194 花籠遊里
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/* ロル打ちかけの状態で今朝は目覚めました (もしかしなくても:ねおち) >>-173 俺はころしはしないよ? 丁助も可愛いと思ってるけど上手く表に出せてないだけだから。 仲裁くらいはしたかもだが。
後櫻子はホントに体調お大事にな。
(-183) オレット 2014/09/24(Wed) 21時頃
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[彼の手を取り、攫って仕舞った方が良かったのかもしれない。
案外、堪え性のない男がそんな風に考えたのは、 一度や二度では足りず、異国の秋はすっかりと深まっていた。 風は鼻頭を掠めて冷たく抜けて、季節は冬が間近まで迫る。
それでも、決して一時の気の迷いでなく、 あの臆病な彼に踏み出す一歩を強いたのは、 梢に留まった数多の蝶と別のものになる為だ。
彼に己の死体は埋めさせない。 残したたった一つの約束は遺品などではなかった。]
(29) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[花の都と名高い異国の街は霧の街と違う華やかさがあった。 気候が違うのか建築様式も何処か異なり、 大通りには賑やかな店が軒を連ねている。
鮮やかな彩の花がバケツ一杯に活けられて。 ショーウィンドウに宝石のようなチョコレートが飾られ。 二階建ての真っ赤なバスが行きかう籠の外の世界。
見るものすべてが彼を出迎えるのに、 海の向こうまで呼んだ張本人は、見当たらない。 逢いたくないと思う時は、顔を見せるのに、 彼が探し出すと見つからぬ不条理。]
(30) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[例え、国内と言えど、外交庁幹部の名前など早々知れ渡っているものではない。ただ、彼が行き交う人々に見せる徽章は誉れと和平の象徴。 金に輝く徽章を見せびらかして歩く彼が不審視されるまで、時はそう掛からなかった。
『これを何処で手に入れた』『異邦人か、何処からきた』 『何故、お前がこのような物を持っている』
警察が彼に浴びせる早口など、到底聞き分けられないものだ。 異邦人から徽章を毟り取り、出所怪しい身分証をジロジロと不躾に眺めた挙句、折角海まで渡ってきた彼の苦労を鑑みず、怒号と共に牢へと放り込んだ。
冷たい鉄製の檻の中、彼はまた幽閉の身の上に。 その上、此度は大層待遇が悪く、留置所の空気は淀んでいた。
彼の身分を改めた訳では無いが、花の都の警察は、九割九部九厘、彼を罪人であると見做したらしい。
花主が揃えたのだろう旅券は公的な検問を抜ける細工が仕掛けられていた。言葉も地理も、何もかも分からぬ彼が一人で異国の地を踏めるまでは采配してくれたようだ。
―――だが、その旅券が致命的なものとなった。]
(31) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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― 留置所 ―
[不法入国すれすれの渡海に、盗品の所持。 挙句、彼には盗品を使った強請りの疑惑までかけられている。
金目当てに高官に近づく輩など掃いて捨てるほどいるのだ。]
『しかし、こんな美人が詐欺なんて世も末ですねぇ』 『外見に騙されたんだろうナァ、牢を覗いたか?華のかんばせとはああいうことだぜ。』 『刑務所に送られたら、さぞかし苦労するんでしょうなぁ』
[彼の牢を見張る凡夫達は、珍しい虜囚に興味津々で、 何処か下卑た色の滲む雑談を交わしている。 美しいものには目がないと謳われる国民性か、 華として人を惹き続ける生き方をしてきた彼に興味を持たぬはずがなかった。]
『あれだけの上玉、掃き溜めに鶴だろうナァ』 『……そうですよね、でも。どうせ、刑務所に行くのなら…』 『………、』
(32) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[彼が憂いている傍で、ほんの少し空気が変わった。
じめじめとした牢獄が、不意に木格子の地下牢と重なる。 彼がそれを察するよりも早く、カシャン、と鍵が上がった。
彼に希望を与える微かな音。 直後、絶望を与える確かな光景。
警官服に身を包んだ男が二人、 好奇と僅かな欲に浮いた眼を持つ男が二人。]
(33) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[彼に危機感を与えるには十分な状況。 花として買われるのではなく、花として散らされようとする。
彼は生まれながらの花。
入り口を塞がれ、男達の腕が彼に伸びる。 彼に慰めを求めてきた腕では無い。 罪人を罰すると云う名目で、向かう折檻。
彼は苦難に咲く可憐な花。
抵抗など、屈強な男達二人に抑え込まれ、 手錠が細い手首を背中で戒めた。 粗末なベッドに投げ出された痩躯を押さえつける腕が重い。
金子の為でも、慰めの為でもなく、 ただ、欲のために。彼は穢されようとしていた。]
(34) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[その事実が彼にどれ程の絶望を与えただろうか。 黴臭い枕に顔を押し付けられ、襟ぐりを引かれて背中が剥き出しになる。
荒い息遣いと、遠すぎる蝶の影。 海を越えて、蝶を追いかけ、しあわせを夢見て。
それなのに、待ち受けていたのがこんな結末だと、 三文小説すらも描かないような幕切れ。]
(35) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[ 花は所詮、花にしかなれぬのか。
枕に閉ざされた視界と、這い寄る体温。
諦めて仕舞え、諦めて仕舞え。 所詮花は摘まれるもの。と、彼の幸せを拒む。]
(36) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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[――――しかし、伸びてきた腕は何時まで経っても、 彼の白皙に触れることはなかった。
代わりにバタバタと騒々しい音が立ち回り、刹那落ちる沈黙。 次に彼に触れた指は仄かに温かい武骨な指だった。
彼にしてみれば、とうとう年貢の納め時かもしれない。 頬に触れた指先は、そのまま慰めるように緩く撫ぜ。
浅く、されど、確かに、安堵の呼気を吐き出した。*]
(37) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* モブレだと思ったか!ご帰宅だよっ!
お疲れさまでーす、お疲れさまでーす。 閉じ込められる櫻子ちゃんに我慢なんかできなかった。
(-184) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* ぷぴい…!!!!!(ごろびた)
(ばんばんばんばんばん)
(-185) anbito 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* >>-131 このイメソン(ハピエンの方)をリピートしてたら、 抑えきれなかっ……た…! バッド方面は今から聞きまするひゃっほーい、ログも読みますよ!
(-186) momoten 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* ふにゃあー、僕は花で終わってしまうのかと…(´;ω;`) 迎えに来てくれた、よかった、えうう(くしゅん) ご飯食べ終わったらお返事するるのです><。
どっちも素敵な歌なのですよー! ふにゃーふにゃー、はやくかえすー!
(ちたちた)
(-187) anbito 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* みんなに体調を心配していただく系おうじです(σωσ*)
(けふけふ)(はなじゅる)
(-188) anbito 2014/09/24(Wed) 21時半頃
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/* 花ちゃんたち切ない…っ! 狂おしいほど切ない……、昨日から涙腺がヤバい。
>>-164 丁 ヘクターも丁さんのこと、本当は好きだよ! 柔らかで甘い好意じゃないけど、すれ違う一時眼で追う系の好意だよ! 言葉に言い表せない微妙な空気好きすぎて、突きすぎてしまっていなければ良かった! 一枚岩ではない丁助さんの二律背反は深い。
>>-167 櫻 調べてみたら、えっらいお美しい花じゃないですか。 蝋燭みたい、素敵や。ガーデニングも出来るとか女子力高い…っ
しかし、まだお風邪のようなら、無理をしてはいけない。 お薬飲んで早めに寝るのです!お返事は幾らでも待ちますゆえ!
(-189) momoten 2014/09/24(Wed) 22時頃
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/* >>-175 トレイル 時間があったら、自分も一層トレイルさん苛めに精を出したかった…!何もかも上手く拾ってくれて昇華してくれて光栄すぎる。 お忙しそうなのに本当に有難う、有難う!トレイルさんマジでいい人だぁ…。
左のコツは相手を好きになるだけですよ! 長年やってきて、色々寄り道したけど、本当にそれだけだなって。 しあわせなら右でも左でも良いじゃないですか。 トレイルさんらしいのが一番素敵で輝いてますよ。 本当にイケメンですから、感動すらする。憧れる!
(-190) momoten 2014/09/24(Wed) 22時頃
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ヘクターは、よし!お風呂ってきます!(バタバタ)
momoten 2014/09/24(Wed) 22時頃
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― 宵闇の誘い ―
[櫻の枝が折れ。 まだ朧月は雲隠れ。 藤は風にしな垂れて。 魚は空へ泳ぐ頃。
――男は宵闇揺らし、一冊の本を捲る>>7]
下らない御伽噺だねえ。 こんな幸せ、あるとでも思うかい?
[慈悲もなく投げてよこす。 硬い表紙は地に伏せる。 焔燻る、花の足元へ。]
(38) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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丁。 私のことが怖いかい?
“丁” 早く此処から抜け出したいかい?
“ちょう” 私を置いて、飛んでなどいかないでおくれ。
(39) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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[男の唇は歪な弧。 三日月の如く美しくもなく、 さりとて醜いと詰る事も出来ぬ、 朝でも昼でも夜でもない、宵闇。]
お前に善い話をしてやろう。
稼ぎが欲しいのなら、私が買い付けてやる。 誰よりも高く、誰よりも高くね。
その代わり、私を満足させてごらん?
(40) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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…―――その身を繋ぐ鎖を 私が買ってやろうと言っているんだ。
さあお選び。
その本のような御伽噺を夢見て、蝶に抱かれ続けるか? 数度の地獄で、鎖を断ち切るか?
決めるのはお前だよ。
[男は揺り籠に揺れながら、嗤う*]
(41) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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――――可愛い、 丁。
(*10) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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/* という選択を丁助に丸投げる。 さあお選び?
(揺り椅子ぎこぎこ)
(-191) あんび 2014/09/24(Wed) 22時頃
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/* 花主さま、げどう!!!!!!!!(←)
ぐしゅぐしゅしながらなのだけど、お返事は書くのです! へくたーさまがお風呂の間にかけるかなぁ、そわわ。 おふろ……(いっしょに)(いやいやいや)
(-192) anbito 2014/09/24(Wed) 22時頃
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/*すみません寝込んでおります。また明日。
(-193) mikenek 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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/* ベルさま、ご無理なさらないで…!!! まだエピはありますし、ご養生を(ノд<。)
(-194) anbito 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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/* こんばんは、遅くなりましたがエピ遡ってきます
>>櫻子さん ニコラスさん 季節の変わり目だからでしょうか…お大事になさってください(´・ω・)
(-195) tyugakusei 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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/* へくおうによればいいな!?そうだな!?よし! はなぬしさまがいじわる。
へくたーさん:歯形舐めようかなって思ったくらいにはだいすきです!つついてくれてありがとう! ベルサン:お大事になのだよー
わーシーシャサンだーもふもふ
(-196) lalan 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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/* シーシャさんだー!!!(なつく)
僕の場合は、ちょっと一日フル稼働した日がありまして… 理由は明白…自業自得と謂うやつです…orz お大事にしつつ、お返ししたりするのです、へっへ!
(-197) anbito 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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/* >>-187 めいっぱい泣かせたくなるこの指がいけないのです。 あざとい王を目指すと聞きましたが、 アザはラピュタ語で「王」、トイオウは「真」、 つまり櫻子ちゃんは正統な可愛い継承者櫻のおうじなのです! と、云う気持ち。
>>-193 む、無理しないで…!(ひえぴたぴた) 沢山寝てご自愛くださいね。 また、元気になったらあそびましょう!
(-198) momoten 2014/09/24(Wed) 22時半頃
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