73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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や、オスカーには聞いてない。部屋にも戻ってないし。 図書室に行こうとしたら、ピアノの音が聞こえてきたから。 ……ノックスが、器用なのは知ってる。 けど、ピアノまで弾けるんだってびっくりしたからさ。
[ノックスの態度に頭を掻くと、ピアノのところまで歩いていく]
あの子と、何かあった? 医務室に運んでは来たけど。ノックスの様子おかしかったから。 おまけにこんなところでピアノ弾いてるし。
[どこかいつもと違うノックスの頭へと手を伸ばす]
(125) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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― シャワー室:脱衣所 ― [畳み掛けるように降る推測に、 最初、翠を一つ、二つ瞬きさせたが だけれど、言葉が募るほどに震えが強くなる。 先ほどとは違った感情で。
すぐにセレストは謝ったが フィリップの中では、 降り積もる言葉は馬鹿にされたように感じ 今度はフィリップが口を引き結び。]
………馬鹿っ!!嫌い!! いなくなっちゃえ!!
[床に転々と水滴を垂らしたまま歩み寄ると 色鮮やかな姿……フィリップを抱えていないほうの手を 勢いよく振り上げる、セレストのその頬を叩こうと。]
(126) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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/* >>126 なにこれかわいい
(-31) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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部屋に、戻らなかったの?
[何でと紡ぎかけた唇は最後まで音を紡がず歪む。 器用に微笑んでいた表情は、隠しきれず自嘲のそれにまた戻る。
オスカーが俺に襲われるんじゃないかって、 ヨーランダを運ぶ時に思ったんじゃないの? それでも、戻らなかったのは、結局……。
いつもは無意識に沈める想いは、ベネットが近付く動きで舞う 薔薇の香りに強引に掘り起こされるよう。]
(127) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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ヨーランダのこと? 前に一回困ってるところ、助けて貰ったの思い出した。 でも、それだけだよ。
[本当に、自分にとってはそれだけだ。 きっと、目の前の彼が自然に今、手を伸ばすように、 ありがとうと抱きしめただけ。 だけど、その手が時に、何か残酷なことになる。 だから、頭に伸ばされる手を、鍵盤に触れていた手でつかんだ。]
優しくしないでよ。 先輩、本当は俺のこと、好きじゃないくせにっ
[零れた裡に燻ぶる焔の欠片。 嗚呼、本当は、知っているんだ。 彼が誰を見ているか、なんて。]
(128) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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[馬鹿にする意図はあったのだから、甘んじて罰を受けるべきだという思考はあったのかもしれない。だがどちらかというと単純な反射神経の問題で、フィリップの平手を頬に受ける。]
痛っ……、ごめん。 でも俺は、きみのこと、好きだよ。
[ずきり、また罪悪感で胸が痛む。これ以上を言わないうちに、更衣室を後にしようと。]
(129) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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モリスは、ドア越しに破裂音のような音が聞こえた。
2011/12/25(Sun) 14時頃
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嘘だ!そんなの嘘っぱちだ! 本当は嫌いなくせにっ
[乾いた音が脱衣所に響いた。 痛みを与えながら、自分の手が痛いことを気にした。
セレストが口にした言葉に 馬鹿にされたと思ったフィリップは 馬鹿にする相手の言葉なぞ信じられず。 じり、と後ずさり、 セレストが出て行くまで翠で睨み付ける。 ふいていない身体から、水滴が、一つ、二つ滑り落ちて。 鮮やかな姿……フィリップは、 音に、雰囲気にセレストとフィリップを交互に見た。]
(130) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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― シャワー室前の廊下 ―
……どうか、したの
[サイラスの友達。名前は…サイラスが呼んでいただろうけれど覚えていなかった。さっきセレストが呼んでいたっけ?頭には残っていない。 せっかくここまで来たのだからシーツを置いてきたいけれど、どいて、というのも憚られて。
中から聞こえた音と、声音に、身を固めた]
(131) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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えっ、ちょっ、マジかよ。
[モリスは突然の出来事に戸惑いを隠せず。ドア越しには会話の内容まではわからず。]
中で何やってんだよ、マジ……
[この状況で中に入るのは憚られるも、ついつい聞き耳を立てようと耳をドアに近付ける。]
(132) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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……好きだよ。
[口癖をもう一度。あとは振り返ることも出来ず。 ドアを開ければ風がおこり、濡れた髪の冷たさを感じた。]
……やぁ。
[気まずいことは連続して起こるらしい。廊下には人影。]
(133) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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セレストは、モリスにドアをぶつけてしまったかもしれない。
2011/12/25(Sun) 14時半頃
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あっ、君は……
[カルヴィンの姿に会釈をすると。]
セレスト先輩探してて、ここにいるって聞いてたんだけど何か中でやってるみてーでさー。
[当たり障りの無い範囲で説明をした。]
(134) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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フィリップは、モリス達が戸の向こうにいること知るすべもなく
2011/12/25(Sun) 14時半頃
モリスは、カルヴィンに説明している間にドアにぶつかり、あべし。
2011/12/25(Sun) 14時半頃
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/* 多角にタイミングにうわあ超ごめんなさい!!!!!!!!!!
(-32) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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[ノックスの表情の変化に戸惑う]
助けてもらったんだ。 ……あんまりそんな雰囲気には見えなかったから。
[撫でようとした腕がとられると、はっとした]
好きじゃないなんて、言わない。 少なくとも、かわいい後輩だと思ってるよ。
――……俺の気持ちは、いいんだ。いうつもりもないし、かなうなんて思ってない。 忘れられるなら、忘れた方が良いんだってね。
[首を振って、ノックスを見る。それは本当で、そも自覚したのも最近の話だ]
(135) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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あ、ああ…
[痛そうだ、と思っても表情は変わらず。出てくるのがセレストだと分かれば声をかけた意味もなくなり]
セレスト先輩、中に…
[確認しかけたが、名前を聞いてもわからないことに気づいたのは、今更だったか]
(136) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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あいたたた……
[モリスはその場にひっくり返る。]
(137) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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……そうやって、好きって言う嘘をつき続けるんだ……
[この人は好きという嘘をつきながら これから自分を馬鹿なやつと見るのだろう。 セレストがもう一度言っても、 翠は否定と拒絶の色をセレストの瀬に投げる。
………彼が開けた扉、その奥に人影がある様子には 唇をまた引き結んだ。 ただ、名も知らぬ姿が戸にぶつかるのには 目を丸くはしたけれど]
(138) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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/* ジェフ→ ベネット→ カルヴィン→ サイラス
さすが魔性っすね!!
(-33) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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あっ、セレスト先輩!
[偶然は重なるものでモリスはしめた、と思い、言の葉を続ける。]
(139) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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/* やばい逃げ出したい。
んだけど時間的にお返事かいててくれそうだから今すぐには逃げ出せぬ。
うわあああああ今日はももくろちゃんがさいたまスーパーアリーナに・・・行きたいようわあああああ(村関係ないよ
(-34) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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ちょっと、話したい事があるんです。セレスト先輩。
[モリスはセレストの瞳をじっと見据え。]
今から、ちょっとだけ時間、貰えないっスか?2人、きりで。
(140) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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だ、大丈夫?
[転がる姿に慌てて近づく。聞こえただろうか、問いたいけれど墓穴を掘る気もして。]
中は……。 [わざわざ気まずい相手の名を言うのもどうだろう。カルヴィンの問いへの答えは尻切れとんぼ。]
(141) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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話したいこと?
……いいけど。何かな。
[二人きりというのに不思議さは感じた。この後輩とはあまり接点があった覚えもない。けれども断る理由もないし、ここから早く離れたかった。
香る薔薇の衝動は、まだぶり返さない。]
(142) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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い、いえ。なんでもない、です!
[途切れた声が続きを紡ぐ前に、と急いで頭を下げてその場を後にした。転がる男には目を向けず、開いた扉の中も見ないようにして。
結局シーツは持ったままだったけれど、持ち主が中にいるかもしれないのに、クリーニングに出すのも変だ、と妙な言い訳をして]
(143) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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本当に些細なことだったから、俺は、さっきまで忘れてた。
[ヨーランダの件に触れながらも はっとする相手の腕を強く掴んで]
でも、ベネット先輩の気持ちと俺の気持ちは 一緒じゃないでしょう?
俺は、貴方が好きな人のこと、嫌いだ。 俺にも、嫌いって気持ちあったんだよ。 忘れたふり、続けれれば良かったのにっ
[思い出させたのは、薔薇の棘の呪い。 きっとこの感情の発露さえ、あの妖精の糧になるのだ。 教えられた訳でなく、悟るように思う。 この呪いを眼の前のこの人に移せれたなら、 自分と同じように苦しむのだろうかと。
そうあって欲しくて、でもそうあって欲しくなくて。 だって、彼が失恋するだなんて、決まった訳じゃない。]
(144) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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――……なぁんてね、冗談だよ。 それこそ、今の発言なしね!忘れて忘れて?
[だから、ゆるっと拘束を緩めた。 本気にした?と、悪戯めいて笑って見せる。]
図書館行くんでしょう? ちょっと思い出したんだけど、前、誰かから 随分前のアルバムにおかしなこと 書いてあったって聴いたことある。 そこから、薔薇に纏わる噂広がったみたいだし 興味あるなら調べてみたらどうかな?
[暗に離れて欲しいと願う。 これ以上、無様な姿、見られたくない……と。]
(145) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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じゃあ、ちょっとオレの部屋行きましょーか。
[セレストを引っ張っていくかのように、自分の部屋に誘う。 カルヴィンに対しては、悪りー、またな、と手を振る形で。]
(146) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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いいよ、君は、えェと会長と同室だっけ?
[大分部屋を空けてしまっているが、エリアスはどうしているだろう。子供じゃないし心配することもないと思うけれど、少しだけ気にかかった。]
(147) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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[小柄な姿がこちらが見えなかったように セレストと誰かがいて向こうが見えず フィリップも気づかなかった。]
――……くしゅん
[シャワーを浴びてから身体もぬぐわず長時間 これでは暖めにきたんだか、凍えにきたんだか。 誰もいなくなってから ろくに身体も拭わず用意した着替えに袖を通した。]
――……………っ
(148) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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[ただ、上着を被りながら、胸が苦しくなり 目をぎゅっと瞑る。その端から雫が毀れる。 いつだって、馬鹿にされる、頭がおかしいといわれる ……否定されて、そして捨てられる。
ひとつの妄執が盲失を引き起こし、 また新たな妄執を作り上げる。
ただ、色鮮やかな方のフィリップだけが、 その様子に気づくと肩に乗り まだ湿ってはいたが身体を摺り寄せて。
フィリップはそのまま、ずるずると床にしゃがみこめば 鮮やかな方のフィリップを抱きしめて 声を殺して雫を落としながら。 *薔薇の匂いは、今は遠い*]
(149) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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あぁ、レオ先輩と同室っス。 つか、何かソワソワしてるみたいっスけどすぐ終わるんで良かったら、ここでもいいっスけど。
[モリスは混乱と不安が混じったセレストの顔を見ながら。]
(150) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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