……、なんですか。
[熱の下がらない頬を隠すように、マスクの上から顔を押さえて、先ほどまで糾弾していた院長>>204にも軽く頭を下げようとして。
肩を震わせて笑いを堪えるその様子に、今度こそ露骨に、むっと眉を寄せた。]
と、にかく。
出過ぎた真似をすみませんでした!
[自棄じみて叩きつけた謝罪の言葉に心が篭っていないことは、誰が聞いても明白だろう。別に、伝わってしまっても構わないのだけれど。]
……っ、それじゃあ、デラルさんもサフィールさんも、早めに戻ってくださいよ。
[まるで追い打ちのように、笑いながら背を叩かれて>>@30。これ以上この場所に居続けるのは耐えられないとばかりに、荒々しい足取りで踵を返そうとする。
これではまるで、自分ひとりが間抜けな悪者のようだ。それはきっと、この場の人間からすれば正しかったのだろうけれど。
デメテルの保護者のように隣に立つネルにも視線をやって、文句の代わりに鼻を鳴らした。]
(210) 2014/06/22(Sun) 18時半頃