え、いえ私は……
[待つと言ったが逆に招かれて>>144、困惑するも、修道院なら遠慮をしていても押し問答になりそうだ、と思って、一つ会釈をして食堂に入る。]
ここは暖かいな。
[実際の気温と、人の楽し気な笑顔と、おいしそうなパイと紅茶。
暖かで幸せそうな生活を見て、独り言のようにつぶやく。そこにどんな感情があったかは、自分でも判然としない。
自分がこれからしようとする話は、楽しいお茶の時間にふさわしくない話なのだが、と思い、皆の賑わいから離れた席にメルヤとともに着く。
周りには聞こえないよう気を使って小さな声で質問を始める。]
この修道院では、旅人の宿泊を受け入れているか?
いるならば、ここ数日で旅立った者がいるか、聞きたいのだが。
[抑えてはいるが、詰問調になってしまい、そのつもりはないのに聞いている人には責められているように感じられたかもしれない。]
(146) 2016/11/13(Sun) 16時頃