[足早に去って行くふたり>>174>>176をそのまま見送って、ほっと一息。
セシルに任せておけばローズマリーも安心だろう。今度彼女に会ったときは、本当の笑顔が見てみたいな、なんて考えて。またあの無理な笑顔をしていたら、なんて下手くそな笑顔だと叱ってやろう。]
デメテル、僕らも行こっか!
[小さな手を取って、にへらと笑う。彼女の無事も分かったし、心は穏やかである。わざわざここに足を運んでくれたことも、嬉しいと感じる。
ーー負の感情を晒したくはないのは、変わらないけれど。幼い少女が、それを不満に思っていることは知っている。だからと言って見せるわけにはいかないのだ。あんな、汚いもの。]
ちゃんと、けちんぼせんせーにお礼言った?
[常の彼女らの関係を思い出して尋ねてみたりと、とりとめもない話をしながら、廊下を進む。治療の最中、いつものように暴れることがなかったのならいいのだけど。
今日はたくさん動き回ってしまったから、特に反論がなければ、少女を自室へ送って休ませるつもりだ。
行きたい場所があるというのから、近場であれば了承はするけれど。]
(196) 2014/06/26(Thu) 21時頃