126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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すまないな。
[傷一つつけることすらできなかった、強大な魔物の姿を思い出す。 無謀に挑まず傷を癒していれば、あの相手を仕留めることもできたのだろうか。 いや、傷だらけのままでも構わない。 ヤニクと合流していれば、彼と共に、互角にわたり合うこともできたのかもしれない。 いくら考えてもそれはもう、全ては過ぎてしまったことだけど]
私が、弱かったばっかりに。
[コリーンは「強い」>>0と言ってくれたけれど、結果は全てを、物語る。 魂の状態で、できていたかどうかは分からないが。 ヴェラは狼の姿をイメージし、自分を温めるように丸くなった。
いずれあの魔物は、コリーンと、もう1人の魔法使いの前に、姿を現すのだろうか。 ヤニクが傷を負わせていなければ、おそらく、自分と戦う前と同じか、それ以上の状態で。 その時、今はたった2人である魔法使いは…………]
(+20) 2013/06/21(Fri) 20時半頃
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お前は、強いな。
[コリーンと、もう1人の魔法使いの身を案じているはずなのに。 狼のままで向けた言葉は、戦った魔物に対する言葉。 1人は誰か分からないままでも、いまだに戦い得る2人に対する、群れへの気持ちは変わらない。 ただ、こう思ってしまうのは、群れには戻れぬ身に陥ってしまっためか。 それとも……自らをもう、弱いと認めてしまったためか]
お前は、どうしてそんなに強いのだ。
[知らぬままに、全てを受け入れる。 そんな、確固たる気持ちがかすかに緩んで。 イアンには告げられなかった、魔物に対する「聞かせてくれ」の気持ちを、抱いたのも確かだった。
魂の尻尾をゆらりと揺らし。 ヴェラは寂しげに、右手を通じて世界を見守る]**
(+21) 2013/06/21(Fri) 20時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 20時半頃
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―現在・???―
[降り止まぬ紅き雨の中、ソフィアは歩く。 決して急がず、しかしその足取りはしっかりと目的を持って。
…焦って走り回ったとしても、探しモノは見つからないだろう。 今、体力を無駄にするわけにいかない。 だから、消耗しない程のギリギリの早足で。]
[その足の向かう先にあるもの、 少女が目的としていることは――
――ホレーショーの『殺害』。]
(5) 2013/06/21(Fri) 20時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 20時半頃
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/* おぉ!! ソフィアさんお待ちしておりましたーっ!! なんたるタイミング……おふるけど。
不慣れなRP村で、重大な最終日は重荷かもしれませんが。 手に汗握って応援してますね。
ではー!!
(-24) 2013/06/21(Fri) 20時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 20時半頃
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―回想・今より少し前、森にて―
[広場を離れ森の奥へ、強力な魔法が発動された場所まで早足で駆ける。>>74 ホレーショーが森に消えてから、どれほど時間が経っただろう? ヤニクを刺した後は気が動転していて、森の中をどう移動したのか、時間も記憶も曖昧だった。]
(…初めて。初めて、人を刺したんだ……)
[身を護るため、魔物を攻撃することはあったけれども。 会話の成り立つ相手、意志や感情の顕著な”人”を傷付けたのは、これが最初。]
(6) 2013/06/21(Fri) 21時頃
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/* 最終決戦wに向けて、ログ漁りをしていたら。
>>5が見えて、目玉が出たww 何が起きたw
あぁ、灰で『きっつい』と書いたのは、純粋な戦力比の事で。 ソフィアとPLさんに思う事があるとかでは、勿論ないのよ。
(-25) 2013/06/21(Fri) 21時頃
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[さくり。と
これまで対峙してきた硬い毛皮や甲殻と違って、柔らかな感触が手に伝わる。
レイピアはいとも簡単にヤニクの左手を突き抜け、その先の感覚器を破壊した>>63。]
.
(7) 2013/06/21(Fri) 21時頃
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(ヤニクさんを刺したことは、本当に正しかったの?)
(彼らが私達の敵だとしたら、)
(どうして…)
(どうして…?)
[戦う姿勢を見せず。むしろ無抵抗でさえあって。
剣を構えるソフィアに対して投げられたのは、 円環ではなく、真実を求める言の葉…>>51]
(8) 2013/06/21(Fri) 21時頃
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[悩みながら辿り着いた先が広場だったのは何の因果か>>4:69。]
[ここに置いていったのは、 ――迷う心。躊躇う心。>>4:73]
[でもそれは、 正しい判断を下すために、必要なもので。]
[…きっと。 正解を求めて、ここに取り戻しに来たのだ。]
[だが今は、その"心"の在り処が、何処かわからない――>>4:74]
(9) 2013/06/21(Fri) 21時頃
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[わからなかった。
何が、正しいのか。 誰を、信じたらいいのか。
自分は、どうしたらよかったのだろう。 この先、何をしたらいいのだろう…?]
[拠り所を失くした思考は、ふわふわと彷徨う。
縋るように探した姿は、 何時も優しく見守ってくれたヴェラだろうか、 力強く頷きを返してくれたホレーショーだろうか…]
(10) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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― 回想・廃屋で ―
[それは、廃屋を出る前のこと。 運んだ遺品の中にあったのは、未来を詰めた皮袋。>>4:82]
[また、涙が溢れて。 最後に、ヴェラの頭を撫でてから、その場を後にした。]
(11) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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[光の柱が立ち昇ったと思しき場所を目指したのは そこで何かが起きただろうという確信もあったけれど、
――心の何処かで、光を、 明るい未来の存在を、求めたからかもしれなかった。]
[…しかし実際に、そこに着いてみれば。]
[派手に荒らされた泥濘。 たくさんの魔物と人の足跡。
雨にも関わらず周囲の木々は焦げ付き、 水溜りだったものには氷が張っている…]
(12) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 21時半頃
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― 現在・廃屋→ ― ッりゃァァッッ!!!
[4人の魔法使いが戦い、3人が命を落としたこの場所。 血の臭いに引き寄せられた下級魔物達が、大挙して押しよせてくる。]
[円月輪の欠片を開放して、投擲し、まとめて狩っていく。 大分消耗したであろう、供物の修復を行いながら。]
(13) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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[戦いの、跡。 それはあまりに明確で、疑いようもなく。]
[――しかし何も。 何も、残されてはいなかった。]
[遺体の一つも。遺品の一つも。
それがあったことを示す跡はあるのに、 まるで世界には、ソフィア一人しか存在しないかのように――]
[一体ここで、何があったというのだろう。
…何か。何か手掛かりを。 懸命に泥濘を探すけれど、雨で流れた地面に残るものは少なくて。]
[しかし、ふと顔を上げれば。 かなり遠いが、ふらりふらりと人を背負い歩く人影>>4:100]
(14) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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/* しまった。読み違えた気がする。
(-26) 2013/06/21(Fri) 21時半頃
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ていうか、何で私が追いかけなくちゃいけないのよ! ムカツク!!
[追いかけているのは、私の勝手だけれど。 姿を見せたと思えば、見つけたと思えば、すぐに居なくなるホレーショー。]
[3人の魂が、自分の右腕に宿っているならば。 自身とヤニクを除けば、残るのはソフィアと彼のみで。]
[ホレーショーから聞けた言葉は、『殺し合わないと…生き残れない』>>4:4。その言葉だけ。]
貴方が魔物じゃなかったら。 やるべき事は、『対象』を殺す事。 殺し合う事じゃない。 やっぱり……そういう事なのよね?
(15) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 22時頃
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/* 書き忘れたぁぁ!! >>11に、兄さんのこと少しだけ触れようと思って、アンカ探したのに。
(-27) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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[ふわりと、ブーツを使って"飛ぶ"。 その人影の背後、木々の後ろに音もなく。
何事か話しているようだが、気付かれないように少し距離を取ったため、声はくぐもり聞こえづらい。]
[見えたのは、酷く傷付いた誰かと、涙を流すコリーン>>4:103の背で、 地面に横たわるその人をぎゅっと抱きしめ、彼女は何事か囁いて、]
(16) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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[その右腕に何かが流れ込むのを、
――それが、死に瀕した魔法使いに対して向けられる行為であるということが、 離れた位置にいる少女にもわかるほど――
とても強い力が彼女の腕に宿るのを、ソフィアは感じた。]
[相手が誰なのかは、ここからではわからない。 しかし。 泣きながらその命を奪ったコリーンは、魔物には見えない…]
(17) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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/* 家政婦は見たwww そんな前から全部見られてたのかww ごめん。想像すると腹筋がww
(-28) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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(彼女が魔物でないとしたら。 敵ではないとしたら。
……私がしたことは。)
[コリーンが"人"であって欲しいという気持ちと、 自分が犯した間違いを認めたくない気持ちと。]
[真実を確かめたくて、コリーンの後をつける。 遺体と遺品を大事に背負い、コリーンは村の方へと―近くの廃屋へと、それらを運んでいく>>3]
[彼女が廃屋を後にしたのを確認して。 ソフィアはその中へと、入っていく。]**
(18) 2013/06/21(Fri) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 22時半頃
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[その時、僅か耳に届いた悲鳴>>4:106 びくりと身体を震わせて。]
[赤い雨を跳ね上げて、全力で駆け戻る。 ヤニクと別れた、廃屋目掛けて。]
[そこで見た光景は。>>2]
……何やってんのよ。
[震える声、涙声で声をかける。 ――……私こそ、何やってんのよ。 隙をついて、攻撃するべきなのに。**]
(19) 2013/06/21(Fri) 22時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/21(Fri) 23時頃
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− 村の中で −
[ヤニクの僅かに上下する胸元に右手を置いて贄にしようと 手を開き掛けて、動きが止まる]
……あのお人好しの馬鹿が助けたのは…お前なのか。
[底なしのお人好しだった。 彼が禁忌を犯したと言う噂を聞いたのはいつだったか。 しかも見知らぬ子供を助けたと言う。 もうその時には俺は魔に堕ちていたかどうかすら。 思い出せない。
ただ、今ある感情とすれば羨ましいと言う感情か。
助けたかった命を助ける事が出来た魔法使い。 どれだけ禁忌と言われても、代償を払っても。
俺の出来なかった事を成し得た魔法使いが羨ましかった]
(20) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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/* >>ヴェラ それならいいのですが。過去エピ一部赤に入れてすみませんでした。(イアンさんメモより)
あ、いえ。ぱっと思いつかないくらいなんで(←犬頭。 それより、面白いのがRP村の正義なのです! 私がオーバーリアクションだったんで、気にされてしまった気も……ぬぬぬ。
(-29) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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自分を犠牲にしても…助けたかったか……。
[俺が魔に堕ち、大切な者の記憶を失っても 得たかったもの]
(21) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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/* おぉ! ホレーショーさんもいらっしゃったっ!! ソフィアさん(追いかけ中ですが)とコリーンさんのロールまわしも暖まってますし、続きが気になる……っ。
(-30) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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生きていて欲しかった。助けたかった。
[その願いを叶えた魔法使いの魂を引き継いだ子を、 俺は今生贄にしようとしていた]
全部…計算尽くか?
[アヴァロンの。 何もかもが失った記憶のぽっかり空いた穴を抉る。 魔に堕ちて、そんなものは消え去った筈なのに]
(*0) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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[>>4自分の名前を紡がれても返す言葉はない。 廃屋を後にしたコリーンは、集まってきた魔物を己が供物で切り払いながらホレーショーの元へと向かう。>>13]
……。
[>>15真実に至った彼女はこれからどうするのだろう。 ホレーショーを庇おうとした背中>>4:90を思い出す。 目の前にいたのは魔物なのに、彼を想っているように思えた行動。
―残る魔法使いは、彼女を含めて三人。 結末が近い。]
(+22) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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/* 時間軸そうなりますか…! 大丈夫、独立させてるつもり。
(-31) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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どいつもこいつも……。
[仲間といた時代を思い出させたイアンや。 彼女と同じように魔物の俺の前に飛び出したコリーンや。 彼女とは違う、助けられた命を持つヤニクや。
全て知っていたのだろうか。
胸に押し付けたまま俺の手は動かない]
(*1) 2013/06/21(Fri) 23時頃
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