261 甘き死よ、来たれ
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[ぼんやりと透き通った姿で、芽桜>>+12の傍らに降り立った]
……芽桜ちゃんは、コスモスになったんだ。
宇宙だね。コスモス。
何か、思い出のある花なの?
[聞いてから、ん、と口をつぐんで]
ああ――他に。 聞いてほしい人がいたなら、その人に話してくれればいいと思うけれど。
[そう言ったきり、黙って一群のコスモスを眺めて佇んでいた。**]
(+13) 2016/12/19(Mon) 18時半頃
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思い出と言うか
[恵都のほうを見て]
お父さんにね、コスモスって、秋の桜って書くんだって教えて貰って、それから何となく親近感があったの。 だからかな?
[微笑む]
(+14) 2016/12/19(Mon) 19時頃
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[ 虚空からふうわりと姿を見せた女性の姿に、 貴方は誰と問うことはしなかった。
投げられた問いに、碧眼を閉じる。 ]
……さあ、どう違うのでしょうね? 前者はなんとなく、厳しい印象も受けますし。 後者はニュアンスが柔らかい感じがするとか、
……そんなことくらいしか。
[ 苦く 緩やかに微笑んで。 >>+10>>+11それは彼女の満足する答えだっただろうか。
神を唯信じていた敬虔な信徒の姿はそこにはなく、 情けない笑みを浮かべる少女がいるのみだ。** ]
(+15) 2016/12/19(Mon) 19時頃
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ありがと。
[野菜スープにパインの缶詰。
それと水を出されると喜んだ顔を見せて。 酒瓶を渡しながら。]
あれね……うん。
[流石に荒唐無稽かと思った言葉。 だが、言いかけたなら言うべきだったと思い直し。]
(6) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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放送すれば、誰かが聞いてくれるかもしれないじゃない?
(7) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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[夢物語のような言葉を告げる。 その表情は明らかに本気だった。]
例えば、岩場とかの先には実は誰か居るのかもしれない。 けれど、確信も無いのに無理して越えようとは思わないでしょう?
だけれど、放送で声が聞こえれば。 それはきっと……希望になるわ。
(8) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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放送???希望?? っは・・・はは・・・
[笑いが少し混じる。思ったとおりだ、彼女は諦めていない。 今何人こんな考えを持って生きてるのだろうか。 先が見えてしまうような死亡率、毎日のようにバタバタ死んでいった状況でまだ希望を失っていないようなその言葉に胸に熱いものがこみ上げてくる。。]
はは・・・すまない。そうだな 岩場・・・。森・・・確かに生きてるとわかってるなら希望となる。
[酒をあおり少し気分は高揚の気配を見せていく。久しぶりの夢のある会話、それにのってか少しずつ俺の口も流暢になっていくだろう。]
(9) 2016/12/19(Mon) 21時頃
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それならやってみせろ。協力は惜しまない。 知ってるか? 昔火山で滅んだ村がある。 人口300人のうち生き残ったのはたったの13人だ。 しかし、そこからその村は村長指導のもと復興した。
どうやったと思う?
[ヒナコのコップにも酒をすすぎ俺は彼女に期待の目を寄せて問う。*]
(10) 2016/12/19(Mon) 21時頃
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このまま迫り→逃げるようならエフにいくんじゃないかな? 立ち止まるなら強姦それでいこう。
(-5) 2016/12/19(Mon) 21時頃
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へぇ、復興を。
……そうね、どこかの街で結婚相手でも見つけてきたとか?
[昔読んだ漫画を思い出していた。
辺境の星で、滅ぶ寸前だった兄弟が居た。 彼らは遠縁の女性と巡り合ってその後も子孫を残したのだった。]
(11) 2016/12/19(Mon) 21時半頃
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ああ、おおむねはその通りだ。 昔を忘れて生き残ったもの達で家族を作りなおし、子供は新しい親を迎えた。 苦しいばかり死にばかり直面してては人は生きていけない。 産む喜びがなければまた人は絶えるだろう。 生き残りがただ生きていくだけじゃ結局は滅びてしまうと俺は思ってる。俺の言いたいことはわかるか。
[すっと立ち上がり、上から見下ろすようにヒナコを見る。]
(12) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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水瀬、お前に俺を託したい。 ずっとそういう希望を持つものを探していた。 復興のために俺の子を孕んで欲しい。
[話かけつつ一歩一歩距離を縮めていく。酒に酔って頭はフラフラしてるもののもし組み合いになったとするならば力で負ける気しない。そっとその両肩に手を伸ばす。*]
(13) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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んー……止めておくわ。
[苦笑すると、力で何とかする気は無いのか。 距離を置くように離れて。]
酒の上での……って事にしましょうか。 私も忘れるわ。
[そう言ってから煙草を一服すると、落ち着かせるように煙草を相手にも勧めてから。]
私があんな話をしたから、そう言う事を望んでるって思わせちゃったかしらね。 だとしたら、謝るわ。
(14) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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・・・。
[手から離れ、ヒナコが下がると壁に手をつき鼻を指で搔く。]
謝ることなど・・・別にない。 ただ、俺はずっと残していきたかっただけだ。 ずっと残されて置いていかれる生活だったからな・・・
[ずっと続いた看取りの日々、死などはもう怖くはない。 ただ胸に刻んだ一人一人の思いが何もせずに死ぬことを拒んでいたような気はした。
タバコを貰うと椅子に座り火をつける。 何年ぶりだろうか。きっと3年はたってる。すうっと吸い込むと少しの咽び、さすがにすぐには慣れないようだ。]
ふう・・ お前が知ってるかはしらないが、歌瀬と小山内が死んだ。 どっちも最後は幸せそうだったよ。 でもな、俺はそれが幸せであってはならないとは思ってるんだ。
[逃げもせず流す水瀬、内心で機を伺いながら冷静に、冷静に酔いが少し冷めるのを待っている。ふらつきがとれたのなら今度は何も言わずに腕をとろう。いつまで続く命なのかわからないのだから*]
(15) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/12/19(Mon) 22時半頃
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そう……そうね。 それが幸せであってはいけない。
私もそう思うわ。
[そう言って苦笑すると。 一度、咳をして。
鮮血が今までよりも多く溢れるのが彼からも見えるだろう。]
分かったでしょう? 私ももうそんなには保たないわ
[そう言って寂しそうな表情を浮かべ。]
完全に健康ならね。 或いはって考えたかもしれないけれど。
(16) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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アーアーこちらは◆県□市○○。 こちらははふじ……エフだ、エフと呼ばれている。 聞いている者がいるなら応答を願う。
[無線を開いて声を放つ。 誰も聞いていないのか応える術がないのか応答はない。 周波数が間違っているか? やり方か何か手順か何かが間違っている?か 死んだ仲間に教わった通りにしているはずと浮かぶ疑問を噛み殺して続ける。]
(17) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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こちらはもう駄目だ。 未だ若干名は生き残ってはいるがもう後がない。 これから俺は西へと向かう。
……応答を願う。
[無論、応答は────ない。]
(18) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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それじゃ、私はもう行くわね。
良かったら、ラジオか何かのチャンネルを――に合わせて頂戴。 上手く行けばそこに何かを流せるのかもしれないから。
[通信機を手に。 その場を去る事にした。
宇宙服も酸素ボンベも、特には必要ないと置いていく事にしたのは。 余分な荷物を持って行くのも良くないと思ったからか。]
(19) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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[冷くんの声は、どこ淡々としていて それでも優しい色をしたものに聞こえた。>>+4]
うん、しあわせだった。
[よかった、という笑みが 素直にそう思ってくれているようで、つられて目を細める。 相手に同じ言葉を求めることはせずに 続く言葉にも頷いた>>+5]
メリーはね、クリスマスが大好きだったの。 だから、君が見たツリーも
……メリーが懐かしんで作ったのね。
[懐かしんだのも、行動に移したのも私であったはずなのに その過去に感情移入が出来ないのは 一種の楔から解き放たれた証なのだろう。]
(+16) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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[屈託のない笑みは、青年というよりも、少年に近いもの。>>+6 そんな無邪気さが残酷さであるか否か 彼自身の心を傷つけていないか、そこは私の知るところでなく 少し顔立ちと不似合いな笑みを見つめていたら
その後の言葉に、弱く笑う。]
わからないわね。 もしも、人類がこの先生き残ることがあったら ずっとここにいられるかしら?
[きっとそれは叶わないと、どこかでわかっているから]
そろそろ行くわね。 ……またね。
[今度はちゃんと再会の言葉を口にして、 冷のそばを離れ、探すは春の姿**]
(+17) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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――!!
[酔いが少し冷めた頃だろうか。 そろそろと言うタイミングで血を吐く水瀬。微かに残ってた俺の望みも潰えただろうか。 見せた寂しそうな顔に正気も戻る。]
・・・それでも諦めてないんだなあんたは。 頭が下がるよ。
[もうその気もない。水を飲み天井を見つめる。]
あんたが大丈夫なら、西のシェルターを襲って食料全部奪う気でいただけに残念だ。
[近づきはしなかったが噂は聞いている。ゆえに機会があれば襲う計画はたてていた。生きてるかどうかはしらないが。*]
(20) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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/* 腕とられてるよ?
(-6) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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-夕刻・南シェルター→???-
[ズキズキ、と体が軋む感覚を覚える。 肌の表面は焼き付くようなチリチリとした感覚を伝えていた。 道化のメイクで隠していた火傷のような傷が生きているかのように痛みを発している。]
おぉお……うぉおあ……っ!
[全身を焼いた鉄針で刺されているかのような拷問じみた痛覚。 それに加え、内部はブリキでできているかのように動くたびに軋みを上げる。 ネイサンと名乗っていた伊座 寧々子は獣のような呻き声を漏らしていた。 それでも、彼女は髪を振り乱し、どこかへと必死に走る。]
はあっ…!はあっ…!うぁあっ……!
[剥がれ落ちた皮膚が粘土のようになって地面に落ちても、血糊が点々と後に続こうとも、彼女が走れる限り、どこまでも。]
(21) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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[―――そうして彼女は辿りつく。桜の大樹に。]
.
(22) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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ああ・・・ 生きてるならまた来るといい。 食事は出してやるよ・・・
[>>19出て行く水瀬を止める理由もない。 空しく響くチャンネルの話、俺はそのまま座っていただろう。*]
(23) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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西シェルターをね。 危ない事は止めておいた方が良いわよ?
[冗談めかしてそう返し。 相手も落ち着いてくれたならば。 一安心といったところか。]
……ありがとう。
またね?
[そう言うと、その場を去って行く。 そして、通信機を軽自動車に積み込むと。
どこかへと向けて走りだして行った。]
(24) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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……そうなんだ。名前通りだね。
[藍さんはまるで他の誰かのことみたいにメリーを語る>>+16 その意味を心を知ることは出来ない。でも、それでいいんじゃないかと思った。 そんな藍さんも、あのみょんこさんという不思議な名前の女の人も。 この世界ではそれでいいんだと。 ぼくは語られるままを否定することなく探ることもなく、相槌を打ったのだ。
いつかもこうして素直に言葉を受け入れたような、そんな気がしたのは錯覚なのかな。]
うん。ぼくも分からないや。 だからこっち側でも、後悔はないようにしないといけないね。
[確かに藍さんの言う通りだ>>+17ほくは頷いた。 魂だけの存在はきっと、不安定で儚いもの。その期限がいつかなんて誰も分からないのだろう。 だからどこかへ行くあなたを引き留める理由はやはりぼくには無いのだ。]
またね!
[大きく大きく、手を振った]
(+18) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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後悔かあ。
[そして幽霊の女達が皆去った崖の上 自らが口にした言葉をもう一度繰り返し、戸川は苦笑いした。
後悔がないことが幸せとは限らない。 恐怖を嘆きを持たず幻の中死んだ青年は、現実の中懸命に種を繋ごうとした男とは対極ともいえるかもしれない。 そして、同じ幽霊でありながら想う相手がいる女達とも離れた存在。
いや、戸川と似かよった者など果たしてこの世界にいるのだろうか。*]
(+19) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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またな。
[そう告げてしばらくはそのままの姿勢で彼女の吐いた血のあとを見ていた。
結局は何も抗うことは出来ずに滅んでいくしか見えない未来。 その希望が僅かだと言うことは気づいてた。 しかしそれがはっきりとわかれなどっと疲れが押し寄せる。]
(25) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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[芽桜の返答>>+14からややあって、そう、と静かに頷いた。]
桜の字が入るから。 そう、芽桜ちゃんは自分の名前、大切に思ってるんですね。
[わたしも、そうといえばそう――だけど。昔の、中学生の頃を思い出して小さく微苦笑した。]
……あ、ううん、なんでもない。 ちょっと黒歴史を思い出しちゃって。 でも、それもきっともうなくなっちゃったんだろうな。 わたしの家、南の火の向こうにあったから。
[だからきっと誰も知ることはないだろう。色々な空想や想像を書き付けた若気の至りのノートのことは。]
(+20) 2016/12/19(Mon) 23時半頃
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