162 絶望と後悔と懺悔と
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うん。
[呆然とした表情を見返して頷く。>>204 周の名乗りがここまで届けば、帰結はいずれ明白。
キャロライナは自分を置いて行かなかった。 間違えた道のまま、間違え続けて孤児院に帰るまで、 正しさに引っかかって歩みの遅い自分を、 置いては行かなかった。
自分が躓く場所を、誰かが上手に跳び越えて行くのを]
(205) 2014/02/15(Sat) 05時頃
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吸血鬼が人間と一緒に居ちゃいけないの? 家族と一緒に暮らすのがそんなに悪いこと? 生きて、もう一度会いたいと思う事すら歪なの?
僕たちは……僕は、
(*86) 2014/02/15(Sat) 05時頃
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[呑み込んで]
お願いを変えるよ。
一緒に来て、もう一度家族になって。 それが嫌なら君の事も殺す。
[もう、正しくなくて良い**]
(206) 2014/02/15(Sat) 05時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 05時頃
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[正しいと信じて真っ直ぐ突き進んでいたあの頃。 間違えているなんて思わずに歩いていた。
歩む速度は違っても、明之進がついて来てくれると信じていたから、真っ直ぐ進んだ。 無茶な道を歩いても、一緒なら平気と思っていた。 一緒にいれば、何でもできると信じていた。
信じていたんだ。同じ道を歩いていると。]
(207) 2014/02/15(Sat) 05時半頃
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誰を……なん、で。
[頷く明之進>>205が、別の人間に見えた。 何もおかしくはない。 自分だって、さっき家族を殺したと言ったではないか。 何もおかしくはない。
抜けそうになる力を、歯を食いしばって堪える。 泣くのを堪えれば、歪む表情。]
なんで。
俺たち、まだ家族だろ? 一度も止めた覚えは無い。
[互いに家族を殺したと言っているのに、まだ家族と言えるのだろうか。 分からない。分からないけれど、思いはやはり変わらない。]
(208) 2014/02/15(Sat) 05時半頃
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だから、こっちに来い。 俺は、お前に殺されない。 お前を殺さない。
一緒に、帰ろう。頼むから。
[其方に行く選択はできない。 だから、お前が来い、と。
甘い考えだと分かっている。
目の前が滲んで。歪んで見えていた。**]
(209) 2014/02/15(Sat) 05時半頃
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後悔?どうだろう…。 もう、自分で決めたことに後悔はしたくないけどね。
お前とサミィが死んだら多分凄く後悔する。
[だから死なないでほしいとは伝わってほしいものだ。 きつく縛られた包帯に思わず声が出た]
って、痛ぇ……いたい、真弓。
[昔周と殴り合いして、こんな風にお小言貰って包帯巻かれたこともあったな、とふと思い出した]
(*87) 2014/02/15(Sat) 07時半頃
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― 補給基地 ―
[すでに周囲は守護部隊の死体が散乱していた。 以前の刀よりも、切れ味は鋭くなっていて。 それが速度重視と言うホリーの戦闘スタイルと噛み合っていた。
しかし、いくらこの程度の相手を切り殺しても。 左手の疼きは押さえられない。 あの時の2人、特に苗刀を使っていた男……津久居 安吾の姿を混戦の中で探して**]
(210) 2014/02/15(Sat) 07時半頃
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─真弓が退出した後>>*83─ 「しょうがないこと」 (>>98それは都合の良い言い訳だ)
「おまーが好きだった」 (>>99あぁ、俺もお前が大好きだよ)
[置き去りにされた折鶴>>*83、手にして見つめる。 友人が興味を示す真弓にすら、一度は嫉妬したくらいだった。 サミィが蹴り上げた腹のあざは持ち前の回復力で既に治っていたが血だけが止まらない。
真弓が部屋を辞してから暫くたった頃、 久しぶりに泣いた。声を殺して。
あの頃に戻りたい。 いつ?いつでもいい。後悔しないで済む頃に。
潰れそうな心中は始祖が始める遊戯への前菜程度にはなっただろうか*]
(*88) 2014/02/15(Sat) 08時頃
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あれだよ、ともだちに彼女できたら疎遠になるとかあるじゃん?それそれ。
こんかいはじゅんすいにゆうぢょうです。
(-90) 2014/02/15(Sat) 08時頃
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真弓とサミィがゴールインするならスピーチさせてくれ。
(-91) 2014/02/15(Sat) 08時頃
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や、そろそろ俺ウザいと思うので はよう墓下行きたいんです…お願いします墓下いかせてぇえええええええ!!!!!
首斬られて他の兵士ドモの群れのほうに飛んでいっちまって結局首は拾えないとか 拾えてもふまれまくってぐっちゃぐちゃになって顔判別できないとか、
そこらへんの描写はさせていただけるのかな!(るんるん
(-92) 2014/02/15(Sat) 08時半頃
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/* 吸血鬼にならないとか、散々言っているのに、 何でそーいう選択をするんだろうって、 思われてませんように!
心の葛藤がテーマだしと、もごもご。 多分大丈夫だとは思うんだけど。
(-93) 2014/02/15(Sat) 12時頃
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[>>187金色の鬼はサーベルを抜刀することなく 無手のまま悠然と周へと臨む。 それは檜江の時同様、敵手を戦士として認めた証だ
――――。
[その流儀を知る由もないが、 圧し潰されそうな程吹き付けるの鬼の王の覇気は、 自分をただの虫螻と侮るものではないと、 獣の本能で理解する]
(211) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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>>196>>197>>198
[しばらくはそのまま声は発しない。 離れることもできない。
マユミの手には血濡れの刃があることを知っている。 それでも、駄目だった。 離すことができない。
ただ、もう、頭が真っ白になっているのがわかってて、 一番適した表現があるなら、上せている。 閉じていた目を開けると、こちらを見上げてくる眼差しが、明らかに熱をもって、 願っていた笑みなどそこにはないのだけれど、
きっとこちらも見つめる眸は、曇天の雲のような灰色。 笑みではなく、寄るのは眉で。]
(212) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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――……マユミ
[やっと絞り出した声は、やはり掠れて]
おでは……。 お前が
好きだっだんだ…。
[それは、5年前、空気に乗らない声で呟いたことと同じ]
すまながっだ……。
[謝罪は、マユミをあの時助けられなかったこと]
ありがどうだ……。
[そして、助けてもらったことへ対して]
(213) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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――……そして、今でも、 好きなんだ……。
[溢れてくるものは止められない。 忘れようとするのではなく、押し込めようとした想いは、
それでも、姿を見てしまえば、もうとめどめもなく。
その刃が己を引き裂いても、もう構わないと思うくらいに**]
(214) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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/*
マユミの前では骨抜きの駄目な子でした。 蹴り飛ばして他にいってもいいんだよ。
というか一度会えたから、もう、贅沢はいわない。
(-94) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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[低い踏み込みからの抜き打ち。 鞭剣ならば充分な距離でも、匕首の刃では届かない。
あと、数歩――その僅かな距離が、鬼を相手取るには遥かに遠い]
――……。
[身体ごと、ぶつかるほどの勢いで正面から駆けていく。 それは無謀な突撃に見えたかも知れない。 けれど――零瑠の得物の間合いに入る直前、踏み込む方向を変え、そのまま体を外側へ流そうとする勢いを掴み。
くるり、半回転――舞うように詰襟の脚へと匕首を振るった]
(215) 2014/02/15(Sat) 14時半頃
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/* ドス持ってる子は色ボケ中です。 自覚はある。
ただ、周周辺は赤がどういうつもりなのかよくわからなくて、 どう触ったらいいのか。
(-95) 2014/02/15(Sat) 14時半頃
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[振るわれた一閃は、そのまま次の動作への布石となる。
零瑠に届いたのなら、今度は金色の鬼へと刃を振るうために。 及ばないなら追撃を打ち込み、黒衣の鬼の機動力を削ぎ落とそうとする]
(216) 2014/02/15(Sat) 15時頃
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[並みの鬼なら、まともに相手取ることも難しい 緩急を付けた踏み込みと、足捌きからの変幻自在の斬り込みは 金色の鬼の眷属たる零瑠にも通用するだろうか?]
――――。
[周の攻撃を支える歩法と体術は、 鬼を討つ為の人の武の精髄。
五年という歳月では、その深遠を極めるに足りないが 未熟さを執念で補い、ひたすらに金色の鬼へと手を伸ばす*]
(217) 2014/02/15(Sat) 15時頃
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─ 補給基地襲撃前 ─
[民家の窓から射し込む光は紅から蒼へ。 日没が近い。 基地の襲撃が近いという安吾に読みには絢矢も同意だった。 急いで基地へ向かわなければ。
小袖を身に付けながら頭にチラつくのは今しがた見た夢。
一つ目の夢は、慣れたもの。 隊舎で鏡を覗くたび、日毎に母に似て来た貌が 鏡に向かう己へと、贖いを遂げよと囁くから。
でも──次の夢は。]
(218) 2014/02/15(Sat) 15時頃
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[幼い零瑠は女顔だった。 優しげで果敢なげで──父を彷彿とさせるところなど。
でも、もし。 彼が成長をし、男性らしい輪郭を備えるようになった。 どこか──]
……。
[──莫迦な。
帯をきつく締め直し、益体もない考えを締め出す。
夢はきっと予兆。 これから彼らを討つ自分が見ることになる光景の──。]
(219) 2014/02/15(Sat) 15時頃
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[繰り返し見た夢。
夜桜舞う庭園に 転がる首がむっつ。
並ぶ十二の瞳の前で、最後に刃が貫くのは──*]
(220) 2014/02/15(Sat) 15時頃
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─ 補給基地 ─
[月が高い。 ガス灯の灯りより冴え冴えと足元を照らしている。
近付く基地からは喧騒が聞こえている。 剣戟の交わる苛烈な音も。
戦いは既に始まっていた。 遅れた自分を責めるより先にやることがある。
小袖の他に身に付けるのは 膝上までの靴下と深めに巻いたストール。 どちらも黒で、膚の露出を減らす。]
───。
[夜陰に乗じて敵の背後より近付き、心臓を突いた。]
(221) 2014/02/15(Sat) 15時半頃
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[無理を通して休みも取らずに駆けて来た。 先に帰った安吾にも、そうは遅れていないだろう。
明るすぎる月の光は、隠密行動には向かない。 数匹を気付かれる前に葬ったところで他の鬼に気付かれた。 隠れるのを諦め、二刀を抜いて走り出す。
理想とする型を正確になぞった 流れるような小太刀の軌跡が駆け抜けた後には 腕や足を切り裂かれた下級の鬼達の呻きが残る。
一匹一匹息の根を止めるより 機動力を殺し武器持つ腕を殺し捨て置くことを選んだ。]
(222) 2014/02/15(Sat) 15時半頃
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和算家 直円は、メモを貼った。
2014/02/15(Sat) 18時頃
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/* 唐突ですが、アマネのテーマ曲はこんな感じで。 http://www.youtube.com...
……まんまですが。
ミナカタチップだと、あまりにヤクザ過ぎですが、もしアカリを使っていたら頑張って調べて、広島弁で喋らせたかったなあ。
そんな妄想。
(-96) 2014/02/15(Sat) 18時半頃
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……何をやってるのだか。
[吸血鬼の数が減っている事を感じ取り。 それでも、自身の眷属や理依達トルドヴィンの眷属がやられた様子は今は無い。
つまりは、古参の吸血鬼が次々と倒されているか。 或いは殺されないまでも戦闘能力を奪われている。 左腕の傷がまた疼いていた。
この疼きを止める方法など分かっている。 原因となった相手を殺せば良いのだ*]
(223) 2014/02/15(Sat) 18時半頃
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/* ん……ホリー様来る? あんまり関わりたくないな……逃げるか。
(-97) 2014/02/15(Sat) 18時半頃
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