270 食人村忌譚
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[疑われれば殺される、ならば殺したい相手へ疑いを向ければいい。]
(*8) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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[いかに自分から、教え子から、そして弟から疑いを逸らし。 そして集会場を脱して安全を確保すればいいか。 考えれば考える程に分が悪いこの状況を抜け出す方法。 それを考え、やり遂げなければ。
目まぐるしく脳内を思考が巡る。 最悪、自分が疑われて殺されるのならば。 その時は教え子だけでも逃さなければ。
弟は、私が死ねば死ぬ、そうでなければならない。 だから今考えるべきは教え子の安全確保*]
(*9) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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/* >>56 霊能?
(-17) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
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/* わーい 多角からにげられる って飛びついたけど 断然多角ゾーンではないかしら
江津子さん狂人で狼誘いだったら申し訳ないなと思いつつ飛びつきに行ったわたし
(-18) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
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/* 分断を考えたほうがいいか 悩んでいる どこもこの機を逃すと話せなくなりそうで
(-19) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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/* これゆり霊能なのでは? 姉妹でラインワンチャンある??ない???
(-20) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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[昨日の、箱に収まった甘露煮>>1:153 温かさがうすれたそれは、舌にやわらかな甘みを乗せた。かすか頬が緩んだとて、一人の縁側、見とめるものはいない。 弁当箱を返さねば、と過った翌朝は>>28使いの登場で崩れた。
やはり、これが食べるべきだったかもわからないな――
江津子の声かけに答えた鬼>>40の腕を見て、 喉を過ぎていった甘みを少なからず思い出した。 土を耕す痩せぎすの、牛蒡の手。茣蓙から枝垂れた腕とどちらが細いか。] では ……、すまないが力仕事は頼んだ 愛理も俺に地面を引きずられるは嫌だろう [>>49ほかに声が上がるなら、その声の持ち主に、>>32少しく留まった視線を思いだし、眉根を寄せ、けれど人手があるに越したことはない。なにしろ解体は力がいる。運ぶ際、枝垂れ腕の床に痕を残す懸念がある小男より適任なのは傍目にもわかる。*]
―― >>31>>32>>40>>49 ――
(57) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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― 明くる朝 ―
[新たに処方してもらった薬のおかげか、その夜は膝の疼きもなく、とてもよく眠れた。
そして翌朝。 いつもであれば、兄の声で起きるのだが、この日は扉を叩くけたたましい音に起こされた。]
ん……なに。 兄さん、何かあった……、……の……?
[問おうとして、聞かなくても聞こえてくる会話。]
愛理が? え、それで、集会場にって……?
[何事なのかと、文字通り布団から這い出し、兄のそばへ向かおうとして]
(58) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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…………わっ?!
[突然の荒げられた声>>45に驚いて、転んだ。 すぐに半身を起こしなおし、ずるずると近寄ってゆく。]
落ち着いて、兄さん。 うん、けれど朝餉の時間くらいは欲しいな僕も。 それが終わったら、兄さんと一緒に集会場へ向かうから。
[来訪者からの言葉に、兄に同意示すよう頷いて、その場はいったん帰ってもらう。 何にせよ、ひとまずは食事をして、薬を飲んでからだ。]
(59) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 22時頃
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−朝− [呼び出しを受けたのは、容の家に行くより前だった。 丁度学生服に袖を通した後のこと]
集会所?
[何故集まるのかを知らぬまま 向かった先で、愛理の話を知る。
先へと動き出す大人たちを眺めながら ススムは不思議そうな顔で首を傾げた。 愛理が殺された だから疑わしきが集められた そこまでは聞いたが、理解出来ない この人選が*]
(60) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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/* 確かにこの人選かなり謎だよなぁ。 特に巫女のゆりとか薬師のミナカタとかなんでやねんってなるし錠と源蔵は身体的な問題で殺すの無理やろって思うし。 私、鬼丞あたりは妥当ではある。江津子も元余所者なら分かる。
(-21) 2017/11/25(Sat) 22時頃
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―朝・自宅にて―
[小さな鍋は届けられることなく、中身もそのままに、 ぽつんと台所に置かれていた。
手伝いに来てくれるらしい進へのねぎらいに、と。 蒸かしたサツマイモを調理する手も、今日はゆっくりだ。
言いようのない不安は、一晩経っても離れることはなかった。 あの音が、今も聞こえるような気がする。 微かとはいえ、身の毛がよだつような、嫌な音。
あの音が何だったのか。何が起こっていたのか。 それは、程なくして遣いの者から知らされることになる。]
(61) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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……愛理が?
[嘘、と、漏れ出た声が掠れる。 それなら、あの音は、あの扉の向こうでは――。
彼らに連れられ、集会所に向かいながらも、 私の頭の中では、あの音が木霊していた。]
(62) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―― 炊事場 ――
[>>34手伝いを申し出はしたが己よりも適任がいる>>56 要望が通る様子に、]
巫女様の手を煩わすのは、 ……ああ、いや、 ……お願いします
[一度止めかけたが食い下がるでもなく。 その解体>>56は江津子の業も見れたろうか 肉を分け入って白々とした骨をさらすのを、 粒々とした黄色の脂肪がのぞくのを、硝子板に映すことは。
ひとまず小さいといえどもその場の 足を引っ張らないよう数歩足を引いた先、 >>42運び手でもあった鬼]
(63) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―集会所にて―
[愛理の亡骸は、酷い有様だった。 まだ、誰かが弔った訳ではないらしいというのに。
集会所には、見知った村人の顔が在った。 何時ぶりに顔を合わせただろう。 妹の声>>53には、愛理から視線を外さぬまま、私も頷いた。]
私にも、弔わせてください。 ……綺麗にしてあげなきゃ。
[調理となれば私も手伝わない理由はない。 江津子おばさん>>31と、妹>>55の後に続いて、 私も包丁を握り、捌かれた肉をつみれにするために細かく刻む。]
(64) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―早朝・村の外れ― [コーン、コーンと早朝の森に音が響く コーン、コーン。と根元を削られた木がメキメキと音を立ててついに倒れた頃 男の所へと翁の使者がやってきた]
お?おはよう。珍しいな。こんな所に来るなんて 集会場?良いけどなんだってまた…
愛理が、殺された…?まさか
[信じられないという風に使者へと言葉を返す]
(65) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[この村は殺人自体は禁止されていない ただし、目的のない、無意味な殺人は許されない この村に住む者なら誰だって知っている 村を出てはいけないという禁忌と並ぶ村の中で最大と言っても良い禁じ手だ
愛理は確かに少々あれではあったが、それだからと言って殺される程かと言われればそこまでではない
なのだから愛理が殺される理由なんて無い。はずだ]
(66) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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…… あれもあんたの手塩にかけたもんかい
[野菜作りよりも、研ぎ師としての印象の強い男に、 昨日まで生きていた肉へ差し込まれる刃物を指して]
きれいなもんだが、 あんたは肉を切らなくていいのか
[などと、といかけをひとつ*]
(67) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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―集会場―
まあ、来いって言うなら行くけどさ
[憮然とした様子を見せつつも、使者に従って集会場に赴くと それが真実であると告げるモノがあって]
こりゃまた…なんだってこんな ああ。弔ってやろう。このままじゃ可哀想だ
[愛理を弔おうとしていた他の面子に頷きながらも、手伝える事があるのなら手伝った]
(68) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[手を動かしながら、ない頭を使って考える。 下手人は、何を思ってこのような行いに出たのだろう。 ましてや、頭を切り、腹を捌き、肉を削ぐなど。
炊事場にいる顔を見回す。 江津子おばさんは、あの音の主ではない。 なら、誰があのような真似をする?出来る?
……そもそも、下手人は一人なのだろうか?]
……っ!
[思考を遮るように、指先に鋭い痛みが走る。 ぷつ、と、血の赤が指先に浮き出た。 包丁の先で切ってしまったらしい。]
(69) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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最悪……。
[こんな情けない真似をするのはいつ振りか。 血の球を舐めとって、はぁ、と息を吐く。]
ごめんなさい、手を切ってしまったので 外で、洗ってきます。
[丁度良く、刻む作業は終わっていたから 肉を丸める作業は誰かに任せて、 自分は汚れた手を洗うため、水場へと。**]
(70) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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/* あ ああーーー ひとが! ひとがいっぱい! かえりたい!! ポイントが444!!
(-22) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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源蔵は、調理場が十分なら食卓の用意もおこさねば――などと思いつつ*
2017/11/25(Sat) 22時半頃
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/* 思わず逃げる布石をうちもする (けど悪手の気もすごいする)
(-23) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[愛理を抱き上げた時に落ちかけた頭は、咄嗟にゆりが拾い上げた。 ミナカタの力>>49を借りることになったのも、普通の遺体と違い、それが不安定だったため。 ただ重いだけじゃなくて、頭以外にも零れそうなものをなんとか茣蓙の中にかきよせて、そして、あとは女衆に任せることにした。
開かれる前から開いていた愛理の身体。 思わず見入るは、刃物の仕事。 肉を、筋を、脂を、時には骨をも断ち切る仕業に、場に相応しくない満足が満ちる]
(71) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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/* >>66 少々あれ でじわじわきた
(-24) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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/* 頭を落とす、腹掻っ捌く、足の肉削ぐ
一番最後がやっぱり錠さん疑うみたいな要素になるんだけど 誰だ……まじで狼誰だ……
(-25) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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― その朝 ―
……? おはよう、?
[次の朝。娘を起こしたのは、日差しでも、鳥の声でも、隙間風でもなかった。声をかけられ、揺さぶられて、ぼんやりと目を開いた、傍らには、男が一人立っていた。 然程親交のあるではない、ただ褥を共にした事はいつかあった程度の、男。 男はそのまま、目を擦る娘を立たせて]
あいり? ……あいり、死んじゃったの? どうして?
あいり、殺されちゃったの? どうして?
[並べられる説明に、娘は、ただただ、疑問符を浮かべる。浮かべながら、逆らうもなく、ふらふらと男が歩くについていった]
(72) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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あいり。 死んじゃったんだ。
[呟く、表情は希薄に、やや下向いた視線は、遠くを見つめるようにあった]
(73) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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[かけられた声>>67に、は、と源蔵の顔を見下ろす。 視線の先を見抜かれたか。意識しなければ合わない視線は、気づかぬうちに観察されているような、そんな心地すらした]
おおよそこのために研いでいるんだよ 俺が、切りたいわけじゃあない
んなもん。切らなくったって程度はわかるさ
[研ぐ前と研いだ後。その差を知るに野菜くらいは切るけれど、たとえば、試し切りだとか。肉をもってするつもりはない。 米も、野菜も、刃研ぎだって、実用がなければやりはしない。この村では確実に求められている。だからやるのであって――]
(74) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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……きれいなもんだろ
[それでも、覚えた満足を口に出す。 常ならば、それは臆せず声にしていいはずのものだ。 遺体を弔う行為に必要なそれ。 痛みを感じぬ身体に、さらに傷をつけぬように確実に開いていくためのそれ。
実際に切り分けることはしなくても、それも確かに弔いの形であればいい*]
(75) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
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