73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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……ノックス、せんぱい。 まだ、完全じゃないかもです、けど。 きっと、あなたは。 もう、逃げられないです、よ。
[少年には何が分かっていると言うのか。 嗚呼、それは果たしてどんな宣言か。 そっと頬に両手を沿え、 息の触れる間近で囁いた。
単に囚われやすい性質だったのか? あるいは、既に茨の一端が絡んでいたか?
嗚呼、その宣言は。 すぐに現実の物となるだろう]
(62) 2011/12/25(Sun) 08時頃
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……ぼく、運ぶの。 お手伝いできない、です、から。
[意識がある人間を支えるならともかく、 完全に気を失った人間はとても重い。 それを運ぶのは小さい少年には少し、難しい]
ノックス、せんぱい、も。 少し、調子悪そうです、から…… ぼく、こっち見てます、ね。
[そういって医務室には向かわずに。 部屋に残ると告げた。 ノックスがどこかに行くのであれば、 それを拘束するつもりはないなれど]
(63) 2011/12/25(Sun) 08時頃
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/* そうか、ロール的にはまだ感染前か(ヨーラ生きてるから ヨーラ感染ルートだとそうなるな。 うん、ごめんなさい早まった\(^o^)/
(-14) 2011/12/25(Sun) 08時頃
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/* いや生きてはいないか! システム的には今日ヨーラから感染? ヨーラルートなら。 ぷにゃにゃん(混乱した
(-15) 2011/12/25(Sun) 08時半頃
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──回想・医務室──
うん。……こんなんで役に立てたかな。お大事にね。
[恐れていたこと>>1:415はどうやら杞憂だったらしく。後ろめたいことがあるせいだと自嘲した。]
……俺も戻ろかな。
[後輩たちにも声をかけ、ふらりと外へ。無人になるかもしれないが構いはしない。]
(-16) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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>>1d:415
(-17) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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/*しまった全角か。 >>1d:415 >>1:415
(-18) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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──回想・医務室──
うん。……こんなんで役に立てたかな。お大事にね。
[恐れていたこと>>1:415はどうやら杞憂だったらしく。後ろめたいことがあるせいだと自嘲した。]
……俺も戻ろかな。
[後輩たちにも声をかけ、ふらりと外へ。無人になるかもしれないが構いはしない。]
(64) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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──シャワールーム──
〜〜っ!!
[人肌に触れたせいか限界がきていて、細かいことを気にする余裕もなくシャワールームに駆け込んだ。]
はっ、……ん、
[熱いお湯を頭から被り、なぞるのはかつて自分に触れた幾人かの手の動き。呼ぶ名はなく、声も殺し切る。
何時だったか、自分をそのグループに誘った先輩は、巻き込んでごめんと言った。本当に好きな人ができた時、ここでのとこは傷になるからと。 好きな人なんて作る気もなかった自分は曖昧に笑って首を振った。何故だろう、思い出すのはそんなこと。]
……ーっ!
[果てる間際こぼれ出た音は、自分の耳にすら入らずシャワーの音にかき消された。]
(65) 2011/12/25(Sun) 10時頃
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―医務室― [椅子に座って、ボーっと考える]
……。 あきらめてるのは、俺だ。
[最初から望んでいないのだから。 最初はただの憧れで、それで終わると思っていた。
薔薇の香りが漂い始めてから、なぜか強くなってしまった気持ち。 忘れられるのなら、もしあの時オスカーがこなければ。 ノックスを受け入れたのだろう]
もどろ。
[首を振って立ち上がる。医務室の扉を閉めて、廊下へと出た]
(66) 2011/12/25(Sun) 10時頃
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[どこかふわふわとする足取りはゆっくりと]
ああ、そうだ。
[キスで濡れた肌を指で触って、顔でも洗おうと覗いたシャワー室。 水音がすることに気付いて、誰かがシャワーを浴びているのだとわかった]
誰か、いる?
[声をかけながら、入口にある水道で顔を洗う]
(67) 2011/12/25(Sun) 10時半頃
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―自室―
[ぬるま湯と石鹸でほぼ落ちた血に安堵する。 僅かに残ったとしても使用には問題無さそうだった。 尤もなところ、レオナルドがまた使う気になればの話だが]
っ、…おかえり。
[後ろから聞こえた声に、驚いたあと 次にはいつものように笑う。 けれど続いた問いかけには苦笑だけが浮かんだ。 彼が毛布を抱えて現れたあのときには 既に手に傷はあったのに。 如何にジェフの中に自分という存在が無いかを痛感させられて]
───うん。庭で遊んでて、やっちゃった。
[開いた傷が熱を伴って痛む]
(68) 2011/12/25(Sun) 10時半頃
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[傷口から入り込む薔薇の香りの呪いは 実に強烈だった。 呼吸として経口、吸引摂取するよりも遙かに 直接的に神経や思考を犯される感覚。
レオナルドのスカーフをタオルかけに広げ 大きく息を吐き出す様は、達成感だと 捉えてくれはしないだろうか。
あたまが、くらくらする。 きゅうに薔薇の香りが意識に入り込んできたのは 何故なのだろう]
(69) 2011/12/25(Sun) 10時半頃
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ん、レオ先輩。 どうしたんスか?
[モリスはまどろんだ様子でレオナルドを見る。]
……そんな、慌てないでくださいよー。オレ、大丈夫っスから。
(70) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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……レオ先輩、か。
[慌てふためいた様子のレオナルドを見て、モリスは何か思いついた様子を浮かべる。]
(*6) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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[果てた後のぼんやりした自己嫌悪の時間に声が飛び込んで来る。慌ててシャンプーボトルをひっくり返したりしなかったのは上出来だと思いたい。]
……ベネット先輩。俺ですよ、セレストです。
[臭いは薔薇や石鹸に紛れてわからなくなっていればいいと思う。扉をわずか開けて顔を出した。]
(71) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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……いい事思いついた。
[負い目を感じていたモリスの中に隠されたかすかな魔性が目を覚ます。
それは、薔薇の香りが成す仕業なのか。]
何かムカつくし、ちょっと悪戯してみよーかね。
[微かな笑みが囁きとなって零れる。]
(*7) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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[返事はあったか。どちらにしても、顔を洗えばその場を離れる。 部屋に戻る気になれないのは、さっきの事があるからか、それとも薔薇のにおいに誘われてしまうからか。
窓の外を眺めて一息つく。 届かない手を届かせるつもりもない。 身代わりにもなれない自分は、あの輪の中に入る気にはなれなかった。
級友から聞いた秘密の会合の話。 やんわりと断ったのは、当時の選択としては間違っていない。 今も、今だからこそ、そう思う]
/*めもにしとく
(-19) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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レオ先輩。ちょっとだけでいいから、オレに甘えさせてくれませんか?
[モリスは駄々をこねる子どものように、レオナルドに手を伸ばす。]
レオ先輩に、お願いしたい事も、あるんス。
(72) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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― 回想 ―
[冷静に考えれば、ノックスはヨーランダの部屋を知っていた。 中庭で見かけた、彼が顔を覗かせていたあの部屋だろう。
それでも、その時思い出せなかったのは。 口移された薔薇の香気に酔っていたから。 苦しくて熱くて、逃せない想いは……―――。]
―――……っ
[確か同学年のフィリップの声がして。 支えていたヨーランダを引きはがされて。 ベネットがオスカーにかける言葉に打ちひしがれた。
零れる感情の発露を、見られたくなくて ベネットの言葉に表上従うようにベッドに潜り込む。 毛布に潜り込んで、ヨーランダを抱えたベネットが、 鳥を連れたフィリップが去る音を聴いた。]
(73) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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……オスカーに、俺の何が判るっていうんだ?
[そして、部屋にオスカーと2人きりになった時。 眼の淵を微かに紅に染めた顔を覗かせて、低く呟いた。 顔は、笑っていただろう。いつものように。 でも、眼は笑っていない。 アイスブルーの眸は湖の表面のように凍って、 けれど、その下に今は怒りのような焔を隠している。]
なんで、あんなこと言ったの。
[答えを求めない音。頬に触れられての宣告。 確かに、その宣告は現実のものとなるのだろう。 いつもは無意識に封じ込められている何かが、 薔薇の棘の呪いによって零れるから。
嗚呼、けれど、それでも……―――。]
(74) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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ごめん、今の俺はきっとオスカーを傷つけちゃう。 ベネット先輩が帰ってきたら、俺が無理やりオスカーを 振り払って出て行ったって伝えて?
[ふわり――色素が全体的に薄く冷たい色の少年は、 まるで幽鬼のようにオスカーを置いて廊下へと。]
(75) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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セレストか。こんな時間からシャワー? 風邪引くなよ。
[石鹸と薔薇の匂い。薔薇の匂いがよりきつく感じるのは何故だろうと思いながら]
1年の子がさっき倒れて医務室に運んできたんだ。 ……セレストは、薔薇の匂いは平気?
ここも結構きついから。
[顔を出したセレストの、肌が見える。 ノックスに押し付けられた慾を思い出して、眼をそらした]
(76) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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― シャワー室 ―
…………っ
[残滓を洗い流した後だった。まず最初に誰かが入ってきた。 随分慌ててるのか、駆け込んできた様子の物音。 すでにあるシャワー音にしていているのかいないのか、 けれど、無効からも水の流れる音がすれば 気づいていても我関せずなのだろう、と 安堵していた、が。
向こうの水温が途切れる前に出よう。 と、思っていたのもつかの間、 外から声がかかり、もうひとつの水温のほうからも声がする。 先ほど銀糸を運んだ先輩、ベネットと 同学年で医務室の鍵を持つセレストだ。
フィリップはそっと、水で遊ぶ鮮やかな姿を抱きかかえ 飛び出さないようにしながら息を潜めた。]
(77) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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/* わぉ、シャワー室に人がいる。 喉も少ないので、見守りモードかな?
(-20) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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ベネットは、フィリップがいることにはまだ気付かず
2011/12/25(Sun) 11時頃
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でも、その前に、先輩に少しだけ話を聞いてほしく、て。
[モリスの声は少しずつ掠れて、涙声になって。]
(78) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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オレ、先輩にも内緒にしてたんだけど、実は、すげー、汚くて、いやらしいヤツなんです……
(79) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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……俺は平気ですよ。エリアスもまたやられてるみたいだし、しっかりしないと。
[冷たい空気が流れ込んだはずが、肌の火照りは収まらなかった。口ではそういいながら、全員風邪で寝込んでしまえば平和なのになど頭をよぎる。]
ねェ、せンぱい。 ……人は、誰も好きにならずに生きてくことって、できると思います?
[モリスの言葉に動揺したのは。平等な好きを投げかけることが、誰も好きではないことだと、わかっているから。 ふと口をついたのは疑問というより、ただこのしっかり者と思っている先輩に、話したかっただけのような。]
(80) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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バイト先のオヤジさんと、実は、何度か、寝た事が、あって……
[モリスの声は、だんだんと涙混じりになっていく。]
(81) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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何する気?
[ふと乗ってきた気配に小首傾げ。 さっきなんだかんだと御高説たれた割にしょうもないこと考えているのだろうか
(*8) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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