人狼議事

64 色取月の神隠し


【人】 弁士 仁右衛門

  …眠いな。

[周りの者達の会話を右から左に流しながら、遠くに見える青白い月にぼそっと呟く。
祭りの喧騒が子守唄のように聞こえてきて、くわぁと呑気に欠伸をしていると、妙な呼び名ながらも芙蓉に声を掛けられ>>383、涙目の視線を向けた。]

 ―――めがね、かぁ。はっはっ。

 君は見た目は随分大人びて見えるのに、世間知らずなのだなあ。

[眼鏡の奥の瞳が優しげに笑う。]

 なんだ、つまりだな。
 私が付けているこれが、その"眼鏡"というものなのだよ。

 そういうことで、この青二才は短絡的に私のことをそのように呼んでいるという訳だ。
 私の名は別にあるが、別にめがね、と呼んでくれても構わんよ。

[おじさん、は出来れば止めてほしいが、止めても無駄かも知れない気がして口にはしなかった。]

(433) 2011/09/13(Tue) 03時頃

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