って!
[傍から片足に鈍い痛み、といってもこの世界ではぎゅっと握られたような鈍い痛みなわけだが。を感じ、視線を足元に移すとズボンの裾あたりが赤色に染まっていた。
見れば狙ったかのように、踏みつけた敵が棘のようなものが生えた手で足に一撃食らわせていた。]
やべ削れたー!こいつ毒持ちじゃん!
[と言いながらも、ぐいと踏み抜き真上に飛び上りざまに、一発くれた敵には瀕死の一撃をお見舞いして、今度はトンと地面に着地。
HPを確認すると、削られたのは1/4程度か。これくらいでこんなに削られるのはまさに紙防御だ。
幸いステータスは通常。毒にはかからなかったものの、ちぇっと悪態ついて足を振った。
まだ飛べなくは無いが、ここはPT戦。仲間に頼ろうと、先行しすぎた足を止めてしばらくその場で待つ。
そんなわけで速さに枷がついた時の生存率は、ソロでやる時とは段違いなのだった*]
(403) 2014/06/01(Sun) 20時頃