204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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――…ノックスがラルフを殺したなら 彼から全てを奪ってしまうか。
[ノックスにとって一番残酷な方法を考える。 けれど同時にノックスを喰らってやりたいと思う。]
何か、手伝えることは?
(*23) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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―居間―
……ちが、……違うんだ、 フィリップが、したんじゃない、違うから
[ 誤解されては、――と、言葉を向けられる前>>184. バーナバスに言い募る。ふらつきながら立ち上がり、両手を庇うように広げたのはラルフの遺体を守りたいからでもあった。 ドナルドの祈り、>>183耳にすれば余計に。]
……ラルフ ラルフが、殺され、……――
[ 先は、声にならなかった。 ]
(189) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[フィリップの言>>188も獣の感情が理解を示す。]
――……。
[わからなくもない。 言うは易いが紡がずに]
ラルフは人間のようなありかたを否定してたか? ひとらしい営みをしたくないと言ってたか?
[やだ、と紡ぐ彼はこどものようにも見えて]
お前さんの保護者は ひとでいることの苦しみしか教えてくれなかったのか?
(190) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[怒り……憎しみ そちらへと思考を向ける それ以外の 人間らしい 感情なんていらない]
ーーーうん……ニコラは 本当は どうでもいいんだけど
………………ノックス 足止め あの三人で 一番 腕力あるから……
(*24) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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ノックスが――… ラルフを殺した。
怪我して弱ってたラルフを、殺したんだ。
[フランシスの言>>189をドナルドの言葉で補う。 問う細工師>>184をちらとみて、またラルフに視線戻し。]
(191) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 22時半頃
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――…一度に全部失えばいい。
[それだけの憎悪を向けるには十分なほど ラルフは大事な者であった。]
足止め、ねぇ。 まあ、おれはこの衝動を向けられる相手がいればいいンだが。
(*25) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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ーーーーーーーー言ってない そんなことないーーーーけど
[降る言葉にうなだれる]
でも もう 無理 辛い 怪我してないのに………………痛いっ 独りで 寒いのーーーもういやだっ けど ラルフも ホレーショーももいないっ
[ラルフの 頬にふれていた その指 握りしめる また新しい 血の香り]
(192) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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痛い やだーーー痛い 苦しいーーー苦しい
(*26) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[殺したのはフィリップではない。>>189 同行者の死に蒼白になりながらも、ようよう言葉を紡ぎだすフランシスの言葉に偽りは微塵も感じ取れなかった。
殺された、と紡ぐ声を補うように横から途切れがちな声も。>>191]
ノックスが…
[衝撃がなかったわけではない。 だけど。
おそらくは、ディーンを喰らったであろう、ニコラの何も変わらぬ微笑みを思い浮かべれば、それは何故かひどく得心のいくことで。
信じたくない、と聞きたくないと叫ぶ声はあるのに。]
(193) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[違う。 信じたくないと、聞きたくないと思いながら。 ノックスの連れが歪んでいることをうっすらと感じとりながら。
幼馴染がそうであって欲しくない。その存念だけで目を逸らしたのだ。]
(194) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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痛いとか苦しいとか それから逃げてちゃダメだろ。 痛いことも苦しいことも避けきれない。
慣れろとは言わねぇが――… 逃げてるばかりじゃ大事なものを失う。
[痛みと引き換えにした平穏も 今は大事なものと引き換えにして。 その大事な者も物言わぬ姿になってしまったけど。]
(*27) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[復讐が救いとはならないことを知っていて それでもおさまらぬ感情にゆさぶられる。]
(*28) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[人らしい感情 深い哀しみ 獣だから 切り捨てようと しながら
聞こえることへの それに共感の頷き 全てを失って すべて すべて
そのあと 聞こえる 相手が 衝動のまま食らっても 獣である彼は 頓着しない]
(*29) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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――フィリップ……
[うつむいたフィリップの頭を撫でようと手を伸ばす。
けれど、触れることなどできるはずもなくて]
いいよ、食べたかったら、全部食べていい。
[哀しいことを言うフィリップ>>192にささやく。 痛みを伴うかのような“思い”に、瞳を伏せた]
(+25) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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もう 大事なものなんてないーーー!!
一所懸命 苦しいの 我慢しようとして 寂しいの我慢しようとして なくなったのに
何があるの なにもないよーーー
[大きな暖かい手も 穏やかな春の日差しも]
(*30) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[ ドナルドが、 足らぬ言葉を付け足した。>>191 同時、たかぶる感情に我知らず目の奥が熱を持つ。
くさる。 もったいない。 フィリップは謂うけれど、 フランシスには――より人に近く在ろうとし続けた彼には、できそうもなくて。抑え込まれた獲物は、低く哀しみに唸りを上げるようだ ]
――、……っ、起きたら、居なくて おれが、みてれば、こんな……ッ
[ フィリップが、痛みを吐き出すように声を上げた。 ラルフの名前だけでは、なく。
目を瞠り、振り返る ]
(195) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[項垂れたフィリップの様子>>192に隻眼を眇める。]
言ってないなら残しといてくれや。 ラルフがどうあっても ひととして一緒に旅してきたんだ。 ひととしての眠りもあいつにやりたい。
[ラルフが何を望むかはしれない。 フィリップに全て喰われることを望むかもしれない。 それでもドナルドのひとの部分が ラルフにひととしての最期を、と望む。]
痛いのはそれだけ大事だったからだろ。 寒い時は身を寄せ合えばいい。 お前さんが本当に望むなら ひとりきりじゃねぇはずだ。
(196) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[獣の慟哭が響く。>>188]
人間でも獣でも苦しいんだよ、この馬鹿。
[思わず、言うはずのなかった言葉が唇の端から落ちた。]
好きな奴が、…大事な奴がいなくなったら人間だろうが獣だろうが死にそうに痛いし辛いんだよ。 だからって獣みたいに行儀悪くすんのが当然とか思ってんじゃねえ。
[痛みを呼び起こす叫び声に眉を寄せた。>>192]
食ったって…一緒にいられるなんてのは錯覚だ。他の食いもんと同じだ。血肉を分けて永遠に、なんていられねえんだよ。
(197) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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フィリップは、項垂れているのでフランシスが振り返ったことに気がつかない
2014/11/22(Sat) 22時半頃
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大事に思ってるお前さんが、貶めるようなマネはすんな。
[責める気も言い聞かせる気も一切ない。 ただ、自分の痛みを重ね合わせただけの言葉。]
(198) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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[死んだはずなのに、意識はあって。
死んだはずなのに、まだ、“思い”を感じることができて。
ただ、その痛みに、ほろほろと涙がこぼれる]
……
[己の、おろかさの結果をただ見ているしかできず。 フィリップの思いも、ドナルドの思いも、 伝えたい言葉はあっても、届かない]
――いたい、ね……
ごめんね……
(-56) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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――……。
[バーナバスの反応>>193に目を眇める。 プリシラの保護者でありアミュレットの製作者。 思いのほか薄い反応。 大人ならば、しかと受け止めてくれると思ったのは子供だから。 けれど仮令目を背けたとしても責められはしない。 ひとはよわいことを知っている。 ひとはずるいことも身をもって知っている。]
(199) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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大事なものはいずれ見つかる。 生き続ける中で出会うもんだ。
お前さんだって、此処でラルフと出会ったんだろ?
(*31) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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トレイルは、ニコラスに少し迷ってから頷く。何も食べていないのだ**
2014/11/22(Sat) 22時半頃
トレイルは、ただし、生肉はきっと、口にしても吐いてしまう**
2014/11/22(Sat) 22時半頃
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……フランシス……
[心配性で過保護な保護者が、自責の言葉を紡ぐ様子に、小さく名を呼ぶ。 いつもいつも、心配をかけては小言をもらっていて。
結局、こんなに悲しませている]
ごめんね、フランシス……
ドナルドも……
[人として眠らせようとしてくれるドナルドの思いが嬉しい。 郷里にかえったところで、迎えてくれる家族はいないけれど。
ドナルドが、そうして弔ってくれようとするのが、嬉しい]
(+26) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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苦しい時は苦しいって言え。 それくらい受け止めてやる。 どうすれば苦しくなくなるか、一緒に考えてやる。
それに、何もないって言うけど、さ。 ルーツも、お前さんにゃどうでもいいものなのか?
(*32) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
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/*
ルーツは非常食だとおもってr
(-57) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[顔を覗き込むように項垂れれば 額がラルフの額にあたる 昨日 額をつけた時は暖かかったーーー それが 今はとても冷たくて >>196 の ドナルドの希望に 長くうなだれた後 こくりと]
ーーーー気休め 言わないで……
[けれど 続く言葉には 絞り出すような 掠れた声が落ちる]
(200) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[伝わる感情に、 ほろほろと涙がこぼれる。
死んでいるはずなのに、こぼれるものなのかと、どこかで鈍く考え。
ただ、フィリップたちを見ている]
(+27) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[獣として、人として。 生きる間に経たのは様々な楽観と諦観。
時として逃げて、目を逸らさなければ、とてもやり過ごせない。
大人と子供の違いなど、その自覚の有無程度に過ぎない。 ささやかで、けれどそれは遠い隔たり。
己の反応でさえ制御することを覚えたその機微は、いまだ子どもには想像もつかないかもしれない。>>199]
(201) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[ バーナバスの言葉は古傷に刺さる。 それはきっと彼の過去が 言葉に込められているからだ。 今の彼ほどに考えてあの時、他の狼に喰われてこときれそうな恋しい人を食べられなかったわけでは、ないのだが。
――誰にも、取られたくなくても。 ――もし、そうすることが、あるのなら。
泡のように弾け、声にしたのは。]
――、ホレーショー?
[ なぜ、今彼の名が、でてくるのか―― ]
(202) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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[奥底で復讐を考える。 大事なものを奪ったものに同じを。 ああ、けれど。 どうしてかを当人の口から聞きたい。 どうしてラルフが殺されねばならなかったのか。 保護者としてある大人がひとを殺した理由。
ひとの世界でいきるために 保護者に導かれ旅した日々を思う。
この獣の血が流れる限りは 大人となってもひとにはなれないのだろうか、と。]
(203) 2014/11/22(Sat) 23時頃
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