49 海の見える坂道
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ベネット君は、寂しがりなのに、寂しくても良いや、仕方ない、って諦めてしまうところがあるように思うよ。 それですっぱり、寂しくないって思い切れるなら良いけど、ちゃんと寂しがりの部分を満たしてあげても良いんじゃないかなあ。
まあ、ぼくよりよっぽど大人だからなのだろうけど。 お酒に励ましてもらうより、よほど暖かくなれると思うから、頑張ってみなよ。
[慰めてはあげるから、と笑んで首を傾ぐ。 風来坊だからこそ、探してるって言葉には頷けるものが無くもないよ、とランタンを揺らしながら]
ふふ、趣味趣向はささやかなのに。6分の1じゃ不満なのだね。 お昼寝は良いね、もう少し天候が安定したら、木の下でのお昼寝も気持ち良くなるもの。
[ちらと翳った翠を、凪いだ琥珀で見上げるのだった]
(190) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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[研磨機を動かして口を布で覆う 時折水で石を洗いながら不格好な石の角を削って行く]
ソフィアがパパの押し掛け弟子で来たのが4年前だっけ。 月日が流れるのは早いもんねー。
……ずっとここに残ってくれて、ありがとうね。 ソフィアが居なかったら私も多分お店閉めてたと思う。 私もさ、整理付けたらちょっと見聞広めに行こうかなって。
その為に、ソフィアにも物を作れるようになって欲しいのよ。 珍しい石使ったりとかさ、そういう小手先じゃなくて。 私も実力で勝負したいから。
(191) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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ネルは、セシルに、勿論、とこくり頷いて笑む。
2011/04/18(Mon) 23時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 23時頃
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もしもーし―――…あれっ。
[切れた。何も言わずに。 受話器を持ったままゾーイは考える。 いたずら電話か、何か事情があって切るしかなかったのか。
たとえば――倒れたひょうしに切れたとか]
そ、想像が暗すぎだよ! きっと間違いに気づいて恥ずかしくなって黙って切っちゃったんだよ!
(192) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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/* 今日あたり襲撃されないかなー。 しかしヨーラもきつそうだなあ、大丈夫かな?
(-43) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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―→ 『mer calme』 ――
こんにちはー! ランタン置きに来、ってあれ……ゾーイ君? お手伝いかい?
[酒場のカウンターで、受話器を手にする少女。 話し中なのかと、声は潜めて尋ねてみる
(193) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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[卵のような形の石をチタンフレームにはめ込み]
パパの知り合いにさ、 宝石商のビアンカさんって人が居るの。 その人に修行つけて貰おうかなって。
やっぱさー、この道で行こうって決めたら パパの模倣品ばっかり作ってるんじゃなくてさ、 自分の色を作品に出したいのよ。
[銀粘土を水しぶきのような形に作っていく]
ソフィアはまず模倣ぐらいは作れないとね。 パパが言ってた、作り手は初めに模倣からやるものだ、ってね。 私は10歳の時からやってるんだから、年季が違うのよ、年季が。
(194) 2011/04/18(Mon) 23時頃
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遅れた分を返上しますよ。 本当に、天気安定しないですね。 当日は雨が降らないといいけど。
[雲行きを見上げながら、ネルの話に頷いて。 ちょっと不器用そうな本屋へと、同じく慰めますよと笑む]
そのまま入ります?
[宿屋もそろそろといった頃合。 正面から箱ごと連れていくのかと二人へ問いかけた]
(195) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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ネルは、入るよー と能天気に返したとこで、にゃぁ、となにか聞こえて慌てて箱をおさえるも、そのまま突入。
2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[尋ねるまでもなく、扉を潜るネルに続いて店内へ]
こんにちわ、ゾーイちゃん。 お留守番…? オスカー君は奥かな?
[受話器片手の少女に、首を傾げつ店内を見回してみた]
(196) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[乾燥させてから形を整え、オーブンへ銀粘土を入れ焼き上げる]
一昨日サイラスとゾーイちゃんとさ。 クジラ見たの、クジラ。 綺麗だったからそれを作品に反映させようかなって。
友達でもお客さんに変わりないんだもの、 自分のできる精一杯の作品を作らなきゃね。
あー……材料費、は……ま、なんとかなるでしょ。 パパの遺作もまだ残ってるし、 それにプレミアつけて売っちゃえばどうにでもなるって。
[楽しげに笑って焼きあがった銀細工をいぶし液に浸してから クロスで丁寧に磨く]
(197) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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……痛い。
[電話をかけている最中にふらりとして倒れてしまったらしい。 口の中を切ったのか、鉄の様な味がした。
床にぶつけた肩が痛んだ。
電話をカウンターの上に戻して電話をかけ直す。] さっきはごめん。 うちに届いたランタン、運ぶの手伝ってもらえたら嬉しいなって。 明日でも、いいんだけど。
[喉も掠れて痛くて、絞り出す様なひどい声。 ちゃんと、伝わったかどうか**]
(198) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[受話器を持ったまま、聞こえた声に振り返る]
あ、ネルお姉さんにセシルお姉さん、こんにちは。 今はお留守番中で、オスカーさんはいないみたいです。
……?
[首傾げ。どこかから、にゃぁ、とかなんとか聞こえた気がして]
(199) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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/* 携帯だと25秒制限間に合わないのよね。 画面が切り替わり終わるまでに25秒ぐらい経つから。 30秒制限の方がいいかなって思ったりする今日この頃。 でも過去ログも復旧しないから多分そういうとこには着手しなさそうではある、ナナコロさん。
(-44) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 23時半頃
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居ない? 買出しにでも ……ああいや、行き違いか。
[きょろ、と酒場を見回すけれど、主人の姿は無い。 そのことにほっと息を吐きながら、持ってきたランタンを足元に置き]
じゃ、とりあえず運び込んでしまおう。 ちょっと煩くするよー。
[箱から出した時のことを考え、ベネディクトから猫箱を受け取り。 オスカーの部屋へと足を向ける。 ゾーイが首を傾げるのに、あぶないあぶない、と呟きながらも、絶対知られてはならないだろうひとではないので、そう真剣な表情でもない]
(200) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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――っわぁ!?
[裏路地に入った所で背後から肩を叩かれて 思わず素っ頓狂な声をあげてしまった]
な、なんだ。 ラルフじゃないか……誰かと思った。
[バクバクと鳴る心臓を抑えながら、ほぉお、と安堵しつつも ラルフが知るはずの無い猫の事を言い出してまた表情を凍らせる]
うぇっ!? 猫ってなんで知ってるの僕先週から隠し――
[ハッと今更の様に両手で口を抑える辺り鈍いと言うか誤魔化しの出来ない]
(201) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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後はチェーンを通せば……。 っと、ま、こんなところかしら? 気に入ってくれるかな。
[自分のネックレスと似ているけれど 微妙に違いのあるネックレスを手に満足げに頷く]
あ、そうそう、それと私明日からランタン集めするから。 もし私を訪ねて来る人がいたら、 出かけてるって伝えてくれればいいわ。
その分今夜はみっちりパパ直伝の加工法は教えるからさ。 ほら、ケーキも分けてあげたじゃない。
え、修行? うーん、色々見て、加工技術学ぶくらいだから そんな長くはないと思う。
(202) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[だけど、受話器を置いたとたんに再び鳴り出した電話が、さっきの、まるで猫のような鳴き声のことをすっぱりと忘れさせた]
もしもし、こちら「mer calme」です。 ――ああ、さっきの電話も。いえ、大丈夫です。 そっちこそ大丈夫ですか? いつもと声が違いますけど、えっと、ヨーラお姉さん?
――はい、わかりました。 えぇっと、今日はヨーラお姉さん寝たほうがいいと思うから、明日、で。 ――それじゃ、また。
[受話器を置いて、一息]
ほんとにだいじょうぶかな……
(203) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[行き違いになるほど。 ネルが置いたランタンを預かり、 ひとまずはベネットと共に適当な所へ置かせてもらうか]
あ、ゾーイちゃん受話器置かないと。 上げっぱなしだと、ね。
[首を傾げている少女は、 通話中でもなさそうなので促した]
(204) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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大体6ヶ月ぐらいじゃない? 1年もやらないわよ、私そこまで勤勉じゃないし。
[水面のような柄の石とネルから分けて貰った 珊瑚に小さな穴をあけ、麻紐を通してブレスレットに]
うん、これはこれで可愛いかな、海の感じが出てる。
……そもそも、今すぐに行くってわけでもないしね。 ソフィアに一日二日手ほどきしたぐらいで お店任せる程ずぼらでもありませんし。
色んな事に一旦ケリが付いてからの話。 ソフィアの技術の向上もその一つよ。
[ケラケラと笑って涙目のソフィアの頭を撫でる]
(205) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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ヨーランダさん? 風邪でも引いたのかな。
[置けば直ぐに鳴る電話に吃驚しながら。 ゾーイの応答で大体の察しはついて]
お酒はまた今度でもいいですよ。
[なんとなく、ベネットの翠色を見上げて一言]
(206) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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そうだねぇ…まぁ俺は子供だから。 大人なのは年齢だけだって。
[ネルの言葉には静かに笑って答えたのみ。 自覚あるがゆえに]
せめて残った6分の1の3分の1位…何分の1だろう… まぁそこらへんは幸せ追求する権利はあるよね。
[そんなこんなで到着お宿。ゾーイがいてオスカーがいなかったり、ネルにネコ箱渡したり]
(207) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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[こちらが電話に出ている間にネルお姉さんはどこかに行ったようで。 残った面々を見て困ったように笑う]
ベネお兄さんもこんにちは。
ヨーラお姉さん……うん、きっと、そうかも。
[そわそわしつつもメモ帳に「ヨーラお姉さんが、明日ランタン運びを手伝ってほしいって電話してきました」と、さらさらっと記した]
(208) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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/* うわぁん! 出遅れたー!
(-45) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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/* 何にって、墓落ちフラグ合戦にだよ! ああああ
(-46) 2011/04/18(Mon) 23時半頃
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あ、そうだ。 私が修行から帰ってきたら次ソフィアが行く?
……あ、待った、やっぱそれ無し。 ソフィアが居なくなるとご飯と掃除洗濯がきつくなる。 だって今までずっとソフィアがやってくれてたんだもん。 私無理ー。
[ソフィアを抱きしめて撫で撫で]
って事でソフィア君。 お腹が減ったからお夕飯よろしく。 デザートにお土産のイチゴはソフィアにあげるから。
[にっこりと笑ってソフィアに夕食の準備をさせに行かせる]
流石に、 ランタン集めのために休みにするわけにはいかないわよね。
(209) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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ヨーラがどうかした?風邪?
[ゾーイやセシルが見上げてきたり声かけてくるのに不思議そうに。彼女は今どこにいるんだろう?彼女の家だろうか]
一人なら…ちょっと心配だけど… 具合悪そうだった?
(210) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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失礼するよー。
[猫箱を抱えて扉の内側に背をつけば、ひとまず安心。 ほうっと息を吐き出して、箱の蓋を少し開ければ、外の空気に飢えていたのか、ひゅっと弾のように飛び出す黒い影]
こらこら。せめてオスカー君が戻るまでは、大人しくしていて欲しいのだよ。 と言っても、きみの定位置は何処なのだろうね…… ベネット君の上じゃあるまいし。
[とりあえずは、ベッドの上に載せてみる。 も、ドアを開こうとした足元に擦り寄ってきて、構えとばかりに見上げてくる]
……どうしよう? まあ、そのうちオスカー君も戻ってくるだろうけど……。
[早く戻って第2陣を運び込みたいが、猫も放っておけない。 うーん、と猫を抱えたまま考え込んでいるうちに、腕とともに頭がぽわぽわ暖かくなってきて。 ベッドに凭れたまま、突っ伏して眠りに落ちてしまった*]
(211) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/04/19(Tue) 00時頃
セシルは、ベネットの問いかけに、ゾーイの方が把握しているだろうと話を待つ
2011/04/19(Tue) 00時頃
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パパとママが死んで、私の腕を全然見て貰えなくて。 大変だった時に助けてくれたのは、 ヴェスパタイン、アンタだったよね。
[16個目のブレスレットを籠に入れると ヴェスパタインに貰ったランタンを懐かしげに見る]
家具とかの装飾もしたらいいってアドバイスくれて ランタンの装飾をやらせてくれたから良い宣伝になったし 私の腕を認めて貰えたようなものだったっけ。
恩返し、結局できなかったけど、お誕生日祝うよ。 ……でも、親しい人の死を受け入れるのはやっぱり寂しいね。
(212) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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声が……いつもと違って出しにくそうな感じでした。 あと、なぜか一回電話が切れて、もう一回かけなおしてきました。
[メモを片手にうろうろしながらベネお兄さんに応えた]
(213) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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今夜は星見酒、お邪魔してみたかったけどね。 ごめん、無理っぽい。本の残りも、後は俺やるよ。
[しまうだけなら多分何とかなる。 片づけ含まず。本当にざざっといれてしまうだけなら。 ネルも戻ってこない…というか、猫と戯れちゃってるとか?]
ん〜……セシル、その意味深な視線、 ちょっと居た堪れないです俺。
[言わんとしてることはわかる。 彼女一人なら、そりゃ見舞うものだろう。 持ってきたランタンを、適当な所に運び込んでおくと]
ごめんね、やっぱヨーラの様子見てくるから。
(214) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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ほー あの猫、隠してたのかー
[思わずオスカーから漏れた秘密を聞き逃すことはしない。 わざと周りに聞こえるような(路地裏だから誰もいないのだが)声で、言葉を繰り返す。そして満面の笑みでうんうんと頷いて、]
多分今頃、宿屋に居るんじゃないかな? 心配だったら、早く行ってあげなよ。
ああ、ジジとも仲良さそうにしてたから、 また今度、一緒に遊ばせてやってね。
[そうしてくるりと背を向け、ひらひらと手を振りながら街中へ**]
(215) 2011/04/19(Tue) 00時頃
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