222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】
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[目を閉じて、友の姿を思い浮かべる。 どんな最後だったのだろう。 悔いは、残らなかったろうか。
思いを馳せる自分に、村人は尚も続ける。]
「この屋敷で死んだはずの娘が生き返ったらしい。 見た奴がいるんだ。歩いてるのを。 化け物だ、そいつこそ人狼の親玉だったんだ。」
[青年は、まざまざと思い知る羽目になる。 己の犯した罪を。安易な逃避を。
全身から血の気が引いていく。 早く、早く彼女を安全な場所へ逃がさなくては。 出来ることなら、もうこの村を発っていてくれたら…
そう頭で願いながら、彼女の身の安全を第一に考えたいと思いながら、それでももう一度逢いたいと願ってしまうのは、どうしようもない自分の弱さ。]
(79) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時頃
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[レティーシャを抱きしめて、彼女が溢した声。
そういえば、あのときも。同じような寝言を聞いて、少しほっとしたんだった。]
……………
[繋がれた手。きっと、いつもなら、それに気付いたら、すぐに離してしまうのだろうけど、今はそれを受け入れたまま。
頑張ったという言葉を聞いて、視線は自分をみたまま。
ぎゅっと、その手を握った。]
(80) doron 2015/04/27(Mon) 21時頃
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………え……? あ、あぁ。
[そうして、もう一人のレティーシャへと近づき、名前を呼んだだけなのに、お礼言われて、驚いて。]
…………それ、言わなきゃいけねぇの、こっちだっつーの……馬鹿。
[そういって、ぷいっと、そっぽを向いた。
……いくら、ちょっと弱ってるとはいえ、
傍にいてくれて、ありがとう、なんて言えるわけがない。]
(81) doron 2015/04/27(Mon) 21時頃
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[二人についてきて貰った場所。血が滲んだ扉の前]
…………え……?
[ううん、行くよ。
扉の先へ踏み出そうとして、その言葉に止まる。]
………………っ
[再び繋がれた手。その手を見て、
もう片方も繋がれたのなら、驚いて、顔を上げて。
「二人」を交互に見て、レティーシャが笑ったのなら、]
………………かっこわる……
[俯いて、そういって。 だけど、この手と、笑顔に震えはいつの間にか止まっていて。]
(82) doron 2015/04/27(Mon) 21時頃
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……が……と。
[顔を俯かせたまま、すごく、すごく小さく言った、ありがとう。
そうして、扉をすり抜けた。]
(83) doron 2015/04/27(Mon) 21時頃
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―― 翌朝 ―― [ヤニクとフランシスカの遺体は埋葬された。 人狼の死体を一緒に埋めるなんて!と心ない言葉が飛び交い、危うくその身体は口にするのもおぞましい方法で亡き者にされようとしたのを、 もとは彼らも被害者だと、祖母に頼んで村の皆に伝えてもらい何とか食い止めた。 自分を、人狼を倒した英雄かなにかと勘違いしている数人の村人が、取り持ってくれたおかげだ。 皮肉なことに。
墓地で聞かされたマーゴの噂話は、さらに変化を極めていっていた。>>29ここまでくると、人間の想像力には本当に恐れ入る。
人手が足りず、そのままになっていた遺体も、騒動が落ち着いたために村人総出で埋められた。青年はもう一度、この騒動で死んでいった人々の墓を順番に回って。
自分はここで、この死んでいった者たちの思いを背負って、生きて行かねばならない。
その傍らに、彼女はいないだろうけれど。でも。]
(なんだか一生分愛した気持ちだ)
[この青い空の続く場所で、生きていてくれたら、 それでいい。 一晩哭き続けて、そう思えるほどには落ち着いたと思っていたのに。]
(84) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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―― 薬屋 ――
ぁあいあ…
[習慣というのは恐ろしいもので。喋れないとわかっているのに口に出して挨拶してしまう。
とにかく疲れた。 人の死は何度経験したって、心が重い。 ましてその中に、直接的ではないにせよ己の手で命を奪ってしまった者たちがいれば、尚更。
物音に気付いて駆け寄る気配は、祖母だろうか、それにしては軽い音――――]
ッ……!?ぁー、お!?
[傍まできて、心配そうに覗きこむのは、恋い焦がれた少女の顔。少し垂れた目。長い睫毛。赤い頬。 添えられる手から伝わる、体温。
ただそれだけなのに、涙がこみ上げる。]
(85) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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………っ
[扉の先は酷い有様だった。真っ赤に染まった床や壁。 飛び散った血で赤く染まった「ピュアブリス」。
でも、そこにあるであろうものがない。
だけど、それはすぐに見つかった。すぐ、傍にいた。
すり抜けてしまったから、わからなかった。 扉の前。そこで横たわっている。]
……母さん。ねーちゃん。
[レティーシャの手から、するりとすり抜け、三人の元へと。そこで気づいてしまう。]
(86) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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……何やってんだよ。
[扉にべったりと、血がついていたから、きっと、本当はそこにいたんだろう。
それが意味することは。]
…ほんと………
……ばっかじゃねぇの……
[自分が逃げている間に、守られていた。 守られていたのに、死んでしまった。
しゃがみこんで、触ろうとする。
手はすり抜けてしまい、びくっと止まる。]
(87) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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………っ
[触れない。どうして、涙は出ない。
逃げないと決めたのに、どうして、そうさせてくれない。
やっぱり、これは夢なのかもしれない。そう考えてしまい、レティーシャをみる。]
………
[嫌だ、レティーシャが夢だなんて思いたくない。
頭を振って、立ち上がる。レティーシャの元へと、戻ろうとして、]
(88) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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(何故ここに?どこに行ってたの?噂話は知ってる?早く逃げなくては駄目だ)
[伝えたいこと、訊きたいこと、いっぱいあるのに。 それをすぐには形にできない。 もどかしげに眉根を寄せたら、きゅっと身体に加わる優しい圧力。>>45 無言で寄り添う体温に、心が悲鳴を上げた。
自分の幸せは、今、目の前にある。 確かにそう言える。]
(89) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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「ダイちゃん」
[声が聞こえた。振り向けば、そこに母親が立っていた。]
………か……
[母さん、と呼ぼうとして、遮られる。]
「ごめんね。ちょっと、母さん、あの人に用があるから。もう少し待ってね。」
[そう言って、母さんが、親指でびっと指した先。]
………
(90) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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[げっ、という顔をした父親が立っていた。 隣には、女もいて。]
…………分かった。
[そういえば、母さんは、にっこりと笑って、父親の元へ。]
(91) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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「さて、ダイちゃん。あと、レティーシャちゃん」 「あんたたちには、私達から言いたいことがあんのよ。」
[後ろからの声、がしっと、掴まれた肩、]
……え……?って、うわ…!!
[おもいっきり、レティーシャのところへ、押され、ぎりぎりで止まって、振り向いた瞬間。]
(92) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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「「よく、頑張りました!!」」
[ぎゅうううと、抱きしめられた。二人のレティーシャも一緒に。]
……やっぱり、ばかじゃねぇの。 お前らも、ねーちゃんも。
[そう言って、今度は自分からレティーシャの手を握って、少しだけ笑った*]
(93) doron 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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[でも、そんな幸せなひと時も、 やがて彼女の言葉で終わりを告げて。
わかっていた。 むしろそうすべきだと、願ったのだ。生きていてくれさえすればいい、だから、傍にいられなくても、と。
なのに、今、彼女の口から「この村を離れることになる」と聞くと、すぐにでも行かないでくれと縋ってしまいそうで。
青年は彼女を抱きしめる腕に力を籠めることで、耐えた。撫でられる頬。>>46こうされることが好きだと気付かせてくれたのも君なのに。
腕から離れ、彼女が運んできたバッグを見つめる。 これが旅支度だと伝えたいのだろうか。 けれど開けて中身を確認してそうではないと理解した。]
(どういうこと?)
[こんなにもたくさんの装飾品、初めて見た。 貧しくはないが決して裕福でもない生活を送ってきた自分とは無縁の代物ばかりだったから。]
(94) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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/* 邪魔なものか!一人じゃなかったとしって嬉しかったぞ!(ぎゅううう
そしてまだ続くんだ
(-384) matsuko 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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―平行世界>>-375―
ふふ、褒めてくれて、ありがとう。 ずいぶん口の悪い男なのね?
[好きな子程いじめるタイプだったりして。 お年ごろの男の子の顔がいくつか浮かぶ。]
本当に? ええ、すぐいってらっしゃい。 ……気に入ってくれてよかった。
[レティーシャの染まった肌を白いワンピースと帽子が一層引き立てている。貴重で、美しい光景。]
それじゃ、わたくしは失礼しますね。 うまくいく事を祈ってますから。
[彼女の気が変わらないうちにお暇を。 お茶のお礼を言って、レティーシャを見送って、その背中を少し寂しげに見つめた**]
(-385) azubu 2015/04/27(Mon) 21時半頃
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/* 実は見てた勢。 パラレルのレティーシャはダイミ君とこにむかえたようです。
フーゴさんしばかれたおすんだろうなぁwww
(-386) azubu 2015/04/27(Mon) 22時頃
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[彼女の言う、「譲ってほしいもの」。
なんだろう?
これだけの価値に見合うものが、この家にあっただろうか。 身体で払うなんて、女の子が口にしていい言葉じゃない、そう嗜めようとしてもきっと伝わらない。 紙とペンはないかと、きょろ、とあたりを見回す。
けれど、それはかなわない。
彼女が紡ぐ言葉に、あっという間に己の心が絡め取られてしまったから。
彼女の「譲ってほしいもの」。 それが自分自身だとは。]
(95) matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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サイラスは、ノーリーンさんにもぎゅうう
matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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[そうしてもう一度抱き締められた。 情けない自分は、うまく反応できなくて、棒立ちのまま。 近付いてくる彼女の顔に、口付けを期待して瞼を伏せれば、一向に柔らかい感触は落ちてこず。 かわりにふんわり鼻を掠める彼女の匂いと、ふに、と感じる頬の柔らかさ。
嗚呼、神様。 俺は、幸せになってもいいのでしょうか。 犯した罪の償いは、幾らでもします。
だから、どうか。 彼女を俺から奪わないで。]
(96) matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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/* この後、きっとダイミの本当のお母さんも出てきて、 あと、いろんな村に弟や妹ができていることが判明します。
と、いろいろ考えてはいるけど、これやっちゃうと、 ひたすら遊びに走っちゃうので、自重…!
(-387) doron 2015/04/27(Mon) 22時頃
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/* パラレル世界のせいでな。いろいろ想像しちゃって、もう仕事にならなくてさ。
いや、もう、にやにや、ずっとしてるんだけど…… ただでさえ、ずっとにやけてるのに、にやけ時間二倍になった。
レティーシャ可愛い。好き。大好き。
(-388) doron 2015/04/27(Mon) 22時頃
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[信じられない思いで、彼女の愛の告白を聞く。>>48
馬鹿だな、マーゴ。 俺はもうとっくに気づいていたよ。
俺の幸せは、君の傍に在る事だって。
出逢ってから、随分遠回りをしたけれど。 こうしてまた巡り合って。
もう、手離さない。 誰にも、渡さない。
重ねられる唇は、甘く。甘い。 自分の教えた口付けを、繰り返す彼女が、ただただ、愛おしい。 離れた彼女の、視界いっぱいに広がる幸せそうな微笑みは、この世で見たどんな芸術品よりも美しく。
きっと一生、忘れられない。]
(97) matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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/* >>-387 やっちまえYO
(-389) azubu 2015/04/27(Mon) 22時頃
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[ふわふわと空気をいっぱい含んだ髪を、ゆっくり梳きながら、こちらからもう一度唇を触れさせて。]
( あ い し て る )
[ひとつひとつ、大切に口の形を作りながら 己の想いを伝える。
ずっと、君の傍にいる。
にこりと微笑んだ瞳からは、ぽろ、と涙が零れた。**]
(98) matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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/* >>-389 (力強く頷く)
(-390) matsuko 2015/04/27(Mon) 22時頃
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[小さな声を拾ったら、ちょっと微笑んだの。 中に入れば直ぐに3人の姿。でも、ダイミ君は気がついていないみたい。
口に出したらいいのか、どうなのか分からなくてちょっと待つの。
ダイミ君が気がついて、向かおうとしたのが分かれば少し手を緩めたよ。でも、何か言うことは殆ど出来なかったの。
ただ、ただ。]
ありがとうございます…護って、くれていて。
[そんな言葉が、口につくだけ。]
(99) Kirito 2015/04/27(Mon) 22時頃
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……どういう、事なの。
[ダイミ君のお母さんが彼を呼ぶのが聞こえる。 そして、彼女が指差すのはどうやらお父さんらしき人で……そして隣には女性?
えっと……修羅場なのだろうか。勿論、口には出さないわ。 そうしていたら、今度はダイミ君のお姉さんが出て来て彼を押すの。「私」と2人で受け止めようか、と思ったけれどその直前で止まったみたいで少しほっとしていたら。]
……!
[重なる声と共に、抱きしめられていた。]
(100) Kirito 2015/04/27(Mon) 22時頃
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