228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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[誰かが廊下を通ることはあったか、もしそれに気付けば笑顔を作って会釈してから再び部屋に引っ込む]
人間ってやつは、馬鹿だね。
[透明な水面を揺らせばそこに映る澱んだ目が歪に崩れていく*]
(166) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[声がする方へ向かう途中、リーの部屋の前を通りがかる。>>166 行き違うようにしてフィリップがやってきた方へロボットがやってきて、過ぎていった。 船内に漂い始めた空気の粒子は、脆い箇所に憑りつき浸食し始めている。]
馬鹿ですよね、人間って。
[会釈して、通り過ぎる間際。]
(167) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[霧の中から声が聞こえる>>165 なんだか小さな子供にいうみたいなのは、気のせいか]
それは間違いではないですか! 迷子なわけでは……わー?!鳥!
[声を頼りにそこまで行けば 見えたのは鮮やかな鳥と男の人だったか]
(168) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[確か最後に入れてもらった機械は建物のメンテナンスをするためのものだった。 何年か前に行ったときには元気に動いていたのは知っているけれどと前置きをして、女は頬に手を当てた。]
あのハウスメンテナンスマシーンを入れたのは何年前だったかしら。
大学を卒業してからは少し忙しくって。 あちらの別荘にはしばらく行けていないの。
[あんなことがあった後だし、しばらくはいけないと思う、とは青年には言わない。 せっかくの船旅なのだから、憂鬱なことは思い出させない方がいい──いや、人狼のことなど思い出してもらわない方がやりやすい。]
(169) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[さて、ダイニングからも人が徐々に減っていけば、 自分も静かに席を立って自室へ戻ろう。]
――…
[凶兆の霧が深く深く、侵食する。 それは一夜の夢にも似て**]
(170) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 00時頃
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だから愛しあう、なんて幻想に溺れてしまうのではないでしょうか。
[歴史上の偉人も、名もなき隣人も。 死因が愛だった例は、 枚挙にいとまがない]
リーさんは、誰かを愛しますか?
[問いめいた呟きを遺して。 だが、答えは聞かずその場を立ち去る。 鳥のはばたき一度のみ、残して。*]
(171) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[だから考えるように言葉を切って、女は話の矛先を変える。]
そうだ、今度は私のアパートメントで使う機械を見繕ってもらおうかしら。 帰りが遅いから、掃除が行き届かなくって。
あ、もちろん、いつか、でいいのよ。 せっかくの旅行なのだから、今は満喫しなくっちゃ、ね。
[霧が早く晴れるといいわね、と言って。 女は窓の外をちらりと見た*]
(172) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[よろめいたところを支えようとするが、大丈夫だったようで]
大丈夫?…僕こそ、無理に誘って、ごめんね つきあってくれて、ありがとう
[頭を下げられて、こちらも頭を下げる] 部屋、戻る? 僕は3号室だから、ちょっと離れてるけど よかったら、遊びに、来て。
[まだ飲み終えていなかったから、自分は残ることにして。 さよならというメルヤを、微笑んで、見送った。**]
(173) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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いやいや、ほんとですって――……
[広げられたグロリアの手はハグの構え。逡巡して受け入れて、こちらは彼女の肩に触れる程度にハグを返す。一日の終わりとはいえ、手入れされた彼女の髪からふわりといい香りがした]
そうでしたか。 余りむりなさらないでくださいね グロリアさん、頑張りすぎちゃいそうですから。
(174) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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お、ご注文ありがとうございます、喜んで!
[笑顔で答えた。 ふと、時計を見上げる。]
結構いい時間なんですね。気付かなかった。 遅くまでお引止めしてすみません。
10号室にいますから、 何かあったらいつでもいらしてくださいね。
[そう告げて、自室へと戻ろうか*]
(175) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[お互いの顏が視える距離まで近付けば、にっこり笑って彼女の警戒心を解こうと試みつつ。]
そう、鳥。 大丈夫、可愛い女の子には危害を加えない主義なんだ、コイツ。
[大袈裟なリアクションを見せる、まだ少女の面影を残した相手。 首を緩く傾げれば、鳥もまた同じ方向へ首を傾げた。]
迷子じゃないなら、どうしたの? 霧が出てるし、もう部屋に帰ったほうがいいよ。
[手を差しだして、案内を申し出る。*]
(176) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[それはリツキと別れた後、ひとりの時。 ぽつんと落ちていた新聞を、不健康に白い指先で拾い上げる]
――人狼。
[読める文字を拾い集め、内容を理解していく。 目を覆うような惨状を表す鉛筆画。 それさえも表情一つ変えず見つめていた瞳が、文章を読み進めるうちに、灯りに照らされアンバーに変わる。 ヘイゼルは、環境によって変化する目の色]
おおかみ。 強い、強い……おおかみ。
[彼らは、人間に勝てるんだ。こんなにも、簡単に。 武器に頼ることもなく、自身の牙と爪で]
(177) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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