]
(376) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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―回想・円について―
[中身を尋ねられて、返答に窮した。>>368 うまい答えでさらりとかわす、なんて芸当は出来ない。
その間、純真な眼がこちらを覗き込んでいるけど、 やがてにっこりと笑ってそれを返してくれた]
ありがと……円は、やさしい。
[ぽんぽんと抱き締めて頬ずりすると、とても温かい。 そう、家族にさわっている感触は、とても*]
(377) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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[なのに今、真弓の手はひどく冷たい気がする。>>*219 謝罪に首を振り、手の甲をさすっていると、 彼女を連れて行こうと、後から人がやってきた]
だめ。
[それを制する自分の声も、どこか冷たい気がした。]
……大丈夫、真弓ちゃん。 いなくなったり、しないよ――大丈夫。
だから、行って、おいで。
[しかし、家族に傾ける時には変わらず温かく。 安心させようと、一度手を握って、湯に向かわせた]
(*222) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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/* >>*221 真弓ちゃんがガチの傾城になったよ!
という周君への報告 */
(-177) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時頃
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[給仕から血を差し出されることがなくなり、 周囲に『動く血』が放たれるようになってから、 一時、少年はぴたりと食事をやめた。>>*196
狩りやすいと見なされ初めに与えられた子供達を、 決して襲おうとはしなかったのだ。
耐えて、耐えかねて、初めて意志で手に掛けたのは、 いつだったか家族の陰口を叩いていた大人の男だ。 卑怯にも足音を殺して後ろから襲った。
初めて命を選んだその日、意外と呆気なくて 誰にも何も言えなかった]
(*223) 2014/02/09(Sun) 18時頃
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[故に、己の周囲に大人が配されるのは早かった。 体が変わった分、箍になるのは心の方で、 敵意を向けて来る者の方が襲いやすかった。
――故に、己にとって『人間』は、 己と家族に敵意を向けて来る者なのだと、
少しずつ、少しずつ――
染み込んで、そして上達は早かった。]
(*224) 2014/02/09(Sun) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時半頃
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[やがて黒百合から本格的な訓練を受けるようになる。>>*199 披露された怯える人間達に、眉を顰める少年は 畏れ多くも、儀式を施した主に口を挟んだ]
……それは、――いやです、
自分の罰、は、自分で…………っ!
[言うが遅いか、問答無用で刺し貫かれる少女に、 今度こそ言葉を失った。>>*201 強くかぶりを振る。
嫌なら真面目にやることだと、真紅が笑っていた。]
それなら、――お願いが、ありま、す。
うまく、できたら…………外に出させてください。
(*225) 2014/02/09(Sun) 18時半頃
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[願いが興をそそったか不興を買ったか。
いずれにしろ、手を変え品を変えて賜る洗礼を 死にもの狂いで受け入れる以外に道はない。
敷かれた道を斃れるまでゆくしかないのなら、 それはただ、家族のためにゆきたい、とだけ]
(*226) 2014/02/09(Sun) 18時半頃
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[されど、柊。
心の臓を服従に巣食われながら、
鬼を刺す木は雪深く、息をひそめている**]
(*227) 2014/02/09(Sun) 18時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時半頃
明之進は、ミナカタの背に、少しは追い着けただろうか――**
2014/02/09(Sun) 18時半頃
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/* >>393 家族を助けるではない所に胸が熱くなるな。 */
(-178) 2014/02/09(Sun) 19時頃
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/* >>398 下げたwwwwwwww そこは命を頂く大切さを教えてくれていいところ!!!
明之進とサミュエルはままならない仲か。把握 */
(-184) 2014/02/09(Sun) 19時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 20時頃
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―回想・サミュエルについて―
[目を泳がせたサミュエルの言葉に、一拍おいて>>398 深く深く首を傾げる。 ――別に、野菜は嫌いではない。 その一言が咄嗟に出ない性質だった。
それに加えて、明之進はあまり頭がよいとも言えず、 恐らく孤児院の中でも、ものを知らない子供だった。
かつて、母は明之進をあまり外に出したがらなかった。 外へは必ず母と一緒に出て、友達という存在も覚えがない。
皿から鍋に戻していくサミュエルの背中をひたすら見つめ、 後で養母さんにお小言をもらったのは言うまでもなかった。
多分サミュエルも、皆に好き嫌いをさせないようにと 養母さんからのお願いが行っただろう]
(410) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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[『いいがら、野菜をぐえ』>>198
やがて彼の野菜攻勢は手を変え品を変えて始まった。 残さず食べた方が喜ぶのだという事も知った。
なんとなく、それまで明之進の中で宙に浮いていた 『いただきます』と『ごちそうさま』が 畑で屈んでいるサミュエルの背中にぴとりと着地して、 野菜が嫌いな子供達もきちんと食べられるだろうかと 最後までじっと見守っているようになった*]
(411) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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/* >>389 しかしこの振り良いよなあ、好きだ
こう、何も言わずに城を出ようとしたから 他の吸血鬼には逃げようとしたように見える、というのと、 点数を下げる為に敢えて始祖に報告する、というのと、
村側に提示する事で後の絶望展開を想像させるというこの。
この……ぱんださんのドS */
(-189) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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/* バックスタッバー路線はリッキィと被るか。
じゃあ正攻法でザクザクいこっかなー、 武器は身体能力任せで良いから短剣系で。 */
(-190) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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[家族の様子を訪ねて回ると、リカルダは決まって 大丈夫だと主張して振る舞った。>>*229 少しでも笑顔が増すように、時々手を握った。
最後まで耐えた真弓は砕けてひかる氷になった。>>*221
理依や直円を訪ねる事は出来ただろうか。
零瑠が血を見て倒れなくなったと聞いて、 少年は少しの安堵を抱いたけれど、 彼自身は、それをどう思っているのか。]
(*237) 2014/02/09(Sun) 21時頃
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/* >>*235 似合いすぎてこわい 綺麗な薔薇が棘で人間をズタズタにしますの図 */
(-195) 2014/02/09(Sun) 21時半頃
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[そう言えば、この城に来てから初めて、 少年は自分ひとりの部屋をもった。
最初は四六時中を母と共にし、 孤児院では近い年頃の子達と寝起きしていたから]
ひとりだと、時々、暇だから、 ……時々で良いから、遊びに来て、くれる?
[家族には、そうお願いしてみた。 いつしか自然に、彼らには形見の事を打ち明けても良いと、 もっと言うと、打ち明けておきたいと思うようになった。 どこか、予感めいていた。]
(*241) 2014/02/09(Sun) 21時半頃
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[ある日、理依が真弓に声を掛ける。>>*239 めっきり口数の減った彼が珍しいな、と思ったら、 それは狩りの方法についての話題。
けれどせっかく話をしているならと、 歩み寄って耳を傾ける。>>*240]
(*242) 2014/02/09(Sun) 21時半頃
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[誰かが話している時、会話の狭間でじっとしている、 これは昔から変わらない。
何もして来ない人間が死ぬのは可哀想だけど、 家族に悪意を向ける人間には当然の報いを降らせる。 そういう事だと思っていた。]
(*246) 2014/02/09(Sun) 22時頃
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/* それなりに成長しても良いらしい。 ……見た感じ今の絢矢と同じくらいと言うのも 熱くて良いなあって思い始める中身。 */
(-197) 2014/02/09(Sun) 22時頃
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―ある日、自室にて―
……良い機会、だから、真弓ちゃんにも、見せるね。
[願いに応じて部屋を訪れてくれた真弓に告げて、>>*248 厚いカーテンをぴったりと閉じて蝋燭を灯す。 彫金の傘を被せると、部屋の陰影が深くなる。
懐から手鏡を取り出した。 裏面の花鳥図を指で撫でて、くるりと返す。
包む巾着は新しい、やはり上質のものに替えられて、 あの日、血に汚れた形見は引き出しの奥に仕舞っていた。
蝋燭の光をあてて暗い壁に向ける。]
(*251) 2014/02/09(Sun) 22時半頃
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――きれい、でしょう?
昔、隠れ切支丹が……お祈りをするために、 こういう細工を、使ったそうだよ。
[それはただの鏡ではなく、鏡面のごく僅かな歪みによって、 繊細な光の形をなすもの――
柊、ではない。牡丹の紋様だった。
それが意味するところを、今の持ち主は知らない。 知る筈の誰かのやさしさだけが朧に、雪の下に在る。*]
(*252) 2014/02/09(Sun) 22時半頃
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理依君、に? ううん――
僕は……難しい、んじゃ、ないかな。
[同じように苛烈な過程で練り上げられてきたものの、 明之進と理依の間には血の壁がある。>>*250]
……でも、練習なら。してみても、良いかな。
[案外、他の吸血鬼と組手するよりも良い練習かも知れない。
最近は安定して勝てるようになっていた。 始祖に献上するものの品定めにも同行させて貰えるよう 黒百合に願い、少しずつ叶うようになって来ている。
――ここまで、五年かかった。>>*254]
(*256) 2014/02/09(Sun) 22時半頃
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/* 白黒の娘を侍らせてお父様超ご機嫌じゃないですかー っていう感想が脳裏をよぎった。 */
(-205) 2014/02/09(Sun) 22時半頃
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―初陣の前―
[召喚を受ける時は必ず、黒百合の後ろや、 理依や真弓や零瑠よりも下がった位置につく。>>*263
この習慣は、心臓の巣食いとともにすぐに覚えた。 不要な言葉も発しない。]
……承知しました。
[和装をすることは昔から変わらないが、 腰にある短剣は西洋の趣を備えている。]
(*265) 2014/02/09(Sun) 23時頃
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/* うん、ずんだ大福うめえ(深夜に何食ってんだ) */
(-213) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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―回想・リカルダについて―
もちろん……夜でも、良いよ。一緒に寝る?
[眠りたいのに眠れない事があるのだと、察する。>>*260 自分が傍にいる事で、少しでも安らげるなら。 手を握り、頭を撫でる事が許されるなら。 形見の手鏡の事も、そうした晩に彼女へと教えた。]
――うん。
[リカルダが手を伸ばす時、どこかこわごわと尋ねる。 だからいつも、笑みを浮かべて許し、両掌を差し出す。 そうして、]
痛くは、ない? 痛くないなら……大丈夫だよ。
リッキィは大丈夫。
[尋ね返すのだ。*]
(*277) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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―回想・真弓について―
うん。 ――お母さんの、形見だったんだ。
[壁に近付く真弓によく見えるように、角度を変える。>>*268 何か祈るのかと尋ねられて、こくりと頷いた。]
……家族が皆、無事で、ありますようにって。
祈ってる。
[揺れる火には温度があった。 滑らかな頬を優しく照らしている。]
そう言えば、牡丹は、紙で折れるのかな……?
[彼女の部屋に散らされる千代紙を思い出す。 もし作れるのなら見てみたい、と願った。*]
(*280) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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/* 因みに「柊」ではなく牡丹の「紋」様 という表現を踏まえまして、 牡丹が何処の家紋かと言いますと、……
という、ご落胤に関するふわっとした種明かしを しておきますね。
流石に菊桐葵には手を出せなかった */
(-214) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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――はい。
[出立するところ、零瑠に呼ばれた。>>*281
主である黒百合が己を呼ぶ様子がないのを見ると、 彼の元に控える。]
(*283) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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/* くそーこれ 突っ込んで死んでも良いし突っ込んで殺しても良いし、 裏切って殺しても良いし裏切って死んでも良い
どのルート選んでも薔薇色じゃないですかー! あと時間がいくらあっても足りませんでしたこの48h! 凄い全力でやったけど足りやしねえ! */
(-216) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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