―病院―
[そんなつもりではなかった。
すぐに学校中を探して、人狼を探さなければいけなかった。
のだが、彼の状態について話していると、
そのまま付添人として救急車に同乗することとなり、
病院にきてしまった。
もはや出来ることはいっさいなく、チアキの回復を祈ること
しかできなかった。その祈りむなしく、チアキの心拍数は
低下する一方だった。
集中治療室にチアキが入ると、もうその様子もわからない。]
[そこに、ソフィアちゃんが現れる。
立って待っていた俺には気づいていない様子で、
彼女もまた祈っていた。兄を呼ぶか細い声……。>>101]
[そして集中治療室から、声が聞こえてくる。看護師さんが現れ、回復の兆しが見えたと教えてくれた。>>124
俺はほっと胸をなで下ろすとともに、
やっぱりチアキにはソフィアちゃんじゃないとダメだな、
なんて笑った。]
(174) 2018/04/02(Mon) 07時頃