[まどかの指揮が始まる前に、卒業証書>>1:318を明里さんから受け取り、舞台の真ん中へ。
そういえば祝辞を述べる人物がいないとようやく気づいた時には、華麗な進行によって飛ばされていました。>>146
自分の出番がくれば>>147、より一層を背筋をピンと伸ばします]
卒業証書。
……明里雛子。
貴方は本校において普通課程を卒業したことを証する。
[日付や校長の名前は、都合のいいように言い換えつつ、卒業証書に書かれた文言を読み上げました。
読み上げながら、私はまた泣いてしまいそうでした。ですが、声はきっと震えていません。
ようやく初めて受け持ったクラス生徒全員を送り出すことができるのだと心より嬉しかったのです。
読み上げ終わると、目の前にある顔をじっと見つめて、彼女の方へと卒業証書の向きを変え、差し出しました]
(151) 2015/12/18(Fri) 07時半頃