……うん。
[逡巡の末に溢れた北仲の言葉に、知らずほっと表情を緩めた。>>144
それは限りなく彼女の本心なのだろうと思えたし、それでいい、と思う。
視線をそらしたら、今度は神田と目があっただろうか。彼女の静かな問いかけが、耳に届く。>>136]
……いつから、かは。
もう、数えてない。
[真っ直ぐに神田を見つめ返して、言葉を紡ぐ。
少なくとも、数える気を無くすだけの時間はここで過ごしたのだと彼女に伝わるだろうか。
けれど、続けられた言葉>>137には、しっかりと首を横に振る。]
……私、もう、一度選んだから。
二度目は、ないよ。
[優しい、言葉だと思った。だけど、自分が一番良く知っている。
つい先刻、扉の向こうへと手を伸ばして思い知った。>>@10>>@11
一度拒んだあのまばゆい光の向こうは、一度拒んでしまえばもう次はないのだと。]
(@20) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 12時頃