人狼議事


270 食人村忌譚

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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 01時半頃


【人】 真剣師 鬼丞

 おう、たんと食ってもちっと太れ

[薄い茶を縁の一部が欠けた湯飲みに注ぎ、申し訳程度に誂えられた式台に置いた。
家は古くからあるが、板張りはリツの父が敷きなおしてくれた。
この湯飲みだって、かつて村人が作ったものだ。

名前や顔よりも思い出すのは、彼らの食感だったり匂いだ。特に、臭いものは覚えが良い。
思い出したそれを振り払うように鼻を鳴らした]

 まあ、こっちもすぐじゃあない
 先約がいるからよ、  あとで見てやるよ

[作業台に置かれた鉈を見れば、依頼主も知れよう。
お得意、と言っていいのかもしれない。
使用頻度、用途、どれをとっても江津子の使う刃物は村の何よりも切れ味を必要とする]

(8) 2017/11/23(Thu) 02時頃

【人】 巫女 ゆり

―― 回想 / 姉と私 ――

[仲の良い姉妹だった。
私はいつも容の後をついて回る子供だった。
同じ母から生まれたのが不思議なくらい
私たちは似ていない姉妹だった]


 姉さんの髪は、とても綺麗ね。
 ミナカタさんと同じ色。>>0:147


[子供ながらに、姉の透き通るような焦茶色の髪が
羨ましくて羨ましくて]


 どうしたら姉さんみたいな髪になれるの?


[そう言って母を困らせたりした]

(9) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[姉は私よりも早く「女」になった。
巫女の家系の女にとって
それは喜ばしいことだと聞いていた。
……だというのに]


 姉さん。


[姉は泣いていた。>>0:46
快楽ではなく、苦悶から。
隣室から聞こえる姉のすすり泣きの声が、苦痛の呻きが。
とても怖くて、怖くて。
私はずっと、姉の行為が終わるまで
自分の部屋で耳を塞いでいた]

(10) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[あの子に巫女は無理だわ、と。
母は冷たく私に言った。乾いた声であった。
慈愛に満ちた母の昏い一面を、
私は初めて見たのであった。

母には幾人もの子がいたが、
手元に置いて育てたのは女児だけであった。

今ならわかる。
母は“子”ではなく、“後継者”を育てたかったのだ。
巫女になれない子に興味はなかったのだ、と]


 母さん、大丈夫よ。私が巫女になるわ。


[そう言わないと、家族が壊れてしまう気がした。
私が巫女になれば、きっとこの神社に
姉の居場所を作ってあげられると思った]

(11) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[それは、思い上がりだった]

(12) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[母を食らった日。私が巫女になった日。
そして父とまぐわい、「女」になった日。
あまりにも、たくさんのことがありすぎた。

石動の温もりの残る布団に体を預け、
心地よい疲労と共に眠りについた。

そして部屋に射し込む朝日と共に目覚めた私は、
神社に姉の姿がないことに気付いた]


 ……姉さん?


[神社中を探す。
姉の部屋はそのままで、履物だけがない]

(13) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり


 姉さん。ねえ、どこなの。


[胸が苦しくて。心臓が張り裂けそうで。
夢中になって、裸足のまま境内を探し回る]


 いや。私をひとりにしないで。


[母はいなくなった。
姉まで私を置いていなくなるのだろうか]


 姉さん、姉さん、姉さん――……


[姉は、帰ってこなかった。
巫女の孤独を、私はこのとき知ったのだ]

(14) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

―― 現在 / 神社 ――

[姉の部屋は、ずっとあの日のまま。
いつ姉が神社に戻ってきてもいいように
掃除だけは欠かさず行っている。

写真立てに飾られた、白黒の写真。
幼き日の私と姉の姿が収められていた。
幸せそうな笑みを、浮かべていた]


 ……姉さん。
 この神社は、私ひとりには広すぎるよ。 


[また姉と一緒に暮らしたかった。
村の神は、私の願いを叶えてくれることはない**]

(15) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 02時半頃


【人】 真剣師 鬼丞

[リツを見送り、頼まれた包丁は隅に追いやって、
まずは、と鉈を仕上げることにした。
農具だってなんだって、刃物ならばなんだって研ぐ。
一番機会が多いのはやはり包丁だ。苦手なのは鋏だが、それはあまり頼まれない。
ほとんどが肉を切るためのもので、
そして、特別なのが儀式用のものだった。

それに伴う神社との繋がりは保ったまま。
先代当代問わず、身体を重ねたこともあるが、あれも丞にとっては研ぎの代償でしかない]

(16) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[―――さておき、
流しに置かれた野菜には、己のものではない畑から採れたものが混じる。
ある日「農家になりたくなった」>>0:220と言った少女の手は、遠目から見ればきっと変わらず細いだろうが、触れればその皮膚は大地の固さを知るだろう。

あの夜。
村にただならぬ気配が満ちていた。
もうすぐ巫女を食らえるという期待。熱。
新しい巫女を抱くという悦び。

鬼の一字を、朽ちかけた表札に掲げたこの家では、
静かに刃物を研ぐ音が響いていた]

(17) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[「好きな野菜は」、とあの夜、丞は容に問いかけた。
返答の有無に関わらず、丞は己の好みを口にする。
「柔らかい食感が好きだ、春の葉物が好ましい、部位ならば頬と舌が特に良いが葉物は肉とは異なる食感を得る―――」

そして、暗所にしまい込んでいた野菜をいくばくか籠にいれ、容に差し出した。また太陽の上っている頃に来い、と伝え、それまで手伝い程度しかしたことがなかっただろう神社の娘に、手が届くだけの知識を教えることとなった。

何のために米を、野菜を育てるのか。
生きるためか。 食べるためか。
それだけならばきっと、この村で今まで生きてはこれなかった。
特に、それが若い娘ならば。
少しばかりでも「好き」が加わればそれが理由になるだろう。
食べることが好きであれば、それは今日と明日を繋ぐ理由になる**]

(18) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【独】 真剣師 鬼丞

/*
ほんっとにいつもいじょうになにをいっているのか

なるほどさんじ

(-9) 2017/11/23(Thu) 03時頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 03時頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅―

[文をしたためようとしたところで、視界に手を振る姿>>0:237が映った
 手を止め、あの時>>0:55と同じように
 胸元で小さく手を振り返す
 『いんですか!?』>>0:238の問いかけに、
 もちろんですよ と微笑み返し、
 伝え聞かすは、忘れず添えた 件の言霊>>0:118
 ご飯はつやりと艶やかで 煮物もあぁまく仕上がって……]

いただいてばかりで、ごめんなさいね
舌の肥えているわけではありませんが、
私なんかの感想であれば、喜んで

[常と変わらず微笑みを送り、
 続く『よかったなぁ』の言葉には、ゆっくりと頷いた]

(19) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

料理にかける時間も気持ちも、
作る方>>0:233>>2の命の一部
注いでいただいた容さんの命は、とても尊いと思います

容さんの美味しいご飯は、私を笑顔にしてくれるんですよ

[そう口にする江津子の微笑みは、
 普段より深く 刻まれていた

 深々と頭を下げて、その場を辞する
 立ち去りながらも、ふと胸に去来する思い

 もし、ゆりではなくて、こんな容が
 あの広い社>>15を継いでいたなら、
 彼女はどんな巫女となり、
 村人たちを導いていたことだろう――――――――]

(20) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

 


     [だめ いけない――――――――]


 

(21) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[そんな仮定を、思い描いてしまったためだ
 油断した隙間に差し込まれる、二十余年も昔の記憶
 江津子の胸に抱かれた、赤子の女子(おなご)

 眠る彼女は、ミナカタとの交じりの夜に、
 眠っていた男子(をのこ)>>0:61ではない
 1人息子の大美(ダイミ)のことは、
 立派に育てて、独り立ちさせた
 村での一員として働き汗を流す、彼ではない

 江津子の育てた子供は『1人』――――
 産み落とした命は 『もう1人』――――]

(22) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―回想/二十余年前の神社―

女子(おなご)を、育てる自信がないんです

[眠る娘を抱きしめながら、『先代の巫女』に吐き出した
 彼女の腹部を見つめながら、ついっとその子を差し出した]

神様の、ご慈悲を賜りたく
この村で生きる女として、幸せになる術をお授けください

[赤子が火のついたように泣き出した
 江津子は目を伏せたままだった

 尊き巫女は頷いて、『引き受ける』旨を、
 約束してくれたのだった]

(23) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[誤解のないように、加えておきたい
 赤子を手放すその訳は、口にした理由、ただそれだけだ

 この地に生まれ、やがて土となり還る
 輪廻にとらわれたこの子の行く末に、幸あれと

 たった一度の交わりで、生を授かった私の子……
 『ミナカタの子』>>0:70に、幸あれと――――]

―回想/二十余年前の神社―

(24) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅から離れながら―

[その時分を生きた者なら、察する者もあろうけど、
 源蔵の帳簿>>0:167に描かれるには、
 時をさかのぼりすぎていたかもしれない

 赤子はすぐに亡くなって、ひっそり弔われていたかもしれない
 巫女が他の女から子を引き継ぐこともあり得れば、
 『約束』が遂行されていたかも、分からない

 これだけ近づいても、容がそうだとは、
 血を引いた子、『捨てた』子なのかは分からないし
 仮にそうだとして、なんだというのかも分からないけれど

 時折あの赤子と重ねてしまい、江津子なりの生きる術>>0:97
 伝えてしまうことも、まれにある]

ごぉろん ごぉろん ダルマさん――――

[懐かしい唄を口ずさみながら、歩みを進めっていった]

(25) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―丞の自宅―

[ここにたどり着いた時>>0:125には、
 戸を叩けど求め人は不在だった>>0:213
 鬼の一字に礼をして、鍵のない戸をあけて中を確認するも、
 がらんどうの研ぎ場が見えただけ]

よく、すれ違いますね

[機が悪いのか、相性なのか、こうしたことはままにある
 だから、幾度か行ったように、鉈と肉をその場に置くと、
 よろしくお願いします と呟いて、両手を合わせた

 そのまま自宅へととって返し、その夜は床についただろうか**]

(26) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 03時半頃


【人】 看板娘 櫻子

うん!
食べたいもの、いっぱいある、から。
いっぱい、お願いしたい!

[容の言葉に、元気良く頷く。嬉しそうに、それは嬉しそうに、いらえをした。続く言葉にも、元気良く頷く]

うん、早く、おうち帰るね。
ちゃんと、早く、おうち帰るね。

[容と娘とでしばしば交わされる約束、それが果たされるかは、五分五分だ。娘はともすれば何かに気を取られて、何かに夢中になって、ひたすら辺りをうろついたり何処ぞに居座ったりなどするし、ふと男に連れていかれる事も多い。
 母と二人暮らしていた小屋に、娘は今も一人住み続けている。容や、ゆりや、村人達にかわるがわる世話をされて、今もようなく、暮らし続けている**]

(27) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

【独】 亡命同盟 エツコ

/*
HA-HA-HA-!!
なんか読んでいたら広がってって、振っちまったぜこの縁故
……といっても、本当のことは誰にも分からない、ってのもいいかなーとか
ゆりさん―容さんの姉妹ロールにどう影響するかどうかが、ちょい心配だったけど

(-10) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

【独】 亡命同盟 エツコ

/*
とりあえず、リツさん―志乃さんの関係がちょいくすぐったい感じでソワソワと

それでは、おやすみなさい

(-11) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 03時半頃


【赤】 FSM団 ミナカタ

    ー        −

[母親は『捨てた』つもりか『預けた』つもりか。
表向きは薬師の継承者になり得ると踏んで任せた子供。

しかし最初から、母親の罪を識っていた薬師は
罪人に己の種を撒き新たな罪を産ませていた]

 せんせい。何でミナカタって言うの? 
 名前はどうなるの?

[問うた記憶の中の返事はいつも同じ]

(*6) 2017/11/23(Thu) 07時半頃

【赤】 FSM団 ミナカタ

『ミナカタは“皆を騙る”からさ。
わしたちは村人の命を助けもするし、殺しもする。

膨れ上がって立ち行かぬようになれば村は滅びる。

必要なところを間引いてやるのもお役目だ』

[その意味を知るのはもう少し先。
夜中に訪れる患者はいつも女。
切々と涙で語る物語は似たり寄ったり、結末も。

鬼灯から作った堕胎の妙薬。
堕ちた子供は何処へ流されていったのか。

源蔵が成長せぬのはきっとああやって消えたからだろう]

(*7) 2017/11/23(Thu) 07時半頃

【赤】 FSM団 ミナカタ

『わしらは代々村人皆を騙って生きていく。
名前など必要ない。

村の闇の1つに生きるのに、自分など必要ない。

 不要だと思ったら間引くのも大事なお役目』

[酒を飲むと豹変する先代は嫌いだった。
そしてそれ以上に自分自身が嫌だった。

自分の為に生きることも出来ず、
村の為に名も棄てて、村の為に村の為だけに生きるなど。

不要になった者を間引いて良いと言われて。

最初に間引いたのは先代だった。

まるで抑え込まれていた蓋が一気に開いた解放感。
誰も知らぬ昂揚は誰かに教えずとも良いものか。
独り抱えたままで良いものか]

(*8) 2017/11/23(Thu) 07時半頃

【赤】 FSM団 ミナカタ


[──────そんな事すら判らぬほど。

 罪を犯す果実は計り知れぬほど甘いのだ**]

(*9) 2017/11/23(Thu) 07時半頃

【独】 薔薇∴十字 ススム

/*
あれ、ごめん
あれ?
狂人どっちだ

(-12) 2017/11/23(Thu) 08時半頃

【独】 薔薇∴十字 ススム

/*
しかしまあ
おとこくせぇ赤だな

(-13) 2017/11/23(Thu) 08時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

―   ―
[まだ幼かった頃の事だ。
風呂敷を手に、ススムが一人置き去りにされた家を訪れる姉妹が居た。
中身はその日によって様々で
いびつな握り飯だけの事もあれば
たくあんが添えられていた事もあったり
豪勢にも副菜がついて来たこともあった。
幼い頃のススムは、その出所を気にする事もなく
ただ貰える食事に感謝するばかり。
いる姉、ゆり姉と慕っていた>>0:111のは昔の話。

成長するにつれ
差し入れられるものの裏に、人間模様が見えてくる。
種馬として育てようという打算
責務を果たしているという偽善感
――世話焼き筆頭だった彼女らの裏までも、勘繰りそうになったころ]

(28) 2017/11/23(Thu) 08時半頃

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イルマ
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櫻子
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イスルギ
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鬼丞
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ミナカタ
4回 (8d) 注目

突然死 (0人)

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