[街に到着すれば、それなりに活気のあるその様子を興味深げに見つめていた。交易の街は、人が流れる。失われた音楽の影響を、見ただけでは伺い知ることは出来ない。]
あるのか、神殿。
――仕方ない、禊いでくか。
[>>249 自ら訊ねながら、答えが返ればため息を。
何せ春先の水はどう考えてもまだ冷たい]
ついでに、魔法使いの呪いについて… いや、無理か。
王宮付きの神官でも解呪はできなかった呪いが、街でどうにかなるとは思えねーし。
[その呪いの内容は、いまだ多くを語ってはいなかったか。
あの黒鳥は告げた呪いも恐らくそれで、皆に教えておくべきかは、少し迷う]
ま、北の塔の情報くらいは聞けるといいな。
[ディーンが付いてくることは当然の様子で、西南へと足を向ける。
すれ違い交わる人々を時折、物珍しげに見つめる姿は、やはりどう見ても世間知らずだったかもしれない]
(251) 2010/03/22(Mon) 16時頃