[彼女の胸からとくとく、と鼓動が伝わって。頭を優しく撫でられれば目を細める>>346。]
ありがとう、とてもあたたかい……
いきているのだな、みんな
[彼女に薄く笑顔を見せて、デメテルは礼を言って。そして、当たり前すぎる言葉だけれど、きっとこの病院にいる人間にとっては、とても大切な言葉。ぽそり、と誰に聞かせるわけでもなく呟けば、けちんぼせんせいからの問いかけに目を向ける>>350]
……ねるは、かなしいことがあるとすぐにじぶんのへやにかえってしまうんだ
めいわくをかけておちこんでいるから、いまもかえってしまっているのかもしれない。
…いつも、でめてるをなぐさめてくれるのに、なぐさめさせてくれないんだ。
[いつも自分に見せてくれるのは笑顔だけ。彼は負の感情を見せようとはしない。その理由が、いつだか聞いた彼の病気なのはわかっているけれど。頑なに、彼は自分にそれを曝け出すを嫌がっているのもわかっていた。…本当はそれは、自分にとってとても不満な事であったけれど]
(351) 2014/06/24(Tue) 02時半頃