162 絶望と後悔と懺悔と
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[夜風が強く吹き付け、桜を舞い上げる。 少女は眼を瞑る。 鬼も──鬼が抱えた首も、一瞬視界から消えた。
眼を開けた時、少女の手には一振りの小刀が握らされていた。 鬼は小刀を握らせた少女の手を上から握りこみ]
『贖いなさい』
[また、そう言った。
鬼が近づくと、生首の──父の白く濁った虚ろな眸も近づく。 少女はそれが厭で、首を振る。]
(108) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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[母が──違う。鬼が首を捨てた。 父の首が転がってゆく。 首はすぐ傍の桜の木の根本で止まった。
少女はほっと息を吐き出す。
一瞬意識の外へ追いやられていた手が持ち上げられる。 小刀を握らされていた右手が。 少女の意志に反して、鬼に導かれ。
──鬼の喉を、貫いた。]
『贖いなさい菖蒲。
───産まれて来たことの罪を』
[鬼は──微笑っていた。]
(109) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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/* 昨夜のログを振り返りつつ、 もっと危機管理できない子の方がそれらしかったな、 って思い始める中身。 */
(-40) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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─ 春雨の降る日 ─
[孤児院の養母に助けられてすぐ、少女は気を失った。
目を覚ました時、最初に見えたのは着物の少年>>96 自分を見下ろす眼差しの空ろに、何か──記憶を刺激されて 少女は片目を瞑って、こめかみに走った痛みをやり過ごした。
菖蒲──。 その時浮かんだ名は、すぐに記憶の底に沈んで行った。
そんな名前は知らない。 その名は酷く怖ろしいものだ。
自分は──そんな名前では呼ばれていなかった。
目を覚ました少女に気付いた少年が養母を呼びに行ったか あるいはその場で名を尋かれたか。 だから少女は、もう一度『あや』と繰り返した。 哀しいことの起きる前、呼ばれていた二文字を。]
(110) 2014/02/08(Sat) 13時半頃
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[まだ冷たい春の雨に長時間晒されていた幼い躰は、 それから数日、高熱に苦しんだ。
再び目を覚ました時には、 微かに残った朧気な記憶さえ真っ白に塗り潰され、 生まれたての赤子のような無垢さで、 歳よりも幼い笑みを浮かべ、傍にいた人の手を握った。*]
(111) 2014/02/08(Sat) 13時半頃
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[柔らかに過ぎて行くパステルカラーの日々を、 暴力的なまでに鮮やかな赤が嘗め尽くしてゆく。
黒鉄の門も、庭に生える草木も、血と炎に飲み込まれた。
リッキィが泣いている。 いつもはしっかりもののリッキィも 一旦泣きだすと、撫でてあげなければ眠れないのに。
どうして離してくれないの。 彼女の傍に行って、その手を握ってあげないと。
わたしは──“また”、失ってしまう。]
──…!!
[夢の中で伸ばした手は、現実の空を掴んだ。
そこは寝台の上。 目の前に広がる景色は、いつもと違う見知らぬ天井──。]
(112) 2014/02/08(Sat) 14時頃
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/* 飴あるよね……とびくびくしながら確認した。 1000ptあっという間なり。
(-41) 2014/02/08(Sat) 14時頃
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― なまえ ― [ここにきたのは物心ついてから、 突然たくさんの家族が出来た。
とにかく自分は世間知らずで、 あまり外で駆け回ったり遊んだりしたことなどなくて、 はじめは慣れないことばかりで、とても戸惑っていた。
だから一人の女の子と共通点を発見したのが嬉しくて、 全力で一緒に遊んでそれから孤児院に馴染んでいけたのだと思う。彼女の名前にそんな小さな意図があったのかは、わからない>>78
弓矢ごっこ、はびっくりしたけど、 はじめて抱えた小さな子は、あたたかくてやわらかくて、 とても優しい気持ちになれた。 あの橋の向こうにいるという顔も知らないきょうだいとも、 いつかこんな風に遊べたらいいな、と思ってた*]
(113) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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―回想― [何が起きているのか、 目と頭に薄もやがかかっていたようだった。
先ほどまでの食堂でみんなの帰りを待っていたのに、 絢矢に手を引かれて食べかけのシチューもそのままで。
外に――あの橋の向こうに行きたいなんて、思っていたせいだろうか。まるで自分が吸血鬼を喚んでしまったような、そんな気持ちになっていた。 行っちゃだめ、と引き止められた手の感触がずっと残る。 真剣な表情の絢矢の言葉に、いつになくしっかりと同意を示した明乃進の頷きも]
[守備隊の軍人さんたちもやられてしまったのだろうか、 安吾はどうしたのだろう、ジャニスの白い軍服はもう紅く染まってた。あの黄金の闇のもたらす絶対的な畏れ、抵抗しても適うわけが無い。 >>52 視線が向けられただけで、動けなくなる。 あれは人間の捕食者で、自分たちはその前に圧倒的に無力なのだ]
(114) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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[今、彼らが去るのであれば、 少なくともサミュエルはここで殺されない。 制服のスカーフをはずして、踏みにじられて傷ついた彼の手に巻いた。
――制服を着始めた頃から、 女の子だから、そんな扱いをされ始めたようで、 すこし、さみしかったのを思い出す。
キャロラインや、円や、リカルダや、明乃進や、涼平や、直円、 近くにいたみんなと小さな子たちは、いつの間にか見えなくなっていた。
戻らなかった零瑠は、どうしのだろう。 こんな風に血を浴びてしまったら、どうなるか。 周は我慢できただろうか、抵抗したらきっと簡単に殺される。 絢矢はここからちゃんと逃げられるだろうか、 外へ出るのもあんなに怖がっていたのに。
何も出来ない、運命に手は届かない、 無事を祈ることも意味があるのか、わからなくて]
(115) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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[それから――、 >>101 聞こえた声に顔を向けた。 どうして?と問うような、悲壮な顔。 けれど音にすることは出来なくて、 ただ漆黒の少女に従った。
燃え落ちていく家、家族の家。 みんな家族だから苗字は別に要らなかった。
円はまだあのハンカチを持っていただろうか、 刺繍されたイニシャルは『Mayumi.S』
――白兎真弓、 それがその日行方知れずになった子供たちの一人の名前**]
(116) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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―城内― [――夢はなにもみなかった、 見たような気もするけど忘れてしまった。 柔らかなものに包まれて、泥のように溶けていた意識は、 小さく交わされる声にくすぐられる]
……、
[覚醒までは届かない、 ただ柔らかなものが寝具だと気づいて、 ――昔の家に戻ってきたのかと一瞬錯覚する。]
――………、、ん、
[まどろむ意識は、もういない人を呼ぶ音を紡がせた]
(*27) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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[>>*25 囁きが意味を成したのは、 自分の名前を呼ばれたからだ、重い目蓋を開く。 見慣れぬ、場所。目の前にいたのは理衣、一瞬であの惨劇が目蓋の裏に蘇った]
っ、……、ここは、
[吸血鬼の居城、なのだろう。 あの漆黒の少女は、黄金の死神はどこにいったのか、 見渡せば、他にも数人の姿が室内にある]
なんで……、 なんで、理衣くん来ちゃった、の。
[待ってて、という言葉に首を横にふった]
(*28) 2014/02/08(Sat) 15時頃
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─ 帝都 守護部隊隊員養成所 ─
[孤児院のものよりも柔らかく、温かな寝台。 空の手がシーツを掴み、ぎゅっと握り締めた。
枕元に寄木細工の箱を見留めると それを大事そうに抱え、寝台を降りる。
白かったぶかぶかのTシャツは 襟ぐりを中心に腰の辺りまで赤い飛沫が散っている。 震える手で自分の顔を撫でると、 乾いて固まった血がぼろりと剥がれて落ちた。]
(117) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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― 夢 ― [みていたのは、孤児院で過ごした何気ない日々の夢。
涼平と遊んでいて、うっかり壁に小さな穴をあけてしまったこと。 素直に謝れば良いのに、慌てて何とかしようとして。余計に穴を広げてしまった。 結局「おかあさん」に叱られた。
それから。 明之進と初めて二人でおつかいに行った時のこと。 迷子になって、皆に心配をかけてしまった。 自分が道を間違えたのに、明之進がぼーっとしてたからだと文句を言ってしまった。 あれは、あとでちゃんと謝ったっけ?
思い出そうとして、意識が戻った。]
(118) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[掛けられた声で、直円と真弓がいると解り、そちらを見た。
気絶して運ばれた少年には、理依と真弓が理解している事、 ここが吸血鬼の根城だとは認識できていないものの、 ここは一人ではない。全員には程遠いけれど。
やがて彷徨った視線は、理依が出て行くという扉へ]
……涼平君。絢矢。 ――リッキィ。――――
……帰る?
[一緒に逃げようとしていた子供たちの名を呟いて、 理依の言葉を茫洋と繰り返す。>>*25
背中の怪我は手当がされている。 痛みにベッドの上で膝を抱えて俯いた。]
(*29) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[目を開けて、まずそこが何処なのか分からなかった。 白い天井、白いシーツ。 孤児院で使っていた布団よりも、良い手触り。
何があったか思い出し、身体を起こせば止められた。 そして助かった者たちの名と、生死が不明の者たちの名を聞いた。
他に何か聞いたかもしれない。でも、聞こえなかった。 目の前が真っ暗になって、指先が冷たくなっていく感覚だけが妙に現実だった。]
(119) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[暫くして。 動けるようになってから、一度だけ孤児院に行った。 全焼した孤児院は、まだそのままだった。 焼け残った壁と、そこに残る血の跡。
部屋を一つずつ覗く。 行方が分からなくなった彼らはいないだろうと思いながらも、いて欲しいと思って。
入った部屋で、何か蹴飛ばした。 少し焦げていたが、燃えずに残った鶯笛。 そこがどの部屋か分かれば、それが零瑠と交換したもの>>44だと気付く。 それを拾えば俯いて、涙が零れそうになるのを堪えた。
鶯笛はそっとポケットに入れた。 作って渡そうと思った、ガラスの欠片もそこに入ったままだった。]
(120) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[頬を濡らした温かさを思い出し、 血の気の失せた唇をきつく噛んで、 少女は他の仲間を探し始めた。
同じ部屋、何人の子供が寝かされていただろうか。 けれど、見つからない子供もいる。
明之進が、リカルダが、真弓が、零瑠が、直円が──。 ──他にも、数人の子供が行方不明のままだった。
勝手にそちこちの部屋を出入りする少女を見つけ、 状況を教えてくれたのは安吾。
連れて行かれたのだと聞くと 少女は泣きそうに表情を歪め、 しかし涙を堪え、円の元へ案内を乞うた。]
(121) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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― 帝都・守護部隊隊員養成所 ― [同室者の起きた気配で、目を覚ます。
何度となくみた、夢。 あの日の夢。
行方不明の者の中に、リカルダの名があると知って。 あの時、止めていれば。追いかけていれば。 リカルダは。
リカルダだけじゃない。 他にも一緒に逃げることができていたら。
身体を起こして、じっと手を見つめる。]
……僕の手は、
[あまりにも小さい。**]
(122) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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/* アマネにーさん→街の子やっつけてくれた。ひっそり矢印強め…にしたい キャロライナにーさん→最後の方でぎゅーって 涼にーさん→なでもふしてくれた サミュエルにーさん→なんというか普通のにーさんポジ アヤ→言語化できないくらいに大事。現時点でどうにかするなら“一番の希望の象徴” マドカ→かわいい妹
結局プロで家族全員とは絡めたっていうか発言内(ト書き含む)に名前は出せたか……ふいー
(-42) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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アヤワスカは、理依も──連れて行かれ──た、と安吾は言っていた。
2014/02/08(Sat) 15時半頃
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/* 僕の涙腺がやばい
囁き組とはこれからがあるし言語化しにくい人もいるのでそぉい リーにーさんとはナカノヒトはとにかく好きなのに きゅうけつきに魅入られてしまうん?
今日のBGM→http://www.youtube.com... 始祖様の片腕も人間サイドからすればある意味闇の遺産……いや始祖様死んでぬぇし
(-43) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[暴れ疲れて眠る円の手を、 少女は起きるまでずっと握っていた。
離してしまったリカルダの代わりのように 何度も何度も手の甲を撫でて。
それから、円の怪我が治るまで、 少女は毎日円の病室に通って、 夜、彼女が眠るまで寄り添った。
けれど、少女の笑顔は日に日に減って行く。 円を安心させるためにだけ向けていた笑顔も、やがて──。]
(123) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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/* ひとつ楽しみかつやや怖くもあるのが 直にーさんみたいなキャラが来るのを想定してなかったんだよなあ僕 ある意味いいキャラしてるんだけど、 ほらそこそこ“いい子”の方が死んだ時の絶望度も高まるじゃないかー
(-44) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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―帝都・守護部隊養成所―
[あの悲惨な事件から数日が経った。
突然の、孤児院襲撃。 たまたまその場に守護部隊が居合わせるも、襲い来る吸血鬼らの力は今までの彼らとは比べ物にならないほど強く。
通報によって隊長らが駆け付けたものの、 成果と言えば、どうにか数人の子どもを救いだせただけ。
多くの吸血鬼を倒しはしたが、隊員らの被害相当に酷い。 切り裂かれ、あるいは炎に飲まれ、 その死者、重症者の数は、この一件が近年のどの襲撃よりも凄まじいものであると物語っている。
――始祖とは。 それほどまでに圧倒的な存在だった。]
(124) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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/* さっそく誤字である。w
寝落ちとか久々過ぎてだな…うむむ… 参加状況で迷惑かけているとしか思えん。
短期でサクッと落ちる役職なのだから、前半はぐいぐい動かねば。
(-45) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[始祖と対峙して、ジャニスは足首を潰された。 その酷い有様に、もう復帰は難しいだろうかと心配する自分がいる。 しかし彼女の過去を知っているからこそ、彼女はここで終わろうとはしないだろうとも。 その気持ちに彼女の身体が付いてくることを、今は切に願うのみ。]
それよりも、今は…
[助け出せた子ども達のこと。 …だが一体自分は、どんな顔をして彼らに会えば良いのだろう。
大丈夫だ、と。 たしかにあの時、言い切ったのに。
右腕を負傷したものの、それ以外は無事でいるこの不甲斐ない兄をどう思うのだろう。]
(125) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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[柔らかすぎる寝台から、身を起こす。 血で汚れたままで着てた服もぼろぼろで、 悪い夢じゃないことは、はっきりとわかる。
腕を捲くれば――サミュエルが布を巻いて、 円が手当てしてくれた包帯も、痛みもそのまま残っていた。]
……明君、
[>>*29 常から穏やかな明乃進が亡羊と呟く声]
ごめんね……、
(*30) 2014/02/08(Sat) 15時半頃
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/* しゅーてぃんぐげーむ的たとえをするなら今回は8面までかな
(-46) 2014/02/08(Sat) 16時頃
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考えてても仕方がない、よな…
[小さく首を振り、子ども達の眠る部屋へと向かう。 遅かれ早かれ、彼らには事実を告げねばなるまい。
まだ年端もゆかぬ子ども達に何処まで話したものか… 悩みつつ、行方不明の子らの消息を隠したところで、彼らは納得しないだろう。
聞かれることには、多少オブラートに包みつつ、なるべく話すよう心がけた。
程度の差こそあれ、この子達のことは他の隊員の誰よりも知っている自分だから。 それぞれに合わせて、言葉を選んで。]
(126) 2014/02/08(Sat) 16時頃
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