わ、わ、何ですの?何ですの?
[背中から出てきたツタに目をパチクリ。わくわくと何が起こるだろうと期待に満ちた瞳でライジを見つめて、ヤヘイの反対側から、ぎゅっとライジの衣服を掴む。]
きゃあああああああああああああああ!
すごいですのー!私、飛んでますのぉー!
[結構なスピードで引っ張られれば、歓声をあげて、喜ぶ。
思わず手を叩こうと一瞬手を離せば、小柄な身体はバランスを崩しかけ、ツタから抜け落ちそうになる。慌てて、ライジの服をしっかりとぎゅうううっと掴む。
手を叩けない代わりに、きゃあきゃあはしゃいで、ヤヘイと顔を見合わせ、嬉しそうに笑う。]
ちょっと、ご機嫌ななめだったのかしら?
ばいばいですのー。
[諸悪の根源であるはずなのに、ライジほどには反省など見せず、手を振れない代わりに耳をぴょこぴょこ動かして挨拶をした。]
(345) 2014/05/15(Thu) 23時半頃