― 昨夜 アイリスの部屋>>484 ―
……ッ…。
[確かに、彼女の言う通りかもしれない。
少なくとも自分は、彼女にとっての『半分』を知らない。
そんな状態では、たしかに彼女が苦しんでいる理由は理解できないだろう]
………。
[下着をこすり上げられる感覚に時折声を漏らしながらも考える。
一度知れば戻れなくなるかもしれない世界…けれど、それを知れば、少しは彼女の苦しみを理解することも出来るのだろうか…?]
………純潔は…神に捧げています…。
…でも…それ以外なら…。
[本来、純潔を守るというのは、ただ処女を守ると言う意味ではないのだろうが…。
それでも、目の前の女性の言う『世界』を、少しでも理解したかった。
そこから、彼女に救いの手を差し伸べることが出来る可能性があるのなら…。
もっとも、彼女には単に好奇心にまけただけに見えるかもしれない]
(544) 2013/02/18(Mon) 18時頃